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モウセンゴケの捕虫 ほちゅう 葉 は
食虫植物 しょくちゅうしょくぶつ (しょくちゅうしょくぶつ)は、食 しょく 虫 ちゅう という習性 しゅうせい を持 も っている被子植物 ひししょくぶつ 門 もん に属 ぞく する植物 しょくぶつ の総称 そうしょう 。食肉 しょくにく 植物 しょくぶつ 、肉食 にくしょく 植物 しょくぶつ と言 い われる場合 ばあい もある。食虫植物 しょくちゅうしょくぶつ は「虫 むし を食 た べる植物 しょくぶつ 」ではあるが、虫 むし だけを食 た べてエネルギーを得 え ているのではなく、基本 きほん 的 てき には光合成 こうごうせい 能力 のうりょく があり、自 みずか ら栄養分 えいようぶん を合成 ごうせい して生育 せいいく する能力 のうりょく がある。
食虫植物 しょくちゅうしょくぶつ とは、種子 しゅし 植物 しょくぶつ 門 もん の被子植物 ひししょくぶつ 亜 あ 門 もん に属 ぞく する高等 こうとう 植物 しょくぶつ のうち、食 しょく 虫 ちゅう 習性 しゅうせい を獲得 かくとく した様々 さまざま な段階 だんかい の分類 ぶんるい 群 ぐん の植物 しょくぶつ を総称 そうしょう した生態 せいたい 学 がく 上 じょう の呼 よ び名 な である[2] [3] [注釈 ちゅうしゃく 1] 。現生 げんなま 種 しゅ は12科 か 19属 ぞく 600種 しゅ 強 きょう [注釈 ちゅうしゃく 2] に達 たっ すると考 かんが えられている。なかでも、タヌキモ属 ぞく 、モウセンゴケ属 ぞく 、ウツボカズラ属 ぞく 、ムシトリスミレ属 ぞく は種 しゅ 数 すう が多 おお い。
自生 じせい 地 ち の多 おお くは湿 しめ った荒野 あらの や湿原 しつげん で、土壌 どじょう 中 ちゅう の窒素 ちっそ ・リン・ミネラルなどの栄養素 えいようそ が不足 ふそく がちな土地 とち に生育 せいいく し、世界中 せかいじゅう に分布 ぶんぷ する[2] 。特徴 とくちょう としては、光合成 こうごうせい によって独立 どくりつ 栄養 えいよう で生活 せいかつ する緑色 みどりいろ 植物 しょくぶつ でありながら、葉 は などを変形 へんけい させて飛来 ひらい する昆虫 こんちゅう などの小 しょう 動物 どうぶつ を捕食 ほしょく することで栄養分 えいようぶん を補 おぎな い、成長 せいちょう と繁殖 はんしょく に役立 やくだ てるという生活 せいかつ 様式 ようしき を兼 か ね備 そな えたところにある[2] 。この特徴 とくちょう を「食 しょく 虫 ちゅう 習性 しゅうせい 」とよび、昆虫 こんちゅう などの獲物 えもの をおびき寄 よ せて捕食 ほしょく し、溶 と かして消化 しょうか し、その養分 ようぶん を吸収 きゅうしゅう して栄養 えいよう を補 おぎな い、成長 せいちょう と繁殖 はんしょく に役立 やくだ てるという一連 いちれん の流 なが れが組 く み合 あ わさった機能 きのう のことを指 さ している[2] 。ただし、この食 しょく 虫 ちゅう 習性 しゅうせい を完備 かんび した食虫植物 しょくちゅうしょくぶつ は、モウセンゴケ科 か 、ムシトリスミレ属 ぞく 、トリフィオフィルム属 ぞく などに限 かぎ られ、サラセニア科 か では消化 しょうか 液 えき を分泌 ぶんぴつ する器官 きかん を持 も たないため、微生物 びせいぶつ によって分解 ぶんかい された栄養分 えいようぶん を横取 よこど りして吸収 きゅうしゅう するだけのものが多 おお い[2] 。食虫植物 しょくちゅうしょくぶつ は虫 むし を捕 と れなくとも枯 か れることはないが、長期間 ちょうきかん 捕虫 ほちゅう しなかった個体 こたい は、捕虫 ほちゅう したものと比 くら べると、大 おお きさ、色 いろ 、繁殖 はんしょく 力 りょく は劣 おと る。
葉 は や茎 くき などが捕虫 ほちゅう 器官 きかん になっており、昆虫 こんちゅう や動物 どうぶつ プランクトン をおびき寄 よ せて捕 と らえ、消化 しょうか 吸収 きゅうしゅう する能力 のうりょく を持 も つ。種 たね によっては誘引 ゆういん する機能 きのう や消化 しょうか 機能 きのう がないものもあり、食虫植物 しょくちゅうしょくぶつ に分類 ぶんるい するかどうかで議論 ぎろん が分 わ かれる場合 ばあい もある。
虫 むし を捕 と らえるしくみを持 も つ植物 しょくぶつ はかなりの数 かず に上 のぼ る。例 たと えば葉 は や茎 くき に粘 ねば 毛 げ や粘液 ねんえき 腺 せん を持 も つ植物 しょくぶつ (ムシトリナデシコ 、モチツツジ )や、花 はな に仕掛 しか けがあって、入 はい り込 こ んだ昆虫 こんちゅう を閉 と じこめるもの(クマガイソウ など)などである。中 なか にはムシトリナデシコのように、食虫植物 しょくちゅうしょくぶつ のような名前 なまえ を付 つ けられているものもある。しかし、基本 きほん 的 てき には、捕 つか まえるだけではなく、消化 しょうか 液 えき を分泌 ぶんぴつ し、さらに吸収 きゅうしゅう するしくみを備 そな えていなければ食虫植物 しょくちゅうしょくぶつ とは認 みと められない。ただし、吸収 きゅうしゅう については、通常 つうじょう の植物 しょくぶつ であっても葉 は の面 めん から肥料 ひりょう を吸収 きゅうしゅう できるし、逆 ぎゃく に食虫植物 しょくちゅうしょくぶつ であっても、捕 と らえた昆虫 こんちゅう の成分 せいぶん を根 ね から吸収 きゅうしゅう するのではと言 い われるものもある。
つまり、食虫植物 しょくちゅうしょくぶつ とは、表面 ひょうめん で昆虫 こんちゅう を捕 と らえ、殺 ころ して分解 ぶんかい し、そこから何 なん らかの栄養分 えいようぶん を取 と るものである。植物 しょくぶつ が昆虫 こんちゅう を捕 と らえる目的 もくてき は他 ほか にもあり、多 おお くの粘液 ねんえき を出 だ す植物 しょくぶつ は、昆虫 こんちゅう からの食害 しょくがい を防 ふせ ぐためであると考 かんが えられる。他方 たほう 、花 はな が虫 むし を捕 と らえるのは、たいていの場合 ばあい は花粉 かふん 媒介 ばいかい をさせるためで、しばらくすると放 はな してやるしくみになっている。
現在 げんざい のところ、食虫植物 しょくちゅうしょくぶつ として認 みと められているものは、主 しゅ として葉 は や茎 くき で微生物 びせいぶつ 及 およ び昆虫 こんちゅう や小 しょう 動物 どうぶつ を捕 と らえる。よく言 い われるような、花 はな で虫 むし を捕 と らえる食虫植物 しょくちゅうしょくぶつ は存在 そんざい しない。とはいえ粘着 ねんちゃく 式 しき の植物 しょくぶつ にはがくや花弁 はなびら の裏側 うらがわ に幾 いく 分 ふん かの粘 ねば 毛 げ が見 み られる場合 ばあい もある。
一般 いっぱん に食虫植物 しょくちゅうしょくぶつ は日光 にっこう や水 みず は十分 じゅうぶん であるが、窒素 ちっそ やリン等 とう が不足 ふそく しているため他 た の植物 しょくぶつ があまり入 い り込 こ まないような土地 とち 、いわゆる痩 や せた土地 とち に生息 せいそく するものが多 おお く、不足 ふそく する養分 ようぶん を捕虫 ほちゅう によって補 おぎな っていると考 かんが えられる。一般 いっぱん に根 ね の発達 はったつ は良 よ くないものが多 おお い。
ハエトリグサの捕虫 ほちゅう 葉 は
捕虫 ほちゅう 方式 ほうしき は
に分 わ けられる。
自生 じせい 地 ち の一 いち 例 れい 。南 みなみ 向 む きのゆるい斜面 しゃめん で水 みず が染 し み出 だ している。左下 ひだりした にみえる赤 あか い点々 てんてん がモウセンゴケ。やや乾燥 かんそう 気味 ぎみ のところにはコモウセンゴケやイシモチソウが生 は えている。
寒冷 かんれい 地 ち から熱帯 ねったい 雨林 うりん 、高山 たかやま から低湿 ていしつ 地 ち や池 いけ と、世界中 せかいじゅう に分布 ぶんぷ しているが、個々 ここ の種 たね としてみた場合 ばあい 、ハエトリグサや日本 にっぽん のコウシンソウ のように限 かぎ られた地域 ちいき にしか自生 じせい していないものも多 おお い。
自生 じせい 地 ち には他 た の希少 きしょう な植物 しょくぶつ が生 は えていることも多 おお く、自治体 じちたい によって保護 ほご されている場所 ばしょ もある。例 たと えば栃木 とちぎ 県 けん のコウシンソウ自生 じせい 地 ち は国 くに の特別 とくべつ 天然記念物 てんねんきねんぶつ [5] 、千葉 ちば 県 けん 山武 さんぶ 市 し と東金 とうがね 市 し にまたがる「成東 なるとう ・東金 とうがね 食虫植物 しょくちゅうしょくぶつ 群落 ぐんらく 」は国 くに の天然記念物 てんねんきねんぶつ [6] 、愛知 あいち 県 けん 武豊 たけとよ 町 まち の壱町田 いっちょうだ 湿地 しっち は愛知 あいち 県 けん の天然記念物 てんねんきねんぶつ に指定 してい されている[7] 。
希 まれ に外来 がいらい 種 しゅ として繁殖 はんしょく する種 たね もある。タヌキモ属 ぞく でアメリカ合衆国 あめりかがっしゅうこく 原産 げんさん のウトリクラリア・ラディアタ、ウトリクラリア・インフラタは、兵庫 ひょうご 県 けん や静岡 しずおか 県 けん の池 いけ で繁殖 はんしょく して話題 わだい になったことがある。
日本 にっぽん の場合 ばあい 、各地 かくち で自生 じせい 地 ち が消滅 しょうめつ している。理由 りゆう は以下 いか のものがあげられる。
開発 かいはつ による自生 じせい 地 ち の破壊 はかい
業者 ぎょうしゃ や愛好 あいこう 家 か による度 ど を過 す ぎた採取 さいしゅ や、採取 さいしゅ が禁止 きんし されているところでの盗掘 とうくつ
湿地 しっち の乾燥 かんそう 化 か 、池 いけ の富 とみ 栄養 えいよう 化 か 、他 た の植物 しょくぶつ の進出 しんしゅつ など環境 かんきょう の変化 へんか
その形 かたち や性質 せいしつ の面白 おもしろ さから、園芸 えんげい 植物 しょくぶつ として観賞 かんしょう 用 よう に栽培 さいばい され、食虫植物 しょくちゅうしょくぶつ は一 ひと つのジャンルをなしている。ただし一般 いっぱん に広 ひろ く認 みと められるほど美 うつく しいものは少 すく なく、むしろ珍奇 ちんき なものが多 おお いことから、多 おお くは特定 とくてい の趣味 しゅみ 家 か の楽 たの しみの範疇 はんちゅう である。理科 りか 教材 きょうざい として栽培 さいばい されることもある。水 みず 湿地 しっち の植物 しょくぶつ が多 おお いため、水草 みずくさ として栽培 さいばい される例 れい もある。
しかし、栽培 さいばい が広 ひろ く行 おこな われ、園芸 えんげい 的 てき な品種 ひんしゅ 改良 かいりょう が行 おこな われる例 れい もある。特 とく にその面 めん で目立 めだ つのはウツボカズラ であり、非常 ひじょう に多 おお くの交配 こうはい 品種 ひんしゅ が作出 さくしゅつ されている。ほかにモウセンゴケ属 ぞく でもアフリカナガバノモウセンゴケ やヨツマタモウセンゴケにも園芸 えんげい 的 てき な品種 ひんしゅ がある。またミミカキグサ類 るい では捕虫 ほちゅう の構造 こうぞう は目立 めだ たないが、花 はな が面白 おもしろ い形 かたち と美 うつく しい色 いろ を持 も っていることから栽培 さいばい されるものが複数 ふくすう ある。
ただしそのために野生 やせい 品 ひん が乱獲 らんかく され、絶滅 ぜつめつ を危惧 きぐ されるようになっている例 れい もあり、保護 ほご の必要 ひつよう 性 せい が言 い われるものも多 おお い。
入手 にゅうしゅ 方法 ほうほう は愛好 あいこう 者 しゃ 同士 どうし の交換 こうかん や売買 ばいばい 、業者 ぎょうしゃ による通販 つうはん があるが、ハエトリグサやモウセンゴケ 、サラセニア など一部 いちぶ の種類 しゅるい は夏 なつ に花屋 はなや やホームセンターなどで入手 にゅうしゅ できる事 こと もある。
栽培 さいばい 方法 ほうほう は種 しゅ によって自生 じせい 地 ち の環境 かんきょう が違 ちが うため一概 いちがい には言 い えないが、用土 ようど は水苔 みずごけ を用 もち いる事 こと で育 そだ てられるものが多 おお い。
基本 きほん 的 てき には一般 いっぱん の植物 しょくぶつ と同 おな じく光合成 こうごうせい により栄養 えいよう を得 え ているため、栽培 さいばい 下 か では人手 ひとで をかけて虫 むし を与 あた える必要 ひつよう はなく、逆 ぎゃく に虫 むし が腐敗 ふはい して植物 しょくぶつ に悪影響 あくえいきょう を与 あた える場合 ばあい があるので注意 ちゅうい が必要 ひつよう である。貧 ひん 栄養 えいよう の土地 とち で育 そだ つため、肥料 ひりょう も原則 げんそく として必要 ひつよう はない。
分類 ぶんるい 体系 たいけい はAPG II による。
イネ目 め
パイナップル科 か Bromeliaceae
ホシクサ科 か Eriocaulaceae
食虫植物 しょくちゅうしょくぶつ としてはパエパランツス・ブロメリオイデス(Paepalanthus bromelioides )1種 しゅ が知 し られる。南 みなみ アメリカ大陸 あめりかたいりく に自生 じせい する。
放射状 ほうしゃじょう に広 ひろ がり立 た ち上 あ がった葉 は の付 つ け根 ね に溜 た まった水 みず に獲物 えもの を落 お として養分 ようぶん を吸収 きゅうしゅう する。
フクロユキノシタ Cephalotus
カタバミ目 め
フクロユキノシタ科 か Cephalotaceae
セファロタス・フォリキュラリス1種 しゅ が知 し られる。オーストラリア大陸 たいりく 南西 なんせい 部 ぶ に自生 じせい する。花 はな がユキノシタ に似 に ていることからフクロユキノシタ という和名 わみょう がつけられている。
地面 じめん 近 ちか くに小 ちい さな壷 つぼ 状 じょう の捕虫 ほちゅう 葉 は を出 だ し、その中 なか に虫 むし を落 お として消化 しょうか 吸収 きゅうしゅう する。
シソ目 め
タヌキモ科 か Lentibulariaceae
全 ぜん 世界 せかい に分布 ぶんぷ しているタヌキモ属 ぞく 、南 みなみ アメリカ大陸 あめりかたいりく とアフリカ大陸 たいりく に自生 じせい するゲンリセア属 ぞく 、オーストラリア大陸 たいりく を除 のぞ く世界中 せかいじゅう に自生 じせい するムシトリスミレ属 ぞく が知 し られる。
タヌキモ属 ぞく は細 こま かい葉 は を持 も つ水草 みずくさ のタヌキモ類 るい とさじ状 じょう の葉 は と糸状 いとじょう に地下 ちか に伸 の びる葉 は を持 も つミミカキグサ類 るい があり、いずれも袋 ふくろ 状 じょう の捕虫 ほちゅう 器官 きかん を持 も ち、獲物 えもの を吸 す い込 こ んで消化 しょうか 吸収 きゅうしゅう する。
ゲンリセア属 ぞく は地中 ちちゅう にY字 じ のらせん状 じょう になった捕虫 ほちゅう 葉 は をもち、水流 すいりゅう によってプランクトン等 とう の小 ちい さな獲物 えもの をY字 じ の付 つ け根 ね にある入 い り口 くち に運 はこ び、その奥 おく で消化 しょうか 吸収 きゅうしゅう する。
ムシトリスミレ属 ぞく は背 せ の低 ひく い草 くさ で、葉 は や茎 くき に生 は えている短 みじか い腺 せん 毛 げ から出 で る粘液 ねんえき によって獲物 えもの を捕 と らえ、葉 は の表面 ひょうめん にある無 む 柄 え 腺 せん によって消化 しょうか 吸収 きゅうしゅう する。
ツノゴマ科 か Martyniaceae
食虫植物 しょくちゅうしょくぶつ としてはキバナツノゴマ (イビセラ・ルテア)1種 しゅ が知 し られる。南 みなみ アメリカ大陸 あめりかたいりく に自生 じせい する。
葉 は や茎 くき に腺 せん 毛 げ が生 は えており、粘液 ねんえき を出 だ している。
ビブリス科 か Byblidaceae
オーストラリア大陸 たいりく に自生 じせい する。
葉 は や茎 くき に腺 せん 毛 げ が生 は えていて粘液 ねんえき を出 だ しており、捕虫 ほちゅう して消化 しょうか 吸収 きゅうしゅう する。
ツツジ目 め
サラセニア科 か Sarraceniaceae
ロリドゥラ科 か Roridulanceae
アフリカ大陸 たいりく 南端 なんたん に自生 じせい する。
強 つよ い粘液 ねんえき を出 だ して捕虫 ほちゅう をしているが、消化 しょうか 酵素 こうそ は出 だ していないので食虫植物 しょくちゅうしょくぶつ に含 ふく めない説 せつ もある。虫 むし は根元 ねもと に落 お ちた後 のち に分解 ぶんかい して植物 しょくぶつ の養分 ようぶん になるといわれていたが、共生 きょうせい するカメムシ が捕 とら えられた虫 むし を食 く い、分泌 ぶんぴつ 物 ぶつ が植物 しょくぶつ に吸収 きゅうしゅう されることが明 あき らかになった。
ウツボカズラの1種 しゅ (ボルネオ島 とう )
ナデシコ目 め
ウツボカズラ科 か Nepenthaceae
ウツボカズラ属 ぞく のみ。
東南 とうなん アジア からマダガスカル島 とう にかけての熱帯 ねったい 雨林 うりん に自生 じせい するつる植物 しょくぶつ で、葉 は 先 さき のつるに捕虫 ほちゅう 葉 は をつける。
壷 つぼ 状 じょう になった捕虫 ほちゅう 葉 は の中 なか には水 みず が溜 た まっており、臭 にお いで獲物 えもの を誘 さそ い込 こ んで壷 つぼ に落 お とし、消化 しょうか 酵素 こうそ や細菌 さいきん によって消化 しょうか 、吸収 きゅうしゅう する。
長 なが さが40cmを越 こ える巨大 きょだい な捕虫 ほちゅう 袋 ぶくろ をつける種 たね もあり、愛好 あいこう 者 しゃ らによって多 おお くの交配 こうはい 種 しゅ が作 つく られている。
ディオンコフィルム科 か Dioncophyllaceae
食虫植物 しょくちゅうしょくぶつ としてはトリフィオフィルム・ペルタトゥム (Triphyophyllum peltatum )1種 しゅ が知 し られる。アフリカ大陸 たいりく 西部 せいぶ に自生 じせい する。
雨季 うき の期間 きかん のみ腺 せん 毛 げ のある葉 は を出 だ して捕虫 ほちゅう し、消化 しょうか 吸収 きゅうしゅう を行 おこな う。
ドロソフィルム科 か Drosophyllaceae
1科 か 1属 ぞく 1種 しゅ でDrosophyllum lusitanicum がイベリア半島 はんとう と対岸 たいがん のモロッコ に自生 じせい し、繊毛 せんもう から粘液 ねんえき を出 だ して捕虫 ほちゅう ・消化 しょうか 吸収 きゅうしゅう を行 おこ なう。
モウセンゴケ科 か Droseraceae
全 ぜん 世界 せかい に自生 じせい するモウセンゴケ属 ぞく の他 ほか 、アメリカ合衆国 あめりかがっしゅうこく 西海岸 にしかいがん の一部 いちぶ に自生 じせい するハエトリグサ属 ぞく 、ユーラシア大陸 たいりく 、アフリカ大陸 たいりく 、オーストラリア大陸 たいりく に点在 てんざい するムジナモ 属 ぞく が知 し られる。モウセンゴケ属 ぞく の半数 はんすう 近 ちか くはオーストラリア大陸 たいりく 南西 なんせい 端 はし に集中 しゅうちゅう している。
モウセンゴケ属 ぞく とは腺 せん 毛 げ から粘液 ねんえき を出 だ して捕虫 ほちゅう し、消化 しょうか 吸収 きゅうしゅう する。
ハエトリグサとムジナモは二枚貝 にまいがい のような捕虫 ほちゅう 葉 は で獲物 えもの をはさみ込 こ み、消化 しょうか 吸収 きゅうしゅう する。
オモダカ目 め
この他 ほか にも食虫植物 しょくちゅうしょくぶつ もしくはその進化 しんか 途中 とちゅう ではないかと指摘 してき される植物 しょくぶつ 種 しゅ は数多 かずおお く存在 そんざい する(例 れい :ナズナ )。パイナップル科 か プヤ属 ぞく のプヤ・ライモンディ やプヤ・チレンシス の棘 とげ は鳥類 ちょうるい やリャマ などを捕食 ほしょく するためのものとする説 せつ がある[9] [10] 。
コケ植物 しょくぶつ ではColura zoophaga が初 はじ めて食 しょく 虫 むし 性 せい として確認 かくにん された。
いずれも被子植物 ひししょくぶつ に属 ぞく するが、必 かなら ずしも特定 とくてい の系統 けいとう に多 おお いわけではない。しかしモウセンゴケ科 か やタヌキモ科 か のように科 か の全 ぜん 種 たね が食虫植物 しょくちゅうしょくぶつ のものが多 おお い。またナデシコ目 め のモウセンゴケ科 か 、ウツボカズラ科 か やディオンコフィルム科 か などを含 ふく む系統 けいとう は、大 だい 部分 ぶぶん の種 たね が食虫植物 しょくちゅうしょくぶつ であるため、食虫植物 しょくちゅうしょくぶつ クレードと呼 よ ばれている。
ツノゴマ科 か 、ディオンコフィルム科 か 、パイナップル科 か 、ホシクサ科 か では一部 いちぶ の種 たね だけが食虫植物 しょくちゅうしょくぶつ になっている。これらは、粘液 ねんえき を分泌 ぶんぴつ する、葉 は が重 かさ なって水 みず を貯 た めるといった各科 かっか の特徴 とくちょう をさらに発達 はったつ させて食 しょく 虫 ちゅう 化 か しているように見 み え、食虫植物 しょくちゅうしょくぶつ の進化 しんか の様式 ようしき を示唆 しさ していると思 おも われる。
ツボウツボカズラ はかつては食 しょく 虫 むし 性 せい だったものが捕虫 ほちゅう 葉 は から落 お ち葉 ば を摂取 せっしゅ 消化 しょうか できるように進化 しんか したと考 かんが えられている[11] [12] [13] 。
イトタヌキモ U. exoleta
別名 べつめい ミカワタヌキモ。中部 ちゅうぶ 以南 いなん に自生 じせい 。全体 ぜんたい 的 てき に非常 ひじょう に細 ほそ い。絶滅 ぜつめつ 危惧 きぐ IB類 るい
イヌタヌキモ U. tenuicaulis
タヌキモに非常 ひじょう によく似 に ている。冬芽 とうが が楕円 だえん 形 がた になる事 こと で区別 くべつ 。
オオタヌキモ U. macrorhiza
北海道 ほっかいどう に自生 じせい する。
コタヌキモ U. intermedia
水中 すいちゅう のほかに水底 みなそこ にも茎 くき を伸 の ばし、そこに多 おお くの捕虫 ほちゅう 袋 ぶくろ をつける。
タヌキモ
タヌキモ U. australis
根 ね がなく、水面 すいめん を浮遊 ふゆう している多年草 たねんそう 。絶滅 ぜつめつ 危惧 きぐ II類 るい
ノタヌキモ U. aurea
タヌキモと似 に ているが1年 ねん 草 くさ 。
ヒメタヌキモ U. minor
中部 ちゅうぶ 以北 いほく に自生 じせい 。絶滅 ぜつめつ 危惧 きぐ II類 るい
ヒメミミカキグサ U. minutissima
伊勢湾 いせわん 周辺 しゅうへん に自生 じせい 。花茎 かけい は高 たか さ1cmから3cmと小 ちい さい。絶滅 ぜつめつ 危惧 きぐ IB類 るい
フサタヌキモ U. dimorphantha
日本 にっぽん 固有 こゆう 種 しゅ 。捕虫 ほちゅう 袋 ぶくろ は少 すく ない。絶滅 ぜつめつ 危惧 きぐ IA類 るい
ホザキノミミカキグサ U. caerulea
果実 かじつ が球形 きゅうけい 。
ミミカキグサ U. bifida
湿地 しっち に生 は え、根 ね に捕虫 ほちゅう 袋 ぶくろ をつける。立 た ち上 あ がった花茎 かけい と果実 かじつ の形状 けいじょう が耳 みみ かきに似 に ている。
ムラサキミミカキグサ U. uliginosa
日本 にっぽん 中 ちゅう に自生 じせい 。花 はな は青 あお 紫 むらさき か白 しろ 。絶滅 ぜつめつ 危惧 きぐ II類 るい
ヤチコタヌキモ U. ochroleuca
中部 ちゅうぶ 以北 いほく に自生 じせい 。絶滅 ぜつめつ 危惧 きぐ IB類 るい
コウシンソウ P. ramosa
栃木 とちぎ 県 けん の庚申山 こうしんさん や日光 にっこう 市 し に自生 じせい する日本 にっぽん 固有 こゆう 種 しゅ 。自生 じせい 地 ち は国 くに の特別 とくべつ 天然記念物 てんねんきねんぶつ 。絶滅 ぜつめつ 危惧 きぐ II類 るい
ムシトリスミレ P. macroceras
一部 いちぶ の高山 こうざん の斜面 しゃめん に自生 じせい 。
ムジナモ
ムジナモ A. vesiculosa
日本 にっぽん では1967年 ねん に自生 じせい 地 ち が消滅 しょうめつ したが、栽培 さいばい 品 ひん が埼玉 さいたま 県 けん 羽生 はぶ 市 し の宝蔵寺 ほうぞうじ 沼 ぬま に放流 ほうりゅう され、増殖 ぞうしょく が試 こころ みられている。絶滅 ぜつめつ 危惧 きぐ IA類 るい
イシモチソウ D. peltata
地下 ちか に塊茎 かいけい を持 も ち、茎 くき は20cm以上 いじょう 伸 の びる。絶滅 ぜつめつ 危惧 きぐ II類 るい
コモウセンゴケ D. spatulata
モウセンゴケよりやや乾燥 かんそう した土壌 どじょう に生 は える。さじ型 がた の葉 は を地面 じめん に広 ひろ げる。
モウセンゴケ D. rotundifolia
日本 にっぽん では北海道 ほっかいどう から屋久島 やくしま にかけて広 ひろ く分布 ぶんぷ する。
ナガバノイシモチソウ D. indica
細長 ほそなが い葉 は を出 だ す。本来 ほんらい は熱帯 ねったい 起源 きげん のため、日本 にっぽん 産 さん のものは比較的 ひかくてき 小型 こがた で通常 つうじょう 1年 ねん 性 せい である。和名 わみょう が混乱 こんらん を招 まね きやすいが、イシモチソウとは別 べつ のグループに属 ぞく する。絶滅 ぜつめつ 危惧 きぐ IB類 るい
ナガバノモウセンゴケ D. anglica
日本 にっぽん では尾瀬 おぜ と北海道 ほっかいどう に自生 じせい 。もともとはD. linearis (現在 げんざい は北米 ほくべい の1部 ぶ のみに分布 ぶんぷ )とモウセンゴケ (D. rotundifolia )の自然 しぜん 交雑 こうざつ 種 しゅ の倍数 ばいすう 体 たい が起源 きげん とされている。絶滅 ぜつめつ 危惧 きぐ II類 るい
モウセンゴケ *コモウセンゴケ D. rotundifolia * spatulata
自然 しぜん 交雑 こうざつ 種 しゅ 。両者 りょうしゃ の混生 こんせい する自生 じせい 地 ち でみられることがあるが、この2種 しゅ は生活 せいかつ 圏 けん が異 こと なることが多 おお いため、同時 どうじ に自生 じせい することは比較的 ひかくてき まれである。2003年 ねん に宮崎 みやざき 県 けん で発見 はっけん されたクローン は「ヒュウガコモウセンゴケ」と命名 めいめい された。
トウカイコモウセンゴケ(葦毛 あしげ 湿原 しつげん )
トウカイコモウセンゴケ D. tokaiensis
モウセンゴケ (D. rotudifolia )とコモウセンゴケ(D. spatulata )の自然 しぜん 交雑 こうざつ 種 しゅ の倍数 ばいすう 体 たい が起源 きげん とされる。本州 ほんしゅう の一部 いちぶ を中心 ちゅうしん に分布 ぶんぷ する。
モウセンゴケ *トウカイコモウセンゴケ D. rotundifolia * tokaiensis
自然 しぜん 交雑 こうざつ 種 しゅ 。両者 りょうしゃ の混生 こんせい する自生 じせい 地 ち でみられることがある。環境 かんきょう により片親 かたおや であるトウカイコモウセンゴケと見分 みわ けが付 つ きにくいことも多 おお い。
コモウセンゴケ*トウカイコモウセンゴケ D. spatulata * tokaiensis
自然 しぜん 交雑 こうざつ 種 しゅ 。両者 りょうしゃ が混生 こんせい する自生 じせい 地 ち でみられることがあるが、形状 けいじょう の似通 にかよ ったもの同士 どうし の交雑 こうざつ であるため気付 きづ かれにくい。
サジバモウセンゴケ D. * obovata (=D. anglica * rotundifolia )
モウセンゴケとナガバノモウセンゴケの自然 しぜん 交雑 こうざつ 種 しゅ 。両者 りょうしゃ の混生 こんせい する自生 じせい 地 ち でみられることがある。
注 ちゅう 1
クルマバモウセンゴケ(Drosera burmannii )が日本 にっぽん に分布 ぶんぷ しているとする説 せつ があるが、真偽 しんぎ は不明 ふめい である。但 ただ し、隣 となり の台湾 たいわん には自生 じせい している。
注 ちゅう 2
「ヒュウガコモウセンゴケ」の学名 がくめい 表記 ひょうき はD. tokaiensis ssp. hyugaensis となっているが、この自然 しぜん 交雑 こうざつ 種 しゅ は雑種 ざっしゅ 第 だい 1代 だい であり、トウカイコモウセンゴケ(D. tokaiensis )とは起源 きげん が異 こと なるため、この表記 ひょうき が正 ただ しいかどうかは疑 うたが わしい。
^ かつては肉食 にくしょく カビ や、クサリゴケ科 か ムシトリゴケ属 ぞく 及 およ びミズゴケモドキ科 か ミズゴケモドキ属 ぞく に属 ぞく する苔 こけ 類 るい なども [要 よう 出典 しゅってん ] 食虫植物 しょくちゅうしょくぶつ に含 ふく められたが、現在 げんざい 「食虫植物 しょくちゅうしょくぶつ 」として扱 あつか う生物 せいぶつ は被子植物 ひししょくぶつ に限 かぎ られている[3] 。
^ さらに近年 きんねん オオバコ科 か フィルコクシア(Philcoxia)属 ぞく の一部 いちぶ も粘着 ねんちゃく 式 しき 食虫植物 しょくちゅうしょくぶつ と考 かんが えられている。
^ a b c d e 小宮 こみや 定志 さだし 1996 , p. 82. 「食虫植物 しょくちゅうしょくぶつ の概説 がいせつ 」
^ a b 小宮 こみや 定志 さだし 1997
^ コウシンソウ 環境省 かんきょうしょう
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^ 壱町田 いっちょうだ 湿地 しっち 植物 しょくぶつ 群落 ぐんらく 文化財 ぶんかざい ナビ愛知 あいち
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小宮 こみや 定志 さだし 、田辺 たなべ 直樹 なおき 、高井 たかい 功 いさお 、中川 なかがわ 治彦 はるひこ 、越川 こしかわ 幸雄 ゆきお ほか 著 ちょ 、食虫植物 しょくちゅうしょくぶつ 研究 けんきゅう 会 かい 編 へん 『花 はな アルバム 食虫植物 しょくちゅうしょくぶつ 』誠 まこと 文 ぶん 堂 どう 新光 しんこう 社 しゃ 、1996年 ねん 4月 がつ 20日 はつか 。ISBN 4-416-49600-1 。
食虫植物 しょくちゅうしょくぶつ 研究 けんきゅう 会 かい 柴田 しばた 千晶 ちあき (監修 かんしゅう )『食虫植物 しょくちゅうしょくぶつ ふしぎ図鑑 ずかん 』PHP研究所 けんきゅうじょ 、2009年 ねん 11月。ISBN 9784569780016 。
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