闇やみを斬きれ

『闇やみを斬きれ』（やみをきれ）は、関西かんさいテレビ・松竹しょうちくが制作せいさくし、1981年ねん（昭和しょうわ56年ねん）4月がつ7日にち - 9月29日にち、フジテレビ系けいで毎週まいしゅう火曜日かようび22:00 - 22:54に全ぜん26話わが放送ほうそうされた日本にっぽんのテレビドラマ、時代じだい劇げき。

ストーリー

時ときは江戸えど時代じだい、世よに言いう「田沼たぬま時代ときよ」。賄賂わいろ等とうが横行おうこうする世よの中なかを憂うれえた奥州おうしゅう白河しらかわ藩はん藩主はんしゅ・松平まつだいら定信さだのぶは、改革かいかくの必要ひつよう性せいを感かんじていた。定信さだのぶは田沼たぬま意次おきつぐを追放ついほうするべく、公用こうよう人じんである兼子かねこ八郎はちろう左衛門さえもんに闇やみの組織そしきの結成けっせいを命めいじた。その頭目とうもくである鳥居とりい庄次郎しょうじろうは、白河しらかわ藩士はんしでありながら、上司じょうしである八郎はちろう左衛門さえもんから、切腹せっぷくならびにお家いえ取とり潰つぶしと引ひき換かえに、所謂いわゆる「死人しにん（しびと）」として闇やみで活動かつどうする事ことを命めいじられた。こうして、名前なまえを「鳥飼とりかい新次郎しんじろう」と改あらためた庄次郎しょうじろうは、自みずから集あつめた3人にんの仲間なかまたち（元もと同心どうしんで按摩あんまの安斉あんざい・はぐれ忍しのびの渚なぎさと耳みみの哲三てつぞう）と鳥居とりい家かの飼かい犬いぬである隠密おんみつ犬けんの「火山かざん」と共ともに、田沼たぬま政権せいけんを打倒うちたおすべく、「闇やみ狩かり」として行動こうどうを開始かいしした。

キャスト

• 鳥飼とりかい新次郎しんじろう（鳥居とりい庄次郎しょうじろう） / 徳川とくがわ家治いえはる（二に役やく）：天知あまち茂しげる

  （鳥飼とりかい新次郎しんじろう）：本名ほんみょう・鳥居とりい庄次郎しょうじろう。元もとは白河しらかわ藩士はんしであったが、直接ちょくせつの上司じょうしである八郎はちろう左衛門さえもんからの要請ようせいにより、闇やみの組織そしきの頭目とうもくとなる。その後ご、八郎はちろう左衛門さえもんから切腹せっぷくと鳥居とりい家かの取とり潰つぶしをい渡いわたされるが、それはあくまで表向おもてむきで、名前なまえを変かえて「死人しにん（しびと）」として闇やみで活動かつどうせよとの思おぼし召めしであった。鳥飼とりかい新次郎しんじろうと改名かいめいした後のち、長屋ながやに住すみ、よろず相談そうだんを表ひょうの生業せいぎょうとしつつ、「闇やみ狩かり」として密ひそかに活動かつどうする。第だい25話わにて意知おきともを成敗せいばいするも、最終さいしゅう回かいで安斉あんざい・渚なぎさ・哲三てつぞうを相次あいついで失うしない、再会さいかいしたしのに隠密おんみつ犬けん・火山かざんを託たくし、自みずから単騎たんきで意次おきつぐの大名だいみょう駕が籠かごを襲撃しゅうげきしようとするも、待まち構かまえていた定信さだのぶによって押おし留どめられ、断念だんねん。その後ご、お忍しのびで散策さんさくに出向でむいた将軍しょうぐん・家治いえはるに意次おきつぐの悪事あくじの数々かずかずをしたためた書状しょじょうを渡わたした後のち、自害じがいしようとするが、家治いえはるに押おし留どめられ、またも断念だんねん。最後さいごは定信さだのぶからの再さい仕官しかんの要請ようせいも断ことわり、しのと火山かざんに見送みおくられる形かたちで、何処どこともなく去さっていった。得物えものは太刀たち。殺ころしの際さいの出いで立たちは、黒くろの着流きながしに深編笠ふかあみがさ・紫むらさきの宗そう十郎じゅうろう頭巾ずきんに黒字くろじに「闇やみ」等とうと書かかれた白しろの着流きながし・黒くろの宗そう十郎じゅうろう頭巾ずきんに黒くろの着流きながし、等ひとし様々さまざま。決きめ台詞ぜりふは「今いまの世よの中なか、真まっ暗闇くらやみだ。その闇やみの世よに差さす一条いちじょうの光ひかり。闇やみを斬きる!」。ちなみに髪型かみがたは、月代さかやきの武家ぶけ髷まげ（第だい1話わのみ）→ムシリの武家ぶけ髷まげ→総髪そうはつと変遷へんせん。

  （徳川とくがわ家治いえはる）：江戸えど幕府ばくふ第だい10代将軍しょうぐん。意次おきつぐを老中ろうじゅうに任にんじた人物じんぶつ。新次郎しんじろうたちの事ことは、隠密おんみつたちからの調しらべによってすでに知しっていた。その新次郎しんじろうから意次おきつぐの悪事あくじの数々かずかずをしたためた書状しょじょうを受うけ取とった後のち、自害じがいしようとした新次郎しんじろうを説得せっとくし、押おし留どめた。

• 渚なぎさ：坂口さかぐち良子りょうこ

  表ひょうの生業せいぎょうは小唄こうたの師匠ししょう。元もとは武田たけだ宗家そうけに仕つかえる忍しのびであったが、武田たけだ宗家そうけの没落ぼつらくにより、闇やみの殺ころし屋やに成なり下さがっていた。何者なにものかの依頼いらいにより、松平まつだいら定信さだのぶを暗殺あんさつすべく藩邸はんていに潜入せんにゅうしていたところを新次郎しんじろうに見みつかり捕とらえられるが、新次郎しんじろうの目的もくてきに共感きょうかんし、哲三てつぞう同様どうよう仲間なかまとなる。最終さいしゅう回かいで、意次おきつぐの手下てしたによって銃撃じゅうげきされ死亡しぼうした哲三てつぞうを小舟こぶねに乗じょうせんとしたところを水中すいちゅうに潜ひそんでいた意次おきつぐの暗殺あんさつ部隊ぶたいによって殺ころされ、悲壮ひそうな最後さいごを遂とげる。得物えものは、刃物はものを仕込しこんだ赤あかい舞扇まいおうぎと、黒くろい小刀こがたな。そして赤あか房ぼうに鈴すず付づけの銀ぎんの簪かんざし。殺ころしの出いで立たちは紫むらさきの忍しのび装束しょうぞく。

• 耳みみの哲三てつぞう：三浦みうら浩一こういち

  愛称あいしょうは哲あきら（テツ）。表ひょうの生業せいぎょうは金魚きんぎょ売うり。渚なぎさ同様どうよう、武田たけだ宗家そうけに仕つかえる忍しのびであったが、渚なぎさと同おなじ理由りゆうで、闇やみの殺ころし屋やとして活動かつどうしていた。やがて新次郎しんじろうや安斉あんざいと出会であい、田沼たぬま政権せいけん打倒だとうに向むけ渚なぎさ共々ともども行動こうどうする事ことになる。最終さいしゅう回かいに於おいて、意次おきつぐの手下てしたたちによって捕とらえられていた安斉あんざいを救出きゅうしゅつするため、田沼たぬま屋敷やしきに潜入せんにゅうするが、救出きゅうしゅつする直前ちょくぜんで手下てしたたちに見みつかり、手下てしたの撃うった拳銃けんじゅうによって深手ふかでを負おい、最後さいごは新次郎しんじろうと渚なぎさに看取みとられる形かたちでこの世よを去さった。後のちに渚なぎさも殺ころされ、二人ふたりの遺体いたいは新次郎しんじろうによって小舟こぶねに乗のせられる形かたちで海うみを目指めざして進すすんで行いった。得物えものは鉄てつの鎖くさり。殺ころしの出いで立たちは青あおと黒くろの忍しのび装束しょうぞく。渚なぎさと二に人にん掛かかりで仕留しとめる事ことが多おおい。髪型かみがたは初期しょきのみムシリの町人ちょうにん髷まげ→月代さかやきの町人ちょうにん髷まげと変遷へんせん。

• 安斉あんざい（荒谷あらや龍之介りゅうのすけ）：山城やましろ新伍しんご

  元々もともとは南みなみ町奉行まちぶぎょう所しょの同心どうしんであったが、言げんわれのない濡ぬれ衣ぎぬの罪つみを着きせられ、それが元もとで同心どうしんの職しょくを追おわれたばかりか、百ひゃくたたきの仕置しおきを受うけ、奉行ぶぎょう所しょを解雇かいこされる。やがて知しり合あいの按摩あんまである徳とくの市しの協力きょうりょくを得えて、按摩あんまとして活動かつどうするが、ふとした事ことから新次郎しんじろうと出会であい、共ともに活動かつどうする事ことになる。最終さいしゅう回かいに於おいて、意次おきつぐの手ての者ものたちから逃のがれるために江戸えどを離はなれようとするが、その際さい渚なぎさを誘いざなおうと彼女かのじょの家いえに踏ふみ込こんだところを意次おきつぐの手下てしたたちに捕とらえられ、彼かれらによる激はげしい拷問ごうもんを受うける。そして、救出きゅうしゅつに来きた哲三てつぞうを逃にがそうと自みずから自害じがいし、最後さいごは意次おきつぐの手下てしたたちの楯だてとなって死しんでいった。得物えものは先端せんたんに錐きり状じょうの刃物はものを仕込しこんだ杖つえだが、後のちに短みじかいドスを用もちいる。また、悪人あくにんを斬殺ざんさつした後のちに火薬かやくの様ようなものを悪人あくにんの口くちにくわえさせ、点火てんかした後のちにその火薬かやくが爆発ばくはつし、空中くうちゅうで花火はなびとして打うち上あがると言いうシークエンスも見みられた。殺ころしの出いで立たちは黒くろの按摩あんま衣装いしょう。髪型かみがたは長ながめの坊主ぼうず頭あたま（但ただし、第だい1話わの初はつ登場とうじょうシーンのみ月代さかやきのザンバラ頭あたま）。

• お政せい：結城ゆうきしのぶ

  安斉あんざいこと龍之介りゅうのすけの妻つま。奉行ぶぎょう所しょを追おわれ、按摩あんまとなった安斉あんざいを陰かげで支ささえていく。第だい25話わにて田沼たぬま意知おきともの手下てしたによって連つれ去さられ、監禁かんきん・拉致らちされた挙あげ句く、新次郎しんじろうや安斉あんざいをおびき寄よせるための餌えさとして利用りようされ、やがて渚なぎさや哲三てつぞうに救出きゅうしゅつされるも、意知おきともの手下てしたによる拳銃けんじゅうに撃うたれ、最後さいごは安斉あんざいの腕うでの中なかに抱いだかれる形かたちで死亡しぼうした。

• 田沼たぬま意次おきつぐ：三さん國連こくれん太郎たろう

  時どきの将軍しょうぐん・家治いえはるからの信頼しんらいも厚あつい、江戸えど幕府ばくふ老中ろうじゅう主しゅ座ざ。幕まく閣かくの大半たいはんを自みずからの配下はいかの者ものたちで占しめさせ、俗ぞくに言いう賄賂わいろ政治せいじを主導しゅどうした。「田沼たぬま時代ときよ」の象徴しょうちょう的てき人物じんぶつ。気性きしょうの激はげしい性格せいかくであり、最終さいしゅう回かいでは「闇やみ狩かり」によって殺ころされた意知おきともの死しに涙なみだする一方いっぽう、意知おきともを守まもれなかった用人ようにんたちに対たいし、激はげしい怒いかりをぶつけた。その後ご、意次おきつぐの手下てしたたちによって殺ころされた仲間なかまたちや一統いっとうの敵てきを討うつためにやって来きた新次郎しんじろうの襲撃しゅうげきを受うけるが、偶然ぐうぜん通とおりかかった定信さだのぶの機転きてんによってその場ばは救すくわれた。だが、新次郎しんじろうが家治いえはるに渡わたされた書状しょじょうの内容ないようから、意次おきつぐら田沼たぬま一族いちぞくの悪業あくごうが次々つぎつぎと明あきらかになり、最後さいごは老ろう中主ちゅうず座ざを解任かいにんされ、禄ろく高だか1万まん石せきを残のこし全すべて没収ぼっしゅうされる等とう、文字通もじどおり没落ぼつらくした。

• 田沼たぬま意知おきとも：原田はらだ大二郎だいじろう

  意次おきつぐの嫡男ちゃくなんで、若年寄わかどしより。父ちち・意次おきつぐ同様どうよう、気性きしょうの激はげしい性格せいかくで、第だい25話わに於おいて安斉あんざいの妻つま・お政せいを誘拐ゆうかいさせ、それを餌えさに新次郎しんじろうや安斉あんざいをおびき寄よせる等ひとし、闇やみ狩かりを撲滅ぼくめつするためには非情ひじょうとも言いうべき手段しゅだんを用もちいるが、影武者かげむしゃ数すう人にんを駆使くしして新次郎しんじろうたちと激はげしい死闘しとうを繰くり広ひろげた結果けっか、新次郎しんじろうたちによってなぶり殺ごろしにされる。

• 三浦みうら庄二しょうじ：小林こばやし昭二しょうじ

  意次おきつぐの配下はいかの用人ようにん。第だい17話わで新次郎しんじろうたち闇やみ狩かりとその黒幕くろまくの存在そんざいを嗅かぎ付つけた意次おきつぐによって八郎はちろう左衛門さえもん殺害さつがいの刺客しかくとして送おくり込こまれ、見事みごとにこれを討うち果はたすも、恩人おんじんであり、なおかつ舅しゅうとであった八郎はちろう左衛門さえもんの仇かたき討うちのため田沼たぬま邸ていに襲撃しゅうげきしてきた新次郎しんじろうら闇やみ狩がりによって返かえり討うちに遭あう形かたちで死亡しぼうした。

• 稲山いなやま主しゅ馬うま：北町きたまち義郎よしお
• 喜助きすけ：岡部おかべ正純まさずみ

  新次郎しんじろうや哲三てつぞうと同おなじ長屋ながやに住すんでいる駕が籠かごかき。

• 安吉やすきち：サイトウヒロシ
• おさき：野川のがわ愛あい
• おみち：麻美あさみあい
• おきく：吉田よしだエミー
• 千草ちぐさ：范文雀すずめ

  第だい1話わで登場とうじょうした兼子かねこ八郎はちろう左衛門さえもんの娘むすめ。新次郎しんじろうとは夫婦ふうふの約束やくそくを交かわしていた。新次郎しんじろうと八郎はちろう左衛門さえもんの会話かいわを盗ぬすみ聞ききした直後ちょくごに自害じがい。死しの間際まぎわに父ちちの計はからいにより、新次郎しんじろうと夫婦ふうふの契ちぎりを交かわし、息いきを引ひき取とる。

• しの：松坂まつさか慶子けいこ

  第だい2話わと第だい26話わのみ登場とうじょう。第だい2話わのラストで新次郎しんじろう同様どうよう、死人しにんとなる。最終さいしゅう回かいで、思おもわぬ形かたちで新次郎しんじろうと再会さいかいする。そして新次郎しんじろうから火山かざんを託たくされ、最後さいごは火山かざんと共ともに新次郎しんじろうの旅立たびだちを見送みおくった。

• 山村さんそん三之さんの助すけ：穂積ほづみ隆信たかのぶ

  南みなみ町奉行まちぶぎょう所しょの同心どうしん。安斉あんざいのかつての部下ぶかであり、安斉あんざいが最もっとも信頼しんらいしている者ものの一人ひとり。しかし、所詮しょせんヘボ同心どうしん。暇ひまを見みつけては渚なぎさのところへ小唄こうたを習ならいに行いっている。

• 源みなもと八はち：古川ふるかわがん

  三之さんの助じょ配下はいかの下くだっ引。

• 兼子かねこ八郎はちろう左衛門さえもん：尾上おがみ松緑しょうろく

  定信さだのぶの公用こうよう人じんで、新次郎しんじろうの上司じょうし。新次郎しんじろうにとっては舅しゅうとにあたる。第だい17話わで新次郎しんじろうたち闇やみ狩かりとその黒幕くろまくの存在そんざいを嗅かぎ付つけた意次おきつぐによって放はなたれた三浦みうらたち刺客しかくによって暗殺あんさつされる。

• 松平まつだいら定信さだのぶ：沖おき雅也まさや

  奥州おうしゅう白河しらかわ藩主はんしゅ。田沼たぬま政治せいじで腐敗ふはいした幕政ばくせいを立たて直なおすため、八郎はちろう左衛門さえもんに闇やみの組織そしきの結成けっせいを命めいじた。最終さいしゅう回かいでは、新次郎しんじろうが意次おきつぐの大名だいみょう駕が籠かごを襲撃しゅうげきする際さい、偶然ぐうぜんを装よそおって通とおり掛かかり、新次郎しんじろうに意次おきつぐ暗殺あんさつを止とめる様ように押おし留どめた。その後ご、新次郎しんじろうに白河しらかわ藩士はんしとして再さい仕官しかんする様ように要請ようせいするが、新次郎しんじろうに断ことわられた。最後さいごは老ろう中主ちゅうず座ざを解任かいにんされ、没落ぼつらくした意次おきつぐに代かわり、老ろう中主ちゅうず座ざに就任しゅうにんした事ことが劇げき中ちゅうのナレーションで語かたられた。

• 隠密おんみつ犬けん、火山かざん：武井たけいパル号ごう

  元々もともとは鳥居とりい家かで飼かわれていた犬いぬ。鳥居とりい家か取とり潰つぶしの後のち、新次郎しんじろうたちと行動こうどうを共ともにする。主おもに新次郎しんじろうたちと八郎はちろう左衛門さえもんの連絡れんらく係がかりとして活躍かつやくする。八郎はちろう左衛門さえもん亡なき後あとも、白河しらかわ藩邸はんていとの繋つなぎ役やくとして活躍かつやくしていたが、意次おきつぐ暗殺あんさつを決意けついした新次郎しんじろうによってしのに託たくされ、最後さいごはしのと共ともに新次郎しんじろうの旅立たびだちを静しずかに見送みおくった。

• 将軍しょうぐん愛犬あいけん、風鈴ふうりん：今井いまい太郎たろう号ごう

  白河しらかわ藩はん江戸えど藩邸はんていで飼かわれていた定信さだのぶの愛犬あいけん。第だい25話わでは、意知おきともの手下てしたによって負傷ふしょうした火山かざんの代かわりに新次郎しんじろうたちと白河しらかわ藩邸はんていとの繋つなぎ役やくとなった。

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• ナレーター：小林こばやし清志きよし(一部いちぶの回かいの本編ほんぺんを除のぞく)

放映ほうえいリスト

話はなし数すう	放送ほうそう日び	サブタイトル	脚本きゃくほん	監督かんとく	ゲスト出演しゅつえん
1	1981年ねん 4月がつ7日にち	桜さくらが呼よんだ死人しにんたち	池田いけだ一朗いちろう	山下やました耕作こうさく	范文雀すずめ、岩井いわい友見ゆみ、早川はやかわ純一じゅんいち、 稲葉いなば義男よしお、市村いちむら昌治しょうじ、小林こばやし尚しょう臣しん
2	4月がつ14日にち	春風しゅんぷうに泣ないた血汐ちしお花はな	村尾むらお昭あきら	長谷ながたに和夫かずお	松坂まつさか慶子けいこ、佐藤さとう仁ひとし哉
3	4月がつ21日にち	夜伽よとぎ女おんなの怨うらみぶし	国弘くにひろ威雄たけお	井上いのうえ梅次うめじ	中尾なかお彬あきら、本郷ほんごう直樹なおき、井上いのうえ博一ひろかず、大宮おおみや悌二ていじ、梓あずさようこ、吉沢よしざわ由起ゆき
4	4月がつ28日にち	地獄じごくの賄賂わいろ貸がし	池田いけだ一朗いちろう 井上いのうえ梅次うめじ		勝部かつべ演えんじ之これ、稲垣いながき昭三しょうぞう、福山ふくやま象ぞう三さん、増田ますだ順じゅん司し、野平のだいゆき、久保くぼ晶あきら
5	5月5日にち	恋こい姿すがた・謎なぞの美び剣士けんし	佐藤さとう繁子しげこ	山下やました耕作こうさく	白都しらと真理まり、中田なかた博久ひろひさ、八名やな信夫しのぶ、松下まつした達夫たつお、 役所広司やくしょこうじ、近藤こんどう宏ひろし、夏川なつかわかほる
6	5月12日にち	ふる里さと遠とおく夫婦ふうふ花はな	村尾むらお昭あきら	長谷ながたに和夫かずお	藤巻ふじまき潤じゅん、田口たぐち計はかる、石濱いしはま朗あきら、京きょう春はる上じょう、上田うえだ耕一こういち、吉中よしなか六ろく、小池こいけ雄介ゆうすけ
7	5月19日にち	女色じょしょく男色なんしょく乱みだれ僧そう	和かず久田ひさた正明まさあき	林はやし宏樹ひろき	青木あおき義朗よしろう、芦川あしかわよしみ、江角えすみ英すぐる、椎谷しいや建治けんじ、 塩見しおみ三省みつよし、青山あおやま恭子きょうこ、三沢みさわもとこ、灰はい地ち順じゅん、大竹おおたけ修造しゅうぞう、吉良きら冬ふゆ太ふとし
8	5月26日にち	女体にょたいにひびくオルゴール	池田いけだ一朗いちろう	井上いのうえ梅次うめじ	南原なんばら宏治こうじ、佐藤さとう蛾が次郎じろう、風祭かざまつりゆき、市川いちかわ青虎せいこ、桜川さくらがわ梅うめ八はち、河原かわはら裕ひろし昌あきら、 大木おおき正司せいじ
9	6月2日にち	親おやの涙なみだは血ちの涙なみだ	東条とうじょう正ただし年ねん		土屋つちや嘉男よしお、木村きむら元はじめ、山口やまぐち恵子けいこ、谷村たにむら隆之たかゆき、 加藤かとう茂雄しげお、大矢おおや梨なし津つ子こ
10	6月9日にち	三みっつの命いのちを持もつ男おとこ	国弘くにひろ威雄たけお	長谷ながたに和夫かずお	堀内ほりうち正美まさみ
11	6月16日にち	旗本はたもとハイジャック	池田いけだ一朗いちろう		市川いちかわ好こう朗ろう、内田うちだ稔みのる、森下もりした哲夫てつお、高野たかの真二しんじ、 佐藤さとう宏之ひろゆき、大原おおはら美佳子みかこ、今井いまい里恵りえ、内海うつみ恵津えつ、浅野あさの香織かおり
12	6月23日にち	この世よの見納みおさめ生いき観音かんのん	和かず久田ひさた正明まさあき	林はやし宏樹ひろき	池波いけなみ志乃しの、片桐かたぎり竜次りゅうじ、今井いまい健二けんじ、別所べっしょ立木たちき、 佐々木ささき敏さとし、丸岡まるおか奨すすむ詞し、大地だいち常雄つねお、内藤ないとう杏子きょうこ
13	6月30日にち	仇かたき討うち恋こい泥棒どろぼう	佐藤さとう繁子しげこ		風間かざま杜夫もりお、森もり幹太かんた、岡本おかもと麗うらら、船場ふなば牡丹ぼたん、倉島くらしま襄じょう
14	7月がつ7日にち	妻つま恋こい逃亡とうぼう・男おとこでない男おとこ	東条とうじょう正ただし年ねん	山下やました耕作こうさく	大門だいもん正明まさあき、志麻しまいづみ、汐路しおじ章あきら、山岡やまおか徹也てつや、 宮口みやぐち二に朗ろう、東ひがし龍りゅう明あきら、潮うしお健児けんじ、吉原よしはら正ただし皓あきら、原田はらだ千枝子ちえこ
15	7月がつ14日にち	金粉きんぷんの若君わかぎみ登城とじょう!	国弘くにひろ威雄たけお		深ふか江こう章あきら喜き、近藤こんどう準じゅん
16	7月がつ21日にち	隠密おんみつ犬けん・危機一髪ききいっぱつ!	池田いけだ一朗いちろう	佐藤さとう武光たけみつ	待まち田京たきょう介かい、浜田はまだ晃あきら、早川はやかわ研けん吉きち、荻原おぎわら賢三けんぞう、 中田なかた彩子あやこ、小野塚おのづか千枝子ちえこ、若尾わかお義昭よしあき、竹内たけうち春樹はるき
17	7月がつ28日にち	暗殺あんさつ! 兼子かねこ八郎はちろう左衛門さえもん	国弘くにひろ威雄たけお	永野ながの靖忠やすただ	尾上おがみ松緑しょうろく、天草あまくさ四郎しろう、若尾わかお義昭よしあき、久保田くぼた薫かおる、 三尾みお暎明、小しょう緑みどり淳子じゅんこ、北原きたはらナナ、田中たなか恵子けいこ
18	8月がつ4日にち	おんなの罠わな	和かず久田ひさた正明まさあき	林はやし宏樹ひろき	松本まつもと留美るみ、可知かち靖之やすゆき
19	8月がつ11日にち	女おんなが牙きばをみがく夜よる	東条とうじょう正ただし年ねん		風間かざま舞子まいこ、高橋たかはし明あきら、森岡もりおか優子ゆうこ、堀ほり之の紀きの
20	8月がつ18日にち	本日ほんじつ鬼おに退治たいじの日ひにて候こう	押川おしかわ國こく秋あき	井上いのうえ梅次うめじ	吉岡よしおかひとみ、新海しんかい丈夫たけお、山本やまもと清きよし、小笠原おがさわら弘ひろし、 河原かわはら裕ひろし昌あきら、西にし朱美あけみ、矢島やじま美智子みちこ、村上むらかみ記代のりよ、熊谷くまがい卓三たくぞう
21	8月がつ25日にち	人肌ひとはだ人形にんぎょう一夜妻ひとよづま	佐藤さとう繁子しげこ	山下やました耕作こうさく	信実しんじつ一徳かずのり、宮内みやうち洋ひろし、江角えすみ英すぐる、黒田くろだ福美ふくみ、 陶とう隆司たかし、麻生あそう通子みちこ、溝口みぞぐち順子じゅんこ、小田おだ草くさ之の介かい
22	9月1日にち	血ちにぬれた母子草ははこぐさ	東条とうじょう正ただし年ねん	黒田くろだ義之よしゆき	甲かぶとにしき、畔上うねがみ親ちかし、早川はやかわ純一じゅんいち、高杉たかすぎ玄げん
23	9月8日にち	顔かおを焼やかれた女おんな	北村きたむら穿ほじ	長谷ながたに和夫かずお	阿藤あとう海うみ、中條ちゅうじょう郷子きょうこ、渡辺わたなべ紀行のりゆき、矢島やじま美智子みちこ、山本やまもと幸栄ゆきえ
24	9月15日にち	大江戸おおえど・浪人ろうにん皆殺みなごろし	東条とうじょう正ただし年ねん	永野ながの靖忠やすただ	川辺かわべ久造きゅうぞう、菊池きくち晋すすむ、長谷川はせがわ弘ひろし、加茂かも正ただし、 喜田きた晋平しんぺい、伊藤いとう晶子あきこ、小しょう緑みどり淳子じゅんこ、菊地きくち大まさる
25	9月22日にち	暗殺あんさつ・血染ちぞめの死闘しとう
26	9月29日にち	田沼たぬま意次おきつぐ没落ぼつらくの日ひ	村尾むらお昭あきら	山下やました耕作こうさく	松坂まつさか慶子けいこ

スタッフ

• 企画きかく：巻幡まきはた展てん男おとこ（KTV）、山内やまうち静夫しずお（松竹しょうちく）
• プロデューサー：内海うつみ佑たすく治ち（KTV）、桜林さくらばやし甫はじめ、田中たなか浩三こうぞう（松竹しょうちく）
• 監督かんとく：放映ほうえいリスト参照さんしょう
• 脚本きゃくほん：放映ほうえいリスト参照さんしょう
• 音楽おんがく：津島つしま利章としあき
• 制作せいさく：KTV（関西かんさいテレビ）、松竹しょうちく
• 隠密おんみつ犬いぬ調教ちょうきょう：鎌倉かまくら第だい二に警察犬けいさつけん訓練くんれん所しょ、古屋こや昭彦あきひこ、古屋こや龍りゅう人じん

主題歌しゅだいか

• 『アプローズ』歌うた：大橋おおはし純子じゅんこ（日本にっぽんフォノグラム（現げん・ユニバーサルミュージック））
  • 作詞さくし：阿久あく悠ゆう、作曲さっきょく・編曲へんきょく：佐藤さとう健けん

備考びこう

• 本ほん作さくには、天然記念物てんねんきねんぶつ種たねである甲斐かい犬いぬが、天知あまち演えんじる新次郎しんじろうの下したで活躍かつやくする隠密おんみつ犬けんとして出演しゅつえんしていた。なお、名前なまえは甲斐かい国こくの武将ぶしょう・武田たけだ信玄しんげんにちなんで『風ふう林りん（フウリン）』と『火山かざん（カザン）』であった。
• オープニングやエンディングにはノンテロップではあるが、推理すいり作家さっかで松竹しょうちくOBの小林こばやし久三きゅうぞうが、本ほん作さくの原案げんあんに関与かんよしている。
• 小林こばやし清志きよしによるオープニングナレーションは、第だい1話わ〜第だい3話わと第だい6話わ〜第だい17話わ、第だい4話わと第だい5話わ、第だい18話わ、第だい19話わ〜第だい26話わで、物語ものがたりの展開てんかいによりそれぞれ内容ないようが異ことなっている。ちなみに小林こばやしは、初期しょきの回かいや最終さいしゅう回かいでは劇げき中ちゅうのナレーションも務つとめていたが、中期ちゅうきから最終さいしゅう回かい前まえは他たの声優せいゆうが務つとめた（次回じかい予告よこくナレーションは、当初とうしょから他たの声優せいゆうが務つとめている）。

脚注きゃくちゅう

フジテレビ系列けいれつ 関西かんさいテレビ制作せいさく火曜かよう22時じ枠わく時代じだい劇げき
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