PIST6

競輪けいりん > PIST6

PIST6（ピスト・シックス）は、千葉ちばJPFドーム（TIPSTAR DOME CHIBA）で行おこなわれる、競輪けいりんの競走きょうそう種目しゅもくの一ひとつ・250競走きょうそう（にーごーまるきょうそう）の愛称あいしょうである。2021年ねん10月がつ2日にちから初はつレースがスタート。

概要がいよう

日本にっぽんの公営こうえい競技きょうぎ（自転車じてんしゃ競技きょうぎ法ほう）としての競輪けいりんは、1周しゅう距離きょり333m、335m、400m、500mの4つの種類しゅるいのトラックを各かく競輪けいりん場じょうごとの用地ようちのサイズに合あわせて行おこなわれてきたが、このPIST6は、国際こくさい規格きかくの競技きょうぎ場じょうと国際こくさいルールのケイリンに沿そった、1周しゅう250mの屋内おくない木製もくせいバンクを使用しようして行おこなうもので、競輪けいりんにおいては「250競走きょうそう」という種目しゅもくに位置付いちづけられている。

PIST6は千葉ちば市しが主催しゅさいするが、運営うんえいをJPF（旧きゅう：日本にっぽん写真しゃしん判定はんてい）に包括ほうかつ委託いたくしている。さらにJPFは、MIXIとJPFの合弁ごうべん企業きぎょうとして設立せつりつされた・株式会社かぶしきがいしゃPIST6にイベント運営うんえい・マーケティングを再さい委託いたくしている。なお、MIXIは2022年ねん11月4日にちのMIXI社しゃの第だい2四半期しはんき決算けっさん発表はっぴょうで、PIST6社しゃへの出資しゅっしを取とりやめたことが発表はっぴょうされている。

出場しゅつじょうする日本にっぽん選手せんしゅは全員ぜんいんが競輪けいりん選手せんしゅだが、通常つうじょうの競輪けいりんとは使用しようする機材きざい（自転車じてんしゃ）、競走きょうそう形態けいたい、ルールなどが大おおきく異ことなるため、「250競走きょうそう」に出走しゅっそうを希望きぼうする選手せんしゅは別途べっと「250競走きょうそう」の出走しゅっそう資格しかくを得えることが必要ひつようとなっている。なお、「250競走きょうそう」の出走しゅっそう資格しかくは日本にっぽん競輪けいりん選手せんしゅ養成ようせい所しょで2泊はく3日にちの講習こうしゅう（ガイダンスや模擬もぎレースの実施じっしなど）を受うけることで取得しゅとくでき、2021年ねん9月がつ時点じてんで、男子だんし全ぜん選手せんしゅの3割わり程度ていどに当あたる643名めいの選手せんしゅが講習こうしゅうを受講じゅこうしている。

通常つうじょうの競輪けいりんでは選手せんしゅは過去かこの競走きょうそう成績せいせきに基もとづいてS級きゅう、A級きゅうとランク分わけがなされており、S級きゅう選手せんしゅがA級きゅう選手せんしゅと直接ちょくせつ対戦たいせんすることはない（例外れいがいあり）が、「250競走きょうそう」ではS級きゅう選手せんしゅとA級きゅう選手せんしゅを混合こんごうした開催かいさい（ラウンド戦せん・SAオープン）が基本きほんとなっている。なお、GI開催かいさい期間きかん中ちゅうなどでA級きゅう選手せんしゅのみで行おこなわれる開催かいさいもあるが、S級きゅう選手せんしゅのみでの開催かいさいは2024年ねん3月がつ時点じてんでは行おこなわれていない。なお、競輪けいりん選手せんしゅの中なかでも最さい上位じょういとなるS級きゅうS班はんの選手せんしゅの参加さんかは、2024年ねん7月がつ3日にちの新山にいやま響ひびき平ひらたが最初さいしょとなった。

通常つうじょうの競輪けいりんでは選手せんしゅは1日にち2走はしすることはないが、「250競走きょうそう」では出場しゅつじょう選手せんしゅは1日にちで昼ひると夜よるの2走はし（基本きほんは2日間にちかんで4走はし）することになっている。

あっせんについては、通常つうじょうの競輪けいりんと同おなじく、前々まえまえ月がつの下旬げじゅんまでにJKAから各かく選手せんしゅに送付そうふされるメールにてPIST6へのあっせん通知つうちがなされ、それに基もとづいて選手せんしゅ側がわが競走きょうそう参加さんかの意思いし表示ひょうじをすることになっている。従したがって選手せんしゅにとっては通常つうじょうの競輪けいりん同様どうようのスケジュールで出場しゅつじょうレースは内定ないていしているものの、一般いっぱん向むけへの発表はっぴょうは開催かいさいのおよそ3週間しゅうかん前まえと、通常つうじょうの競輪けいりんと比くらべてかなり遅おそめになっている。また、上記じょうきの通とおりPIST6に出走しゅっそうするには出走しゅっそう資格しかくを得える必要ひつようがあるためその資格しかくがない選手せんしゅはあっせんができないことなどもあり、出場しゅつじょう選手せんしゅは偏かたよりがちな傾向けいこうが見みられている。

PIST6については後述こうじゅつの通とおり、PIST6公式こうしき投票とうひょうサービスおよび「TIPSTAR」でのみ購入こうにゅうが可能かのうで、電話でんわ投票とうひょう・競輪けいりん公式こうしき投票とうひょうCTCをはじめ、他社たしゃのインターネット投票とうひょうアプリでは取とり扱あつかいをしていないこともあり、競輪けいりんのオフィシャルサイトであるKEIRIN.JPではPIST6に関かんする開催かいさい日程にってい、記録きろくや結果けっか、出場しゅつじょう選手せんしゅの情報じょうほうの記載きさいはなされていないが、開催かいさい日程にっていに限かぎり半年はんとしごとに公表こうひょうされる予定よてい一覧いちらん表ひょうで確認かくにんすることができる。PIST6の選手せんしゅ成績せいせきは、PIST6の公式こうしきホームページの他ほか、PIST6の運営うんえいに関かかわっていたMIXIの完全かんぜん子会社こがいしゃ・ネットドリーマーズが運営うんえいする「netkeirin」サイトにて成績せいせきを確認かくにんできる。

PIST6は現状げんじょうは男子だんし選手せんしゅのみで行おこなわれているが、JKAの「競輪けいりんの番組ばんぐみ編成へんせいの要領ようりょう」によると、制度せいど上じょうは女子じょし選手せんしゅ（ガールズケイリン）によるPIST6の開催かいさいも可能かのうとなっている。実際じっさいに、2022年ねん4月がつからはインターナショナル（外国がいこく人じん選手せんしゅを招まねいての競走きょうそう）のほか、女子じょし用ようや新人しんじん戦せん用ようの賞金しょうきん額がくも設定せっていされており、時期じきは未定みていながら将来しょうらい的てきにガールズケイリンのほか新人しんじん戦せんの開催かいさいも計画けいかくされている。

予想よそう・取材しゅざいに付ついては、スポーツ新聞しんぶん系けいでは行おこなっておらず、競輪けいりん予想よそう紙しである日刊にっかんプロスポーツ新聞しんぶん社しゃ（アカケイ）、スポーツニュース社しゃ（アオケイ）の2社しゃのみが担当たんとうしている。いずれもPIST6の紙かみの予想よそう紙しは販売はんばいしておらず、インターネットにて、PIST6FAN（アカケイ）、PIST6 by NEXT4（アオケイ）が予想よそう紙しを無料むりょう公開こうかいしている。

競走きょうそうルール

日本にっぽんの公営こうえい競技きょうぎにおける「250競走きょうそう」は、1レースにつき最大さいだい6車しゃ（6人にん）で争あらそわれ、250mのバンクを6周しゅうする（スタートとなるホーム側がわパシュートラインとフィニッシュラインは15m離はなれているため、競走きょうそう距離きょりは1515m）。1回かいの開催かいさいに出場しゅつじょうする選手せんしゅは最大さいだい36人にんで、1回かいの開催かいさいを前ぜん検けん日びに行おこなうタイムトライアル、開催かいさい初日しょにちの1次じ予選よせん・2次じ予選よせん、開催かいさい2日にち目め（最終さいしゅう日び）の順位じゅんい戦せん・準決勝じゅんけっしょう、並ならびに順位じゅんい決定けってい戦せん・決勝けっしょう戦せんを、それぞれ1日にちにつき2レースづつ出走しゅっそうする形かたちで行おこなう。

国際こくさいルールに近ちかいルールで実施じっしされるが、一部いちぶそれと異ことなる規定きていもあるため、下記かきルールが全すべてオリンピックや世界せかい選手権せんしゅけん等とうのケイリンで適用てきようされるわけではない。

公式こうしきのルールでは、"最終さいしゅう周回しゅうかいの前ぜん周回しゅうかい"などという表現ひょうげんとなっている規定きていが多おおいが、PIST6の実況じっきょう等とうでは、スタートからの周回しゅうかい数すうで表現ひょうげんするものが多おおいため、本ほん項こうでも周回しゅうかい数すうが関かかわる項目こうもくについては最終さいしゅう周回しゅうかいを除のぞき、スタートからの周回しゅうかい数すうにて記述きじゅつする。

バンク

国際こくさい標準ひょうじゅんの周しゅう長ちょう250mのバンクにて実施じっしする。そのため、ラインについても通常つうじょうの競輪けいりんとは異ことなる形かたちで引ひかれている。

コーナーの最大さいだい斜はす度どは42.6度どで、伊豆いずベロドロームよりは緩ゆるいものの既存きそんの競輪けいりん場じょうよりも急きゅうな傾斜けいしゃとなっている。

バンクを周回しゅうかいするライン

• 黒くろの線せん…メジャーメントライン。コース長ちょうの基準きじゅんとなるとなる線せんであるが、実施じっし上じょうはあまり影響えいきょうのないライン。線せん幅はばは5cmとなっている。
• ブルーバンド…黒くろの線せんのさらに20cm内側うちがわ寄よりにある水色みずいろのエリア。通常つうじょうの競輪けいりんの退避たいひ路ろと近ちかい存在そんざい。コーナー部分ぶぶんのカントはその外側そとがわより緩ゆるくなっている（直線ちょくせんはほぼ同一どういつ）。このエリアを走行そうこうし外側そとがわの選手せんしゅを追おい抜ぬくと失格しっかくとなる（後述こうじゅつ）。
• 赤あかの線せん…スプリンターライン　黒くろの線せんの外側そとがわ60～65cmに引ひかれている。
  • 赤あかの線せんとブルーバンドの間あいだを「スプリンターレーン」と呼よぶ。約やく90cmの幅はばであり、スプリンターラインを跨またぐ競せり合あい、スプリンターレーン内ないの競せり合あいは厳きびしく制限せいげんされる。
• 青あおの線せん…ステイヤーラインと呼よび、通常つうじょうの競輪けいりんのイエローラインに相当そうとうするものの、PIST6の実施じっし上じょうは影響えいきょうない（別べつに定さだめる基準きじゅんさえクリアしていれば、この線せんの外側そとがわを走はしり続つづけてゴールしても良よい）。

バンクに垂直すいちょくなライン

• フィニッシュライン…その名なの通とおりレースの着ちゃく順じゅんを決定けっていする線せん。ゴール板ばんも設置せっちされている。
• ホーム側がわパシュートライン…フィニッシュラインの15m手前てまえ、ホームストレッチの中心ちゅうしんに引ひかれている。選手せんしゅのスタート位置いちはこの線上せんじょうとなる。
• バック側がわパシュートライン…バックストレッチの中心ちゅうしんに引ひかれている。ペーサーの発進はっしん位置いちであるほか、スタート後ごこの位置いちに到達とうたつする前まえにペーサーまたは選手せんしゅにアクシデントが発生はっせいした場合ばあいは発走はっそうのやり直なおしとなる。
• 100mライン…ゴール100m手前てまえのラインで、5周しゅう目めのこのライン到達とうたつ（レース残のこり350m）以降いこうは競せり合あいによる失格しっかく基準きじゅんが非常ひじょうに厳きびしくなる。
• 200mライン…ゴール200m手前てまえのラインで、タイムトライアルの計測けいそく始点してん。レースの上あがりタイムもこの線せんにあるカメラから計測けいそくされる（通常つうじょうの競輪けいりんの上あがりタイムは、レース映像えいぞうの解析かいせきで発表はっぴょうしている）。

規格きかく

自転車じてんしゃは競輪けいりんと異ことなりカーボンフレームを使用しようし、前輪ぜんりんはバトンホイール、後こう輪わはディスクホイールを用もちいる。 このフレーム等とうのメーカーはJKAに認定にんていされた社しゃのものしか使用しようできないが、通常つうじょうの競輪けいりんは国内こくないメーカーに限かぎられている物ものがPIST6では海外かいがいメーカーのフレームでも利用りよう可能かのうである。

また、通常つうじょうの競輪けいりんで男子だんし4.00・女子じょし3.80未満みまんに制限せいげんされているギア倍数ばいすうについての制限せいげんがない。

ユニフォームは、競輪けいりんとは異ことなり車しゃ番ばんとは関係かんけいのないオリジナルデザインとなっており、1番ばん車しゃでも6番ばん車しゃでも同おなじユニフォームで出場しゅつじょうする。ユニフォームサプライヤによる、いくつかの模様もようのデザインと、その色いろ違ちがいでユニフォームのデザイン候補こうほが示しめされ、初はつ出場しゅつじょうの選手せんしゅはその中なかから1つのデザインを選えらび着用ちゃくようする。また、通常つうじょうの競輪けいりんでは選手せんしゅにスポンサー企業きぎょうが入はいってそのロゴをユニフォームに身みに着つける選手せんしゅがいるが、PIST6ではユニフォームサプライヤ表記ひょうきを除のぞき認みとめられていない。なお、車くるま番ばんはヘルメットカバー及およびシューズの色いろで識別しきべつする。ゼッケンも着用ちゃくようしないため、選手せんしゅは車くるま番ばんを数字すうじで表あらわす表示ひょうじを一切いっさい持もっていない。

ペーサー

ペーサーになるには、競輪けいりんでの先頭せんとう誘導ゆうどう員いんと同様どうように資格しかく取得しゅとくが必要ひつようであり、JKAが実施じっしするペーサー試験しけんに合格ごうかくしJKAに登録とうろくされた者ものでなければならない。

競輪けいりんで選手せんしゅを先導せんどうする先頭せんとう誘導ゆうどう員いんは現役げんえきの男子だんし選手せんしゅが務つとめるが、PIST6（250競走きょうそう）で選手せんしゅを先導せんどうするペーサーは審判しんぱん係員かかりいんであり、現役げんえきの競輪けいりん選手せんしゅではない。また、ペーサーは電動でんどうアシスト自転車じてんしゃを使用しようするため、女性じょせいでもペーサーになることができる。

ペーサーはデイ・ナイトそれぞれの担当たんとうがおり、1日にち6走はしする。

2022年ねん4月がつ1日にち時点じてんでは、38名めいがペーサー登録とうろくされている。

レースの流ながれ

かつて行おこなわれていたKEIRIN EVOLUTIONと同おなじく、通常つうじょうの競輪けいりんとは異ことなりラインという概念がいねんはないため、全すべて単騎たんき戦せんである。ラインの意思いし表示ひょうじをする必要ひつようがないため、通常つうじょうの競輪けいりんで行おこなわれているレース直前ちょくぜんの選手せんしゅ紹介しょうかい走行そうこう（俗ぞくに言いう『脚あし見みせ』）は行おこなわれない。

選手せんしゅ入場にゅうじょうは車くるま番ばん1番ばんから順じゅんにアリーナ内ないにあるステージ上じょうに登場とうじょう。ポーズを取とってから並ならび順じゅんの待機たいき場所ばしょへ移動いどうする。

出走しゅっそうする選手せんしゅの車くるま番ばんは前ぜん検けん日びのタイムトライアルの順位じゅんい順じゅんに1～6番ばんとなっているが、スタートのコース（並ならび）は事前じぜんの抽選ちゅうせんによって決きめられた位置いちに就つくことになる（後述こうじゅつ）。コース順じゅんにバンクに入はいり、バンクを軽かるく1周しゅうして、ホーム側がわパシュートラインの前まえで自転車じてんしゃを係員かかりいんが支ささえた状態じょうたいでスタートを待まつ（スタンドに一礼いちれいする義務ぎむはない）。最さい内うちの選手せんしゅがスプリンターラインのわずかに外側そとがわで、以降いこうはそれより1mずつ外側そとがわの位置いちからのスタートとなる。ペーサーは電動でんどうアシスト自転車じてんしゃに乗のりバック側がわパシュートラインから発進はっしんし、ホーム側がわパシュートラインの10m手前てまえに到達とうたつすると同時どうじに号砲ごうほうとなり、係員かかりいんは選手せんしゅを押おし出だす。

1周しゅう目めはスタート時じのコース順じゅんに従したがって走行そうこうすることとなる。1周しゅう目めの終了しゅうりょう時点じてんで、ペーサーの後うしろのスプリンターレーンで、スタートのコース順じゅんに走行そうこうしていなければ失格しっかくとなるため、公営こうえい競技きょうぎの中なかで唯一ゆいいつスタートの競せり合あいが存在そんざいしない競技きょうぎということになるほか、通常つうじょうの競輪けいりんにある1周しゅう目めのタイムオーバーも起おこりえないことになる（ペーサーを追おわなければ失格しっかくである）。

2周しゅう目めから並ならび順じゅんを変かえてもよくなるが、ぺーサーが外はずれるまでペーサーを追おい抜ぬいてはならない。この際さい、スタートからの一いち列れつ棒状ぼうじょうの状態じょうたいから、選手せんしゅが並ならび順じゅんを変かえることを、TIPSTARの解説かいせつ者しゃだった飯島いいじま誠まことが「ワープ」と表現ひょうげんしており定着ていちゃくしている。ワープは通常つうじょう、前まえの選手せんしゅが集団しゅうだん最後さいご方かたに移動いどう（特とくに最さい後方こうほうの選手せんしゅが有力ゆうりょくな自力じりき選手せんしゅの場合ばあい、その選手せんしゅをマークするために行おこなう）することが多おおいが、中なかには後方こうほうから先頭せんとうを狙ねらうワープを得意とくいとする選手せんしゅもいる。しかしながらワープの発生はっせい回数かいすうもわずかであり、先行せんこうが得意とくいな選手せんしゅが後うしろからの走行そうこうを余儀よぎなくされることも多おおく発生はっせいする。

ペーサーの速度そくどは3周しゅう目めで約やく50km/hに上あがり、3周回しゅうかい終了しゅうりょうの直前ちょくぜんでペーサーが外はずれ、ここからは選手せんしゅのみのバトルへと進すすんでいく。最終さいしゅう周回しゅうかいに入はいる際さいは競輪けいりんで用もちいられる打だ鐘かねではなくベルを鳴ならす。このベル音おんは通常つうじょうは事前じぜん録音ろくおんされた音おとがスピーカーより流ながされるが、不測ふそくの事態じたいに備そなえ実物じつぶつのベルも用意よういされている。また、周回しゅうかい表示ひょうじは7セグデジタル表示ひょうじがなされており、通常つうじょうの競輪けいりんで用もちいる青あお板ばん・赤あか板いた等とうは存在そんざいしない。

通常つうじょうの競輪けいりんでは、いずれの周回しゅうかいで落車が発生はっせいしても再さい乗じょうすることができるが、PIST6では最終さいしゅう周回しゅうかいのホーム側がわパシュートライン（フィニッシュライン15m手前てまえ）以前いぜんで落車した場合ばあいはその時点じてんで競走きょうそう中止ちゅうしとなる（落車地点ちてんは転倒てんとうして体からだが地面じめんに触ふれた場所ばしょではなく、そこからコースを滑走かっそうして止とまった場所ばしょが基準きじゅんとなる）。またホーム側がわパシュートラインを越こえている場合ばあい、再さい乗じょうしなくても自転車じてんしゃを抱かかえたり押おしたりしてフィニッシュラインを超こえれば完走かんそうとなる（他たの選手せんしゅに影響えいきょうなく落車した場合ばあいは失格しっかく扱あつかいとはならない）。

レースの所要しょよう時間じかんは1分ふん50秒びょう～2分ふんほど（ペーサーが外はずれてからは約やく40秒びょう）であり、通常つうじょうの競輪けいりんより短時間たんじかんで勝負しょうぶが決けっする。

反則はんそく

通常つうじょうの競輪けいりんと同様どうように、失格しっかくのほか走行そうこう注意ちゅういや重大じゅうだい走行そうこう注意ちゅういが与あたえられるペナルティ制度せいどが設もうけられている。

失格しっかくした場合ばあいは通常つうじょうの競輪けいりんと同様どうよう、その場ばで出場しゅつじょう契約けいやくを解除かいじょされ即日そくじつ帰郷ききょうとなる。また、失格しっかく・重大じゅうだい走行そうこう注意ちゅうい・走行そうこう注意ちゅういが与あたえられた場合ばあいは、競走きょうそう得点とくてんから減点げんてんする通常つうじょうの競輪けいりんとは異ことなり、PIST6ではその都度つど罰金ばっきんを支払しはらうことになっている。そのため、PIST6で受うけたペナルティについては通常つうじょうの競輪けいりんでの査定さていには反映はんえいされず、降くだ級きゅう・降くだ班はんに影響えいきょうを及およぼすことはない。

• 罰金ばっきんの額がくは、失格しっかくは3万まん円えん、重大じゅうだい走行そうこう注意ちゅういは1万まん円えん、走行そうこう注意ちゅういは5000円えんとなっている。ただ実際じっさいは、後述こうじゅつの通とおり現金げんきんでのやり取とりは一切いっさい行おこなわないため、ペナルティを受うけた場合ばあいは賞金しょうきんないし特別とくべつ手当てあてからこれらの罰金ばっきん額がくが差さし引ひかれた上うえで銀行ぎんこう口座こうざへの振込ふりこみとなる。ちなみにこの罰金ばっきん制度せいどは、かつて行おこなわれていた国際こくさい競輪けいりんやKEIRIN EVOLUTIONにおける外国がいこく人じん選手せんしゅに対たいするペナルティと同様どうようの制度せいどである。
• ただし、ペーサー早期そうき追おい抜ぬきや1周しゅう目め完了かんりょう前まえの並ならび順じゅん変更へんこうなど、レースの秩序ちつじょを乱みだす重大じゅうだい反則はんそくを犯おかしての失格しっかくとなった場合ばあいは、通常つうじょう競輪けいりんを含ふくめたあっせん停止ていしの処分しょぶんとなる。

通常つうじょうの競輪けいりんのような走路そうろ内ないの審判しんぱん員いんは配置はいちされていない。コース内側うちがわに係員かかりいん（審判しんぱん補助ほじょ員いん）は配置はいちされているが、事故じこ時じの救護きゅうご及および異物いぶつがコースに入はいった場合ばあいの除去じょきょが役割やくわりで、審議しんぎを依頼いらいする権限けんげんは持もっておらず、通常つうじょうの競輪けいりんの赤旗あかはた掲示けいじに相当そうとうするものはない。審判しんぱん長ちょうらその権限けんげんがある者ものは全すべて審判しんぱん室しつ内ないにおり、審議しんぎの開始かいしは放送ほうそうをもって告知こくちされ、放送ほうそう開始かいしのチャイム後ごの放送ほうそうまでは審議しんぎの有無うむが判別はんべつできないようになっている。

主おもな反則はんそく行為こうい

• 第だい1周回しゅうかい終了しゅうりょう時じ（1周しゅうを終おえた後のちのフィニッシュライン通過つうかの時点じてん）、並ならび順じゅん通どおりにスプリンターレーンを走行そうこうしていない場合ばあい
  • 故意こいに並ならびから外はずれた選手せんしゅは失格しっかく。並ならぼうとしている選手せんしゅを並ならばせないよう妨害ぼうがいした場合ばあいは妨害ぼうがいした選手せんしゅが失格しっかく。
  • 並ならび順じゅんを変更へんこうしていなくても、フィニッシュライン以前いぜんでワープの動うごきを見みせスプリンターレーンを外はずしたための失格しっかくが発生はっせいしている。
• 敢闘かんとう義務ぎむ違反いはん
  • スパートしたがその後ご遅おくれ、先頭せんとうから5秒びょう以上いじょう遅おくれてフィニッシュした場合ばあい失格しっかく。
  • スパートした選手せんしゅを牽制けんせいし追おわず著いちじるしく離はなれ、追つい走はしが勝機しょうきを逸いっした場合ばあい失格しっかく。
  • ペーサーがいる時点じてんで過度かどの牽制けんせいをし、ペーサー又または前まえの選手せんしゅより6車しゃ身み以上いじょう離はなれた場合ばあい失格しっかく。
• ペーサーの早期そうき追おい抜ぬき禁止きんし
  • ペーサーが退避たいひする3周しゅう目め終了しゅうりょうのパシュートラインまでに、ペーサーを追おい抜ぬいた場合ばあい。
• スプリンターレーン外がい進出しんしゅつの禁止きんし・内側うちがわ差さし込こみの禁止きんし・進入しんにゅうの禁止きんし
  • 5周しゅう目めの残ざん100mライン到達とうたつまでは、スプリンターレーン内ないの選手せんしゅがレーン外がいに出でた・スプリンターレーン外がいの選手せんしゅがレーン内ないに入はいったことにより、他たの選手せんしゅをふらつかせ・または進路しんろを変更へんこうさせ後退こうたいさせた場合ばあい失格しっかく。
  • 5周しゅう目めの残ざん100mライン到達とうたつ以後いごは、スプリンターレーン内ないの選手せんしゅがレーン外がいに出でた・スプリンターレーン外がいの選手せんしゅがレーン内ないに入はいったことにより、他たの選手せんしゅをふらつかせ・または進路しんろを変更へんこうさせた場合ばあい失格しっかく（すなわち被害ひがい車しゃを後退こうたいさせなくても失格しっかく）。
• ブルーバンド走行そうこうの禁止きんし
  • コース内側うちがわのブルーバンドを走行そうこうし、外側そとがわの選手せんしゅを追おい抜ぬいた場合ばあい失格しっかく。ただしスタート直後ちょくごの正規せいきの並ならびに付つくためのフォーメーション時じに発生はっせいしても反則はんそくは取とられていない。
• 押圧・押おし上あげ・押おし合あいの禁止きんし
  • 身体しんたいや自転車じてんしゃの一部いちぶ・全部ぜんぶを用もちいて、スプリンターレーンの規定きていのような事象じしょうが発生はっせいした場合ばあい、押おし合あいの場合ばあいは互たがいに後退こうたいした場合ばあい失格しっかく。

番組ばんぐみ編成へんせいとポイント制度せいど

PIST6のレースの組くみ合あわせは、全すべてのレースにおいて番組ばんぐみ編成へんせい員いんの人為じんい的てきな手てを介かいさず自動的じどうてきに決定けっていされる仕組しくみとなっている（いわゆる自動じどう番組ばんぐみ）。このような編成へんせいは競輪けいりんではガールズケイリンにおけるGI各かく開催かいさい、共同通信社きょうどうつうしんしゃ杯はい競輪けいりんの一いち次じ・二に次じ予選よせんで行おこなわれているが、いずれも初日しょにちの組くみ合あわせは選出せんしゅつ順位じゅんいによるものである（ガールズケイリンGIは車くるま番ばんもそれで決きまる）。日本にっぽんの公営こうえい競技きょうぎ全体ぜんたいで見みてもボートレースグランプリで見みられるが、これも初日しょにちの組くみ合あわせは獲得かくとく賞金しょうきん順じゅんでの振ふり分わけである。

PIST6では以前いぜんのレース成績せいせきと関係かんけいなく、タイムトライアルの成績せいせきから始はじまるポイントのみで組くみ合あわせが決定けっていする。

いずれのレースも、投票とうひょうにおける車くるま番ばんは前ぜん検けん日びのタイムトライアルの成績せいせき順じゅんで付づけ番ばんされるが、スタートの並ならび及および1周しゅう目め完了かんりょう時じの隊列たいれつの順じゅん（スタート順じゅん）は、車くるま番ばんや過去かこの実績じっせきとは関係かんけいなく、無作為むさくいの抽選ちゅうせんによって決定けっていされ、すなわち車くるま番ばんと並ならび順じゅんは一致いっちしない。スタート順じゅんは出走しゅっそう表ひょう発表はっぴょうと同時どうじに告知こくちされる。スタート順じゅんは先頭せんとうから1コース・2コース…6コースと呼称こしょうされることが多おおい。

2021年ねん10月がつの開幕かいまくから2022年ねん10月がつ途中とちゅうまでの期間きかんのデータでは、2コースが最もっとも勝率しょうりつが高たかく、6コースが最もっとも勝率しょうりつが低ひくくなっている。

並ならび順じゅん発表はっぴょう後ご（車券しゃけん発売はつばい後ごも含ふくむ）に欠場けつじょう者しゃが出でた場合ばあいは、並ならび順じゅんの組くみ直なおしはせず欠場けつじょう者しゃ部分ぶぶんを開あけてレースを実施じっしする。

PIST6においては、全ぜん選手せんしゅが出場しゅつじょうするタイムトライアル・1次じ予選よせん・2次じ予選よせんのポイントを加算かさんし、準決勝じゅんけっしょう進出しんしゅつ者しゃを決きめる。

前ぜん検けん日び（開催かいさい前日ぜんじつ）

前ぜん検けん日びに200m区間くかんを計測けいそくするタイムトライアルを行おこない、その順位じゅんいに沿そってまずポイントを与あたえる。なお、このタイムトライアルは基本きほん的てきに非公開ひこうかいであり観戦かんせんはできず、車券しゃけん発売はつばいは行おこなわない。

なお、タイムは200m区間くかんだけでなくラスト100m区間くかんも計測けいそくされており、200m区間くかんのタイムが1000分ぶんの1秒びょうで同どうタイムだった場合ばあいは100m区間くかんの優劣ゆうれつにより順位じゅんいを決定けっていする。

順位じゅんい	得点とくてん
1〜3位い	7点てん
4〜8位い	6点てん
9〜14位い	5点てん
15〜21位い	4点てん
22〜27位い	3点てん
28〜32位い	2点てん
33〜36位い	1点てん
未み出走しゅっそう・未み参加さんか	0点てん

初日しょにち

初日しょにちのデイレースは前ぜん検けん日びのタイムトライアルの順位じゅんいを基もととして、各かく競走きょうそうに出走しゅっそうする選手せんしゅの1次じ予選よせん（番組ばんぐみ表ひょう上じょうはラウンド1）の組くみ合あわせ・車くるま番ばんを決定けっていする。

レース番号ばんごう	レース名めい	車くるま番ばん1 (ホワイト)	車くるま番ばん2 (ブラック)	車くるま番ばん3 (レッド)	車くるま番ばん4 (ブルー)	車くるま番ばん5 (イエロー)	車くるま番ばん6 (グリーン)
Race1	1次じ予選よせんA	6位い	7位い	18位い	19位い	30位い	31位い
Race2	1次じ予選よせんB	5位い	8位い	17位い	20位い	29位い	32位い
Race3	1次じ予選よせんC	4位い	9位い	16位い	21位い	28位い	33位い
Race4	1次じ予選よせんD	3位い	10位い	15位い	22位い	27位い	34位い
Race5	1次じ予選よせんE	2位い	11位い	14位い	23位い	26位い	35位い
Race6	1次じ予選よせんF	1位い	12位い	13位い	24位い	25位い	36位い

※36人にんに満みたない場合ばあいは、その順位じゅんいの部分ぶぶんがそのまま欠かけ車しゃとなる。例たとえば35名めいで1次じ予選よせんを行おこなう場合ばあいは36位いの選手せんしゅが存在そんざいしないため、Race6が5車しゃ立だてとなる。

1次じ予選よせんの着ちゃく順じゅんにより、ナイトレースで開催かいさいされる2次じ予選よせん（番組ばんぐみ表ひょう上じょうはラウンド2）の組くみ合あわせが決定けっていする。

レース番号ばんごう	レース名めい	1人ひとり目め	2人ふたり目め	3人にん目め	4人にん目め	5人にん目め	6人にん目め
Race7	2次じ予選よせんA	Race1 1着ちゃく	Race2 2着ちゃく	Race3 3着ちゃく	Race4 4着ちゃく	Race5 5着ちゃく	Race6 6着ちゃく
Race8	2次じ予選よせんB	Race2 1着ちゃく	Race3 2着ちゃく	Race4 3着ちゃく	Race5 4着ちゃく	Race6 5着ちゃく	Race1 6着ちゃく
Race9	2次じ予選よせんC	Race3 1着ちゃく	Race4 2着ちゃく	Race5 3着ちゃく	Race6 4着ちゃく	Race1 5着ちゃく	Race2 6着ちゃく
Race10	2次じ予選よせんD	Race4 1着ちゃく	Race5 2着ちゃく	Race6 3着ちゃく	Race1 4着ちゃく	Race2 5着ちゃく	Race3 6着ちゃく
Race11	2次じ予選よせんE	Race5 1着ちゃく	Race6 2着ちゃく	Race1 3着ちゃく	Race2 4着ちゃく	Race3 5着ちゃく	Race4 6着ちゃく
Race12	2次じ予選よせんF	Race6 1着ちゃく	Race1 2着ちゃく	Race2 3着ちゃく	Race3 4着ちゃく	Race4 5着ちゃく	Race5 6着ちゃく

※車くるま番ばんは初日しょにちTT順じゅんで付つけられるため、上記じょうきの並ならびではない。

※1次じ予選よせんの欠かけ車しゃ・失格しっかく等とうがあった場合ばあい、当該とうがい着ぎ順じゅんにあたる部分ぶぶんが欠かけ車しゃとなる。

前ぜん検けん日び・1次じ・2次じ予選よせんの合計ごうけいポイントを総合そうごうし、2日にち目めのレースの組くみ分わけを決定けっていする。ポイントが並ならんだ場合ばあいは前ぜん検けん日びタイムトライアル上位じょうい者しゃが上位じょういとなる。

初日しょにちの得点とくてん表ひょう

順位じゅんい	1次じ予選よせん	2次じ予選よせん
1着ちゃく	15点てん	20点てん
2着ちゃく	12点てん	16点てん
3着ちゃく	9点てん	12点てん
4着ちゃく	7点てん	9点てん
5着ちゃく	5点てん	6点てん
6着ちゃく	3点てん	4点てん
棄権きけん・失格しっかく・未み出走しゅっそう	1点てん

2日にち目め（最終さいしゅう日び）

2日にち目めのデイレースでは、18位いまでの18人にんが準決勝じゅんけっしょう（番組ばんぐみ表ひょう上じょうはセミファイナル）、19位い以下いかの選手せんしゅが順位じゅんい戦せん（番組ばんぐみ表ひょう上じょうはセレクション）に出場しゅつじょう。準決勝じゅんけっしょう・順位じゅんい戦せんとも、各かく3レースづつ行おこない、その成績せいせきによって2日にち目めナイトレースで行おこなう決勝けっしょう戦せん、ないしは順位じゅんい決定けってい戦せんの出走しゅっそう組ぐみみ分わけを決きめる。

レース番号ばんごう	レース名めい	出場しゅつじょう選手せんしゅ
Race1	順位じゅんい戦せんA	予選よせん19位い以下いか
Race2	順位じゅんい戦せんB	予選よせん19位い以下いか
Race3	順位じゅんい戦せんC	予選よせん19位い以下いか
Race4	準決勝じゅんけっしょうA	予選よせん3・4・9・10・15・16位いの6名めい
Race5	準決勝じゅんけっしょうB	予選よせん2・5・8・11・14・17位いの6名めい
Race6	準決勝じゅんけっしょうC	予選よせん1・6・7・12・13・18位いの6名めい

• 準決勝じゅんけっしょうは6車しゃ固定こていで行おこなわれ、出場しゅつじょう者しゃ数すうが少すくない場合ばあいは順位じゅんい戦せんの出場しゅつじょう車しゃ数すうを減へらして実施じっしする。

• 出場しゅつじょう選手せんしゅが29名めい以下いか（すなわち順位じゅんい戦せん出場しゅつじょう者しゃが11名めいとなり、最低さいてい出走しゅっそう数すうの4車しゃ×3レースが実施じっしできなくなった場合ばあい）となってデイレースが5レース制せいで行おこなわれる場合ばあい、順位じゅんい戦せんAは行おこなわれず、順位じゅんい戦せんBがRace1で行おこなわれ、以降いこうもナイトレースまで1つずつレース番号ばんごうが繰くり上あがる。

• 準決勝じゅんけっしょう 1・2着ちゃくまでが決勝けっしょう戦せん、3・4着ちゃくは7 - 12位いを決定けっていする順位じゅんい決定けってい戦せんE（番組ばんぐみ表ひょう上じょうはファイナル7 - 12）、5・6着ちゃくは13 - 18位いを決定けっていする順位じゅんい決定けってい戦せんD（番組ばんぐみ表ひょう上じょうはファイナル13 - 18）に回まわる。
• 順位じゅんい戦せん 1・2着ちゃくが19 - 24位いを決定けっていする順位じゅんい決定けってい戦せんC（番組ばんぐみ表ひょう上じょうはランキング1戦せん）に出場しゅつじょうする。「3・4着ちゃくが25 - 30位い決定けってい戦せん、5・6着ちゃくが31 - 36位い決定けってい戦せんに回まわる」と案内あんないされていたが、実際じっさいに運用うんようされている概がい定番ていばん組ぐみ表ひょうでは、順位じゅんい戦せん3着ちゃく～6着ちゃくの選手せんしゅを2グループに分わけ、同格どうかくのレースを2レース実施じっししている（順位じゅんい決定けってい戦せんAと順位じゅんい決定けってい戦せんBが同格どうかく競走きょうそう、番組ばんぐみ表ひょう上じょうはランキング2戦せん。対象たいしょう選手せんしゅが4～6名めいの場合ばあいは順位じゅんい決定けってい戦せんAがカットされ、順位じゅんい決定けってい戦せんBのみの開催かいさいとなる）。

レース番号ばんごう	レース名めい	番組ばんぐみ表ひょう上じょうのレース名めい	出場しゅつじょう選手せんしゅ	1着ちゃく賞金しょうきん
Race7	順位じゅんい決定けってい戦せんA	ランキング2	順位じゅんい戦せん3〜6着ちゃく	5万まん1000円えん
Race8	順位じゅんい決定けってい戦せんB	ランキング2	順位じゅんい戦せん3〜6着ちゃく	5万まん1000円えん
Race9	順位じゅんい決定けってい戦せんC	ランキング1	順位じゅんい戦せん1・2着ちゃく	7万まん0000円えん
Race10	順位じゅんい決定けってい戦せんD	ファイナル13-18	準決勝じゅんけっしょう5・6着ちゃく	9万まん3000円えん
Race11	順位じゅんい決定けってい戦せんE	ファイナル7-12	準決勝じゅんけっしょう3・4着ちゃく	12万まん3000円えん
Race12	決勝けっしょう	ファイナル1-6	準決勝じゅんけっしょう1・2着ちゃく	134万まん3000円えん

• 決勝けっしょう及および順位じゅんい決定けってい戦せんC～Eは基本きほん的てきに6車しゃ固定こていで行おこなわれ、出場しゅつじょう者しゃ数すうが少すくない場合ばあいは順位じゅんい決定けってい戦せんA・Bの出場しゅつじょう車しゃ数すうを減へらして実施じっしする。

• ナイトレースが5レース制せいで行おこなわれる場合ばあい、順位じゅんい決定けってい戦せんAは行おこなわれず、順位じゅんい決定けってい戦せんBがRace7で行おこなわれ、以降いこうも1つずつレース番号ばんごうが繰くり上あがる。

全体ぜんたいを通とおしての備考びこう

上記じょうきは通常つうじょうの36名めい開催かいさいの場合ばあい。参加さんか選手せんしゅが少すくない場合ばあいや開催かいさい中ちゅうに失格しっかく・欠場けつじょう選手せんしゅが出でた場合ばあいは1レース4車しゃ立だてまで減へらすか、レース数すうカットが行おこなわれる。

上記じょうきの通とおりそれぞれのセッションの結果けっかにより組くみ合あわせが決定けっていするため、デイレースの出走しゅっそう表ひょうは初日しょにち分ぶんはタイムトライアル終了しゅうりょう後ご、2日にち目め分ぶんは初日しょにちナイトレース終了しゅうりょう後ごしばらくで発表はっぴょうされる。デイレースの車券しゃけんは、PIST6公式こうしき投票とうひょうサービスでは前夜ぜんやより準備じゅんびが整ととのい次第しだい、TIPSTARでは開催かいさい当日とうじつの深夜しんや0:00より発売はつばいが開始かいしされるが、ナイトレースの出走しゅっそう表ひょうはデイレース終了しゅうりょう後ごの確定かくていとなり、おおむねデイ最終さいしゅうレースより30～60分ふん程度ていど後ごに発表はっぴょう・同時どうじに発売はつばい開始かいしとなる。

• 2023年ねん2月がつまでは、前ぜん検けん日び以降いこう欠場けつじょうが出でた場合ばあいの選手せんしゅの補充ほじゅうは行おこなわれなかった。2023年ねん3月がつ19日にちの開催かいさいで、開催かいさい初日しょにちの失格しっかく及および欠場けつじょう者しゃ多数たすうに伴ともなう2日にち目めより参戦さんせんする補充ほじゅうが初はじめて発生はっせいし（この場合ばあい勝がち上あがり権利けんりはなし）、2023年ねん3月がつ25日にちからの開催かいさいは前ぜん検けん日び当日とうじつ欠場けつじょう者しゃ発生はっせいに伴ともない、前ぜん検けん日びタイムトライアルを走はしらない形かたちで開催かいさい初日しょにちより参戦さんせんする補充ほじゅう選手せんしゅが発生はっせいした（勝かち上あがり権利けんり有あり）

• 選手せんしゅ数すうが31名めいとなった場合ばあい、2日にち目めナイトレースの番組ばんぐみの関係かんけいで選手せんしゅ繰くりが難むずかしくなり、下記かきのような対応たいおうが取とられた。
  • 2021年ねん12月4日にち - 5日にち開催かいさいの節ふしでは、1名めい欠場けつじょう、1名前なまえ検けん不ふ合格ごうかく、初日しょにちで失格しっかく2名めい、落車1名めいと、計けい5名めいの欠員けついんが出でた。PIST6においても通常つうじょうの競輪けいりんで実施じっししている新型しんがたコロナウイルス感染かんせん拡大かくだい防止ぼうし対策たいさく（「追加ついか・流用りゅうよう・補充ほじゅうのあっせんを行おこなわない」「不足ふそくする選手せんしゅは欠かけ車しゃとし、状況じょうきょうにより繰上くりあげ充当じゅうとうを行おこなわない措置そちやレースカットも併あわせ実施じっしする」等とう）を準用じゅんようしているため最終さいしゅう日びのデイレースでは4車しゃ立だてのレースも出現しゅつげんさせて全ぜん6レースにて31名めいが出場しゅつじょうしたが、デイレースの始はじまる前まえの段階だんかいからナイトは5レース制せいで行おこなわれることが発表はっぴょうされており、31名めいがデイレース完走かんそうしていた場合ばあい、成績せいせき最下位さいかいの選手せんしゅが俗ぞくにいう「お帰かえり」となるところであった。ただ、実際じっさいはデイレースで1名めい失格しっかく者しゃが出でたため、その他たの30名めい全員ぜんいんがナイトレースに出場しゅつじょうできた。
  • 2022年ねん2月がつ27日にちに、再ふたたび2日にち目めナイトレースの出場しゅつじょう者しゃが31名めいとなったが、この時ときは順位じゅんい決定けってい戦せんA・Bを4車しゃ立たて、Cを5車しゃ立だてとして、31名めいが6レース制せいにより出場しゅつじょうしている（この日ひはデイ時点じてんで33名めい出場しゅつじょうで、デイレースで2名めいが失格しっかくとなり31名めいとなっている）。
  • 2022年ねん3月がつ14日にちは、2021年ねん12月5日にち同様どうよう1日にち目め終了しゅうりょう時点じてんで出場しゅつじょう者しゃ31名めいとなり、デイレース前まえからナイトが5レース制せいと発表はっぴょうされた。デイレースで失格しっかく者しゃが出でなかったため、順位じゅんい戦せんで唯一ゆいいつの5車しゃ立だてレースの5着ちゃく選手せんしゅがお帰かえりとなり、ナイトレースは30名めい出場しゅつじょうの6車しゃ立だて×5レースで開催かいさいされた。
  • 2023年ねん3月がつ19日にちは、1日にち目め終了しゅうりょう時点じてんで出場しゅつじょう者しゃ31名めいとなったところ、1名めいが補充ほじゅうされ32名めいにより2日にち目めがスタートした。しかしデイレースで失格しっかく者しゃが出でて残のこり31名めいとなったため、5着ちゃくを取とった選手せんしゅがお帰かえりとなり、ナイトレースは30名めい出場しゅつじょうの6車しゃ立だて×5レースで開催かいさいされた。
  • 2023年ねん4月がつ8日にちは、1日にち目め終了しゅうりょう時点じてんでは出場しゅつじょう者しゃ36名めい揃そろっていたが、デイレースの落車で4名めいがナイトを欠場けつじょう。また順位じゅんい戦せんCが2着ちゃくで、ナイトでは順位じゅんい決定けってい戦せんCへの出場しゅつじょう資格しかくがあった選手せんしゅが1名めい欠場けつじょうした。この時ときはお帰かえりは発生はっせいせず、順位じゅんい決定けってい戦せんA・Bを4車しゃ立たて、Cを5車しゃ立だてとして、31名めいが6レース制せいにより出場しゅつじょうした。

賞金しょうきん

全すべての着ちゃく順じゅんで賞金しょうきんが出でる競輪けいりんとは異ことなり、PIST6では決勝けっしょう戦せん（ファイナル1 - 6）の6名めいを除のぞき全すべてのレースで1 - 3着ちゃくの上位じょうい3名めいまでしか賞金しょうきんが支払しはらわれないことになっている。なお、決勝けっしょう戦せん以外いがいの全すべてのレースにおいて4 - 6着ちゃくの3名めいに対たいしては、賞金しょうきんの代かわりに「特別とくべつ手当てあて」（レース格かくにより異ことなる）が支払しはらわれる。

以下いかは、各かくカテゴリ毎ごとの決勝けっしょう戦せん（ファイナル1 - 6）における各かく着ちゃく順じゅんの賞金しょうきん額がく（2023年ねん4月がつ以降いこう）。なお、2023年ねん4月がつ時点じてんでは、以下いかのうちインターナショナル、ニュースター、ベーシック 女子じょしは開催かいさいされていない。

カテゴリ	1着ちゃく	2着ちゃく	3着ちゃく	4着ちゃく	5着ちゃく	6着ちゃく
インターナショナル 男子だんし国際こくさい（3レース×2走はし×2日にち）	134.1万まん円えん	67.0万まん円えん	33.6万まん円えん	25.8万まん円えん	19.8万まん円えん	15.3万まん円えん
ベーシック 男子だんしSA（6レース×2走はし×2日にち）	134.3万まん円えん	67.1万まん円えん	33.6万まん円えん	25.8万まん円えん	19.8万まん円えん	15.3万まん円えん
ベーシック 男子だんしSA（3レース×2走はし×2日にち）	121.9万まん円えん	60.9万まん円えん	30.5万まん円えん	23.4万まん円えん	18.0万まん円えん	13.8万まん円えん
ベーシック 男子だんしAA（6レース×2走はし×2日にち）	042.4万まん円えん	28.2万まん円えん	18.9万まん円えん	15.7万まん円えん	13.1万まん円えん	10.9万まん円えん
ベーシック 男子だんしAA（3レース×2走はし×2日にち）	037.5万まん円えん	25.0万まん円えん	16.6万まん円えん	13.8万まん円えん	11.6万まん円えん	09.6万まん円えん
インターナショナル 女子じょし国際こくさい（3レース×2走はし×2日にち）	038.0万まん円えん	19.0万まん円えん	12.8万まん円えん	10.6万まん円えん	09.5万まん円えん	08.6万まん円えん
ベーシック 女子じょし（3レース×2走はし×2日にち）	034.6万まん円えん	17.2万まん円えん	11.6万まん円えん	09.6万まん円えん	08.6万まん円えん	07.8万まん円えん
ニュースター 男子だんしAA（3レース×2走はし×2日にち）	011.6万まん円えん	09.6万まん円えん	08.1万まん円えん	06.8万まん円えん	05.7万まん円えん	04.7万まん円えん
ニュースター 女子じょし（3レース×2走はし×2日にち）

SA混こん合戦かっせんの優勝ゆうしょう賞金しょうきんは100万まん円えん以上いじょうあるため、特とくにA級きゅう選手せんしゅが優勝ゆうしょうすれば通常つうじょうの競輪けいりん開催かいさい（FI・FII）で優勝ゆうしょうするよりも高たかい賞金しょうきんを獲得かくとくすることができる（FII開催かいさいでのA級きゅうレースの優勝ゆうしょう賞金しょうきんは40万まん円えん台だい。なお、PIST6のA級きゅうのみ・6レースの節ふしの場合ばあいの優勝ゆうしょう賞金しょうきんは42万まん4000円えん）。

賞金しょうきん・手当てあて・交通こうつう費ひについては、通常つうじょうの競輪けいりんでは原則げんそくとして選手せんしゅ宿舎しゅくしゃを出でる直前ちょくぜんに窓口まどぐちで現金げんきんにて受うけ取とることになっているが、PIST6では後日ごじつ選手せんしゅ個人こじんの銀行ぎんこう口座こうざへの振込ふりこみとなっている（そのため、帰宅きたく時じは手てぶらである）。

ちなみに、選手せんしゅ宿舎しゅくしゃの売店ばいてんでの購買こうばいにおける代金だいきんも後日ごじつ精算せいさんとなっており、支給しきゅうされる賞金しょうきん・手当てあて・交通こうつう費ひから罰金ばっきんや共済きょうさい会費かいひ（競走きょうそう参加さんかの都度つど選手せんしゅ会かいに納付のうふするもの）などと合あわせて差さし引ひかれた額がくが銀行ぎんこう口座こうざに振込ふりこみされる。また、観客かんきゃくの側がわでも、TIPSTAR DOME CHIBAの入場にゅうじょう券けんや場内じょうない売店ばいてんでの飲食いんしょく物ぶつ・物品ぶっぴんの購入こうにゅう、車券しゃけん購入こうにゅうなどは現金げんきんでは一切いっさい取とり扱あつかっていないため、このPIST6に関かかわるもの全すべてがキャッシュレス決済けっさいとなっている。

PIST6 Championship

イベントの流ながれ・演出えんしゅつなどの解説かいせつは「千葉ちばJPFドーム」も参照さんしょうのこと。　

「PIST6 Championship」（ピストシックス・チャンピオンシップ）は、日本にっぽんの競輪けいりん選手せんしゅに加くわえ、日本にっぽん国外こくがいからの招待しょうたい選手せんしゅも交まじえ、年間ねんかんを季き節ぶしごとに4シーズンに分わけてのステージトーナメントを実施じっしし、成績せいせき上位じょうい選手せんしゅが、年間ねんかんファイナルを行おこなって、「世界せかい最速さいそく」の「ケイリン」選手せんしゅの座ざを争あらそうことを行おこなう予定よていである。レースは、千葉ちば競輪けいりん場じょう跡地あとちに改築かいちく・新設しんせつされた「TIPSTAR DOME CHIBA」を会場かいじょうに行おこなわれる。週末しゅうまつの土曜どよう・日曜にちようを中心ちゅうしんに、年間ねんかん100日にち程度ていどを施行しこうする予定よていである。

各かくシーズンは、年度ねんど（4月がつ～3月がつ）を1シーズンとする方式ほうしきが取とられており、正月しょうがつ～年末ねんまつのシーズンをとることが多おおい現行げんこう競輪けいりんや他たの公営こうえい競技きょうぎとは異ことなっている。2022年度ねんど（2022-23シーズン）より本格ほんかく的てきに実施じっしされている。

この節ふしのタイトルについては、年度ねんどごとに付つけ方かたが異ことなっている。

開幕かいまくシーズンである2021-22シーズンは、10月2日にちの開幕かいまく日びから12月がつまでを「ジャパンヒーローズ」、1月がつから3月がつを「シーズンゼロ」という開催かいさいとし、開催かいさい終盤しゅうばんに「シーズンファイナル」開催かいさいを行おこなってそのシーズン王者おうじゃを決定けっていする方式ほうしきであった。ラウンド計算けいさんされる開催かいさいのほか、スペシャルマッチ開催かいさいが設定せっていされていたが、そのうち1回かいはA級きゅうのみの開催かいさいではあったがその他たのスペシャルマッチはラウンド戦せんと変かわりのない開催かいさいであった。

2022-23シーズンは、ファースト～フォースの4クォーターに大おおきく分わけた。開催かいさいごとに「ラウンド戦せん」・「PIST6 CUP」（A級きゅう戦せん）のいずれかが行おこなわれ、「ラウンド戦せん」で好成績こうせいせきを残のこした選手せんしゅが年間ねんかんファイナルへの出場しゅつじょう権けんを得えるとアナウンスされていた（クォーターが改あらたまるとラウンド数すうは1に戻もどる）。フォースクォーター終了しゅうりょう後ご、年度ねんど末まつまでの開催かいさいはエクストラステージとして実施じっし。エクストラステージではSA混こん合戦かっせん・A級きゅう戦せんのどちらも同おなじ開催かいさい名めいで行おこなわれ、年間ねんかんファイナルもその枠わく内ないで実施じっし。年間ねんかん王者おうじゃ決定けってい戦せんとはっきり銘打めいうっての年間ねんかんファイナルは河端かわばた朋之ともゆきが優勝ゆうしょうし、年間ねんかんチャンピオンにはfragment design 藤原ふじわらヒロシ氏しによるチャンピオンジャージが授与じゅよされた。

2023-24シーズンは「PIST6 CUP」開催かいさいがなくなり全すべてが「ラウンド戦せん」のタイトルの下したで行おこなわれているが、その中なかにA級きゅう戦せん開催かいさいも含ふくまれている。クォーターははっきり3か月げつ毎ごとに変かわる。ラウンド数すうは新あらたなクォーターに入はいってもリセットせずに数字すうじが通算つうさんされていく。年度ねんど末まつのラウンド43では、歴代れきだい優勝ゆうしょう者しゃ10名めいがあっせんされ、メンバーが揃そろったことからスペシャルマッチとして開催かいさいを実施じっしした（2021-22シーズンのスペシャルマッチとは意味合いみあいが異ことなっている）。

2024-25シーズンは、スプリングステージ・4月がつ第だい1戦せん　というような開催かいさいタイトルで行おこなわれることが発表はっぴょうされている。

2021-22シーズンでは、3か月げつごとに「シーズンファイナル」開催かいさいを実施じっしした。ただシーズン中ちゅうに好成績こうせいせきを収おさめていても、現行げんこう競輪けいりんの斡旋あっせんスケジュールもあることから、必かならずしもその上位じょうい者しゃでシーズンファイナルを行おこなうということにはなっていなかった。また、シーズンファイナル用ようの賞金しょうきん表ひょうはなく、通常つうじょう開催かいさいと同額どうがくである。2022-23シーズンはクォーター毎ごとに「ファイナルラウンド」という開催かいさいはあるが、クォーター最後さいごの通常つうじょうのラウンド戦せんという意味合いみあいであり特別とくべつな特典とくてんは用意よういされていない。2023-24からはクォーターファイナルラウンドの制度せいどもなくなっている。

年間ねんかんチャンピオンへの体系たいけいに関かかわらない「PIST6 CUP」開催かいさいも実施じっしされる（2021-22シーズンは「スペシャルマッチ」と呼称こしょうしていた）。PIST6 CUP開催かいさいでは2022年ねん4月がつ以降いこう、協賛きょうさんの個人こじんまたは法人ほうじんによるネーミングレースも開催かいさいする予定よていである。2021-22シーズンのスペシャルマッチでのメンバー構成こうせいは2回かい目め以降いこうは通常つうじょうのメンバーと変かわらないメンバーであったが、1回かい目めは現行げんこう競輪けいりんのA級きゅう選手せんしゅのみを集あつめた開催かいさいを実施じっしした。2022-23シーズンのPIST6 CUPは、いずれもA級きゅう選手せんしゅのみの開催かいさいとなっていた。

2022年ねん8月がつ21日にちの夜よる20時じより、2022-23セカンドクォーターファイナルラウンド決勝けっしょう戦せんが千葉ちばテレビ放送ほうそうにて、初はつ放送ほうそうされた。チバテレ本社ほんしゃでのスタジオ進行しんこうは田中たなか大だい貴たか、ゲストは倉持くらもち由香ゆか。レース実況じっきょうはPIST6会場かいじょうのものをそのまま使用しようした。

優勝ゆうしょう回数かいすうランキング

2024年ねん3月がつ31日にち現在げんざい（2023-24シーズン終了しゅうりょう時点じてん）

順位じゅんい		優勝ゆうしょう回数かいすう
1	堀江ほりえ省吾しょうご	10回かい
2	河端かわばた朋之ともゆき	8回かい
3	中島なかじま詩音しおん	7回かい
4	伊藤いとう信しん	6回かい
4	木村きむら皆みな斗と	6回かい
6	根田こんだ空そら史し	5回かい

入場にゅうじょう券けんの購入こうにゅう方法ほうほう

TIPSTAR DOME CHIBAは全席ぜんせき指定してい制せいであり、デイ（第だい1レース～第だい6レース）・ナイト（第だい7レース～第だい12レース）入いれ替かえ制せいとなっている。実施じっし規則きそく上じょうはレギュラーシートが普通ふつう入場にゅうじょう料りょう・プレミアムシートが特別とくべつ観覧席かんらんせきという扱あつかいになっており、これに定さだめられている正式せいしきな料金りょうきんは、レギュラーシート2000円えん（1949席せき）・プレミアムシート5000円えん（58席せき）で、2000円えんの入場にゅうじょう料りょうは全国ぜんこくの公営こうえい競技きょうぎ場じょうで一番いちばん高価こうかである。ただし、その正式せいしき料金りょうきんが全員ぜんいんに課かして実施じっしした開催かいさいは元もとよりほとんどなく、正式せいしき料金りょうきんより割引わりびけないし無料むりょうで実施じっししていた。

2024年度ねんどより、特別とくべつなイベントを行おこなう開催かいさいを除のぞき、レギュラーシートへは入場にゅうじょう無料むりょう、最前さいぜん席せきのみ500円えんとなった。

PIST6の会員かいいん（投票とうひょう会員かいいんとは別個べっこ）に登録とうろくした上うえ、専用せんようサイトで座席ざせき指定してい購入こうにゅうができる（無料むりょう開催かいさいでも入場にゅうじょう前まえに指定してい操作そうさを行おこなう）。チケットはオンラインチケットであり、入場にゅうじょう口こうでスマートフォンに表示ひょうじされるQRコードを提示ていじして入場にゅうじょうする。

車券しゃけんの購入こうにゅう方法ほうほう

PIST6における車券しゃけんの購入こうにゅうは、2021年ねん10月がつの開幕かいまくから2023年ねん7月がつまでは、競輪けいりん投票とうひょうアプリケーションソフト「TIPSTAR」または「netkeirin」（スマートフォン、PCともに対応たいおう）のみ可能かのうとなっている。なお、「netkeirin」からの投票とうひょうは、買かい目めをTIPSTARに送信そうしんする形かたちで行おこなわれる。

2023年ねん8月がつ1日にちの開催かいさいより、PIST6社しゃの親会社おやがいしゃであるJPFが運営うんえいする「PIST6公式こうしき投票とうひょうサービス」が開設かいせつされる。PIST6のみの入金にゅうきん・ベットとなる。同社どうしゃが運営うんえいする「みんなの競輪けいりん」とは別べつ立だてとはなるが、みんなの競輪けいりん会員かいいんはそのID・パスワードが共用きょうようされる。

TIPSTAR DOME CHIBAでは、場内じょうないに車券しゃけんの発売はつばい窓口まどぐち・払はらえ戻もど窓口まどぐちは設もうけておらず、またその他たの全国ぜんこくの各かく競輪けいりん場じょう・場外じょうがい発売はつばい所しょ、電話でんわ投票とうひょう、TIPSTAR・netkeirin・PIST6公式こうしき投票とうひょうサービス以外いがいのインターネット投票とうひょうサイトでも取とり扱あつかいはしていない。投票とうひょう締切しめきり時間じかんはポータルサイト各社かくしゃでの車券しゃけん発売はつばいと同おなじく発走はっそう時刻じこく5分ふん前まえとなっている。しかしながら選手せんしゅ入場にゅうじょうは発走はっそう時刻じこく4分ふん前まえに始はじまるため、締切しめきりから入場にゅうじょう開始かいしまでの時間じかんで考かんがえれば競輪けいりんのそれよりも短みじかい間隔かんかくとなる。

なお、PIST6では通常つうじょうの連勝れんしょう式しき車券しゃけん（但ただし枠わく番ばん連勝れんしょう式しきの発売はつばいはない）のほか、他たの競輪けいりん場じょうでは事実じじつ上じょう廃止はいしされた単勝たんしょう式しき車券しゃけんも発売はつばいしている。但ただし、TIPSTARにおいては2022年ねん2月がつ以降いこうの開催かいさいでは、単勝たんしょう及およびワイドの投票とうひょうは1人ひとり1レース49900円えんまでに制限せいげんされ、PIST6公式こうしき投票とうひょうサービスでは同様どうように単勝たんしょう及およびワイドの投票とうひょうは1人ひとり1レース3000円えんまでに制限せいげんされている。また、TIPSTARによるボーナスマネーによる購入こうにゅうは、チャージマネーと同様どうようで制限せいげんは無ないが、PIST6公式こうしき投票とうひょうサービスでのボーナスマネーにあたる「ポイント」で、単勝たんしょう・ワイドを購入こうにゅうすることはできない。

高額こうがく配当はいとう記録きろく

• 1　387,370円えん　2023年ねん11月16日にち 12R
• 2　303,970円えん　2021年ねん10月がつ3日にち　5R
• 3　240,450円えん　2022年ねん3月がつ8日にち　9R

レースの配信はいしんについて

• 生なま配信はいしんはYoutubeで実施じっし。2022年ねん6月がつからは千葉ちばJPFドーム内ないにスタジオを設もうけ、PIST6 (ピストシックス) 公式こうしきチャンネルにて配信はいしんしている。TIPSTARアプリ内ないでも、2023年ねんまでの通常つうじょうの競輪けいりん配信はいしんと異ことなり「自分じぶんでベット」画面がめんで全編ぜんぺん配信はいしんされている。
  • 2022年ねん7月がつ30日にちの開催かいさい～9月がつの間あいだ、バンクに24台だいのアンテナを設置せっちし、選手せんしゅのリアルタイム位置いち情報じょうほうを取得しゅとくし、選手せんしゅの現在げんざい速度そくどを生なま中継ちゅうけいで表示ひょうじする「屋内おくない型がたトラッキングシステム」を導入どうにゅうしていた。Youtubeでの配信はいしんは速度そくど表示ひょうじありのものと、従来じゅうらいの速度そくど表示ひょうじなしのものと2つを並行へいこうして実施じっししていた（TIPSTARアプリ内ないでは速度そくど表示ひょうじありの映像えいぞうで配信はいしん）。
  • 2024年ねん5月がつより、平日へいじつ開催かいさいは場内じょうないMCが配信はいしん番組ばんぐみのMCを兼任けんにんして届とどける方式ほうしきとなる。場内じょうないBGMも配信はいしん番組ばんぐみ用ようのものとなる。

• 2021年ねん10月がつ～2022年ねん5月がつは、下記かき2つの配信はいしんをTIPSTARが制作せいさくしていた。
  • 「自分じぶんでベット」画面がめんでは自転車じてんしゃ競技きょうぎ解説かいせつ者しゃと競輪けいりんにも詳くわしいMCによる「徹底てってい解説かいせつ！PIST6実況じっきょう生放送なまほうそう」を配信はいしんしていた。都内とないスタジオからの配信はいしん。
  • 　2021年ねん10月がつ～2022年ねん5月がつ、「のっかりベット」画面がめんでは吉本興業よしもとこうぎょう所属しょぞく芸人げいにんを中心ちゅうしんとしたメンバーによる車券しゃけん検討けんとう番組ばんぐみが配信はいしんされ、どちらの番組ばんぐみでもオープニングセレモニー・レース・確かく定着ていちゃく順じゅん発表はっぴょう・勝利しょうり者しゃインタビュー・表彰ひょうしょう式しきの模様もようが現地げんちより生なま配信はいしんされていた。
  • 徹底てってい解説かいせつ！PIST6実況じっきょう生放送なまほうそうについては、YouTubeのTIPSTAR公式こうしきチャンネルでも同時どうじ配信はいしんされ、アーカイブも視聴しちょうできる（2022年ねん1月がつ時点じてんでは、2021年ねん10月がつの開幕かいまく以降いこうの全ぜん番組ばんぐみが視聴しちょう可能かのう）。2022年ねん2月がつからは審議しんぎがあったレースで失格しっかくの有無うむに関かかわらず審議しんぎ映像えいぞうも放映ほうえいされている。
• レース映像えいぞうのアーカイブ配信はいしんは、YouTubeのPIST6 (ピストシックス) 公式こうしきチャンネルで、レースの1～2時じ間あいだ後ご程度ていどより視聴しちょうできるが、2022年ねん9月がつ現在げんざいは主要しゅようレース以外いがいはPIST6公式こうしきサイトのレース結果けっかページ、またはnetkeirinサイトの「結果けっか払はらえ戻もど」ページからの限定げんてい公開こうかいでの視聴しちょうとなっている。

売上うりあげ

開始かいし初年度しょねんどである2021年ねん度どについては、開始かいし初日しょにちの10月がつ2日にちに限かぎれば3億おく5千せん万まん円えん余あまりの売上うりあげがあったものの、同どう年度ねんど（実質じっしつ半年はんとし間あいだ）の実績じっせきは、TIPSTAR DOME CHIBA来場らいじょう者しゃ数すうは5469人にん、PIST6の車券しゃけん売上うりあげ額がくは主催しゅさい者しゃである千葉ちば市しが想定そうていした55億おく円えんを大幅おおはばに下回したまわる約やく14億おく8千せん万まん円えんと、低調ていちょうなスタートであった。千葉ちば市しとしては、認知にんち度ど不足ふそくに加くわえて車券しゃけんの購入こうにゅう方法ほうほうが限定げんていされることが来場らいじょう者しゃ・売上うりあげの伸のび悩なやみにつながったとみて、2022年ねんの夏季かきには無料むりょう招待しょうたいの開催かいさいを増ふやしたほか、今後こんごはTIPSTAR以外いがいでも車券しゃけん購入こうにゅうを可能かのうにする方向ほうこうでテコ入てこいれを検討けんとうしている。

2022年度ねんど上半期かみはんき（4月がつから9月がつ）は、開催かいさい44日間にちかんで約やく5億おく円えんの車券しゃけん売上うりあげ、1日にち平均へいきんでは1200万まん円えん弱じゃくとなり、低調ていちょうなスタートの前年度ぜんねんど半期はんきを下回したまわるペースで推移すいいした。2022年度ねんどは1年ねんをフルに開催かいさいしても、開始かいし初年度しょねんどの半年はんとし間あいだにおける売上うりあげを超過ちょうかできないという状態じょうたいにある。

2024年度ねんどに入はいり、YouTuberのヒカルをキャンペーンキャラクターとして起用きよう。コラボ発表はっぴょう直後ちょくごのレースの2024 4月がつ第だい4戦せんの売うり上あげが1節せつ8000万まん円えんに上昇じょうしょう、PIST6公式こうしき投票とうひょうサービスの会員かいいん数すうが2万まん人にん増加ぞうかした 。2度目どめのヒカルのライブ配信はいしん日び（2024 5月がつ第だい4戦せん）では、1節せつで1億おく3000万まん円えんの売うり上あげを記録きろく（しかもこの節せつは極端きょくたんな単勝たんしょう高額こうがく購入こうにゅうのあったレースがなかったにも関かかわらず）するなど、売うり上あげが大幅おおはばに増加ぞうかしている。

外部がいぶリンク

• VELO250サイト
• PIST6
• TIPSTAR
• TIPSTARプロモーションサイト
• netkeirin（PIST6）