(Translated by https://www.hiragana.jp/)
競輪の競走格付け - Wikipedia コンテンツにスキップ

競輪けいりん競走きょうそう格付かくづ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
特別とくべつ競輪けいりんから転送てんそう

競輪けいりん競走きょうそう格付かくづ(けいりんのきょうそうかくづけ)では、日本にっぽんにおける競輪けいりん競走きょうそう格付かくづけについて解説かいせつする。

競走きょうそうのランク

[編集へんしゅう]

日本にっぽん競輪けいりん競走きょうそう格付かくづけには2001ねんよりグレードせい採用さいようされており、以下いかしめじゅんで6段階だんかいにランクけされる。なおGI・GII・GIII・FI・FIIの本来ほんらい数字すうじ表記ひょうきローマ数字すうじによる。

  • GP
  • GI(G1)
  • GII(G2)
  • GIII(G3)
  • FI(F1)
  • FII(F2)

上記じょうきうち、GP・GI・GII・GIII(以下いか「グレードレース」)は、男子だんしではSきゅう選手せんしゅのみが出場しゅつじょうできる(ヤンググランプリをのぞく)。また、規程きていにより記念きねん競輪けいりんなど4日間にちかん以上いじょうせいのグレードレースの開催かいさい原則げんそくとして1競輪けいりんじょう年間ねんかん1せつのみというめがあるが、ガールズケイリンでのGI、GIIサマーナイトフェスティバルやGIIIナイター競走きょうそうなどの3日間にちかんせいグレードレースにおいては規程きてい対象たいしょうがいであり、記念きねん競輪けいりんなどのグレードレースとはべつおな年度ねんど開催かいさいすることができる。特記とっきなきグレードレースは9しゃてで実施じっしされる。

千葉ちばJPFドームおこなわれる250競走きょうそうPIST6」においては上記じょうきのグレードは採用さいようされておらず、PIST6のなかでも競走きょうそう格付かくづけの区分くわけはされていない。

以下いか、♥マークはガールズケイリンでの競走きょうそう

競輪けいりんさいおよ競輪けいりんさい女子じょし王座おうざせん小倉おぐらでの固定こてい開催かいさい、それ以外いがいまわり(開催かいさい毎回まいかい変動へんどう)。ただし、高松宮たかまつのみや記念きねんはいまわりとなって以降いこう岸和田きしわだでの開催かいさいもっとおおい。また、寬仁かんじん親王しんのうぱい前橋まえばしでの開催かいさいもっとおおい。

男女だんじょともGI競走きょうそう優勝ゆうしょうすると、同年どうねんのGPの出走しゅっそうけん獲得かくとくできる[1]。また、男子だんし同年どうねんまつから翌年よくねんまつの1年間ねんかんにおいてSきゅうSはん在籍ざいせきとなり、翌年よくねんぜんGI競走きょうそう出場しゅつじょうけんることができるほか、公休こうきゅう制度せいど適用てきようされるなど優遇ゆうぐうされる。女子じょし前年ぜんねんのガールズグランプリで3ちゃく以内いないとなると、翌年よくねんぜんGI競走きょうそう出場しゅつじょうけんることができる(いずれも選考せんこう除外じょがいされるなどのペナルティをけた場合ばあいのぞく)。

ほかにも、男子だんし開催かいさいSきゅう1はん在籍ざいせき条件じょうけんに、どういち大会たいかい過去かこ3かい以上いじょう優勝ゆうしょうした選手せんしゅについては無条件むじょうけん出場しゅつじょうけんることができる。また、女子じょし前年ぜんねんのガールズグランプリで3ちゃく以内いないとなると、オールガールズクラシックにおいて初日しょにち優秀ゆうしゅう競走きょうそう「ティアラカップ」に出走しゅっそうできる(自動的じどうてきに2にち準決勝じゅんけっしょう進出しんしゅつ権利けんり獲得かくとく[2]。さらに、男女だんじょともナショナルチーム所属しょぞくのため選考せんこう対象たいしょう期間きかんちゅう最低さいてい出走しゅっそう回数かいすうたさない場合ばあいであっても、条件じょうけんたせば出場しゅつじょうできるようになっている。

男子だんしせん
競走きょうそうめい 開催かいさい時期じき 日数にっすう 出場しゅつじょう資格しかく選抜せんばつ方法ほうほう
読売新聞社よみうりしんぶんしゃはい全日本ぜんにほん選抜せんばつ競輪けいりん 2がつ 4日間にちかん 登録とうろくかく都道府県とどうふけん)で競走きょうそう得点とくてんだい1選手せんしゅかい所属しょぞく地区ちく競走きょうそう得点とくてんだい1だい3
日本にっぽん選手権せんしゅけん競輪けいりん 5月 6日間にちかん 獲得かくとく賞金しょうきんじゅん
高松宮たかまつのみや記念きねんはい競輪けいりん 6がつ 6日間にちかん 東日本ひがしにっぽん西日本にしにほんそれぞれ競走きょうそう得点とくてん上位じょういしゃ
オールスター競輪けいりん 8がつ 6日間にちかん ファン投票とうひょう上位じょうい50めいとその競走きょうそう得点とくてん上位じょういしゃ選考せんこう委員いいんかい推薦すいせんしゃ
寬仁かんじん親王しんのうぱい世界せかい選手権せんしゅけん記念きねんトーナメント 10月 4日間にちかん オリンピックトラック種目しゅもく代表だいひょうしゃ世界せかい選手権せんしゅけんトラック種目しゅもく代表だいひょうしゃ実績じっせきしゃ全日本ぜんにほんプロ選手権せんしゅけん自転車じてんしゃ競技きょうぎ大会たいかい出場しゅつじょうしゃ
朝日新聞社あさひしんぶんしゃはい競輪けいりんさい 11月 6日間にちかん サマーナイトフェスティバル決勝けっしょう進出しんしゅつしゃ、4にちせいGIIIの3ちゃくない回数かいすう上位じょういしゃ
ガールズケイリン
ガールズケイリンでは28めい以上いじょう参加さんか大会たいかいをGIとしている。
競走きょうそうめい 開催かいさい時期じき 日数にっすう 出場しゅつじょう資格しかく選抜せんばつ方法ほうほう 備考びこう
オールガールズクラシック 4がつ[3] 3日間にちかん 獲得かくとく賞金しょうきんじゅん GIとしては各日かくじつ後半こうはんに6レースせい。ほか、前半ぜんはん6レースで通常つうじょうのあっせんによるガールズケイリン(FII)を3トーナメント同時どうじ実施じっし
パールカップ 6がつ 3日間にちかん 東日本ひがしにっぽん西日本にしにほんそれぞれ競走きょうそう得点とくてん上位じょういしゃ 1にち4レースせい高松宮たかまつのみや記念きねんはい競輪けいりん前半ぜんはん3日間にちかん実施じっし
競輪けいりんさい女子じょし王座おうざせん 11月 3日間にちかん 単発たんぱつせんのぞ決勝けっしょう3ちゃくない回数かいすう上位じょういしゃ 1にち4レースせい朝日新聞社あさひしんぶんしゃはい競輪けいりんさい前半ぜんはん3日間にちかん実施じっし

ヤンググランプリをのぞき、SきゅうSはん在籍ざいせきしゃ選抜せんばつランキングに関係かんけいなく出場しゅつじょうできる。GI同様どうようぜんSきゅう選手せんしゅから出場しゅつじょう資格しかく選抜せんばつするが、FI開催かいさい成績せいせき選考せんこうにあたって重視じゅうしされる。

競走きょうそうめい 開催かいさい時期じき 日数にっすう 出場しゅつじょう資格しかく選抜せんばつ方法ほうほう 備考びこう
ウィナーズカップ 3がつ 4日間にちかん 1ちゃく回数かいすう上位じょうい30めい、FI開催かいさい決勝けっしょうの3ちゃくない回数かいすう上位じょういしゃ
サマーナイトフェスティバル 7がつ 3日間にちかん GI・GII優勝ゆうしょうしゃ、FI優勝ゆうしょう回数かいすう上位じょうい ナイター開催かいさい実施じっし
共同通信社きょうどうつうしんしゃはい競輪けいりん 9月 4日間にちかん デビュー9ねんまでの選手せんしゅ競走きょうそう得点とくてん上位じょうい25めい、FI開催かいさい決勝けっしょうの3ちゃくない回数かいすう上位じょういしゃ
ヤンググランプリ 12月 1レース デビュー3ねんまでの選手せんしゅ競走きょうそう得点とくてん上位じょうい9めい(Aきゅう在籍ざいせき選手せんしゅ出場しゅつじょう KEIRINグランプリシリーズ初日しょにち実施じっし

GIII(G3)

[編集へんしゅう]

GIII以下いかJKA あっせんにより選手せんしゅられ開催かいさいされる。SきゅうSはん選手せんしゅは、基本きほんてきにGIII以上いじょう開催かいさいのみの出走しゅっそうとなる。

GIIIは下記かき種類しゅるいかれるが、そのなかでは開設かいせつ記念きねん競輪けいりんいちたかいグレードとしてあつかわれ、優勝ゆうしょう賞金しょうきんもGIIIのなか高額こうがくとなる。

  • かく競輪けいりんじょう開設かいせつ記念きねん競輪けいりん随時ずいじ) - かく競輪けいりんじょうごとに1年度ねんど(4がつから翌年よくねん3がつ)1せつ4日間にちかんただし4日間にちかん以上いじょうのGIおよびGIIを開催かいさいする競輪けいりんじょうのぞく。かなら競輪けいりんさい開催かいさいおこなわれる小倉こくら競輪けいりんじょうでは実施じっしされない。また年度ねんどとおしてきゅう催をする競輪けいりんじょう主催しゅさいしゃは、競輪けいりんじょうげて実施じっしする。GIIIとしてはSきゅう男子だんし選手せんしゅのみの12レースせい開催かいさいであるが、最終さいしゅう単発たんぱつレースの「レインボーカップ」「ルーキーチャンピオンレース」「ルーキーシリーズプラス」「ガールズフレッシュクイーン」がおこなわれる開催かいさいとしすうかいおこなわれる(その場合ばあい最終さいしゅうのみGIIIとしては11レースせいとなり、あふれる1レースぶん9めい最終さいしゅうまえ帰郷ききょうとなる)。
  • ナイターGIII競走きょうそう - 2017年度ねんどから開設かいせつ記念きねん競輪けいりんとはべつに4にちせい開催かいさい原則げんそくとして開設かいせつ記念きねん競輪けいりんをナイター開催かいさいおこなった競輪けいりんじょう実施じっしでき、したがってこの開催かいさい競輪けいりんじょうは1年度ねんどで2開催かいさいのGIII競走きょうそう実施じっしすることになる。2017年度ねんど川崎かわさきで、2018年度ねんど川崎かわさき函館はこだてで、2019年度ねんど川崎かわさき四日市よっかいちで、2020年度ねんど函館はこだて松戸まつどで、2021年度ねんど川崎かわさき前橋まえばし四日市よっかいちで、2022年度ねんど函館はこだて松戸まつど松山まつやまで、2023年度ねんど京王けいおうかく伊東いとう温泉おんせん四日市よっかいちで、2024年度ねんど函館はこだて四日市よっかいち別府べっぷでそれぞれ1せつずつ開催かいさい。この「ナイターGIII」は9レースせいで、あわせてガールズケイリン3レース開催かいさい実施じっしするが、ガールズはGIIIあつかいとはならないひら開催かいさいとして実施じっしされる。
  • 施設しせつ整備せいびとう協賛きょうさん競輪けいりん - 2021年度ねんどから2026ねんまでの6年間ねんかん限定げんてい開催かいさい。1せつ4日間にちかんで、2023・2024年度ねんどは3せつ実施じっしされる。男子だんし選手せんしゅのみの12レースせい開催かいさい
  • 大阪おおさか関西かんさい万博ばんぱく協賛きょうさん競輪けいりんかく年度ねんどだい1かい) - 2021ねんから2025ねんまでの5年間ねんかん限定げんてい開催かいさい。1せつ4日間にちかんで、2023・2024年度ねんどは3せつ実施じっしされる。男子だんし選手せんしゅのみの12レースせい開催かいさい

ナイター・施設しせつ整備せいび協賛きょうさん万博ばんぱく協賛きょうさん競輪けいりんは、基本きほんてきにGI・GIIの前週ぜんしゅうおよ年度ねんどまつしゅう)におこなわれ、SきゅうSはんふくめたそのGI・GIIの出場しゅつじょう選手せんしゅ斡旋あっせんされない。またこれらのGIIIは同日どうじつ開催かいさいおこなわれることもあり、2024年度ねんどは3開催かいさい万博ばんぱく協賛きょうさんをデイで、そのナイターGIIIをおこなうスケジュールとなる。なお、ナイターGIIIにも万博ばんぱく協賛きょうさんかんむりけて開催かいさいされることがあるが、上述じょうじゅつ説明せつめいのようにナイターGIIIと万博ばんぱく協賛きょうさんGIIIは番組ばんぐみとして別物べつものであり、賞金しょうきんことなる。

  • ミッドナイトGIII競走きょうそう - 2024年度ねんどから開設かいせつ記念きねん競輪けいりんとはべつ3にちせい開催かいさいどう年度ねんどは、佐世保させぼ小松島こまつしまでそれぞれ1せつずつ開催かいさい。この「ミッドナイトGIII」は7しゃて7レースせいで、あわせてガールズケイリン2レース開催かいさい実施じっしするが、ガールズはGIIIあつかいとはならないひら開催かいさいとして実施じっしされる[4][5]
  • 各地かくちのSきゅうシリーズ(随時ずいじ) - 基本きほんてきに3日間にちかん[6]。Sきゅうせんは5レースまたは7レースせいで、そのほかはAきゅう1・2はんせんおこなわれ、またガールズケイリンがおこなわれる開催かいさいもある。7しゃてで実施じっし
  • 大阪おおさか関西かんさい万博ばんぱく協賛きょうさん競輪けいりんかく年度ねんどだい2かい) - 2021年度ねんどから2025年度ねんどまでの5年間ねんかん限定げんてい開催かいさい。1年度ねんど1せつ4日間にちかん、GIIIとなる開催かいさいべつ格付かくづけはFIにて開催かいさいされるものであり、競走きょうそう得点とくてん通常つうじょうのFI開催かいさいおなじだが賞金しょうきん通常つうじょうのFI開催かいさいよりひく設定せっていとなる。7しゃてで実施じっし
  • 寺内てらうち大吉だいきち記念きねんはい競輪けいりんかく年度ねんど) - 毎年まいとし12がつ28にち - 30にちの3日間にちかんで、KEIRINグランプリシリーズのアンダーカードとして実施じっし各日かくじつ最終さいしゅうレース(だい11レース)のまえだい1レース - だい10レースにて9しゃてで実施じっし

特記とっき事項じこう開催かいさいは7しゃてで実施じっし

  • 各地かくちのAきゅう限定げんてい競輪けいりん随時ずいじ 3日間にちかん) - 男子だんしせんはAきゅう選手せんしゅのみのトーナメント。ぞくひらめ(ヒラ)開催かいさいともばれ、開催かいさいもっとおお競輪けいりん
    • 昼間ひるまおよびナイター開催かいさいでは、Aきゅう3はん所属しょぞく選手せんしゅによるチャレンジレース5レースとAきゅう1・2はん所属しょぞく選手せんしゅによるレース(5または7レース)で構成こうせいされる。ガールズケイリン同時どうじ開催かいさい場合ばあい後者こうしゃが5レースとなる。
    • 2007年度ねんどまでは原則げんそくとして10レース編成へんせい。2011ねんまでは原則げんそくとして12レース編成へんせい、また決勝けっしょうレースがこれまでの1つから2つにやされた。うち前半ぜんはん5レースがチャレンジレースとして、Aきゅう3はん所属しょぞくする選手せんしゅのレース、後半こうはん7レースはAきゅう2はん以上いじょうのクラスの選手せんしゅによるレースにけた。なお、2012ねんからはAきゅうチャレンジレースは9しゃてから7しゃてに変更へんこう、2013ねん3がつまではAきゅう2はん以上いじょうのレースすうが7レースから6レースに、2013ねん4がつからはAきゅう2はん以上いじょうのレースすうが6レースから5レースに変更へんこうされた。また、2012ねん7がつ以降いこうのガールズケイリン開催かいさいはAきゅう2はん以上いじょう・Aきゅう3はんとも5レースずつ、ガールズケイリン2レースのぜん12レースの構成こうせい開催かいさいとなる。
  • 全日本ぜんにほんプロ選手権せんしゅけん自転車じてんしゃ競技きょうぎ大会たいかい記念きねん競輪けいりん全日本ぜんにほんプロ選手権せんしゅけん自転車じてんしゃ競技きょうぎ大会たいかい前日ぜんじつ、2005年度ねんどから2日間にちかん開催かいさい) - Sきゅうのみ。9しゃてで実施じっし
  • ルーキーチャンピオンレースわかわししょう) - 1レース1はつ勝負しょうぶのSAオープンせん。3月のいずれかのGIII開催かいさいおこなわれ、9しゃてで実施じっし
  • ガールズ フレッシュクイーン2019ねんより)1レース1はつ勝負しょうぶ。4月のいずれかのGIII開催かいさいおこなわれるが、2025ねんよりウィナーズカップ最終さいしゅう実施じっし
  • ルーキーシリーズプラス - 本格ほんかくデビューまえおこなわれるルーキーシリーズの上位じょういしゃによりおこなわれるレース。2024ねんまでは、9月〜10月に男子だんし2レース、女子じょし1レースがGIII開催かいさいおこなわれる。2025ねんより女子じょしオールスター競輪けいりん開催かいさいにて、男子だんしは2レースせい3日間にちかん女子じょし最終さいしゅう単発たんぱつレースでおこなわれる予定よてい。7しゃてで実施じっし
  • レインボーカップシリーズ(シリーズのながれについては競輪けいりん選手せんしゅ#選手せんしゅのクラス参照さんしょう) - 9しゃてで実施じっし
  • ミッドナイト競輪けいりん2011ねんより) 7レースせい(3じょう同時どうじ開催かいさい)または9レースせい開催かいさいすうすくないがSきゅうせんおこなわれるミッドナイト競輪けいりんもあり、この場合ばあい格付かくづけはFIとなるが、先述せんじゅつとおり2024年度ねんどよりGIIIも実施じっしする。
    • ミッドナイトフィナーレ(2018ねんから2022ねん)。12月29にち - 31にち開催かいさいされるいずれかのミッドナイト競輪けいりんのうち、3日間にちかんそれぞれ最終さいしゅうレース(初日しょにちはAきゅう3はんチャレンジせん、2にちはAきゅう1・2はんせん最終さいしゅうはガールズケイリン)で実施じっしした。なお、2023ねんからは一発いっぱつ勝負しょうぶめ、2じょうともに3日間にちかん開催かいさいがミッドナイトフィナーレとされた。
  • モーニング競輪けいりん2012ねんより) - 基本きほんてきに7レースせいだが、9レースせいないし12レースせいおこな開催かいさいもある。
  • ガールズケイリンコレクション2013ねんから2024ねん3がつ
  • ガールズケイリンフェスティバル2014ねんより2024ねん) - ナイター競走きょうそう、3日間にちかん(サマーナイトフェスティバルと同時どうじ開催かいさい
  • KEIRIN EVOLUTION(2014ねん - 2019ねん休止きゅうしあつかい) - Sきゅうのみ
  • Sきゅうブロックセブン(2017ねん - 2020ねん休止きゅうしあつかい) - Sきゅうのみ
  • 女子じょしオールスター競輪けいりん2024ねんより) - ナイター競走きょうそう、3日間にちかん同年どうねんのみオールスター競輪けいりん同時どうじ開催かいさい2025ねんよりGIに格上かくあげして、単独たんどく開催かいさい移行いこう

特別とくべつ競輪けいりん

[編集へんしゅう]

特別とくべつ競輪けいりん」は2001ねんのグレードせい採用さいよう以前いぜんから使つかわれていた用語ようごであり、「じゅん特別とくべつ競輪けいりん」はかつて開催かいさいされていた新人しんじんおう決定けってい競輪けいりんから使つかわれていた用語ようごである。それがグレードせい表記ひょうき採用さいようした現在げんざいでも頻度ひんどったとは並存へいそんして使つかわれていることから、意味合いみあいが曖昧あいまい使つかわれることが時折ときおり見受みうけられる。

グレードせい施行しこう以前いぜんは、現在げんざいのGI格付かくづけに相当そうとうするレースが「特別とくべつ競輪けいりん」とばれていた(競輪けいりんさい実施じっしされていた新人しんじんおうせん特別とくべつ競輪けいりんふくまれる)ほか、GP(KEIRINグランプリ)が「特別とくべつ競走きょうそう」、ともにGII格付かくづけである共同通信社きょうどうつうしんしゃはい競輪けいりんが「じゅん特別とくべつ競輪けいりん」、ふるさとダービーが「特別とくべつ記念きねん競輪けいりん」ともばれていた。なお、「特別とくべつ競走きょうそう」は通常つうじょうのレースの枠組わくぐみにはいらないレースのうち一発いっぱつ勝負しょうぶおこなわれるものの総称そうしょうであり、ヤンググランプリ(1995ねん開催かいさい)、ルーキーチャンピオンレースわかわししょう)、共同通信社きょうどうつうしんしゃはい競輪けいりん前身ぜんしんであった「ルビーカップレース」などが該当がいとうした。

西宮にしのみや競輪けいりんでは、1996ねん2がつ下旬げじゅんに「震災しんさい復興ふっこう特別とくべつ競輪けいりん」が実施じっしされた。これは、1995ねん阪神はんしん淡路あわじ大震災だいしんさい発生はっせいにより同年どうねん3がつ予定よていされていた開設かいせつ記念きねん開催かいさい中止ちゅうしとなったことから、その代替だいたいねておこなわれたものである。この「震災しんさい復興ふっこう特別とくべつ競輪けいりん」は現在げんざいでいうFI格付かくづけのレースではあったが、神山かみやま雄一郎ゆういちろうなど現在げんざいでいうGIみとなる当時とうじのトップレーサーを多数たすうそろえ、全国ぜんこく場外じょうがい発売はつばいおこなった。

グレードせい施行しこうは、GII以上いじょう格付かくづけのレースを総称そうしょうして「特別とくべつ競輪けいりん」とぶケースがられている。ただし、前記ぜんき事情じじょうくわえ、「特別とくべつ競輪けいりん」という言葉ことば明確めいかく定義ていぎなしに使用しようつづけていることから、現在げんざいでも「『特別とくべつ競輪けいりん』はGIのみを呼称こしょう」とする場合ばあいおおく(ファンの主張しゅちょうだけでなく、主催しゅさいしゃがわ文書ぶんしょでもそのような記述きじゅつられる場合ばあいがある)、呼称こしょう混乱こんらんしょうじている。また、GII格付かくづけのレースを「じゅん特別とくべつ競輪けいりん」とぶこともえている。このため、マスコミなどでは「特別とくべつ競輪けいりん」の呼称こしょう使つかうことをけ、GP・GI・GIIをまとめて「ビッグレース」または「グレードレース」とぶことがおおくなっている。

2008年度ねんど場合ばあい現在げんざいもかは不明ふめい)、GIにせい選手せんしゅとして出場しゅつじょうした選手せんしゅだい1はしり失格しっかくした選手せんしゅのぞく)には、参加さんか名誉めいよしょうという賞金しょうきん別個べっこ[7]

おも特別とくべつ競輪けいりんとう歴史れきし

[編集へんしゅう]
  • 1949ねん 全国ぜんこく争覇そうは競輪けいりん現在げんざい日本にっぽん選手権せんしゅけん競輪けいりん開始かいし
  • 1950ねん 高松宮たかまつのみや賜杯しはい競輪けいりん高松宮たかまつのみや賜杯しはい競輪けいりん現在げんざい高松宮たかまつのみや記念きねんはい競輪けいりん開始かいし
  • 1951ねん 全国ぜんこく都道府県とどうふけん対抗たいこう争覇そうは競輪けいりんのち全国ぜんこく都道府県とどうふけん選抜せんばつ競輪けいりん改称かいしょう開始かいし競輪けいりんさい開始かいし
  • 1956ねん 全国ぜんこくオールスター争覇そうは競輪けいりん現在げんざいのオールスター競輪けいりん開始かいし
  • 1963ねん 高松宮たかまつのみや賜杯しはい競輪けいりん特別とくべつ競輪けいりん昇格しょうかく競輪けいりんさい新鋭しんえいおうせん新人しんじんおうせん開始かいし
  • 1964ねん 女子じょし競輪けいりん廃止はいしともな高松宮たかまつのみや賜杯しはい競輪けいりん廃止はいし新人しんじんおう決定けってい競輪けいりん競輪けいりんさい新人しんじんおうせんとはべつ競走きょうそう開始かいし
  • 1966ねん 秩父宮ちちぶのみや賜杯しはい競輪けいりん開始かいし新人しんじんおう決定けってい競輪けいりん廃止はいし
  • 1969ねん 全国ぜんこく都道府県とどうふけん選抜せんばつ競輪けいりん廃止はいし
  • 1970ねん 秩父宮ちちぶのみや賜杯しはい競輪けいりん廃止はいし
  • 1973ねん 高松宮たかまつのみや賜杯しはい競輪けいりん高松宮たかまつのみやはい競輪けいりん改称かいしょう
  • 1985ねん 全日本ぜんにほん選抜せんばつ競輪けいりん開始かいし/KEIRINグランプリ開始かいし
  • 1988ねん ルビーカップレース開始かいし1989ねんより「共同通信社きょうどうつうしんしゃはいルビーカップレース」に改称かいしょう
  • 1989ねん ふるさとダービー開始かいし
  • 1992ねん 世界せかい選手権せんしゅけん記念きねんトーナメント(現在げんざい寛仁かんじん親王しんのうぱい競輪けいりん開始かいし
  • 1993ねん 共同通信社きょうどうつうしんしゃはいルビーカップレース廃止はいしよく1994ねんだい10かい全日本ぜんにほん選抜せんばつ競輪けいりん4にち予選よせん特別とくべつ選抜せんばつ競走きょうそうとして開催かいさい
  • 1994ねん 寛仁かんじん親王しんのうぱい世界せかい選手権せんしゅけん記念きねんトーナメントが特別とくべつ競輪けいりん昇格しょうかく
  • 1995ねん 特別とくべつ競輪けいりんにおいても「失格しっかくそく欠場けつじょう即日そくじつ帰郷ききょう)」というルールに改正かいせい
  • 1996ねん 共同通信社きょうどうつうしんしゃはい競輪けいりん開始かいし
  • 1998ねん 高松宮たかまつのみやはい競輪けいりん高松宮たかまつのみや記念きねんはい競輪けいりん改称かいしょう
  • 2001ねん グレードせい施行しこう(4がつ)/競輪けいりんさい新人しんじんおうせんをヤンググランプリに移行いこう
  • 2002ねん 東西とうざい王座おうざせん開始かいし
  • 2005ねん サマーナイトフェスティバル開始かいし
  • 2008ねん ふるさとダービー廃止はいし(11月)/SSカップみのり開始かいし(12月)
  • 2009ねん 共同通信社きょうどうつうしんしゃはい春一番はるいちばん(4がつ)/SSシリーズふうひかる(5がつ開始かいし従前じゅうぜん共同通信社きょうどうつうしんしゃはい競輪けいりん共同通信社きょうどうつうしんしゃはいあき本番ほんばん名称めいしょう変更へんこう
  • 2010ねん SSカップみのり廃止はいし(12月)
  • 2011ねん SSシリーズふうひか廃止はいし(5がつ)/共同通信社きょうどうつうしんしゃはいあき本番ほんばん廃止はいし(10がつ
  • 2012ねん 東西とうざい王座おうざせん廃止はいし(2がつ)/共同通信社きょうどうつうしんしゃはいねん1かい
  • 2017ねん ウィナーズカップ開始かいし
  • 2018ねん 競輪けいりんさいが6日間にちかん開催かいさい復活ふっかつ、ナイター開催かいさい
  • 2020ねん ウィナーズカップが特別とくべつ競輪けいりんはつ観客かんきゃく開催かいさい日本にっぽん選手権せんしゅけん競輪けいりんCOVID-19影響えいきょうでの開催かいさい中止ちゅうし高松宮たかまつのみや記念きねんはい競輪けいりんがGIはつ観客かんきゃく開催かいさい/オールスター競輪けいりん観客かんきゃく開催かいさい
  • 2021ねん 全日本ぜんにほん選抜せんばつ競輪けいりん日本にっぽん選手権せんしゅけん競輪けいりん高松宮たかまつのみや記念きねんはい競輪けいりん三日みっか最終さいしゅうのみ)が観客かんきゃく開催かいさい/オールスター競輪けいりんが6日間にちかん開催かいさい復活ふっかつ、ナイター開催かいさい観客かんきゃく開催かいさい
  • 2022ねん KEIRINグランプリシリーズにおいて、それまでの「初日しょにちガールズグランプリ」/「二日ふつかヤンググランプリ」をえ、「初日しょにち:ヤンググランプリ」/「二日ふつか:ガールズグランプリ」へ日程にってい変更へんこう
  • 2023ねん 高松宮たかまつのみや記念きねんはい競輪けいりんが6日間にちかん開催かいさい復活ふっかつガールズケイリンにおいてもグレードせい導入どうにゅう、ガールズグランプリはGP格付かくづけとなるほか、GI格付かくづけとしてオールガールズクラシック(4がつ同年どうねんのみ10がつ)、パールカップ(6がつ高松宮たかまつのみや記念きねんはい競輪けいりん内包ないほう)、競輪けいりんさい女子じょし王座おうざせん(11月の競輪けいりんさい内包ないほう)をそれぞれ新設しんせつ
  • 2025ねん予定よてい) サマーナイトフェスティバルを男子だんしせんのみとし、4日間にちかん開催かいさい変更へんこう。サマーナイトフェスティバルに内包ないほうしていたガールズケイリンフェスティバル女子じょしオールスター競輪けいりん統合とうごうし、女子じょしオールスター競輪けいりんをGIに格上かくあげし単独たんどくの3日間にちかん開催かいさい変更へんこう

優秀ゆうしゅう競走きょうそう名称めいしょう

[編集へんしゅう]
  大会たいかい 名称めいしょう にち/にちあいだ
GI 02がつ 全日本ぜんにほん選抜せんばつ スタールビーしょう 2/4
04がつ[8] オールガールズクラシック ティアラカップ 1/3
05月 日本にっぽん選手権せんしゅけん ゴールデンレーサーしょう 4/6
06がつ 高松宮たかまつのみや記念きねんはい あおりゅうしょうひがし)/白虎びゃっこしょう西にし 4/6
08がつ オールスター シャイニングスターしょう 4/6
08がつ 女子じょしオールスター[9] ガールズドリームレース 1/3
10月 寬仁かんじん親王しんのうぱい ローズカップ 2/4
11月 競輪けいりんさい ダイヤモンドレース 4/6
GII 03がつ ウィナーズカップ 毘沙門天びしゃもんてんしょう 2/4
07がつ サマーナイトフェスティバル[10] アルタイルしょう 2/4

脚注きゃくちゅう

[編集へんしゅう]
  1. ^ ただしGPには期間きかんちゅう失格しっかくじょうきょうなどで選考せんこう除外じょがいとなる規定きていがあるため、どう規定きてい対象たいしょうとなった場合ばあい出走しゅっそうできない可能かのうせいはある
  2. ^ ガールズケイリン新設しんせつGI 2023年度ねんどだい1かいオールガールズクラシック開催かいさいじょう決定けってい!”. KEIRIN.JP(JKA) (2023ねん1がつ27にち). 2023ねん1がつ28にち閲覧えつらん
  3. ^ 2023ねんは10がつ
  4. ^ “【競輪けいりん】ミッドナイトG3を佐世保させぼ小松こまつとう試行しこう実施じっし 2024年度ねんどG3とう開催かいさい日程にってい発表はっぴょう. デイリースポーツ (神戸新聞社こうべしんぶんしゃ). (2023ねん9がつ26にち). https://www.daily.co.jp/horse/2023/09/26/0016853048.shtml 2023ねん9がつ26にち閲覧えつらん 
  5. ^ 開催かいさい日程にってい】2024年度ねんどG3日程にってい決定けってい ミッドナイトG3の試行しこう実施じっし - netkeirin、2023ねん9がつ26にち
  6. ^ 競輪けいりんじょう年間ねんかん開催かいさい日程にってい調整ちょうせいのため、4日間にちかん開催かいさいとなる場合ばあいまれにある
  7. ^ 平成へいせい20年度ねんど賞金しょうきん基準きじゅんべつ競輪けいりんじょうおよ競輪けいりん選手せんしゅ賞金しょうきん決定けっていについて - 経済けいざい産業さんぎょうしょう
  8. ^ だい1かい(2023ねん)のみ10がつ
  9. ^ 2025ねんより(同年どうねん開催かいさいだい1かいとする)。はつ開催かいさい2024ねんはオールスター競輪けいりん前半ぜんはん開催かいさい格付かくづけはFII
  10. ^ だい21かい(2025ねん)より

関連かんれん項目こうもく

[編集へんしゅう]