鳥とり距溝

脳のう: 鳥とり距溝
左ひだり大脳だいのう半球はんきゅうの内側うちがわ面めん (鳥とり距溝は左側ひだりがわ、色いろのついた部分ぶぶん。) 側がわ脳のう室しつの後のち角かくでの冠状かんじょう断面だんめん (鳥とり距溝は下した側がわにラベルされている。)
名称めいしょう
日本語にほんご	鳥とり距溝
英語えいご	calcarine sulcus
ラテン語らてんご	sulcus calcarinus, fissura calcarina
略号りゃくごう	ccs
関連かんれん構造こうぞう
上位じょうい構造こうぞう	後こう頭あたま葉は
動脈どうみゃく	内側うちがわ後ご頭あたま動脈どうみゃく鳥とり距枝
画像がぞう
Digital Anatomist	内側うちがわ 内側うちがわ
関連かんれん情報じょうほう
Brede Database	階層かいそう関係かんけい、座標ざひょう情報じょうほう
NeuroNames	関連かんれん情報じょうほう一覧いちらん
NIF	総合そうごう検索けんさく
グレイ解剖かいぼう学がく	書籍しょせき中ちゅうの説明せつめい（英語えいご）

鳥とり距溝（ちょうきょこう、英えい: calcarine sulcus）または、鳥とり距裂（ちょうきょれつ、英えい: Calcarine fissure）は、脳のうの内側うちがわ面めんの尾お側がわ端はしにある脳のう溝みぞである。一いち次じ視覚しかく野のの中心ちゅうしんに位置いちする。鳥とり距溝を挟はさんで上側うわがわが楔くさび部ぶ、下した側がわが舌した状じょう回かい、となる。

構造こうぞう

鳥とり距溝は後こう頭あたま極きょくにある2つの収束しゅうそくする枝えだから始はじまり、前方ぜんぽうの脳のう梁はりの膨大ぼうだい部ぶのやや下部かぶまで走はしり、頭頂とうちょう後ご頭あたま裂きれの内側うちがわ部ぶと鋭角えいかくにつながっている。鳥とり距溝の前部ぜんぶは側がわ脳のう室しつの後のち角かくに鳥とり距という構造こうぞうを生うんでいる。

機能きのう

鳥とり距溝は一いち次じ視覚しかく野のが集中しゅうちゅうしている所ところにある。視野しやの中心ちゅうしん部ぶは鳥とり距溝の後部こうぶに位置いちし視野しやの周辺しゅうへん部ぶは鳥とり距溝の前部ぜんぶにある。皮質ひしつの受容じゅよう野のの大おおきさと、その受容じゅよう野のが担当たんとうする視野しやの大おおきさが比例ひれいしないことは興味深きょうみぶかいが驚おどろくべきことではない。他たの視野しや領域りょういきよりも中心ちゅうしん窩からの情報じょうほうを処理しょりする領域りょういきの方ほうが非常ひじょうに広ひろくなっている。この現象げんしょうは皮質ひしつ拡大かくだい (cortical magnification) として知しられる。

画像がぞう

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  鳥とり距溝の位置いちを様々さまざまな角度かくどから見みた動画どうが。赤あかいラインが鳥とり距溝。鳥とり距溝は内側うちがわ面めんの後端こうたんに位置いちしている。
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  左ひだり大脳だいのう半球はんきゅうの内側うちがわ面めん。赤あかいラインが鳥とり距溝。
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  実際じっさいのヒトの大脳だいのうの内側うちがわ面めん。矢印やじるしの先さき、後こう頭あたま葉はを横向よこむきに走はしるミゾが鳥とり距溝（図ず中ちゅう番号ばんごうで20番ばん）。
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  鳥とり距溝周辺しゅうへんはブロードマンの脳のう地図ちずにおける17野のにあたる。図ず中ちゅうオレンジで示しめす部分ぶぶんが17野の。下したの図ずのオレンジ色しょく部分ぶぶん中央ちゅうおうを左右さゆうに走はしる黒くろ線せんが鳥とり距溝。

関連かんれん項目こうもく

• 視覚しかく野の
• 楔くさび部ぶ
• 舌した状じょう回かい

外部がいぶリンク

• Neuroscience '01 at RWJMS