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英えい智さとし

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
英えい智さとし（説田せつだ 英えい智さとし）
現役げんえき時代じだい
基本きほん情報じょうほう
国籍こくせき 日本の旗 日本にっぽん
出身しゅっしん地ち 岐阜ぎふ県けん羽島はしま市し
生年月日せいねんがっぴ (1976-05-09) 1976年ねん5月9日にち（48歳さい）
身長しんちょう
体重たいじゅう		 182 cm
74 kg
選手せんしゅ情報じょうほう
投球とうきゅう・打席だせき 右みぎ投とう右みぎ打だ
ポジション 外野がいや手しゅ
プロ入いり 1998年ねん ドラフト4位い
初はつ出場しゅつじょう 2001年ねん9月がつ13日にち
最終さいしゅう出場しゅつじょう 2012年ねん10月がつ22日にち（セ・リーグ クライマックスシリーズ
ファイナルステージ第だい6戦せん）
経歴けいれき（括弧かっこ内ないはプロチーム在籍ざいせき年度ねんど）
選手せんしゅ歴れき
コーチ歴れき
  • 中日ちゅうにちドラゴンズ (2013 - 2022)
この表ひょうについて

英えい智さとし（ひでのり、本名ほんみょう：説田せつだ 英えい智さとし〈せった ひでのり〉、旧きゅう登録とうろく名めい：蔵本くらもと 英えい智さとし〈くらもと ひでのり〉[注ちゅう 1]、1976年ねん5月9日にち - ）は、岐阜ぎふ県けん羽島はしま市し出身しゅっしん[注ちゅう 2]の元もとプロ野球やきゅう選手せんしゅ（外野がいや手しゅ）、コーチ。1999年ねんから2012年ねんまで中日ちゅうにちドラゴンズでプレーし、現役げんえき引退いんたい後ごの2013年ねんから2022年ねんまで中日ちゅうにちでコーチを務つとめる。仲間なかま内ないでの愛称あいしょうは「クラ」[10]。野球やきゅう解説かいせつ者しゃ。

経歴けいれき

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プロ入いり前まえ

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岐阜ぎふ県立けんりつ岐阜ぎふ商業しょうぎょう高等こうとう学校がっこうでは控ひかえ投手とうしゅから中堅ちゅうけん手しゅのレギュラーとなる。高校こうこう卒業そつぎょう後ご、名城大学めいじょうだいがくに進すすみ、3番ばん・中堅ちゅうけん手しゅとして活躍かつやく。また、投手とうしゅも兼任けんにん。1998年ねん、愛知大学あいちだいがく野球やきゅうリーグで春はる・秋季しゅうきベストナイン外野がいや手しゅに選えらばれた。愛知大学あいちだいがくリーグ通算つうさん93試合しあい出場しゅつじょう、310打数だすう88安打あんだ、打率だりつ.284、2本塁打ほんるいだ、36打点だてん。

トヨタ自動車とよたじどうしゃから入社にゅうしゃ内定ないていを得えていたものの[11]、1998年ねんのドラフト会議かいぎで中日ちゅうにちドラゴンズから4位い指名しめいを受うけ入いれ団だん[注ちゅう 3]。

プロ入いり後ご

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1999年ねんは一軍いちぐん出場しゅつじょうなしに終おわった。

2000年ねんも一軍いちぐん出場しゅつじょう無なしに終おわる。入団にゅうだん当初とうしょから俊足しゅんそく強肩きょうけんが高たかく評価ひょうかされ、山田やまだ久志ひさしが監督かんとくだった時代じだい（2002年ねん - 2003年ねん途中とちゅう）には投手とうしゅと外野がいや手しゅの兼任けんにん案あんが出でたこともある。

2001年ねんに初はじめて一軍いちぐん出場しゅつじょうする。

2002年ねんから一軍いちぐんでの出場しゅつじょう機会きかいを増ふやしていく。

2004年ねんから登録とうろく名めいを「英えい智さとし」に変更へんこうした[注ちゅう 1]。この年としから監督かんとくに就任しゅうにんした落合おちあい博満ひろみつが掲かかげた「オレ流りゅう野球やきゅう」の一ひとつ「一芸いちげいに秀ひいでた選手せんしゅが必要ひつよう」を象徴しょうちょうする選手せんしゅとして、開幕かいまくから一軍いちぐんの代走だいそう及および守備しゅび固がためとして活躍かつやく。6月27日にちの対たい阪神はんしんタイガース戦せんでは、葛城かつらぎ育郎いくおの放はなった犠飛ぎひと思おもわれた打球だきゅうを、好こう返球へんきゅうで三塁さんるい走者そうしゃの桧山ひやま進すすむ次郎じろうを刺さし、勝利しょうりに貢献こうけん。守備しゅびでの活躍かつやくでお立たち台だいに立たつという珍めずらしい経験けいけんをした。このプレーが英えい智さとしを知しらしめるきっかけにもなった。「実じつはこのとき体調たいちょうが万全ばんぜんでなく、肩かたに不安ふあんがある状態じょうたいだったので慎重しんちょうに投なげた。だからこそ良よい球たまを投なげることができた。」と本人ほんにんが語かたっている[13]。井上いのうえ一樹かずきとの併用へいよう体制たいせいの中なかで徐々じょじょに出場しゅつじょう機会きかいが増ふえ、福留ふくとめ孝介こうすけが8月がつにアテネオリンピック出場しゅつじょうのため欠場けつじょう、更さらに9月がつに死球しきゅうによる骨折こっせつで戦列せんれつを離はなれると、右翼うよく手しゅとして定着ていちゃくし、ゴールデングラブ賞しょうを獲得かくとくした。ゴールデングラブ賞しょう獲得かくとくについて、英えい智さとしは「ゴールデングラブ賞しょうは水戸黄門みとこうもんの印籠いんろうのような、自分じぶんにとっての宝物ほうもつです。」と語かたっている[14]。左翼さよく手しゅ・英えい智さとし、中堅ちゅうけん手しゅ・アレックス、右翼うよく手しゅ・福留ふくとめと組くんだ堅守けんしゅで一躍いちやく有名ゆうめいとなった。「福留ふくとめ、アレックスと、3人にん一緒いっしょに守備しゅび位置いちについていて、誇ほこらしい気持きもちだった。メジャーリーガーで強肩きょうけんのアレックスの、一級いっきゅう品ひんのボールを隣となりで見みているだけで、見みとれてしまうほど楽たのしかった。」と、英えい智さとし本人ほんにんが語かたっている[15]。

2005年ねんは走塁そうるい中ちゅうに肩かたを強打きょうだして負傷ふしょうした影響えいきょうもあり、打率だりつ1割わりにも満みたない打撃だげき不振ふしんに陥おちいった。また代走だいそう専門せんもん選手せんしゅとして活躍かつやくしていた澤井さわい道久みちひさがシーズン後半こうはんから登録とうろくを抹消まっしょうされたため、やむを得えず代走だいそうで起用きようされ守備しゅび位置いちの関係かんけいで途中とちゅう交代こうたいさせられるなど、起用きよう法ほうが一定いっていしなかった。8月5日にちの対たい横浜よこはまベイスターズ戦せんでは、1点てんを追おう最終さいしゅう回かい、一死いっし満塁まんるいのチャンスに三塁さんるい走者そうしゃの英えい智さとしは、立浪たつなみ和義かずよしの浅あさい右みぎ飛ひに迷まようことなく本塁ほんるいに突入とつにゅう。ヘッドスライディングで捕手ほしゅの相川あいかわ亮二りょうじのタッチをかいくぐって同点どうてんのホームインをもたらし、その後ごの福留ふくとめの逆転ぎゃくてん満塁まんるい本塁打ほんるいだに繋つなげた。試合しあい後ご、落合おちあいは「英えい智さとしはプロだ」と語かたり、賛辞さんじを惜おしまなかった[要よう出典しゅってん]。

2006年ねん5月がつ10日とおか、対たい北海道ほっかいどう日本にっぽんハムファイターズ戦せんで、延長えんちょう11回かい表ひょう、岡島おかじま秀樹ひできの暴投ぼうとうで二塁にるいから悠々ゆうゆうホームインする走塁そうるいを見みせた。この年としは124試合しあいに出場しゅつじょうした。

2007年ねんは李り炳圭の加入かにゅうでシーズン序盤じょばんは代打だいだ・代走だいそう・守備しゅび固がためでの起用きようが多おおかったが、李りの低迷ていめいや福留ふくとめの戦線せんせん離脱りだつ、打撃だげき好調こうちょうということもあり、中盤ちゅうばん以降いこうはスタメンでの起用きようが増加ぞうか。9月26日にちの対たい読売よみうりジャイアンツ戦せんで肉離にくばなれを起おこし、残のこりのシーズンを棒ぼうに振ふってしまう（落合おちあいはその後ごのメンバーのやりくりについて「クラ（英えい智さとしの愛称あいしょう）の離脱りだつが一番いちばん痛いたかった」と語かたっている）。シーズンオフに背番号せばんごうが57から24へ変更へんこうされることが発表はっぴょうされた。これは落合おちあいが「57ではケガが多おおいから」という理由りゆうからで（彦野ひこの利勝としかつの項こうも参照さんしょう）、新しん番号ばんごうで心機一転しんきいってんを図はかって欲ほしいという願ねがいがこめられている。また、5と7の付ついていた2005年ねんと2007年ねんはケガをしている。

2008年ねんも代走だいそう・守備しゅび固がためとしての起用きようが多おおかったが、交流こうりゅう戦せんに入はいってレギュラーだった森野もりの将彦まさひこや李りが怪我けがで離脱りだつしたことによってスタメン出場しゅつじょうする機会きかいもあった。だが、森野もりのや李りが復帰ふっき後ごは二に軍ぐん落おちも経験けいけんするなど77試合しあいに留とどまった。

2009年ねんは、藤井ふじい淳志あつしや新人しんじんの野本のもと圭けいらの台頭たいとうもあり、開幕かいまくを二に軍ぐんで迎むかえたが4月がつ21日にちに一軍いちぐん登録とうろくされ、その日ひの対たい阪神はんしんタイガース戦せんで6番ばん・右翼うよく手しゅで初はつ出場しゅつじょうを果はたした。

2010年ねん11月29日にちの契約けいやく更改こうかいでは、その年としの打撃だげき成績せいせきが.220であったにもかかわらず、走塁そうるいや守備しゅびといった数字すうじに現あらわれない部分ぶぶんを球団きゅうだんに評価ひょうかされて300万まん円えん増ぞうとなった。しかし喜よろこぶはずの本人ほんにんが納得なっとくせず、交渉こうしょうの場ばで「上あがる理由りゆうはなんですか?」とき返きかえしたという[16]。その時ときに「来らいシーズンはお立たち台だいに立たちたい」という決意けついを述のべた。

2011年ねんは若手わかて外野がいや手しゅの台頭たいとうで出場しゅつじょう機会きかいが減少げんしょう。守備しゅび固がためや代走だいそうでの出場しゅつじょうが主おもになったため打席だせきに立たつ機会きかいも少すくなく、打率だりつも.100と振ふるわなかった。8月6日にちの対たい横浜よこはまベイスターズ戦せん（ナゴヤドーム）で勝かち越こしのスクイズを決きめたことでお立たち台だいに上あがり、前年ぜんねんオフの契約けいやく更改こうかいで述のべた決意けついを達成たっせいした[要よう出典しゅってん]。

2012年ねんも出場しゅつじょう機会きかいが少すくなく、同どう季き限かぎりでの現役げんえき引退いんたいを発表はっぴょう[17][18]。10月5日にちのナゴヤドームでのシーズン最終さいしゅう戦せんの対たい広島東洋ひろしまとうようカープ戦せんに途中とちゅう出場しゅつじょうし、3打席だせき凡退ぼんたいに終おわっているが、試合しあい後ごのセレモニーでは本塁ほんるいから外野がいやめがけての遠とお投とうを見みせ、球たまは約やく110メートル先さきの右翼うよくポールに直撃ちょくげき、スタンドからのアンコールによる二に投とう目めではライトスタンドに放ほうり込こんだ[19]。同年どうねんのクライマックス・セのファイナルステージ（第だい6戦せん）で9回かい表ひょうに代走だいそうとして現役げんえき最後さいごの出場しゅつじょうをし、チームとして2012年ねん最後さいごの得点とくてんを踏ふんだ。

引退いんたい後ご

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2013年ねんから中日ちゅうにち二に軍ぐんの外野がいや守備しゅび・走塁そうるいコーチに就任しゅうにん[20]。登録とうろく名めいは引ひき続つづき「英えい智さとし」となる。その一方いっぽう、同年どうねん12月がつ21日にちにファッションブランド「eichi」を設立せつりつ、オフシーズン限定げんていでファッションデザイナーとしても活動かつどうする[21][22][注ちゅう 4]。

2016年ねんは一軍いちぐん外野がいや守備しゅび走塁そうるいコーチに転てんじ、攻撃こうげき時じには三塁さんるいベースコーチも担当たんとうしていた[23]。11月25日にちから台湾たいわんで開催かいさいされた2016アジアウインターベースボールリーグにおいて、NPBウエスタン選抜せんばつの外野がいや守備しゅび走塁そうるいコーチを務つとめる[24]。

2017年ねんから再ふたたび二に軍ぐん外野がいや守備しゅび走塁そうるいコーチに戻もどる[25]。前年ぜんねんに続つづき、11月25日にちから台湾たいわんで開催かいさいされる2017アジアウインターベースボールリーグにおいて、NPBウエスタン選抜せんばつの外野がいや守備しゅび走塁そうるいコーチを務つとめる[26]。

2020年ねんからは再ふたたび一軍いちぐん外野がいや守備しゅび走塁そうるいコーチ[27][6]。2021年ねん秋季しゅうきキャンプからは育成いくせい野手やしゅコーチに配置はいち転換てんかんとなった。

2022年ねん10月13日にち、今こんシーズン限かぎりで退団たいだんすることが発表はっぴょうされた[28]。

退団たいだん後ご

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2023年ねんからは野球やきゅう解説かいせつ者しゃとして活動かつどうをする。J SPORTS（CBCテレビ制作せいさく分ぶん）の2023年ねん5月がつ17日にち放送ほうそうの中日ちゅうにちドラゴンズ対たい阪神はんしんタイガース戦せんで初はつ出演しゅつえんを果はたした。また、CBCテレビとCBCラジオでも野球やきゅう解説かいせつ者しゃ（ゲスト扱あつかい）として出演しゅつえんをすることがある。

2024年ねん7月がつ25日にち、中日ちゅうにちOB戦せん「DRAGONS CLASSIC LEGEND GAME2024」に出場しゅつじょうし、初代しょだいMVPを獲得かくとくした[29]。

選手せんしゅとしての特徴とくちょう

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俊足しゅんそく強肩きょうけんでいぶし銀ぎんの働はたらきを見みせる守備しゅび・走塁そうるいのスペシャリスト[19]。圧倒的あっとうてきな強肩きょうけんを誇ほこり、幾度いくどとなく走者そうしゃを刺さして他た球団きゅうだんから恐おそれられた[30]。2002年ねん12月に収録しゅうろくされたプロ野球やきゅうオールスタースーパーバトル「遠とお投とう日本一にっぽんいち決定けってい戦せん」では遠とお投なげ123メートルを記録きろくして優勝ゆうしょうしている[31]。その一方いっぽうで、1年間ねんかんフルシーズン戦たたかう体力たいりょくが保たもたないことを課題かだいとしており、これが原因げんいんでレギュラーに完全かんぜん定着ていちゃくとまで至いたらなかった。

人物じんぶつ

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英えい智さとしの兄あに2人にんも県立けんりつ岐阜ぎふ商業しょうぎょう高校こうこうで野球やきゅうをしており[11]、高校生こうこうせい時代じだいは「蔵本ぞうほん三さん兄弟きょうだいの三男さんなん」としてプロのスカウトに知しられていた[11]。長兄ちょうけいの蔵本くらもと雅由まさよしは名城大学めいじょうだいがくを経へて社会しゃかい人じん野球やきゅうの一光いっこうに入はいり、チーム創設そうせつ時じから長年ながねんエースとして活躍かつやくした[11]。次兄じけいの蔵本くらもと敬たかし充たかしは法政大学ほうせいだいがく野球やきゅう部ぶでも野球やきゅうを続つづけ、その後ごはモデルに転身てんしん[11]。英えい智さとしは「野球やきゅうは父親ちちおやの影響えいきょうで始はじめたが、スパルタ式すぱるたしきの指導しどうが嫌いやでずっと辞やめたかった」と語かたっており、高校こうこう時代じだい、強豪きょうごうだった母校ぼこうが甲子園こうしえんに出場しゅつじょうした時ときを想定そうていし、それを機きに辞やめる予定よていだったという[11]。しかし、結果けっかは県けん予選よせん3回戦かいせん敗退はいたい。そのために辞やめるきっかけがなくなってしまい、野球やきゅうを続つづけることにした[11]。

県立けんりつ岐阜ぎふ商業しょうぎょう高等こうとう学校がっこう硬式こうしき野球やきゅう部ぶOB会かい名簿めいぼでは、氏名しめいについて説田せつだ 英えい智さとしと記載きさいされている[32]。

打席だせき登場とうじょう曲きょくは通常つうじょう時じがTHE HIGH-LOWSの『日曜日にちようびよりの使者ししゃ』、チャンス時じがRCサクセションの『雨あめあがりの夜空よぞらに』であった。これ以前いぜんはLINDBERGの『BELIEVE IN LOVE』を使用しようしていた（走者そうしゃのいない打席だせきでは井上いのうえ陽水ようすいの『Make-up Shadow』）。

中日ちゅうにちドラゴンズのマスコットであるドアラと仲なかが良よく、中日ちゅうにちドラゴンズ公式こうしきブログではしばしば彼かれとドアラが会話かいわしている場面ばめんの写真しゃしんが掲載けいさいされている。選手せんしゅでは同級生どうきゅうせいの小田おだ幸平こうへい、また同期どうき入団にゅうだんの小笠原おがさわら孝たかしと非常ひじょうに仲なかが良よい。本人ほんにん曰いわく「球場きゅうじょうで小田おだの顔かおを見みるときが一番いちばんほっとする」。小田おだは英えい智さとしの引退いんたい試合しあい[注ちゅう 5]で守備しゅびに入はいる前まえのキャッチボールの相手あいてを泣なきながら引ひき受うけ、また最初さいしょの遠とお投とうの際さい、右翼うよくポールに直撃ちょくげきしグラウンド内ないに跳はね返かえってきた球たまを回収かいしゅうに走はしっている。

子供こどもの頃ころから落合おちあい博満ひろみつのファンで、落合おちあいが中日ちゅうにちの監督かんとくに就任しゅうにんした際さい、一番いちばん喜よろこんだのは英えい智さとしだった[33]。

長嶋ながしま茂雄しげおがテレビで名前なまえを“藤本ふじもと”と読よみ間違まちがえたことからWikipediaに“藤本ふじもと英えい智さとし”と記載きさいされていた時期じきがある[34]。

詳細しょうさい情報じょうほう

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年度ねんど別べつ打撃だげき成績せいせき

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年とし

度ど		 球たま

団だん		 試ためし

合ごう		 打だ

席せき		 打だ

数かず		 得とく

点てん		 安やす

打だ		 二に
塁るい
打だ		 三さん
塁るい
打だ		 本ほん
塁るい
打だ		 塁るい

打だ		 打だ

点てん		 盗ぬすめ

塁るい		 盗ぬすめ
塁るい
死し		 犠

打だ		 犠

飛ひ		 四よん

球たま		 敬けい

遠とお		 死し

球たま		 三さん

振ふ		 併
殺ころせ
打だ		 打だ

率りつ		 出で
塁るい
率りつ		 長なが
打だ
率りつ		 O
P
S
2001 中日ちゅうにち 15 48 45 7 14 1 0 1 18 3 0 2 0 0 3 0 0 7 2 .311 .354 .400 .754
2002 72 123 115 17 31 5 1 2 44 13 2 2 3 1 4 0 0 28 1 .270 .292 .383 .674
2003 61 36 33 11 9 1 0 0 10 2 3 2 0 0 3 0 0 10 1 .273 .333 .303 .636
2004 107 221 201 33 54 10 2 0 68 19 11 3 4 0 14 0 2 46 5 .269 .323 .338 .661
2005 81 61 52 14 4 0 0 0 4 5 3 1 3 1 4 0 1 12 1 .077 .155 .077 .232
2006 124 288 256 30 55 8 1 1 68 27 4 3 22 2 5 0 3 49 1 .215 .237 .266 .502
2007 99 219 198 27 55 8 1 4 77 19 8 2 7 1 6 0 7 33 4 .278 .321 .389 .710
2008 77 77 70 10 15 2 1 1 22 7 4 0 5 0 2 0 0 23 3 .214 .236 .314 .550
2009 71 128 121 15 26 2 0 1 31 10 4 1 4 1 2 0 0 20 4 .215 .226 .256 .482
2010 68 147 127 15 28 3 1 1 36 9 8 0 10 1 6 0 3 20 3 .220 .270 .283 .553
2011 56 24 20 9 2 0 0 0 2 1 2 0 2 0 2 0 0 3 0 .100 .182 .100 .282
2012 53 24 19 5 4 0 0 0 4 0 1 1 3 0 1 0 1 4 0 .211 .286 .211 .496
通算つうさん：12年ねん 884 1396 1257 193 297 40 7 11 384 115 50 17 63 7 52 0 17 255 25 .236 .275 .305 .580

年度ねんど別べつ守備しゅび成績せいせき

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年とし
度ど		 球たま
団だん		 外野がいや
試ためし

合ごう		 刺とげ

殺ころせ		 補ほ

殺ころせ		 失しつ

策さく		 併

殺ころせ		 守もり
備
率りつ
2001 中日ちゅうにち 15 24 1 0 0 1.000
2002 64 63 3 1 1 .985
2003 23 16 0 1 0 .941
2004 102 124 6 0 2 1.000
2005 72 50 0 0 0 1.000
2006 120 154 3 1 1 .994
2007 86 102 6 1 1 .991
2008 69 39 1 1 1 .976
2009 71 82 0 1 0 .988
2010 64 75 0 0 0 1.000
2011 50 20 0 0 0 1.000
2012 46 16 0 0 0 1.000
通算つうさん 782 765 20 6 6 .992

表彰ひょうしょう

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記録きろく

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初はつ記録きろく
  • 初はつ出場しゅつじょう：2001年ねん9月がつ13日にち、対たい広島東洋ひろしまとうようカープ23回戦かいせん（ナゴヤドーム）、7回かい裏うらに井上いのうえ一樹かずきの代走だいそうで出場しゅつじょう
  • 初はつ先発せんぱつ出場しゅつじょう：2001年ねん9月がつ20日はつか、対たい広島東洋ひろしまとうようカープ26回戦かいせん（広島ひろしま市民しみん球場きゅうじょう）、7番ばん・中堅ちゅうけん手しゅで先発せんぱつ出場しゅつじょう
  • 初はつ安打あんだ：2001年ねん9月がつ24日にち、対たい阪神はんしんタイガース26回戦かいせん（阪神はんしん甲子園こうしえん球場きゅうじょう）、2回かい表ひょうにグレッグ・ハンセルから中前ちゅうぜん安打あんだ
  • 初はつ打点だてん：2001年ねん9月がつ29日にち、対たい阪神はんしんタイガース27回戦かいせん（ナゴヤドーム）、7回かい裏うらに伊達だて昌司しょうじから右翼うよく線せん適時てきじ二塁打にるいだ
  • 初はつ本塁打ほんるいだ：2001年ねん10月がつ5日にち、対たい広島東洋ひろしまとうようカープ27回戦かいせん（広島ひろしま市民しみん球場きゅうじょう）、9回かい表ひょうに黒田くろだ博樹ひろきから左中間さちゅうかんへ2ラン
  • 初はつ盗塁とうるい：2002年ねん6月がつ27日にち、対たい広島東洋ひろしまとうようカープ13回戦かいせん（ナゴヤドーム）、8回かい裏うらに二に盗とう（投手とうしゅ：玉木たまき重雄しげお、捕手ほしゅ：西山にしやま秀二しゅうじ）

背番号せばんごう

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  • 57（1999年ねん - 2007年ねん）
  • 24（2008年ねん - 2012年ねん）
  • 97（2013年ねん）
  • 89（2014年ねん - 2022年ねん）

登録とうろく名めい

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  • 蔵本くらもと 英えい智さとし（くらもと ひでのり、1999年ねん - 2003年ねん）[注ちゅう 1]
  • 英えい智さとし （ひでのり、2004年ねん - ）[注ちゅう 1]

代表だいひょう歴れき

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関連かんれん情報じょうほう

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著書ちょしょ

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脚注きゃくちゅう

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[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ a b c d 参考さんこう：
    • 本名ほんみょうを「蔵本くらもと英えい智さとし」と記しるす情報じょうほう…[1][2][3][4][5][6]
      • 2004年ねんに本名ほんみょうの蔵本くらもと英えい智さとしから英えい智さとしに登録とうろく名めい変更へんこうの旨むねが掲載けいさい…[7]
    • 「蔵本くらもと 英えい智さとし」の読よみを「くらもと ひでのり」と記しるした資料しりょう…[8][9]
  2. ^ 参考さんこう：
    • 「羽島はしま市し生うまれ」…[7]
    • 「羽島はしま市し出身しゅっしん」…[1]
  3. ^ 参考さんこう：
    • 1998年度ねんどに商学部しょうがくぶ経済けいざい学科がっかを卒業そつぎょう（2018年ねんに同どう大学だいがく公式こうしきサイトで配信はいしんされたニュース記事きじでは、「1998年ねん商学部しょうがくぶ経済けいざい学科がっか卒そつ」と記載きさい[12]）。
  4. ^ 参考さんこう：
    • 2013年ねん12月21日にち設立せつりつであることは、次つぎの資料しりょうを参照さんしょう[21]。
      • 15日にちにオフィシャルサイトを立たち上あげたことは、次つぎの資料しりょうを参照さんしょう[22]。
  5. ^ 小笠原おがさわらも同年どうねんで引退いんたいを決きめており、英えい智さとしと同おなじ試合しあいでセレモニーが行おこなわれた。

出典しゅってん

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  29. ^ “【中日ちゅうにちOB戦せん】攻守こうしゅで活躍かつやくの”黒子くろこ”英えい智さとしが初代しょだいMVP「時代じだいも変かわり控ひかえにも光ひかりが当あたる時代じだいがきた」独特どくとくの”英えい智さとし節ぶし”で喜よろこび：中日ちゅうにちスポーツ・東京とうきょう中日ちゅうにちスポーツ”. 中日ちゅうにちスポーツ・東京とうきょう中日ちゅうにちスポーツ. 2024年ねん8月がつ7日にち閲覧えつらん。
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  31. ^ DRAGONS TOPICS 【2003年ねん12月07日にち(日)にち】
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  33. ^ 正一しょういち, ねじめ. “足あしが速はやい、肩かたが強つよい、動うごきがよい…落合おちあい博満ひろみつ監督かんとくを楽たのしませ続つづけた“ナンバーワン控ひかえ選手せんしゅ”が見みせた“最後さいごの雄姿ゆうし””. 文春ぶんしゅんオンライン. 2021年ねん7月がつ22日にち閲覧えつらん。
  34. ^ ドラゴンズスペシャル ドラ魂たましいキング 2023年ねん2月がつ1日にち

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1972年ねんから1985年ねんまではダイヤモンドグラブ賞しょう
中日ちゅうにちドラゴンズ - 1998年ねんドラフト指名しめい選手せんしゅ
指名しめい選手せんしゅ
日本の旗 野球やきゅう日本にっぽん代表だいひょう - 1998年ねん日米にちべい大学だいがく野球やきゅう選手権せんしゅけん大会たいかい
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