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西ドイツ国鉄VT98型気動車 - Wikipedia コンテンツにスキップ

西にしドイツ国鉄こくてつVT98がた気動車きどうしゃ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
鉄道てつどう路線ろせんじょう内燃ないねん機関きかんしゃ
動力どうりょくしゃの798がたきゅうVT98がた)と制御せいぎょしゃの998がたきゅうVS98がた)の2りょう編成へんせいウルメンえき、2006ねん

西にしドイツ国鉄こくてつVT98がた気動車きどうしゃ(にしドイツこくてつVT98がたきどうしゃ)は、ドイツ連邦れんぽう鉄道てつどう(Deutsche Bundesbahn (DB)、西にしドイツ国鉄こくてつげんドイツ鉄道てつどう)のカル線かるせん系統けいとう使用しようされていた気動車きどうしゃである。なお、ほんはVT98がたとして製造せいぞうされたものであるがVT98.9がたともばれており、その1968ねん称号しょうごう改正かいせいにより798がたおよび796がた(ワンマン改造かいぞう)となったものである。また、ほん以前いぜん製造せいぞうされていたVT95がたほん同型どうけいラックしきのVT97がた(もしくはVT97.9がた)とともに製造せいぞうメーカーのブランドめいからウアーディンゲン・シーネンオムニバス (ドイツ: Uerdinger Schienenbus)とばれるほか、ドイツにおける同年代どうねんだいレールバスとあわせてシーネンオムニバス (ドイツ: Schienenbus)ともばれる。なお、ほんこうではほん制御せいぎょしゃであるVS98がた付随ふずいしゃであるVB98がたについても記述きじゅつする。

概要がいよう[編集へんしゅう]

1950年代ねんだい西にしドイツ国鉄こくてつ支線しせんにおける旅客りょかく列車れっしゃようとして導入どうにゅうされた、シーネンオムニバスとばれる小型こがたがた気動車きどうしゃようのVT95がた試作しさくをVT95がた量産りょうさんをVT95.9がたともしょうする)およびその付随ふずいしゃのVB142がた合計ごうけいやく1000りょう生産せいさんされて、それまでは蒸気じょうき機関きかんしゃ牽引けんいんしていた旅客りょかく列車れっしゃ機材きざい近代きんだいすすめていた。このシリーズはVT95がたに80.9−110.0kWの機関きかんを1搭載とうさいし、輸送ゆそうりょうおうじてじゅうれんもしくは付随ふずいしゃVB142がた牽引けんいんした最大さいだい4りょう編成へんせいでの運行うんこう想定そうていして動力どうりょくしゃすう付随ふずいしゃすうやく1:1での生産せいさんがなされていたものであるが、支線しせんにおける旅客りょかく列車れっしゃ運行うんこうには輸送ゆそうりょう運用うんようじょう柔軟じゅうなんせいとをさら向上こうじょうさせるため、西にしドイツ国鉄こくてつではこの発展形はってんけいとなるシーネンオムニバスを開発かいはつすることとなり、1953ねん試作しさく通称つうしょうVT98がた)3が、1955ねん以降いこう量産りょうさん通称つうしょうVT98.9がた)332製造せいぞうされた機体きたいがVT98がたであり、同時どうじ制御せいぎょしゃであるVS98がた310りょう付随ふずいしゃのVB98がた320りょう製造せいぞうされ、のちにVB98がた3りょうがVS98がた改造かいぞうされている。このあらたなシリーズでは動力どうりょくしゃのVT98がたに96.5-110.0kWの機関きかんを2搭載とうさいし、輸送ゆそうりょうおうじて付随ふずいしゃVB98がた制御せいぎょしゃVS98がたとで最大さいだい6りょうまでの総括そうかつ制御せいぎょ 可能かのう編成へんせいんでの運行うんこう想定そうていし、動力どうりょくしゃすう付随ふずいしゃすう制御せいぎょしゃすう=1:1:1での生産せいさんがなされることとなった[1]。VT98がたシリーズは車体しゃたい構造こうぞう機関きかん走行そうこう装置そうちなどはVT95がたシリーズをベースとしながら、動力どうりょくしゃであるVT98がた機関きかんを2搭載とうさいして動力どうりょく性能せいのう向上こうじょうはかる、制御せいぎょしゃのVS98がたあらたに設定せっていするとともに各車かくしゃじゅうれん総括そうかつ制御せいぎょよう電気でんき連結れんけつ設置せっちする、ブレーキ装置そうち直通ちょくつうブレーキから自動じどうブレーキ変更へんこうするとともに連結れんけつ小型こがた密着みっちゃく連結れんけつから一般いっぱんてきネジしき連結れんけつ緩衝かんしょう変更へんこうして編成へんせいりょうかず増加ぞうか一般いっぱん客車きゃくしゃ貨車かしゃ牽引けんいん対応たいおうするなどの変更へんこうがなされている。

VT98がたシリーズはVT95がたつづ開発かいはつ設計せっけいおよび製造せいぞうUerdingen[2]担当たんとうしているが、1955ねん量産りょうさん開始かいし以降いこう西にしドイツ全国ぜんこくひろ導入どうにゅう運用うんようされたため、UerdingenのほかMAN[3]、WMD[4]、Credé[5]、Orion[6]、Rathgeber[7]各社かくしゃでも製造せいぞうがなされているほか、機関きかん西にしドイツのトラック・バスメーカーであるBüssing[8]冷却れいきゃくけいをBehr[9]変速へんそくZF[10]逆転ぎゃくてんをGmeinder[11]担当たんとうしている。なお、MANではVT98がた並行へいこうして同社どうしゃ独自どくじ設計せっけい全長ぜんちょう16mきゅう液体えきたいしき変速へんそく搭載とうさいしたシーネンオムニバスを西にしドイツ国内こくない私鉄してつなどけに製造せいぞうしている。

総計そうけいやく1000りょう導入どうにゅうされたVT98がたシリーズは西にしドイツ全国ぜんこくのローカル列車れっしゃようとしてひろ運用うんようされていたが、1968ねん称号しょうごう改正かいせいによりVT98がたは798がたに、VS98がたとVB98がたは998がた形式けいしき変更へんこうされ、1988ねんよりワンマン改造かいぞうされた機体きたいについては796がたおよび996がた形式けいしき変更へんこうされている。また、同形どうけいおよび機関きかん1搭載とうさいがた、2りょうもしくは3りょう固定こてい編成へんせいがたなどの類似るいじ西にしドイツ国内こくない私鉄してつおよびひがしドイツオーストリアスペインポルトガルイタリアレバノントルコウルグアイしんせい現地げんち生産せいさんふくむ)もしくは中古ちゅうこ導入どうにゅうされている。

かく機体きたい型式けいしきめい製造せいぞうしょ製造せいぞうねん製造せいぞうりょうかず下表かひょう1の、かく製造せいぞうロットごと製造せいぞうしょ型式けいしき製造せいぞうりょうかずばん製造せいぞうねん下表かひょう2のとおり。

ひょう1:VT98がた、VS98がた、VB98がた一覧いちらん
型式けいしき ばん 型式けいしき
(称号しょうごう改正かいせい)
ばん
(称号しょうごう改正かいせい)
製造せいぞうしょ 製造せいぞうねん 製造せいぞうすう 備考びこう
VT98 98 901 - 98-903
98 9501 - 98 9550
98 9601 - 98 9721
798 798 901 - 798 903
798 501 - 798 550
798 601 - 798 921
Uerdingen 1953ねん
1955-56ねん
1956-60ねん
332 動力どうりょくしゃ(機関きかん2搭載とうさい)
98 901 - 98 903号機ごうき試作しさく
ワンマン改造かいぞうは796がた
98 9551 - 98 9600
98 9747 - 98 9781
798 551 - 798 600
798 747 - 798 781
WMD 1956ねん
1959-60ねん
98 9722 - 98 9746
98 9782 - 98 9829
798 722 - 798 746
798 782 - 798 829
MAN 1960ねん
1961-62ねん
VS98 98 001 - 98-030
98 192 - 98 281
998 998 601 - 998 630
WMD 1955-56ねん
1961ねん
313 制御せいぎょしゃ(かた運転うんてんだい)
98 049 - 98 050号車ごうしゃ欠番けつばん
98 085 - 98 090ごう予定よていしゃはVS97がたとして竣工しゅんこう
ワンマン改造かいぞうしゃは996がた
98 031 - 98 045 998 631 - 998 645 Credé 1957-58ねん
98 046 - 98 048 998 646 - 998 648 VB98がたから改造かいぞう (1958ねん)
98 051 - 98 084
98 282 - 98 321
998 651 - 998 684
998 882 - 998 921
Uerdingen 1959ねん
1961ねん
98 091 - 98 191 998 691 - 998 791 MAN 1959-60ねん
VB98 98 001 - 98-070
98 2221 - 98 2250
998 001 - 998 070
998 221 - 998 250
Uerdingen 1955-56ねん
1960ねん
320 付随ふずいしゃ
998 001 - 98 220号車ごうしゃ荷物にもつしつづけ
98 2221 - 98 2320号車ごうしゃ荷物にもつしつ
ワンマン改造かいぞうしゃは996がた
98 071 - 98 110
98 2251 - 98 2285
998 251 - 998 285 WMD 1955ねん
1960-61ねん
98 111 - 98 220 998 111 - 998 220 Orion 1955-56ねん
98 2286 - 98 2320 998 286 - 998 320 Rathgeber 1961-62ねん
ひょう2:製造せいぞうロット、製造せいぞうしょべつVT98がた、VS98がた、VB98がた製造せいぞう一覧いちらん
製造せいぞうロット 製造せいぞうしょ 型式けいしき 製造せいぞうすう ばん 製造せいぞうねん 備考びこう
2. Serie Uerdingen VT98 3 98 901 - 98-903 1953ねん 試作しさく、2. SerieのVT95がたじゅんずる
Serie C2 Uerdingen VT98 50 98 9501 - 98 9550 1955ねん VT98 9550号機ごうき以降いこう機関きかん出力しゅつりょくを95.6→110.0kWに変更へんこう
VB98 110号車ごうしゃのみまくらばね空気くうきばね
VT98がた価格かかくは145,000ドイツ・マルク/りょう
VB98 70 98 001 - 98 070 1955-56ねん
WMD VT98 50 98 9551 - 98 9600 1955-56ねん
VB98 40 98 071 - 98 110 1955ねん
Serie C2s WMD VS98 30 98 001 - 98 030 1955-56ねん
Serie C2a Orion VB98 30 98 111 - 98 140 1955ねん
Serie D2 Uerdingen VT98 50 98 9601 - 98 9650 1956ねん VT98がたまくらばねをコイルバネ→空気くうきばねに変更へんこう
VT98がた価格かかくは145,000ドイツ・マルク/りょう
Orion VB98 80 98 141 - 98 220 1956ねん
Serie D2s Credé VS98 15 98 031 - 98 045 1957-58ねん VS98がたまくらばねをコイルバネ→空気くうきばねに変更へんこう
Serie E2 Uerdingen VT98 71 98 9651 - 98 9721 1959-60ねん VT98がた座席ざせき定員ていいんを60→58めい変更へんこう
Serie E2/F2 Uerdingen VB98 30 98 2221 - 98 2250 1960-61ねん VB98がたまくらばねをコイルバネ→空気くうきばねに変更へんこう
Serie F2 Uerdingen VS98 34 98 050 - 98 084 1959ねん VT98がた暖房だんぼう装置そうちをTyp Auroraに変更へんこう能力のうりょく増強ぞうきょう
MAN VT98 25 98 9772 - 98 9746 1960ねん
VS98 101 98 091 - 98 191 1959-60ねん
WMD VT98 35 98 9747 - 98 9781 1959-60ねん
VS98 90 98 192 - 98 281 1959ねん
Serie G2 Uerdingen VS98 40 98 282 - 98 321 1961ねん VT98がた機関きかんをTyp U9A→Typ U10に変更へんこう
MAN VT98 48 98 9782 - 98 9829 1961-62ねん
WMB VS98 35 98 2251 - 98 2285 1961ねん
Rathgeber VS98 35 98 2286 - 98 2320 1961-62ねん

仕様しよう[編集へんしゅう]

ワンマン改造かいぞうされたBR796 739号機ごうききゅうVT98 9739号機ごうき)、床下ゆかしたしたいたバネのじくバネや電磁でんじ吸着きゅうちゃくブレーキがえる、スイスのコブレンツえき、2009ねん
VT98がた運転うんてんだい中央ちゅうおうのハンドルが6だん変速へんそく操作そうさハンドル、手前てまえひだりがスロットルレバー、おくひだり逆転ぎゃくてんレバー、おくみぎがブレーキハンドル
VT98がた客室きゃくしつない座席ざせきは3+2れつ転換てんかんクロスシート、ひだりおくはトイレ、運転うんてんだい開放かいほうしき

車体しゃたい[編集へんしゅう]

  • 車体しゃたいはVT95.9がたにほぼどういち構造こうぞう寸法すんぽう車体しゃたいちょう12750mm、車体しゃたいはば3000mm、車体しゃたいだか2707mmのりょう運転うんてんだい軽量けいりょう車体しゃたいで、かたちこうんだたいわくおよび車体しゃたい骨組ほねぐみアルミニウム合金ごうきんで1.5mmあつそとばんおよび1.0mmあつ屋根やねばんリベットめし、まど上部じょうぶあめといを、下部かぶにはかたたいとおした構造こうぞうとなっている。なお、たいわく下部かぶにも車体しゃたいがいいたばして牽引けんいんりょく負担ふたんする構造こうぞうはVT95.9がた同一どういつ方式ほうしきであるが、ねじしき連結れんけつ設置せっち編成へんせいりょうかず増加ぞうか対応たいおうするため、乗降じょうこうとびら後部こうぶがわ構体の車体しゃたい骨組ほねぐみに筋交すじかいが追加ついかされており、牽引けんいんりょくをより積極せっきょくてきがわ構体に分散ぶんさんしている。
  • 正面しょうめんまるみをびたデザインで、2まい平面へいめんガラスと左右さゆうすみ曲面きょくめんガラスからなる正面しょうめんまど構成こうせいされ、ぜんあきらとう正面しょうめんまど下部かぶ左右さゆう小型こがたまるかたちぜんあきらとうけん標識ひょうしきとうけい2とう屋根やね中央ちゅうおう小形こがたまるかたちぜんあきらとう1とう配置はいちされ、車体しゃたいすそにネジしき連結れんけつのフックとリング、緩衝かんしょうおよびじゅうれん総括そうかつよう電気でんき連結れんけつ、ブレーキ制御せいぎょよう空気くうき連結れんけつ設置せっちされている。側面そくめん車体しゃたい両端りょうたんの3まい折戸おりどしきはば885mm、開口かいこうはば780mmの乗降じょうこうとびらあいだはば1200mm、たかさ784mmのまどが7箇所かしょ設置せっちされ、このうち最前さいぜん左側ひだりがわいち箇所かしょ黒色こくしょくガラスのトイレまどとなっている。この側面そくめんまど上部じょうぶやく1/4が左右さゆう分割ぶんかつされてそれぞれはしがわ外側そとがわひらき、下部かぶやく3/4は固定こていしきとなっているが、トイレまどのみ上部じょうぶやく1/4がうちひらしきとなっている。また、まどには補強ほきょうようかたたいはいるほか、側面そくめん下部かぶ中央ちゅうおう1箇所かしょまど上部じょうぶ3箇所かしょ空気くうき導入どうにゅうようのルーバーが設置せっちされている。
  • 客室きゃくしつ仕切じきりかべのない1しつしき前後ぜんごはし開放かいほうしき運転うんてんだい乗降じょうこうとびらあいだぜん左側ひだりがわにトイレをもうけた2とう客室きゃくしつ配置はいちされており、座席ざせきは2+3れつの5にんけで、はば880mm(2人ふたりかけ)または1420mm(3にんかけ)の転換てんかんしきクロスシートとなっており、2人ふたりかけ10きゃく(うちはし1きゃくはトイレ壁面へきめんせっしているためすり固定こてい)と3にんかけ12きゃくがシートピッチ760mmで設置せっちされている。この転換てんかんクロスシートはひくめのすり転向てんこうするのとわせてめんかたむきがわるものとなっており、ビニールクロスはりであった。このほか、前後ぜんご運転うんてんだい左右さゆうおりたたみ座席ざせき設置せっちされて進行しんこう方向ほうこうおうじて使用しようされており、座席ざせき定員ていいん座席ざせき56めいおりたたみせき前側まえがわ1せきうしがわ3せき(うち1せき運転うんてんせき転用てんよう、VT98 9651号機ごうきまで)、どううしがわ2せき(うち1せき運転うんてんせき転用てんよう、VT98 9651号機ごうき以降いこう)であった。このほか、室内しつない天井てんじょうしろ側壁そくへきめん合板ごうはんニスり、室内しつないとう白熱はくねつ電球でんきゅうのものが2れつ配置はいちであり、まど上部じょうぶには前後ぜんご方向ほうこうだなが、側面そくめんまどにはよこきのカーテン設置せっちされている。
  • たいわくみぞがたこうおよび鋼板こうはんんで構成こうせいされており、ゆかめんだかは1140mmで乗降じょうこうとびらのみゆかめんからたかさ242および246mmのステップが設置せっちされており、2じくたん台車だいしゃたいわく下部かぶびた、がわ構体およびつま構体のなかにはまりかたち装備そうびされる。なお、主要しゅよう機器ききるいはほとんどが台車だいしゃ装荷そうかされているが、機関きかんの2ともなってVT95.9がたでは台車だいしゃ装荷そうかされていたラジエターおよびその冷却れいきゃくファン、一部いちぶ空気くうきタンクるいがVT98がたではたいわく前後ぜんごはし部下ぶか設置せっちされている。
  • 運転うんてんしつ開放かいほうしきであるため、使用しようにはかくレバーるいはずし、機器ききばんにはスライドしきもしくはそとしきのカバーが装備そうびされている。運転うんてんだい車体しゃたい中心ちゅうしんせんじょう配置はいちされ、機関きかん変速へんそく逆転ぎゃくてんをそれぞれレバーによって操作そうさおこなうもので、運転うんてんせきよこ機関きかんスロットル操作そうさレバーが、運転うんてんだい正面しょうめん中央ちゅうおう変速へんそくのレバー、みぎおく逆転ぎゃくてんハンドル、みぎおくにブレーキハンドルが配置はいちされ、その計器けいきおよびスイッチるい配置はいちされている。
  • 車体しゃたい塗装とそう赤色あかいろ(RAL 3004、いろめい:Purple red)で車体しゃたいすそ焦茶こげちゃしょく(RAL 8019、いろめい:Graubraun)、屋根やねをライトグレー(RAL 9006、いろめい:Weißaluminium)とてまどじょうあめといまどかたたい銀色ぎんいろとしたもので、標記ひょうきるい時代じだいによってことなるが、製造せいぞう当初とうしょ側面そくめん下部かぶ中央ちゅうおうにDBのマークもなく、最低限さいていげん標記ひょうきるいのみがはいるものであった。

走行そうこう機器きき[編集へんしゅう]

  • ほんおもとしてBüssingせいで、同社どうしゃベルリン市内しないよう生産せいさんしていたTyp D2U2かいてバスに使用しようされており、VT95.9がたにも搭載とうさいされるTyp U9AもしくはTyp U10ディーゼルエンジンを2搭載とうさいし、ZFせい電磁でんじ空気くうき制御せいぎょしき6だん変速へんそく機械きかいしき変速へんそくによって前後ぜんごの2じく駆動くどうするもので、クラッチぎゃく転機てんきとも運転うんてんだいからの電気でんき指令しれいによる遠隔えんかく制御せいぎょとしている。
  • 床下ゆかしたは2じくたん台車だいしゃ駆動くどう機関きかん変速へんそくなどをてん対称たいしょう配置はいちしている。ぜんがわ動輪どうりんよう機関きかんこう左側ひだりがわに、こうがわ動輪どうりんようぜん右側みぎがわ搭載とうさいし、そこから機関きかん一体いったい設置せっちされたTyp FK9-2流体りゅうたい継手つぎてとカルダンじく経由けいゆしてTyp 6E75S変速へんそく入力にゅうりょくされ、変速へんそく出力しゅつりょく再度さいどカルダンじく経由けいゆしてどうじく設置せっちされたGmeinderせいTyp GM160St逆転ぎゃくてん入力にゅうりょくされて動輪どうりん駆動くどうする。るい機関きかんよこにベルト駆動くどう発電はつでんが、機関きかんはん出力しゅつりょくがわどうじくした台車だいしゃ下部かぶにシャフト駆動くどう空気くうき圧縮あっしゅくが、おなじく機関きかんはん出力しゅつりょくがわ車体しゃたいはし床下ゆかした油圧ゆあつモーター駆動くどうラジエーター設置せっちされている。
  • Typ U9AおよびTyp U10は水平すいへい直列ちょくれつ6気筒きとう4サイクルでボア×ストロークが115×140mmのディーゼルエンジンであり、ていかく出力しゅつりょくはTyp U9Aのうち、ターボチャージャーを装備そうびしないVT98 9549号機ごうきまでのものは95.6kW、ターボチャージャーを装備そうびしたVT98 9550号機ごうき以降いこうのTyp U9AおよびVT98 9782号機ごうき以降いこう搭載とうさいするTyp U10は110kWとなっている。燃料ねんりょうタンクはかく機関きかんごとに240lのものが装備そうびされ、軽油けいゆけい480lを搭載とうさいするほか、冷却れいきゃくすい110lを搭載とうさいする。
  • Typ FK9-2流体りゅうたい継手つぎてはインペラ、ランナー1くみ構成こうせいされる標準ひょうじゅんてきなものとなっており、Typ 6E75S変速へんそく欧州おうしゅうでは1930-50年代ねんだいころ多用たようされていた、常時じょうじあわしき歯車はぐるま電磁でんじ空気くうき制御せいぎょしきいたしきクラッチ切換きりかえる方式ほうしきのものである。ほん変速へんそくどう一線いっせんじょう配置はいちされた入力にゅうりょくじくおよび出力しゅつりょくじくと、これと平行へいこう配置はいちされたなかあいだじくち、入力にゅうりょくじく - 中間なかまじく中間なかまじく - 出力しゅつりょくじくあいだに2くみずつけい4くみ、I-IVの歯車はぐるまとA、B、D、Eのクラッチ、入力にゅうりょくじく - 出力しゅつりょくじくあいだ直結ちょっけつのCクラッチから構成こうせいされており、運転うんてんだいからの電気でんき指令しれい動作どうさする5電磁でんじべん動作どうさによって空気圧くうきあつによって変速へんそく装置そうち制御せいぎょする。なお、変速へんそく変速へんそくは1だん:5.46、2だん:2.99、3だん:1.85、4だん:1.34、5だん:1.00、6だん:0.72であり、通常つうじょうは2だんでの発車はっしゃ可能かのうである。また、逆転ぎゃくてんおなじく運転うんてんだいからの電気でんき指令しれいによっておなじく前進ぜんしん後進こうしんいずれかの電磁でんじべん動作どうささせて空気圧くうきあつ動作どうさ逆転ぎゃくてん動作どうささせるものとなっており、故障こしょうには専用せんよう工具こうぐによる手動しゅどう操作そうさ可能かのうとなっている。なおかく変速へんそくだんにおける機関きかん回転かいてんすう速度そくど以下いかとおりである。
    • 1そく:1000-1200rpm、やく13km/hまで
    • 2そく:1000-1200rpm、やく23km/hまで
    • 3そく:1400-1500rpm、やく38km/hまで
    • 4そく:1400-1500rpm、やく52km/hまで
    • 5そく:1400-1500rpm、やく69km/hまで
    • 6そくやく70km/h以上いじょう
  • このほか、るいかく機関きかんごと装備そうびされており、セルモーター兼用けんようていかく出力しゅつりょく1000kWのBosch[12]せいTyp GTL700/12-1000R6はつ電機でんきかく1暖房だんぼう装置そうちとして機関きかん冷却れいきゃくすい熱源ねつげんとするWebasto[13]せいのTyp 180 WB温風おんぷう暖房だんぼうかく1、Aurora[14]せい機関きかん予熱よねつかく2Knorr[15]せい容量ようりょう375lのTyp V70/155空気くうき圧縮あっしゅくかく1装備そうびするほか、12V 180Ahの蓄電池ちくでんち4装備そうびしている。
  • 台車だいしゃはHかたちこうみぞがたこう鋼板こうはん溶接ようせつぐみたたしたもので、台車だいしゃわく前後ぜんご車軸しゃじく機関きかん、ブレーキ装置そうちなどが装備そうびされており、台車だいしゃ四隅よすみ設置せっちされたまくらばねをかいして車体しゃたい装荷そうかされている。VT98 9600号機ごうきまでのまくらばねはコイルばねで、車体しゃたいはしがわに45°の角度かくど設置せっちされ、上下じょうげ方向ほうこうのオイルダンパを併設へいせつしているほか、牽引けんいんりょく台車だいしゃ前後ぜんこうはしのリンクで伝達でんたつされる。VT98 9601号機ごうきからは空気くうきばねに変更へんこうされておなじく台車だいしゃ四隅よすみ設置せっちされており、これにともなって圧縮あっしゅく空気くうき供給きょうきゅうのため空気くうきけい装備そうびされて一部いちぶ変更へんこうされている。また、じくばねはかさいたばねでじくばこ支持しじ方式ほうしきはペデスタルしきかくじくにはすな装置そうち設置せっちされて空転くうてん防止ぼうしようすな230kgを搭載とうさいしている。
  • ブレーキ装置そうちとして空気くうきブレーキブレーキうず電流でんりゅうしきレールブレーキ装備そうびする。空気くうきブレーキ装置そうち自動じどうブレーキ装置そうちによりかく車軸しゃじくごとに1ずつ設置せっちされたブレーキシリンダによってかくじく2まいずつ設置せっちされたブレーキディスクによるディスクブレーキ作用さようさせるものとなっている。ブレーキ装置そうち基礎きそブレーキのディスクブレーキに作用さようするものとなっており、通常つうじょう鉄道てつどうしゃ両用りょうよう円形えんけいのハンドルによって操作そうさするものとはことなり、かく運転うんてんだい設置せっちされたバスようのものと類似るいじのレバーによって操作そうさするものとなっている。うず電流でんりゅうしきレールブレーキは台車だいしゃ中央ちゅうおうレールじょう設置せっちされて電磁石でんじしゃく作用さようにより動作どうさするもので、車軸しゃじくからリンクで接続せつぞくされて、台車だいしゃ上下じょうげかかわらずレールめんからのブレーキ装置そうちたかさを常時じょうじ8−10mmにたも構造こうぞうとなっている。

試作しさく[編集へんしゅう]

  • 試作しさくであるVT98 901−903号機ごうきはVT95.9がたの2. Serieをベースとしたものとなっており、量産りょうさんであるVT98.9がたとは、連結れんけつ自動じどう連結れんけつ簡易かんい緩衝かんしょう構成こうせいされ、電気でんき連結れんけつ装備そうびしていない、側面そくめん構体の補強ほきょうざい筋交すじかいがい、正面しょうめんまど上部じょうぶ天窓てんまど設置せっちされるなどの差異さいがある。
  • 機関きかん台車だいしゃ、ブレーキ装置そうちなどの走行そうこう装置そうち量産りょうさんのVT98.9がた同様どうようのものとなっている。

主要しゅようしょもと[編集へんしゅう]

  • 軌間きかん:1435mm
  • 動力どうりょく方式ほうしき:ディーゼルエンジン+機械きかいしき変速へんそく
  • 最大さいだい寸法すんぽう全長ぜんちょう13950mm、全幅ぜんはば3000mm、屋根やねだか3300mm
  • じく配置はいち:B
  • じく距:6000mm
  • 車輪しゃりんみち:900mm
  • 自重じちょう:20.3t(空気くうきばねしきまくらばね装備そうびは20.7t)
  • 定員ていいん:56めい(2とう座席ざせき)、4めいおりたたみせき、VT98 9651号機ごうき以降いこうは2めい)、38めいたてせき
  • 走行そうこう装置そうち
    • おも
      • VT98 9781号機ごうきまで:Büssingせい Typ U9A 水冷すいれい直列ちょくれつ水平すいへい6気筒きとう4サイクルディーゼルエンジン×2ていかく出力しゅつりょく:110.0kW(VT98 9549号機ごうきまでは95.6kW)、ボア×ストローク:115×140mm)、Typ FK9-2流体りゅうたい継手つぎてづけ
      • VT98 9782号機ごうき以降いこう:Büssingせい Typ U10 水冷すいれい直列ちょくれつ水平すいへい6気筒きとう4サイクルディーゼルエンジン×2ていかく出力しゅつりょく:110.0kW、ボア×ストローク:115×140mm)、Typ FK9-2流体りゅうたい継手つぎてづけ
    • 変速へんそく:ZFせい Typ 6E75S 電磁でんじ空気くうき制御せいぎょしき6だん変速へんそく
  • 最高さいこう速度そくど:90km/h
  • ブレーキ装置そうち空気くうきブレーキ、機関きかんブレーキ、ブレーキ、電磁でんじ吸着きゅうちゃくブレーキ

VS98がた、VB98がた[編集へんしゅう]

制御せいぎょ客車きゃくしゃのBR796 740号車ごうしゃきゅうVS98 140号車ごうしゃ)、左端ひだりはし運転うんてんだいおよび荷物にもつしつ右側みぎがわ客室きゃくしつ、ワンマン改造かいぞうで796がたとなった車両しゃりょう、2012ねん
付随ふずいしゃのVB98がた基本きほんてき車体しゃたい形状けいじょうはVT98がた同一どういつぜん後妻ごさいめんには標識ひょうしきとうく、2007ねん

概要がいよう[編集へんしゅう]

  • VT95がたでは付随ふずいしゃとして若干じゃっかん車体しゃたいみじかいVB141がた用意よういされてこれを牽引けんいんする列車れっしゃ運行うんこうされていたが、VT98がたでは動力どうりょくしゃ同一どういつ車体しゃたい付随ふずいしゃのVB98がた制御せいぎょしゃのVS98がた用意よういされて総括そうかつ制御せいぎょによる2−3りょう編成へんせいでの運行うんこう基本きほんとしている。車体しゃたい外観がいかんもVT98がたとほぼ同一どういつであるが、運転うんてんだいがわくるまはしつまめん屋根やねじょう中央ちゅうおうぜんあきらとう設置せっちされず、まど左右さゆう標識ひょうしきとうのみの設置せっちとなっている。
  • 制御せいぎょしゃのVS98がた車体しゃたいぜんがわやく1/3(側面そくめんまど2箇所かしょぶん)を荷物にもつしつとしており、荷物にもつ室内しつないにはおりたたみせき運転うんてんだいわきに1名分めいぶん2きゃく側壁そくへき沿って2名分めいぶんと3名分めいぶんが2きゃくずつ設置せっちされるほか、荷物にもつしつとびらが4まい折戸おりどとなり、側面そくめんまどには保護ほごぼう設置せっちされている。客室きゃくしつはVT98がた同一どういつ仕様しようとなっており、転換てんかんクロスシートが2人ふたりけ6きゃく(うち1きゃくはトイレ壁面へきめんせっしているためすり固定こてい)、3にんけ8きゃくおなじく荷物にもつしつ壁面へきめんせっする1きゃくすり固定こてい)、固定こていせき車体しゃたいはしに3きゃくけい4名分めいぶんのほか、トイレが設置せっちされている。また、運転うんてんだいぜんがわ荷物にもつ室内しつないにVT98がたとほぼどういち仕様しようのものがもうけられている。
  • 付随ふずいしゃのVB98がた荷物にもつしつづけのVB98 001−220号車ごうしゃはVS98がたと、荷物にもつしつしのVB98 2221−2320号車ごうしゃはVT98がたとほぼ同一どういつ車体しゃたい構造こうぞうとなっており、運転うんてんせき設置せっちされていないため、この箇所かしょ2人ふたりぶん座席ざせき設置せっちされている。
  • 台車だいしゃは2じくたん台車だいしゃまくらばねはコイルばねもしくは空気くうきばね、じくばねはかさいたばねとなっているが、VT98がたのものとくらべて大幅おおはば軽量けいりょう簡略かんりゃくされたものとなっており、ブレーキディスクもかくじく1まいとなっている。また、暖房だんぼう装置そうちはVT98がたおなじWebastoせい温風おんぷう暖房だんぼうであるが、熱源ねつげん機関きかん冷却れいきゃくすいから軽油けいゆ燃焼ねんしょうしきとなっており、床下ゆかしたに25lの燃料ねんりょうタンク2搭載とうさいしている。

主要しゅようしょもと[編集へんしゅう]

  • 軌間きかん:1435mm
  • 最大さいだい寸法すんぽう全長ぜんちょう13950mm、車体しゃたいはば3000mm、屋根やねだか3300mm
  • じく配置はいち:2
  • じく距:6000mm
  • 車輪しゃりんみち:900mm
  • 自重じちょう
    • VS98がた:10.3t(空気くうきばねしきまくらばね装備そうびしゃは10.5t)
    • VB98がた:10.0t(空気くうきばねしきまくらばね装備そうびしゃは10.3t)
  • 定員ていいん
    • VS98がた:40めい(2とう座席ざせき)、12めいおりたたみせき)、52めいたてせき
    • VB98 001-220がた:40めい(2とう座席ざせき)、14めいおりたたみせき)、56めいたてせき
    • VB98 2221-2320がた:63めい(2とう座席ざせき)、38めいたてせき
  • 最高さいこう速度そくど:90km/h
  • ブレーキ装置そうち空気くうきブレーキ、ブレーキ

運行うんこう廃車はいしゃ[編集へんしゅう]

VT98がた2、VB98がたおよびVS98がたかく1りょうの4りょう編成へんせいからなる列車れっしゃ、フランクフルト=ヘーヒストえき、2011ねん
  • ほん製造せいぞうひろ西にしドイツ全国ぜんこく運用うんようされており、支線しせん区間くかんのみならず本線ほんせん系統けいとう区間くかん列車れっしゃとしても運行うんこうされていた。また、VT98がたとVS98がたの2りょう編成へんせいもしくはそのあいだにVB98がた連結れんけつした3りょう編成へんせいでの運用うんようおもであり、想定そうていでは以下いかのような6りょう編成へんせいまでが計画けいかくされていたが、実際じっさいにはそれよりなが編成へんせいでも運行うんこうされている。
    • VT - VB - VB - VB - VB - VT
    • VT - VS - VS - VS - VS - VT
    • VS - VB - VT - VT - VB - VS
    • VT - VB - VS - VT - VB - VS
    • VT - VB - VB - VT - VB - VS
    • VT - VB - VS - VS - VB - VT
    • VS - VS - VT - VT - VS - VS
  • また、VT98がた1たいして通常つうじょう2りょう最大さいだい3りょうのVB98がたもしくはVS98がた編成へんせいむこととなっていた。
  • その1970年代ねんだいよりすこしずつ運用うんようはずれ、その1980ねんより本格ほんかくてき廃車はいしゃすすむようになり、1990年代ねんだいなかばにはほとんどの機体きたい運用うんようからはずれ、2000ねん定期ていき運用うんよう終了しゅうりょうしている。
  • 廃車はいしゃはVT98がた13とVS98がた1りょう信号しんごうけんはかくるまなどの事業じぎょうようしゃの721がた、725がた、728がた、740がた改造かいぞうされている。これらは必要ひつよう装備そうび搭載とうさいして、事業じぎょうようしゃ標準ひょうじゅん黄色おうしょく塗装とそうとなって運用うんようされていた。
  • そのドイツ国内こくない私鉄してつ保存ほぞん鉄道てつどう鉄道てつどう車両しゃりょう保存ほぞん団体だんたいおおくが譲渡じょうとされたほか、一部いちぶ機体きたい後述こうじゅつとお国外こくがいにも譲渡ゆずりわたされている。

同形どうけい[編集へんしゅう]

  • VT98がた同形どうけい西にしドイツ国内こくない私鉄してつはじ各国かっこく導入どうにゅうされており、以下いかとおりいくつかのバリエーションが存在そんざいしている。
    • 機関きかん機関きかん1搭載とうさいとした機体きたい一部いちぶ導入どうにゅうされている。
    • うず電流でんりゅうしきレールブレーキ:西にしドイツ国鉄こくてつ以外いがい機体きたいではうず電流でんりゅうしきレールブレーキは搭載とうさいしない場合ばあいおおい。
    • ぜんあきらとうおよび標識ひょうしきとう灯火ともしびるい各国かっこくかく鉄道てつどうのレギュレーションにしたがって設置せっちされており、いくつかのバリエーションがある。
    • 側面そくめんまど上段じょうだん下降かこうしきの2だんまど採用さいようする機体きたいおおい。
    • 固定こてい編成へんせい固定こてい編成へんせいとして連結れんけつ部分ぶぶんつまめん切妻きりづましきとした機体きたい西にしドイツ国内こくないとスペインで導入どうにゅうされている。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ 日本にっぽんにおけるレールバスとことなり、西にしドイツにおけるシーネンオムニバスは閑散かんさん線区せんくのみでの運用うんよう想定そうていしたものではなく、より輸送ゆそうりょうおお線区せんくふく支線しせん区間くかん全般ぜんぱんにおける運用うんよう想定そうていしたものである
  2. ^ Waggonfabrik Uerdingen AG、同名どうめい会社かいしゃ1935ねんにDüsseldorfer Waggonfabrikを統合とうごう鉄道てつどう車両しゃりょうをUerdingenブランドで、路面ろめん電車でんしゃをDÜWAGブランドで生産せいさんしていたが、その1981ねん社名しゃめいをDUEWAG(DÜWAG AG)に変更へんこうしている
  3. ^ Maschiinenbau Augsburg-Nürnberg AG
  4. ^ Waggon- und Maschinenfabrik GmbH、のちにDonauwörthMesserschmidt-Bölkow-Blohm(MBB)となる
  5. ^ Gebüer Credé & Co., Kassel
  6. ^ Fa. Orion, Eschwege
  7. ^ Waggoonfabrik Rathbeber
  8. ^ Büssing AG、1971ねんにMANに統合とうごうされる
  9. ^ Behr, Stuttgart-Feuerbach、げんBehr GmbH & Co. KG
  10. ^ ZF Friedrichshafen AG
  11. ^ Gmeinder & Co GmbH, Mosbach
  12. ^ Robert Bosch GmbH, Gerlingen
  13. ^ Webasto, Stockdorf b. München
  14. ^ Aurora-Fahrzeugheizungen, Krefeld-Linn
  15. ^ Knorr-Bremse AG, München

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  • J.-U. Ebel, J. Högemann, Dr. R. Löttgers 「Schinenomunibusse aus Uerdingen Band 1 Technik und Geschichte bei DB, Privatbahnen und im Ausland」 (EK - Verlag) ISBN 3-88255-221-2
  • J.-U. Ebel, J. Högemann, Dr. R. Löttgers 「Schinenomunibusse aus Uerdingen Band 2 Einsatzgeschichte der Baureihen VT95, VT97 und VT98」 (EK - Verlag) ISBN 3-88255-222-0

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]