浪江なみええき

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浪江なみええき
駅舎えきしゃ(2022ねん4がつ
なみえ
Namie
双葉ふたば (4.9 km)
(4.9 km) 桃内ももうち
地図
福島ふくしまけん双葉ふたばぐん浪江なみえまち大字だいじ権現堂ごんげんどう塚越つかこし8[1]
北緯ほくい3729ふん31.7びょう 東経とうけい14059ふん24.1びょう / 北緯ほくい37.492139 東経とうけい140.990028 / 37.492139; 140.990028座標ざひょう: 北緯ほくい3729ふん31.7びょう 東経とうけい14059ふん24.1びょう / 北緯ほくい37.492139 東経とうけい140.990028 / 37.492139; 140.990028
所属しょぞく事業じぎょうしゃ 東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう(JR東日本ひがしにっぽん
所属しょぞく路線ろせん 常磐線じょうばんせん
キロほど 268.6 km(日暮里にっぽり起点きてん
電報でんぽう略号りゃくごう ナエ
えき構造こうぞう 地上ちじょうえき
ホーム 2めん3せん[1]
乗車じょうしゃ人員じんいん
-統計とうけい年度ねんど-
24にん/降車こうしゃきゃくふくまず)
-2018ねん-
開業かいぎょう年月日ねんがっぴ 1898ねん明治めいじ31ねん8がつ23にち[1]
備考びこう 無人むじんえき乗車じょうしゃえき証明しょうめいしょ発行はっこう ゆう
Smart Station for EXPRESS導入どうにゅうえき[報道ほうどう 1]
はなせる指定していせき券売けんばい設置せっちえき[報道ほうどう 1]
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浪江なみええき(なみええき)は、福島ふくしまけん双葉ふたばぐん浪江なみえまち大字だいじ権現堂ごんげんどう(ごんげんどう)塚越つかこし(つかのこし)にある、東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう(JR東日本ひがしにっぽん常磐線じょうばんせんえきである[1]

とうえき以南いなん東京とうきょう近郊きんこう区間くかんはいる。なお、とうえき常磐線じょうばんせん系統けいとうでは東京とうきょう近郊きんこう区間くかん末端まったんにあたり、東京とうきょうえきから在来ざいらいせんSuicaのSFが使つかえる営業えいぎょうキロじょうではもっととおえきとなっていると同時どうじ首都しゅとけんのSuicaエリアでもっときた位置いちするえきでもある。

歴史れきし[編集へんしゅう]

えき構造こうぞう[編集へんしゅう]

2めん3せんホーム地上ちじょうえきである[1]駅舎えきしゃとホームは跨線橋こせんきょう連絡れんらくしている。10りょう編成へんせい特急とっきゅう列車れっしゃ停車ていしゃするため、ホームの有効ゆうこうちょうながい。2020ねん7がつにはE531けい乗車じょうしゃこうわせるかたちでホームが嵩上かさあげされ、乗降じょうこうかんしてはバリアフリーされた。

Smart Station for EXPRESS」を導入どうにゅうしている原ノ町はらのまち統括とうかつセンター(原ノ町はらのまちえき管理かんり無人むじんえきである[報道ほうどう 1]一部いちぶ時間じかんたい券売けんばいはなせる指定していせき券売けんばい)の稼働かどう停止ていししているため、乗車じょうしゃえき証明しょうめいしょ発行はっこうしたうえでの乗車じょうしゃとなる。震災しんさいまえまでは終日しゅうじつ社員しゃいん配置はいち直営ちょくえいえきみどりの窓口まどぐち設置せっちしていたが、2017ねん4がつ1にち再開さいかいはみどりの窓口まどぐち設置せっちせず、そのわりに指定していせき券売けんばい設置せっちされ[注釈ちゅうしゃく 2]2020ねん3月14にちよりはなせる指定していせき券売けんばいSuica対応たいおう新型しんがた自動じどう券売けんばい簡易かんいSuica改札かいさつ設置せっちされ無人むじんされた[報道ほうどう 1]

のりば[編集へんしゅう]

番線ばんせん 路線ろせん 方向ほうこう 行先ゆくさき
1 常磐線じょうばんせん のぼ いわき水戸みと上野うえの方面ほうめん[6]
2 くだ 原ノ町はらのまち相馬そうま仙台せんだい方面ほうめん[6]
3 のぼ いわき・水戸みと上野うえの方面ほうめん[6]
くだ 原ノ町はらのまち相馬そうま仙台せんだい方面ほうめん[6]

利用りようじょうきょう[編集へんしゅう]

JR東日本ひがしにっぽんによると、2000年度ねんど平成へいせい12年度ねんど)- 2018年度ねんど平成へいせい30年度ねんど)の1にち平均へいきん乗車じょうしゃ人員じんいん推移すいい以下いかのとおりであった。

乗車じょうしゃ人員じんいん推移すいい
年度ねんど 1にち平均へいきん
乗車じょうしゃ人員じんいん
備考びこう 出典しゅってん
2000ねん平成へいせい12ねん 1,057   [利用りよう客数きゃくすう 1]
2001ねん平成へいせい13ねん 1,061   [利用りよう客数きゃくすう 2]
2002ねん平成へいせい14ねん 1,008   [利用りよう客数きゃくすう 3]
2003ねん平成へいせい15ねん 1,011   [利用りよう客数きゃくすう 4]
2004ねん平成へいせい16ねん 921   [利用りよう客数きゃくすう 5]
2005ねん平成へいせい17ねん 904   [利用りよう客数きゃくすう 6]
2006ねん平成へいせい18ねん 839   [利用りよう客数きゃくすう 7]
2007ねん平成へいせい19ねん 836   [利用りよう客数きゃくすう 8]
2008ねん平成へいせい20ねん 826   [利用りよう客数きゃくすう 9]
2009ねん平成へいせい21ねん 792   [利用りよう客数きゃくすう 10]
2010ねん平成へいせい22ねん 734   [利用りよう客数きゃくすう 11]
2011ねん平成へいせい23ねん 営業えいぎょう休止きゅうし 2011ねん3がつ11にち以降いこう
原発げんぱつ事故じこにより
営業えいぎょう休止きゅうし
 
2012ねん平成へいせい24ねん  
2013ねん平成へいせい25ねん  
2014ねん平成へいせい26ねん  
2015ねん平成へいせい27ねん  
2016ねん平成へいせい28ねん  
2017ねん平成へいせい29ねん 18 4がつ1にち営業えいぎょう再開さいかい [利用りよう客数きゃくすう 12]
2018ねん平成へいせい30ねん 24   [利用りよう客数きゃくすう 13]

えき周辺しゅうへん[編集へんしゅう]

浪江なみえまちは、はまどおよるもり以北いほくなかでは、相馬そうまみなみ相馬そうま規模きぼまちであり、えき周辺しゅうへん商店しょうてんひろがっている。とうえき周辺しゅうへん福島ふくしまだいいち原子力げんしりょく発電はつでんしょ事故じこ以降いこう2013ねん平成へいせい25ねん4がつ1にち警戒けいかい区域くいき再編さいへんにより避難ひなん指示しじ解除かいじょ準備じゅんび区域くいき移行いこう自由じゆう可能かのう宿泊しゅくはく禁止きんし)となったのち、2017ねん平成へいせい29ねん)3がつ31にち避難ひなん指示しじ解除かいじょされた。

バス路線ろせん[編集へんしゅう]

となりえき[編集へんしゅう]

東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう(JR東日本ひがしにっぽん
常磐線じょうばんせん
  • 特急とっきゅうひたち停車駅ていしゃえき
普通ふつう
双葉ふたばえき - 浪江なみええき - 桃内ももないえき

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

記事きじ本文ほんぶん[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 桃内ももないえきはSuicaエリアがい小高おたかえき以北いほくはSuica仙台せんだいエリアとなるが[5]、エリアをまたいで使つかうことはできない。
  2. ^ JR東日本ひがしにっぽん浪江なみええきHPより

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c d e f g 週刊しゅうかん JRぜんえきぜん車両しゃりょう基地きち』 50ごう 郡山こおりやまえき会津若松あいづわかまつえき三春みはるえきほか、朝日新聞あさひしんぶん出版しゅっぱん週刊しゅうかん朝日あさひ百科ひゃっか〉、2013ねん8がつ4にち、21ぺーじ 
  2. ^ a b c d 石野いしのあきらへん)『停車場ていしゃじょう変遷へんせんだい事典じてん 国鉄こくてつ・JRへん Ⅱ』(初版しょはんJTB、1998ねん10がつ1にち、435ぺーじISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ JR常磐線じょうばんせん富岡とみおかえき浪江なみええき一部いちぶ原ノ町はらのまちえきあいだ)・代行だいこうバス時刻じこくひょう ※運行うんこう期間きかん 平成へいせい29ねん10がつ21にち)~” (PDF). 東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう水戸みと支社ししゃ. 2017ねん10がつ1にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2019ねん10がつ29にち閲覧えつらん
  4. ^ 首都しゅとけんエリア|利用りよう可能かのうエリア|Suica - 東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう. 2020ねん4がつ24にち閲覧えつらん.
  5. ^ 仙台せんだいエリア|利用りよう可能かのうエリア|Suica - 東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう. 2020ねん4がつ24にち閲覧えつらん.
  6. ^ a b c d えき構内こうない浪江なみええき”. 東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう. 2020ねん3がつ14にち閲覧えつらん

報道ほうどう発表はっぴょう資料しりょう[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c d e f g h 常磐ときわせん富岡とみおかえき浪江なみええきあいだ)の運転うんてん再開さいかいおよびおトクなきっぷの発売はつばいとうについて』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう水戸みと支社ししゃ、2020ねん1がつ17にちオリジナルの2020ねん2がつ28にち時点じてんにおけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200228213532/http://www.jrmito.com/press/200117/press_02.pdf2020ねん3がつ22にち閲覧えつらん 
  2. ^ 列車れっしゃ代行だいこうバス浪江なみええき停車ていしゃについて”. 東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう水戸みと支社ししゃ (2017ねん1がつ30にち). 2017ねん1がつ30にち閲覧えつらん
  3. ^ 富岡とみおかまち浪江なみえまち避難ひなん指示しじ解除かいじょともな常磐ときわせん運行うんこうについて』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう水戸みと支社ししゃ、2017ねん3がつ10日とおかオリジナルの2019ねん1がつ21にち時点じてんにおけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20190121175158/http://www.jrmito.com/press/170310/press_01.pdf2020ねん1がつ20日はつか閲覧えつらん 
  4. ^ 常磐ときわせん富岡とみおかえき浪江なみええきあいだ)の試運転しうんてん実施じっしについて』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう水戸みと支社ししゃ、2019ねん12月4にちオリジナルの2019ねん12月6にち時点じてんにおけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20191206134410/http://www.jrmito.com/press/191204/press_01.pdf2020ねん1がつ22にち閲覧えつらん 
  5. ^ 日本にっぽんはつ!えき水産すいさん養殖ようしょく サステイナブルな地域ちいき産業さんぎょう活性かっせい目指めざしJR常磐線じょうばんせん浪江なみええき陸上りくじょう養殖ようしょく実証じっしょう実験じっけんをスタート! 〜JR東日本ひがしにっぽんスタートアップとARKで資本しほん業務ぎょうむ提携ていけい締結ていけつ』(PDF)(プレスリリース)JR東日本ひがしにっぽんスタートアップ/ARK/東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう水戸みと支社ししゃ、2022ねん2がつ9にちオリジナルの2022ねん2がつ11にち時点じてんにおけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20220211114114/https://www.jreast.co.jp/press/2021/mito/20220209_mt01.pdf2022ねん2がつ13にち閲覧えつらん 

新聞しんぶん記事きじ[編集へんしゅう]

  1. ^ “JR常磐ときわせんが3月14にち全線ぜんせん復旧ふっきゅう 震災しんさい不通ふつう最後さいご区間くかん再開さいかい. 共同通信きょうどうつうしん. (2019ねん12月14にち). オリジナルの2019ねん12月14にち時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20191214071900/https://this.kiji.is/578413828761355361?c=39546741839462401 2019ねん12月14にち閲覧えつらん 
  2. ^ 常磐線じょうばんせん・3月14にち全線ぜんせん復旧ふっきゅう 特急とっきゅうひたち3往復おうふく普通ふつう列車れっしゃ11往復おうふく. 福島民友新聞ふくしまみんゆうしんぶん. (2020ねん1がつ18にち). オリジナルの2020ねん1がつ18にち時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200118045110/https://www.minyu-net.com/news/news/FM20200118-451477.php 2020ねん1がつ21にち閲覧えつらん 
  3. ^ 浪江なみええきで「エビ養殖ようしょく開始かいし 鉄道てつどう敷地しきちない国内こくないはつ成育せいいくなど検証けんしょう. 福島民友新聞ふくしまみんゆうしんぶん. (2022ねん4がつ1にち). オリジナルの2022ねん4がつ2にち時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220402074403/https://www.minyu-net.com/news/news/FM20220401-695008.php 2022ねん4がつ2にち閲覧えつらん 

利用りようじょうきょう[編集へんしゅう]

  1. ^ 各駅かくえき乗車じょうしゃ人員じんいん(2000年度ねんど”. 東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう. 2019ねん3がつ3にち閲覧えつらん
  2. ^ 各駅かくえき乗車じょうしゃ人員じんいん(2001年度ねんど”. 東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう. 2019ねん3がつ3にち閲覧えつらん
  3. ^ 各駅かくえき乗車じょうしゃ人員じんいん(2002年度ねんど”. 東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう. 2019ねん3がつ3にち閲覧えつらん
  4. ^ 各駅かくえき乗車じょうしゃ人員じんいん(2003年度ねんど”. 東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう. 2019ねん3がつ3にち閲覧えつらん
  5. ^ 各駅かくえき乗車じょうしゃ人員じんいん(2004年度ねんど”. 東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう. 2019ねん3がつ3にち閲覧えつらん
  6. ^ 各駅かくえき乗車じょうしゃ人員じんいん(2005年度ねんど”. 東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう. 2019ねん3がつ3にち閲覧えつらん
  7. ^ 各駅かくえき乗車じょうしゃ人員じんいん(2006年度ねんど”. 東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう. 2019ねん3がつ3にち閲覧えつらん
  8. ^ 各駅かくえき乗車じょうしゃ人員じんいん(2007年度ねんど”. 東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう. 2019ねん3がつ3にち閲覧えつらん
  9. ^ 各駅かくえき乗車じょうしゃ人員じんいん(2008年度ねんど”. 東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう. 2019ねん3がつ3にち閲覧えつらん
  10. ^ 各駅かくえき乗車じょうしゃ人員じんいん(2009年度ねんど”. 東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう. 2019ねん3がつ3にち閲覧えつらん
  11. ^ 各駅かくえき乗車じょうしゃ人員じんいん(2010年度ねんど”. 東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう. 2019ねん3がつ3にち閲覧えつらん
  12. ^ 各駅かくえき乗車じょうしゃ人員じんいん(2017年度ねんど”. 東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう. 2019ねん3がつ3にち閲覧えつらん
  13. ^ 各駅かくえき乗車じょうしゃ人員じんいん(2018年度ねんど”. 東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう. 2019ねん7がつ6にち閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]