(Translated by https://www.hiragana.jp/)
火星17 - Wikipedia コンテンツにスキップ

火星かせい17

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
火星かせい17
種類しゅるい 大陸たいりくあいだ弾道だんどうミサイル(ICBM)
はら開発かいはつこく 朝鮮民主主義人民共和国の旗 朝鮮民主主義人民共和国ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこく
運用うんよう
配備はいび期間きかん 2020ねん - 現用げんよう
配備はいびさき 朝鮮人民軍ちょうせんじんみんぐん戦略せんりゃくぐん
開発かいはつ
製造せいぞう期間きかん 2020ねん - 現用げんよう
製造せいぞうすう 不明ふめい
しょもと
重量じゅうりょう 80,000–150,000キログラム (180,000–330,000 lb)[1][2]
全長ぜんちょう 24–26 m (79–85 ft)[1][2]
直径ちょっけい 2.4–2.9メートル (7.9–9.5 ft)[1][2]

弾頭だんとう 核弾頭かくだんとうMIRVか)
炸薬さくやくりょう 2,000–3,500 kg (4,400–7,700 lb)[1][2]

エンジン RD-250液体えきたい燃料ねんりょうロケット (だい一段いちだん)×2[3][4]
推進すいしんざい よん酸化さんか窒素ちっそUDMH
発射はっしゃ
プラットフォーム
22りん 輸送ゆそう起立きりつ発射はっしゃ (TEL)
テンプレートを表示ひょうじ

火星かせい17(かせい17、朝鮮ちょうせん表記ひょうき:화성 17、Hwasong-17、ファソン17)は、朝鮮民主主義人民共和国ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこく開発かいはつした大陸たいりくあいだ弾道だんどうミサイル(ICBM)である[6][7]

沿革えんかく

[編集へんしゅう]

2020ねん10がつ10日とおかにその実態じったいはつ公開こうかい朝鮮ちょうせん労働党ろうどうとうけんとう記念きねん軍事ぐんじパレードにおいて、その実態じったいはつ公開こうかいされた。

おおきさは全長ぜんちょう23 m直径ちょっけいは2-3 mだと推定すいていされている。

射程しゃていについて、北朝鮮きたちょうせん政府せいふ米国べいこく全土ぜんど射程しゃていないおさめると主張しゅちょうしている。はつげは2022ねん3がつ24にち

射程しゃていは15,000 km以上いじょうわれており、韓国かんこくからは怪物かいぶつ・モンスターとばれている。

設計せっけい

[編集へんしゅう]

火星かせい17は、大型おおがたの22りん輸送ゆそう起立きりつ発射はっしゃ(TEL)によって輸送ゆそう発射はっしゃされる。その射程しゃていは、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく全土ぜんど射程しゃていおさめる能力のうりょくがあると推定すいていされている。日本にっぽん浜田はまだやすしいち防衛ぼうえい大臣だいじんは、十分じゅうぶんかる弾頭だんとう搭載とうさいした場合ばあい火星かせい17の運用うんよう範囲はんいを15,000 km以上いじょう見積みつもった。カーネギー国際こくさい平和へいわ基金ききんのアンキット・パンダは、成功せいこうした11月のミサイル実験じっけんが、上空じょうくうではなく米国べいこくけて発射はっしゃされていれば、米国べいこく本土ほんどのどこにでも容易ようい到達とうたつする可能かのうせいがあることに同意どういした。

歴史れきし

[編集へんしゅう]

年表ねんぴょう

[編集へんしゅう]
  • 2022ねん2がつ26にち - 最初さいしょ発射はっしゃ実験じっけん開始かいし。しかしこれを北朝鮮きたちょうせん公表こうひょうしなかった。
  • 2022ねん3がつ24にち - プロトタイプ発射はっしゃ
  • 2022ねん3がつ26にち - 2めの発射はっしゃ。しかしこれは失敗しっぱいわった。
  • 2023ねん2がつ8にち - けんぐん記念きねん軍事ぐんじパレード登場とうじょう公開こうかいされた映像えいぞうでは10確認かくにんされた[8]
  • 2023ねん3月16にち - 火星かせい17の発射はっしゃおこなったことを発表はっぴょう複数ふくすう角度かくどからの発射はっしゃ風景ふうけい上空じょうくう分離ぶんりしたあと宇宙うちゅう空間くうかんたっしたのち撮影さつえいした地球ちきゅう写真しゃしん映像えいぞう公開こうかいした[9]
  • 2023ねん7がつ27にち - 朝鮮ちょうせん戦争せんそう休戦きゅうせん協定きょうてい締結ていけつ70ねんわせた軍事ぐんじパレードに火星かせい18とともに登場とうじょうした[10]

脚注きゃくちゅう

[編集へんしゅう]
  1. ^ a b c d North Korea Unveils Two New Strategic Missiles in October 10 Parade | 38 North: Informed Analysis of North Korea” (英語えいご). 38ノース (2020ねん10がつ10日とおか). 2020ねん10がつ11にち閲覧えつらん
  2. ^ a b c d Does Size Matter? North Korea’s Newest ICBM. 38ノース. 21 October 2020.
  3. ^ Burying the Lead: North Korea Conceals That “Spy Satellite” Tests Are First Launches of New Large ICBM. 38ノース. 16 March 2022.
  4. ^ North Korea’s March 24 ICBM Launch: What if It Was the Hwasong-17?. 38ノース. 7 April 2022.
  5. ^ 24 March 2022 DPRK ICBM Test. Open Nuclear Network. 25 March 2022.
  6. ^ a b “North Korea: What missiles does it have?” (英語えいご). BBC News. (2022ねん10がつ6にち). https://www.bbc.com/news/world-asia-41174689 2022ねん10がつ7にち閲覧えつらん 
  7. ^ Smith, Josh (19 November 2022). “Factbox: North Korea's new Hwasong-17 'monster missile'” (英語えいご). Reuters. https://www.reuters.com/world/asia-pacific/north-koreas-new-hwasong-17-monster-missile-2022-11-19/ 25 November 2022閲覧えつらん 
  8. ^ 軍事ぐんじパレードに新型しんがたミサイルや「火星かせい17」10 北朝鮮きたちょうせん”. テレビ朝日てれびあさひニュース (2023ねん2がつ9にち). 2023ねん7がつ29にち閲覧えつらん
  9. ^ 北朝鮮きたちょうせん新型しんがたICBM 火星かせい17がた発射はっしゃ訓練くんれんを16にちった」発表はっぴょう”. 日本にっぽん放送ほうそう協会きょうかい (2023ねん3がつ17にち). 2023ねん7がつ29にち閲覧えつらん
  10. ^ 北朝鮮きたちょうせん軍事ぐんじパレードに「火星かせい18」…きむただしおんちゅう要人ようじん観閲かんえつ”. 読売新聞よみうりしんぶんオンライン (2023ねん7がつ28にち). 2023ねん7がつ29にち閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく

[編集へんしゅう]