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金泉かないずみさとミサイル基地きち

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

金泉かないずみさと(クムチョンリ)は、朝鮮民主主義人民共和国ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこく江原えばらみちやすあたりぐんにある前方ぜんぽうミサイル基地きち [1]

概要がいよう

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江原えばらみちやすあたりぐん戦略せんりゃくミサイルベルトない立地りっちし、南北なんぼく境界きょうかい武装ぶそう地帯ちたい(DMZ)からはきたに75キロメートルの地点ちてん所在しょざいする[1]東京とうきょうから1,100キロメートル、ソウルからは165キロメートルの地点ちてん位置いちする[2]アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくのシンクタンク「戦略せんりゃく国際こくさい問題もんだい研究所けんきゅうじょ」(CSIS)が2019ねん9がつ6にち発表はっぴょうした報告ほうこくしょによれば、ここは朝鮮民主主義人民共和国ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこく弾道だんどうミサイル部隊ぶたい責任せきにん人民じんみんぐん戦略せんりゃくぐん所属しょぞくする前方ぜんぽうミサイル基地きちであり、従来じゅうらい公表こうひょうであった[1][2]同様どうよう公表こうひょうミサイル基地きち北朝鮮きたちょうせん領内りょうないやく20箇所かしょあると推定すいていされている[2]

報告ほうこくしょでは、金泉かないずみさとには1999ねん当時とうじ新型しんがただった射程しゃてい1,000キロメートルの中距離ちゅうきょり弾道だんどうミサイル「火星かせい9」(スカッドER)が北朝鮮きたちょうせん領内りょうないはじめて配備はいびされた[1][2]。「苦難くなん行軍こうぐん」のさなか、国際こくさい社会しゃかいから大量たいりょう救援きゅうえん物資ぶっし獲得かくとくしながらおおくの餓死がししゃ一方いっぽう救援きゅうえん物資ぶっし換金かんきんしてミサイル開発かいはつすすめたという。報告ほうこくしょはまた、済州さいしゅうとうふく韓国かんこく全域ぜんいき九州きゅうしゅう四国しこくふく日本にっぽん列島れっとう南部なんぶ一帯いったい攻撃こうげきできる[2]。「北極星ほっきょくせい2ごう」(KN15)のような新型しんがたじゅん中距離ちゅうきょり弾道だんどうミサイルまで配備はいびされれば、沖縄おきなわけん駐留ちゅうりゅうするざい日米にちべいぐん基地きちふくめた日本にっぽん全域ぜんいき射程しゃてい圏内けんないにおさまる[1][2]べいかん情報じょうほう当局とうきょくは、金泉かないずみさと基地きちのミサイル保管ほかん坑道こうどう燃料ねんりょう保存ほぞんしょなど細部さいぶ施設しせつまですべて把握はあくし、有事ゆうじ攻撃こうげきする準備じゅんびえたとしている[1]

とくに、北朝鮮きたちょうせん保有ほゆうしているスカッドけいミサイルはすべて、燃料ねんりょう注入ちゅうにゅうすくなくとも30ふん以上いじょうがかかる液体えきたい燃料ねんりょう基盤きばんなので、事前じぜん識別しきべつして攻撃こうげきける可能かのうせいたか[1]北朝鮮きたちょうせんはこれにたいし、奇襲きしゅう発射はっしゃ可能かのう固体こたい燃料ねんりょうミサイルにえる作業さぎょうすすめているという[1]

アメリカのマイク・ポンペオ国務こくむ長官ちょうかんは2019ねん9がつ6にちべいメディアのインタビューにこたえ「北朝鮮きたちょうせん非核ひかく同意どういすれば、米国べいこく安全あんぜん保証ほしょうあたえる」とし、北朝鮮きたちょうせん協議きょうぎおうじるようにもとめたが[2][注釈ちゅうしゃく 1]不調ふちょうわっている[2]

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ 安全あんぜん保証ほしょう」の具体ぐたいてき内容ないようにはれなかった[2]

出典しゅってん

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  1. ^ a b c d e f g h べいCSIS、北朝鮮きたちょうせん金泉かないずみさと中距離ちゅうきょりミサイル基地きち公開こうかい”. 東亜日報とうあにっぽう (2019ねん9がつ9にち). 2021ねん11月16にち閲覧えつらん
  2. ^ a b c d e f g h i きたミサイル基地きち公表こうひょう やく20カ所かしょ べい研究所けんきゅうじょにちかん射程しゃていに」”. 東京とうきょう新聞しんぶん (2019ねん9がつ8にち). 2021ねん11月16にち閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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