銃
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概要
[銃 と砲 の境界 線
他
「
銃 の歴史
[起源
[
ヨーロッパにおける発展
[
ヨーロッパでは、12
ヨーロッパで

15
このヨーロッパで
ヨーロッパでは16

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19
近代 から現代
[
19
19
1871
1884
銃 の分類
[拳銃 (ハンドガン、短銃 、ピストル)
[
片手 で持 って携帯 できる小型 の銃 。
- (リボルバー)
弾丸 を環状 に並 べた回転 弾倉 (シリンダー)に収 め、それが回転 することで次 弾 が送 りこまれる拳銃 。機構 が単純 なため動作 不良 が起 きにくく、操作 が簡単 で安全 性 も高 いが回転 弾倉 (シリンダー)の大 きさに限界 があるため一般 的 には6発 までしか装填 できない。しかし.22LRのような小 口径 の場合 には10発 装填 できるものも存在 する。また装填 に時間 がかかるのも欠点 とされる。ただし、近年 ではクリップあるいはスピードローダーと呼 ばれる装填 用 部品 (装填 用 機器 )が改良 され、装填 速度 は改善 されたが、それでも自動 式 拳銃 と比較 すると大 きな差 がある。
自動 式 拳銃 (オートマチック)
多数 の弾丸 を詰 めたマガジンを備 え、発射 の反動 またはガス圧 によって自動的 に次 弾 が薬 室 に装填 され、撃 鉄 が起 こされる。リボルバーに比 べて装弾 数 が多 く、口径 やマガジンの構造 にもよるが、15発 前後 の弾 を扱 うことができる。マガジンは素早 く交換 できるため、持続 的 に発射 できる。フルオートで発射 できないものは、正確 には半 自動 式 拳銃 と表現 することになるが、近年 のハンドガンでフルオート機構 をもつものはほとんどない。フルオート機構 をもつものはマシンピストルとも呼 ばれる。
多 銃身 式 拳銃 (ペッパーボックスピストル)
別個 の弾倉 を持 たず、1発 ずつが装填 された銃身 を複数 束 ねたもの。単発 式 から連発 式 の過渡 期 に一部 見 られたもので、現代 ではほとんど存在 しない。
単発 式 拳銃 、またはデリンジャー
銃身 が単 裝 、または連装 の小型 拳銃 。発砲 は銃身 の本数 分 に限 られる。実包 式 以前 のスタンダードな形式 だが、現在 では護身 用 か競技 用 としての用途 にしか使 われない。
小銃 (ライフル銃 )
[

施 条 銃 。長 い銃身 を備 えた銃 で、威力 ・精度 ともに拳銃 をはるかに凌駕 する。ライフルとは本来 、銃身 内 に施 された腔線(ライフリング)を意味 しており、これは螺旋 状 の浅 い溝 で、銃身 内 で加速 される弾丸 に回転 運動 を加 え、弾 軸 の安定 を図 り直進 性 を高 める目的 で施 されている。
手動 式 ライフル
- ガス
圧 や反動 などの外部 動力 を利用 せず、全 ての動作 を手動 で行 うライフル。 - スナイドル
銃 などの古典 的 な単発 銃 。連装 で中折 れ式 のエレファントガン。スライドアクション式 やリボルリングライフル。ウィンチェスターに代表 されるレバーアクション式 などがあるが、一番 スタンダードなのはボルトアクション式 ライフルで、代表 的 な物 に1889年 にGew88として採用 されたドイツのモーゼル式 が有名 である。イギリスのメトフォード式 、またスイスのシュミット・ルビンのように直 動 式 ボルトアクションのような変種 もある。
一発 撃 つと次 弾 が自動的 に装填 されるセミオート、引 き金 を引 き続 ける限 り次々 に弾丸 が発射 され続 けるフルオートの切 り替 えが可能 なライフル。- FN FALやM14のような、フル
規格 な7.62x51mm NATO弾 を用 いる銃 は、バトルライフルとして区別 されることもある。しかし、これらはフルオートでは反動 の制御 が難 く、主流 は米 軍 のM16、ソビエトが開発 したAK-47、自衛隊 の89式 小銃 など、反動 が軽 いライフル弾 と拳銃 弾 の中 間 的 サイズの短 実包 を用 いる銃 に移 っている。また、フルオートでの弾薬 消費 が激 しいことから、一回 引 き金 を引 くと自動的 に三 発 または二 発 までしか発射 できないバースト(制限 点 射 )という機能 を備 えた銃 も現在 では多 い。 - アサルトライフルの
概念 は、第 二 次 大戦 中 のドイツで開発 されたStG44で確立 され、現在 では軍用 小銃 の多 くを占 める。
騎兵 銃 (カ ービン銃 )
元々 は騎乗 での使用 を想定 し、歩兵 用 小銃 より短 い銃身 を備 えた小銃 のことである。ここから転 じて、現在 ではおおむね「小型 のライフル」を意味 する語 となり、また短縮 化 したアサルトライフルの派生 種 はアサルトカービンなどとも呼 ばれるが、現在 では一概 にカービンと略 される。米 軍 のM1カービン、M4カービン、ドイツのKar98kなど。
狙撃 銃 (スナイパーライフル)


狙撃 に特 化 した銃 。テレスコピックサイトを装備 し、一部 の弾薬 を使用 するものは1000メートル先 まで正確 に狙撃 する事 が可能 。- レミントンM700が
有名 であるが、これは特 に狙撃 銃 として特別 に設計 された物 でなく、元 は狩猟 用 ライフルで同様 に精度 の高 い銃身 の追加 、二 脚 架 やスコープの設置 で狙撃 銃 に仕上 げられた銃 も多 い。一方 、最初 から狙撃 銃 として設計 された銃 もあり、軍用 としてはL96A1やドラグノフ狙撃 銃 が挙 げられる。精密 射撃 が要求 される競技 用 ライフルからの転用 も多 い。 過去 から現在 まで構造 上 セミオートマチック方式 よりも精度 で勝 るボルトアクション方式 が多 く採用 されてきたが、近年 ではセミオートマチックでもボルトアクション並 の精度 を発揮 できる狙撃 銃 も存在 する。代表 例 としてはSR-25、PSG-1等 があげられる。近年 では銃 本体 にスコープ、二 脚 架 、クリーニングキット、ケースなど附属 装備 品 をセットにした「狙撃 システム」としての提供 もある。レミントンではM700を改造 し他社 のパーツと組 み合 わせたM24 SWSを軍隊 向 けに販売 している。
対戦 車 ライフル・対物 ライフル
戦車 や装甲車 と言 った防弾 仕様 車両 などの戦闘 車両 のうち、比較的 装甲 の薄 い部分 へ狙撃 を目的 として開発 された大 口径 の銃 。イギリスのボーイズ対戦 車 ライフルや旧 ソ連 シモノフPTRS1941等 がある。第 二 次 世界 大戦 において戦車 の防御 力 が急激 な進化 を遂 げた事 や、成形 炸薬 弾 を撃 ち出 す無 反動 砲 やロケット発射 機 が実用 化 されたため活躍 の機会 を失 った。近年 になって、非 装甲 目標 や防弾 ガラス等 に対 する有効 性 や、弾丸 の質量 が大 きい事 による弾道 の直進 性 が高 いことが見直 され、狙撃 銃 の一種 としてアメリカのバレットM82など、これを対物 ライフルとして採用 する軍 もある。
散弾 銃 (ショットガン)
[
- ライフリングのない
滑 腔銃身 で有効 射程 は短 いが、大 口径 で威力 が大 きいカートリッジを扱 うことができる銃 。 - もとは
小 さい弾丸 が多数 入 ったカートリッジで散弾 を発射 するものだったが、散弾 と同 じサイズのカートリッジを利用 して様々 な弾 体 を撃 ち出 せるようになった。 大 きな1発 の弾 を撃 ち出 すスラッグ弾 と呼 ばれるカートリッジや、非 殺傷 目的 のゴム弾 ・ビーンバッグ弾 など、様々 なカートリッジが存在 する。クレー射撃 のようなスポーツ用 や、狩猟 用 、警察 用 (暴徒 鎮圧 銃 )や軍用 などにわかれる。近年 では近距離 戦 での有効 性 が認 められ警察 用 と軍用 で発展 が著 しく、フルオート/セミオートマチックで射撃 できる物 もある。基本 的 にライフルサイズであるが、拳銃 サイズで使用 できるものも存在 する。スパス12、M870などが有名 。
機関 銃 (マシンガン)
[


連射 を目的 とした銃 。機構 によって反動 利用 のものとガス圧 利用 のものに大別 される。現在 の主要 機関 銃 とは構造 が違 うが銃 を連射 するために考案 された初期 の案 である、ガトリングガンやミトラィユーズ、ノルデンフェルト式 機銃 にコーヒーミル・ガンなどの手動 式 連射 火器 も機関 銃 に類別 される場合 がある。
重 機関 銃 (ヘビーマシンガン)
固定 陣地 、車両 搭載 機関 銃 として、堅牢 で持続 発射 ができる機関 銃 。ただし重 いため、運搬 には2-3人 を要 する。米 軍 ・自衛隊 のブローニングM2重 機関 銃 、ソ連 のZPU-1重 機関 銃 など、正確 には口径 14.5mmから12.7mmサイズの大 口径 弾 を使 う銃 を指 し、通常 の小銃 弾 を使 う重 機関 銃 は中 機関 銃 (ミドルマシンガン)として区別 されることもある。マキシム機関 銃 や旧 日本 軍 の九 二 式 重 機関 銃 などはこちらへ分類 される。
軽 機関 銃 (ライトマシンガン)
重 機関 銃 の「重量 があり素早 く陣地 転換 できない」問題 を解消 するため軽量 化 を施 した機関 銃 で、1人 で運搬 できるようにしたもの。堅牢 性 や持続 発射 能力 などは重 機関 銃 に劣 る。ルイス軽 機関 銃 、ZB26、RPD軽 機関 銃 などがあるが、近年 は汎用 機関 銃 や分隊 支援 火器 にその地位 が移行 しつつある。
銃 架 を交換 することで、重 機関 銃 と軽 機関 銃 両方 の用途 を併 せ持 たせた火器 。ドイツのMG34が嚆矢 とされる。ベルト給 弾 式 のために銃 手 の他 に、射撃 にはなるべく弾薬 ベルトを補佐 して給 弾 を手伝 う装填 手 が必要 になる。威力 重視 のため、アサルトライフルの使用 する小 口径 弾 を使 わず、フル規格 の小銃 弾 を用 いている。M60機関 銃 、ラインメタルMG3、PKM機関 銃 などがある。
軽 機関 銃 から発展 した銃 で、装填 手 の補助 なしで1人 で完全 に携帯 ・操作 が可能 な火器 。こちらも射撃 持続 性 は重 機関 銃 には劣 る。嚆矢 は米 軍 のブローニングM1918。分隊 と行動 を共 にする性質 上 、補給 の観点 から歩兵 用 の小 口径 弾 と弾薬 は共通 である。現在 ではミニミ軽 機関 銃 、RPK軽 機関 銃 などがある。一般 のライフルマンが扱 うアサルトライフルと比較 すると、あまり高 くない射撃 精度 や交戦 相手 から見 て目立 ちやすいデザインなどの欠点 があり、それらを克服 するため最近 はM27 IARなどのアサルトライフルとさほど変 わらない見 た目 をしたものも登場 している。
短 機関 銃 (サブマシンガン)
拳銃 弾 などを発射 する小型 の機関 銃 。威力 と射程 に劣 るが、小型 軽量 で素早 い運用 ができる。第 一 次 世界 大戦 時下 のドイツが、このメリットを塹壕 戦 に用 い効果 を上 げた。世界 各国 はサブマシンガンを妥協 の産物 としメリットを見出 せなかったが、冬 戦争 においてフィンランドのスオミ KP/-31が戦果 を上 げて以来 は各 軍 で活躍 し、アメリカのトンプソンやソビエトのPPSh-41等 が知 られる。1970年代 以降 はアサルトライフルのメカニズムを取 り入 れ、高性能 の銃 に発展 している。
- ボディアーマー(
防弾 チョッキ)を貫通 できる威力 と小型 軽量 さを両立 させた、新 しい概念 の銃 。ピストル弾 を使用 するサブマシンガンは近年 の市街 戦 に最適 だが、近年 では一 端 のテロリストや非 正規 軍 にもピストル弾 程度 なら防 げるバリスティックアーマーが普及 しており殺傷 が困難 となっているので、それを克服 するため開発 された。本来 は「Personal Defence Weapon(個人 用 防衛 火器 )」の名 の通 り後方 部隊 のために開発 された『ライフル弾 のようにボディアーマーを貫通 するに充分 な貫通 力 、サブマシンガンの小型 軽量 さを兼 ね備 えた銃器 』というコンセプトの銃 だが、在 ペルー日本 大使 公邸 占拠 事件 でFN社 製 のPDWが使用 されたことを皮切 りに、西側 諸国 の特殊 部隊 でPDWの採用 例 がある。ピストル弾 ではなく小銃 弾 をスケールダウンした新 開発 の弾丸 を使用 する傾向 があり、使用 する弾丸 の種類 が増 えることは補給 上 好 ましくないので現在 では広 い採用 に至 っておらず、特殊 部隊 や民間 軍事 会社 の一部 が採用 しているにとどまっている。P90など。
擲弾銃 (グレネードランチャー)
[
手榴弾 程度 の大 口径 榴弾 を射出 する銃 。擲弾発射 筒 ともいう。米 軍 のM79 40mmグレネードランチャーなど(20mm以上 の口径 を持 つ火器 は「銃 」でなく「砲 」と称 するのが普通 だが、グレネードランチャーは例外 的 に砲 でなく銃 に分類 される)。
システム・ウェポン
[一部 の部品 交換 により用途 の変更 が可能 な銃 。ストーナー63が有名 。弾丸 を発射 する機関 部分 を共通 化 し、分隊 支援 火器 、小銃 、カ ービン銃 、狙撃 銃 などの役割 を1つの銃器 で担 わせるコンセプト。さまざまな状況 に対応 できるため、次世代 の軍用 銃 と言 われている。民間 向 けとしてはトンプソン・コンテンダーのように、銃身 を交換 することで様々 な弾 を利用 できる製品 も販売 されているが、趣味 的 な要素 が強 い。
射撃 競技 用 の銃
[
射撃 競技 に用 いるための銃 。拳銃 、小銃 、散弾 銃 、空気 銃 が存在 する。公平 性 を保 つため、種目 ごとに口径 や形状 、重量 等 について詳細 な規定 がある。特 に標的 競技 では、命中 精度 や競技 での射撃 に特 化 するため射手 に合 わせた多 くの調整 機能 を持 つ等 、特徴 的 な外観 をもつ。
儀仗 用
[実戦 ではなく栄誉 礼 などの式典 に用 いるための銃 。現代 の銃器 は合金 や合成 樹脂 などをつや消 しの黒色 に迷彩 色 塗装 した実用 性 の高 い設計 であるが、式典 の際 には見栄 えが重視 されるため、現用 ライフル以外 の専用 銃器 を用意 する軍 もある。多 くの国 では銃床 が木製 の旧式 銃 から状態 が良 い物 を選別 し転用 している場合 が多 い。自衛隊 のように新規 設計 された儀仗 用 のライフルを配備 する場合 もある。- M1ガーランドのような
弾倉 や照準 器 等 が突出 せず木製 部品 が使 われるライフルや、ボルトアクションライフル、装飾 が施 されたマスケット銃 など歴史 的 な銃器 が好 まれる。イスラム圏 や旧 共産 圏 では、銃 本体 に彫金 を施 したり、金銀 のメッキを塗布 するなどの豪華 な装飾 も行 われている。取 り付 ける銃剣 も彫金 やメッキを使用 した専 用品 を使 うことがある。
訓練 用
[実戦 ではなく訓練 に用 いるための銃 。操 銃 (銃 の構 え方 )、捧 げ銃 、銃剣 術 の指導 など、発砲 を伴 わない訓練 に実 銃 を使 うのは機構 を破損 する危険 があり配備 コストもかかるため、「ラバーダック」と呼 ばれるラバーガンのような形状 を大 まかに模 した無 可動 実 銃 や木材 で大 まかな形 を模 した器具 [9]を使 うことが多 い。ラバーダックは実 銃 と区別 するため全体 が赤 や青 に塗装 されている。銃剣 術 の訓練 や銃剣 道 では木 の棒 の片側 がライフルのストック形 に加工 された『木 銃 』が現代 でも使 われている。射撃 を伴 う訓練 の場合 は実 銃 を使 うことになるが、誤 射 による被害 を防 ぐためゴム弾 を使 うこともある。またSIG 522LRのように配備 されている銃 (SIG SG550)と操作 は同一 であるが、より反動 が少 ない小 口径 の弾丸 を使 う訓練 用 銃 も登場 している。射撃 を伴 う訓練 であってもCQBなど暴発 の危険 が高 まる訓練 では、実 銃 の外観 を再現 したエアソフトガンを使 う軍 もある。自衛隊 では東京 マルイが製造 した89式 小銃 型 の電動 ガンをCQB訓練 用 教材 として利用 している。
-
ラバーダックを
使用 した操 銃 訓練 -
エアソフトガンを
使用 した建物 への突入 訓練 -
木 銃 を使 った銃剣 術 の訓練 -
銃剣 道 用 の木 銃
産業 用 銃砲
[銃 の基本 操作
[薬 室 に実包 を装填 する。照準 を合 わす。銃 を構 え、付属 の照準 器 、眼鏡 等 の照準 具 を用 いるなどし、狙 いを定 める。引金 を引 き、撃 発 。それによって撃 鉄 が落 ち、撃 針 を押 し出 して、薬莢 底部 の雷管 を叩 く。発射 。薬莢 内 の火薬 が急速 に燃焼 し、その燃焼 ガスによって弾丸 が押 し出 され、銃口 から飛 び出 す。弾 着 。弾 の運動 エネルギーにより、目標 物 を損傷 、破壊 する。
銃 の整備
[
銃 の用語
[銃 の各部
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銃身 (バレル) -発射 された銃弾 が通 る管状 の部品 。腔綫(ライフリング)が施 される物 が多 い。また弾倉 回転 式 (リボルバー)のものは、銃身 とシリンダーの間 には少 しだけ隙間 がある(鉛 などの弾丸 を使用 したときに削 れてしまい、全 弾 撃 ち終 る前 にシリンダーが銃身 との間 の鉛 のくずで動 かなくなってしまうのを防 ぐため。)この隙間 を、シリンダーギャップと呼 び、大 きければ大 きいほど銃口 初速 が低下 する。銃口 (マズル) -銃身 の筒先 で、銃弾 が飛 び出 す部分 。反動 を軽減 するために穴 を空 けたものを銃口 制 退 器 (マズルブレーキ)と呼 び、発砲 炎 を消 すため、または少 なくさせるためのものを銃口 消炎 器 (フラッシュサプレッサー)と呼 ぶ。- 腔綫(ライフリング) -
銃身 の腔内に施 される、螺旋 状 の溝 。銃弾 を回転 させ、精度 を増 す作用 を持 つ(ジャイロ効果 )。
薬 室 (チェンバー、チャンバーなど) -遊 筒 により運 ばれた銃弾 が詰 められる部分 で、銃身 の後端 にあたる。銃身 よりも直径 が大 きく薬莢 の厚 さくらい広 く作 られている。この直径 と薬莢 の直径 の差 をチェンバーギャップという。弾倉 回転 式 銃 ではシリンダー内 の実包 が収 まる部分 を言 う。遊 筒 (ボルト) -薬 室 の後 ろにある可動 部品 で、機械 的 構造 や強力 なスプリングで銃身 後 端 や機関 部 と組 合 わさり高 圧 に耐 える閉鎖 機構 を構成 する。銃弾 を装填 したり、排出 する機構 を兼 ねていることが多 い。照準 具 (サイト) -照準 をつけるための部品 。照準 具 のうち、銃 の前方 にあるものを照星 (フロントサイト)、後方 にあるものを照 門 (リアサイト)という。クレー射撃 などに用 いられる散弾 銃 には照 門 が存在 せず、銃身 上 の平面 部 と射手 の目 がその代 わりとなる。二 脚 (バイポッド) -銃 を地面 などにつけて支 えるための脚 で、二 脚 のもの。三脚 のものは、トライポッドと呼 ばれる。軽 機関 銃 でよく用 いられる。一部 ではスタンドとも言 う。弾倉 (マガジン) -銃 内部 に銃弾 を収 める部品 。一般 的 に箱 状 で交換 ができる。この交換 する動作 を装弾 というが、リロードと呼 ぶ場合 がある(本来 は薬莢 に雷管 ・火薬 ・弾頭 などを再 び込 めなおし、実包 にすること)。機関 部 (レシーバー)-銃 の本体 部分 。拳銃 ではフレームとも呼 ぶ。遊 底 -遊 筒 を支 える部品 。機関 部 と噛 み合 って前後 に動 く。遊 筒 と同義 に使 われることもある。自動 拳銃 などでスライドとも呼 ばれる。銃床 (ストック) -銃 を保持 するときにつかう部分 。前 床 部 と後 床 部 に分 かれ、後 床 の事 を一般 に銃床 と呼 ぶ。銃 把 (グリップ) -銃 を支 えるために、手 で握 る部分 。引金 (トリガー) -銃弾 を発射 する際 に指 で操作 する部品 。一般 的 には指 で後方 へ引 くが、機関 銃 では前方 へ押 し込 む「押金」もある。引鉄 鉤 板 (トリガーバー) -引金 と逆 鉤 を連結 し、逆 鉤 の固定 を解放 する部品 。- ディスコネクター -
銃 の状態 に応 じて引鉄 鉤 板 と逆 鉤 の関係 を離 す部品 。 逆 鉤 (シア) -撃 鉄 を発條 (ばね、スプリング、撃 鉄 発條 )の力 がかかった状態 で固定 する部品 。撃 鉄 (ハンマー) -銃弾 を撃 ち出 す際 、発條 の復元 力 により動 き、撃 針 を叩 くもの。古 い銃 では、雷管 を直接 叩 くものもある。逆 に小型 自動 拳銃 などでは、撃 鉄 を用 いずに撃 針 だけで撃 発 操作 をおこなうものもある。撃 針 (ファイアリングピン) -射撃 の際 、撃 鉄 などの力 により、実際 に薬莢 、抽筒板 の雷管 を叩 く針 状 に尖 った部品 。
後 床 (銃床 、ストック) -銃床 の底部 で、一般 に肩 に当 てる部分 。発條 (スプリング) - ばねのこと。銃 の内部 では様々 な発條 が用 いられる。安全 装置 (セーフティ) -誤 って弾丸 が発射 されないように発射 機構 を拘束 する装置 。多 くの種類 がある。
銃 の方式
[- シングルショット(
単発 式 ) -弾 が一発 のみこめられる銃 。次 の弾 を撃 つには装填 操作 をする。セミオートマチックで、一発 だけ発砲 する意味 で用 いられることもある。 - リピーター(
連発 式 ) -複数 の弾薬 を収 める弾倉 が存在 し、弾倉 から薬 室 へ弾薬 を給 弾 する機構 を一 回 の発射 ごとに手動 で操作 するもの。ポンプアクション、レバーアクション、ボルトアクションなどがある。- リボルバー(
回転 式 ) -回転 するマガジンを持 つ銃 。回転 式 銃 を連発 式 銃 の一種 とみなす慣習 もある。
- リボルバー(
- オートマチック(
自動 式 ) -薬 室 への給 弾 または発射 を自動的 に行 うもの。以下 の二 方式 がある。- セミオートマチック(
半 自動 式 ) -弾 の装填 のみが自動 。発射 は一発 ごとに引金 を引 く方式 。 - フルオートマチック(
全 自動 式 ) -弾 の装填 に加 え、撃 発 が自動 で、引金 を引 いているあいだ弾丸 が連続 発射 する。その発射 間隔 を連射 速度 (サイクル)と呼 ぶ。 - バースト(
制限 点 射 ) - オートマチックのうち、引 き金 を引 くと、弾 が一定 の数 発射 されるもの。また、その射撃 の仕方 。
- セミオートマチック(
単 装 銃 - バレルを一本 だけをもつ銃 。ただし、大半 の銃 が該当 するため、この語 が用 いられることはあまりない。連装 銃 - バレルを複数 もつ銃 。単発 式 銃 に実質 的 に連射 機能 を与 えることができる。銃身 の数 がわかっている場合 、「装 」の字 を省略 して「二 連 銃 」「三 連 銃 」などと呼 ぶことが多 い。ノルデンフェルト式 機銃 やガトリングガンなどもこの方式 であるがガトリングガンはバレル毎 に薬 室 がなく、一 つの薬 室 を全 ての銃身 で共用 しているので厳密 には連装 銃 には分類 されない(多 銃身 銃 に分類 される)。ガトリングガンは1砲身 あたりの発射 弾 数 が減 るので、サイクルを上 げても銃身 が熱 によって変形 、または発射 不能 になりにくい特徴 を持 っている。- シングルアクション、ダブルアクション -
銃 の射撃 操作 。各項 及 び拳銃 を参照 。
点火 方式
[弾 の用語
[口径 -弾頭 の直径 。銃弾 や、それを扱 う銃 の種類 を示 すために用 いられる。アメリカではインチ、ヨーロッパではメ ートル法 が主 として使 われる。- カートリッジ(
実包 ) -現代 銃 の多 くで用 いられる弾 で、火薬 を収 めた薬莢 と、その力 によって飛 ぶ弾頭 などが一 つにまとまったもの。弾頭 - カートリッジの先端 部分 で、これが飛翔 して目標 に向 かう。薬莢 - カートリッジのうち、火薬 が詰 まった筒 状 の部分 。底部 は雷管 。- プライマー(
雷管 ) - カートリッジ底部 中央 の部品 。撃 発 の際 に撃 針 で叩 かれる衝撃 により、火花 が飛 び散 り薬莢 内部 の発射 薬 を燃焼 させる。.22・.22LR・.22マグナム等 はリムがこれを兼用 する(リムファイア)。 装 薬 -薬莢 の中 に入 っている発射 薬 のこと。プライマーの火花 で着火 し、急激 な燃焼 でガスを発生 させてカートリッジ先端 の弾頭 を押 し出 す。銃 ・弾頭 の種類 や用途 に応 じて、燃焼 速度 や薬 量 が決 められる。- 抽筒
板 (リム) -薬莢 の底部 横 にある張 り出 し、若 しくはカートリッジ後部 に刻 まれた溝 より後 ろの縁 部分 。撃 ち終 わった薬莢 を薬 室 から引 き出 すためにエジェクター・エキストラクターが引 っかかる部分 。前者 を「リムドカートリッジ」と呼 び、現在 ではリボルバー用 のものが多 い。後者 を「リムレスカートリッジ」と呼 び、ライフル弾 や自動 拳銃 の弾薬 に多 く見 られる。 - ショルダー-
使用 する弾頭 によってはない場合 もある。NATO弾 などはリムと弾頭 の口径 が異 なる実包 に多 く見 られる。カートリッジの直径 が小 さくなるところから小 さくなりきったところまでのこと。このカートリッジを使用 する主 な理由 は、火薬 量 を増 やし、弾頭 の初速 を上 げるためである。この構造 を持 つ弾薬 を「ボトルネック」と呼 び、ライフル弾 には一般 的 な構造 。拳銃 弾 でこの構造 を持 つものは少 ないが、一部 口径 を除 くマウザーシリーズ・トカレフTT-33 ・FN Five-seveN・南部 式 自動 拳銃 ・GLOCK31/32/33の弾薬 はボトルネック構造 である。
- プライマー(
装填 -実包 を銃 に込 めること。連発 銃 に弾倉 ないし弾 帯 を接続 した場合 、薬 室 を空 にした状態 を半 装填 、薬 室 に実包 を送 り込 むなどすぐに射撃 できる状態 を全 装填 と呼 ぶ。
銃 と社会
[
日本 と銃
[
このため、
日本 の銃器 メーカー
[
その他
[実 銃 の入手 が難 しい地域 では、鑑賞 用 のモデルガンや遊技 用 のエアソフトガンが親 しまれている。演劇 の舞台 やドラマ・映画 の撮影 で使用 される模造 の銃 をステージガンといい、特 に実際 の撃 発 を再現 するプロップガンが知 られている。プロップは「小道具 」の意 。
脚注
[出典
[- ^ a b 『
銃 』 - コトバンク - ^ 『
弾丸 』 - コトバンク - ^ 「cannon」『ジーニアス
英和 辞典 第 3版 』(大修館書店 、2011年 )。 - ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at “
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中島 楽章 「銃 筒 から仏 郎 機銃 へ:十四 〜十 六 世紀 の東 アジア海域 と火器 」『史 淵 』第 148巻 、2011年 3月 、1-37頁 、hdl:2324/19793、NAID 40018769571。 - ^
世界 の銃器 ブランド(メーカー)ランキングTop30 - ^
日本 の実 銃 メーカー4社 はきっちり棲 み分 けができていた - ^ 【
独自 】自衛隊 を支 える装備 品 工場 、事業 継続 が難 しければ国有 化 も…国内 製造 維持 が狙 い - ^ “
軍事 訓練 を志願 する市民 「占領 下 で生 きたくない」51歳 母親 の覚悟 ”.朝日新聞 デジタル. 2022年 2月 28日 閲覧 。 - ^
銃砲 (猟銃 等 )を所持 したい。 -京都 府 - ^ 「
全米 ライフル協会 、銃 規制 強化 に改 めて反対 」 -日 テレNEWS24 2013年 5月 5日 - ^ 「オバマ
米 大統領 、涙 ながらに銃 規制 強化 訴 え」 - 2016年 01月 6日 BBC NEWS japan 2016年 3月 25日 閲覧 - ^ 「オバマ
氏 、涙 流 し銃 規制 の必要 性 訴 え大統領 権限 行使 を発表 」 - 2016年 01月 06日 AFPBB 2016年 3月 25日 閲覧 - ^ a b
銃砲 刀剣 類 所持 等 取締 法 - e-Gov法令 検索 、2016年 3月 25日 閲覧 - ^ 「
古式 銃 について」 -警視庁 2016年 3月 25日 閲覧 - ^ 「モデルガン、エアーソフトガンについて」 -
警視庁 2016年 3月 25日 閲覧
関連 項目
[外部 リンク
[- 『
銃 』 - コトバンク 銃砲 刀剣 類 所持 等 取締 法 - e-Gov法令 検索