雷管
1865
雷管 の種類
[
工業 雷管
[導火 線 式 雷管 (blasting cap)最 も古 くからあるタイプで、導火 線 の火炎 で点火 し起爆 させる。- 1
号 から10号 まで種類 があり、号 数 が小 さいものは高 感度 、大 きいものは高 威力 である。 近年 では電気 雷管 の使用 が一般 的 になったためにあまり使用 されていない。日本 では主 に、導火 管 付 きの6号 雷管 が用 いられる。非 電気 式 雷管 - プラスチックチューブで
雷管 に衝撃波 を送 り起爆 する。 電気 雷管 の弱点 である、雷 や静電気 の影響 を受 けない特長 を持 つ。高価 ・大 規模 なシステムであり、トンネル工事 や大 規模 鉱山 で用 いられている。
電気 雷管
[絶縁 型 電気 雷管 起爆 電 橋 線 の発熱 で起爆 薬 中 を点火 する。静電気 による発火 事故 が起 きやすい。放電 型 電気 雷管 (耐 静電気 雷管 )絶縁 ・放電 複 合 型 で、静電気 電流 では発火 にくい点火 玉 に通電 して発火 させ、間接 的 に起爆 薬 に点火 する。静電気 に比較的 強 いが、雷 や強電 流 由来 の誘導 電流 、漏洩 電流 には警戒 が必要 。瞬発 電気 雷管 通電 するとほぼ同時 に、無 遅延 で起爆 する。段 発電 気 雷管 点火 部 と起爆 薬 の間 に延時 薬 を挟 んであり、通電 から一定 時間 遅延 して起爆 する。- JISでは0.25~2.3
秒 のDS(デシセカンド)と25~300ミリ秒 のMS(ミリセカンド)が2~10段 ずつ定 められている。 複数 点 を発破 する際 、タイミングを調節 する目的 で複数 段数 を組 み合 わせて用 いられる。電子 式 遅延 雷管 電気 雷管 に併 せて、コンデンサと電子 タイマを密封 した構造 で、精密 な発破 が可能 。
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地震 探鉱 用 電気 雷管 爆発 によって人工 地震 を起 す場合 に使用 される。地震 の発生 から伝達 までの時間 を正確 に測定 するためには起爆 時間 を電気 的 に正確 に把握 する必要 がある。そのため、通電 から起爆 までの時間 が0.1ミリ秒 以下 になるように作 られている。耐 熱 電気 雷管 高温 の場所 でも使用 できる。150度 で3時間 以上 の耐 熱 性能 を有 する。
起爆 電 橋 線型 雷管 - マンハッタン
計画 の一部 として、1940年代 に爆 縮 レンズ用 の雷管 として開発 された。 従来 の電気 雷管 が通電 から起爆 まで200 - 300ミリ秒 を要 したのに対 して、2 - 3ミリ秒 で起爆 する。長 さ1mm、直径 0.04mmの極細 ワイヤーを使 い、通電 時 にワイヤー自身 が高熱 により蒸発 して生 じる衝撃波 で起爆 させる。- スラッパー
起爆 式 雷管 - スラッパー
起爆 装置 は起爆 電 橋 線型 雷管 の発展 型 である。 起爆 電 橋 線型 雷管 での金属 ワイヤーの爆発 的 な蒸発 による衝撃波 に代 えて、金属 箔 の爆発 で発生 するプラズマで「スラッパー」と呼 ぶもう一 つの細 い金属 箔 を運動 させることで得 る衝撃波 で起爆 する。入力 電力 からスラッパーの運動 エネルギーへの変換 効率 は20 - 40%と良好 で、起爆 に使用 する電源 の小型 化 を可能 とした。
銃 用 雷管
[銃 や砲 の実包 、あるいは実包 化 されていない火器 の点火 に用 いる。主 に、撃 針 (ファイアリング・ピン)の打撃 によって発火 する撃 発 式 である。撃 発 式 の銃 用 雷管 は、外部 から打撃 を加 えられると、雷管 の本体 (雷管 体 という)と、内部 に仕込 まれた発火 金 との間 で爆 粉 が圧縮 され、発火 する。この火炎 が装 薬 (発射 薬 )に導火 し、銃弾 が発射 される。(発火 金 を伴 わない形態 もある)。日本語 では区別 されていないが、英語 では銃弾 用 の雷管 を銃 用 雷管 (percussion cap) と呼 んで区別 している。
信号 雷管
[爆音 を発 し危険 を知 らせるために用 いる。鉄道 では緊急 に列車 を止 める為 の信号 (発 雷 信号 )として使用 されていた。信号 雷管 をレールに取 り付 け、車輪 で踏 むことにより爆音 を鳴 らし列車 に危険 を知 らせ、信号 炎 管 と併用 する。
その他 の雷管
[競技 用紙 雷管 - JIS K4853に
規格 があり、スターターピストルに使 われる。