黒 電話
![]() |
![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/64/Kuroden%28black_telephone%29.jpg/200px-Kuroden%28black_telephone%29.jpg)
歴代 の黒 電話 [編集 ]
3号 電話機 [編集 ]
![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/5d/WesternElectric302.jpg/200px-WesternElectric302.jpg)
3
もとは
|
という
- 3
号 M磁石 式 電話機 - 3
号 電話機 の採用 時 は、なお局 給電 のない加入 電話 回線 もあり、これの質的 改善 を目的 として、3号 M磁石 式 電話機 が採用 、提供 された。自動 式 ・共 電 式 と同 じ送受 話 器 であり、基本 的 な回路 設計 も共通 である。 送受 話 器 受 けの取 り付 け方向 により卓上 ・壁掛 どちらでも使用 できる。呼 び出 し用 の手回 し発電 機 と、線路 用 電池 とを備 えているため、本来 のダイヤル座 部分 が角 ばった台形 の箱 のような、600形 に近 いデザインとなっている。代用 3号 電話機 (国産 )太平洋戦争 末期 、米 軍 による日本 本土 空襲 の結果 、都市 部 で大量 の電話機 が喪失 した。その復旧 に際 して、物資 欠乏 状態 でもあり、制式 の3号 電話機 のみでは、製造 ・供給 が追 いつかなくなった。そこで、旧 逓信 省 (このときは戦時 統合 体制 により一時 的 に消滅 )網 以外 の地域 電話 ・構内 電話 用 として、電機 メーカーが製造 し、在庫 させていた電話機 から、3号 相当 の性能 があるものを代用 3号 電話機 として加入 者 に提供 した。- その
中 には、沖電気工業 イ-666形 自動 式 壁掛 け電話機 や、富士 通信 機 製造 の富士 形 自動 式 壁掛 け電話機 など、制式 の3号 よりも洗練 されたデザインのものもあった。その多 くは、戦後 も引 き続 き使用 され、電話 網 復旧 のためさらに提供 数 は増 えた。 木製 3号 電話機 代用 3号 電話機 と同 じく、太平洋戦争 末期 の、無 差別 爆撃 による電話機 の大量 焼失 と物資 欠乏 状態 、さらに兵役 による工業 技術 力 の低下 から、筐体 を国内 で自給 でき、かつ工作 の容易 な木製 とした3号 電話機 が登場 した。木製 筐体 は黒 く塗装 された。この頃 になると、新 たに製造 された戦時 設計 の電話機 は他 の工業 製品 同様 粗製 濫造 で、通話 も困難 なだけではなく、絶縁 不良 から発火 等 の危険 を伴 ったものも多 く存在 していたと思 われる。しかし、この木製 3号 電話機 も、戦後 の電話機 不足 から、修理 ・補修 によって使 われ続 けたものが多 い。ただし、戦争 末期 のごく短期間 の製造 であるため、絶対 数 は少 ない。現存 機 は、埼玉 県 の個人 宅 にて修理 され稼働 する状態 で保存 されているものや博物館 所蔵 機 など、数 台 が確認 されているが、やはり数 は少 ないとされている。代用 3号 電話機 (輸入 )太平洋戦争 終結 後 は、同時 に冷戦 の始 まりでもあり、アメリカ合衆国 はのちの「トルーマンドクトリン」の雛形 として、日本 の復興 を強 く後押 しした。その1つが、電話 網 の復旧 と更 なる増強 である。しかし、日本 の制式 電話機 である3号 電話機 だけでは、特 に都市 部 の需要 を満 たせないことは明 らかだった。そのため、連合 国 の電話 網 で使用 されている電話機 の中 から、3号 相当 の性能 があるとするものに、改造 で2号 ダイヤルを取 り付 け、代用 3号 電話 として提供 した。- その
後 の3号 電話機 - 3
号 電話機 は戦前 期 の採用 だが戦後 復興 期 の大量 生産 により、4号 登場 後 も著 しい加入 回線 数 の増加 により、既存 の電話機 の更新 が滞 ったため、戦後 も長 らく日本 の電話 の標準 的 スタイルとなり続 けた。機能 的 にも、(自動 式 であれば)現在 の交換 網 に接続 してもほぼ問題 なく使用 できるため、未 だ現役 で使用 されている個体 数 も少 なくないとされている。
4号 電話機 [編集 ]
![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/3f/Old-fashioned_telephone_%282147350197%29.jpg/240px-Old-fashioned_telephone_%282147350197%29.jpg)
4
|
のちに
|
という
- 4
号 A卓上 電話機 - 4
号 A卓上 電話機 は、世界 水準 よりモダンな電話機 といわれていた。しかし、2号 ・3号 までのヨーロピアン・デザインから一転 した丸 みを帯 びた筐体 のため「ダルマ」と揶揄 されもした。筐体 と送受 話 器 はベークライトで造 られている。 - 3
号 同様 、4号 C共 電 式 は4号 自動 式 からダイヤルを廃 し、オフフック呼 び出 し回路 を取 り付 けた形態 となっている。3号 同様 、完全 自動 化 後 も着信 専用 電話 、被災 地 等 での臨時 設置 電話 用 の端末 として、使用 されていた。 - ボースホーン
電話機 - ボースホーン
電話機 (both phone) は、4号 A自動 式 卓上 電話機 を2台 背中合 わせに連結 し、送受 話 器 をひとつにまとめた派生 形 である。ダイヤルは2基 有 り、前後 どちらのダイヤルからでも操作 できた。 机 を向 かい合 わせに置 き、その間 に本 電話機 を設置 すれば、1台 の電話機 と回線 をそれぞれの机 に座 る人間 で排他 的 に共用 できる、というアイデア商品 だったが、人気 は上 がらず、不発 に終 わった。- 4
号 壁掛 電話機 - 4
号 AW自動 式 および4号 CW共 電 式 壁掛 電話機 は、日本電信電話 公社 によって1950年 (昭和 25年 )に制式 化 された。旧型 壁掛 電話機 の置 き換 えのために企画 され、小型 軽量 化 と資源 の節約 に留意 した設計 となっていた。 - 酪酸
醋酸 セルロースを用 いた中空 インジェクション・モールドにより強靭 ・軽量 となった。日本 家屋 の狭 い廊下 で通行 者 による送受 話 器 の落下 が少 ない、上部 に送受 話 器 を水平 に置 く形状 となった。通話 中 に送受 話 器 を一時 的 に掛 けておくこともできる。筐体 を空 けて底 板 を木 ねじで壁 に取 り付 けて筐体 を蝶番 で閉 じる構造 となっていたため、工事 上 の不良 の原因 となることもあった。 日本人 の耳 と唇 の関係 位置 の実測 により設計 された4号 よりも短 くなった5号 送受 話 器 、アルニコ系 永久 磁石 を用 いたB-106号 磁石 電鈴 、絶縁 紙 に金属 を真空 蒸着 したものを2枚 巻 いたコンデンサC-5号 A蓄電器 、L-5号 誘導 線 輪 、ブランジャー圧力 をスパイラルスプリングで受 ける構造 のプラスチック防塵 カバーの双極 接点 の4号 Wフックスイッチ、温度 変化 ・日時 の経過 によるインパルス速度 変化 の少 ない4号 Fダイヤルなどが新規 開発 された。- 4
号 M磁石 式 電話機 - 4
号 が採用 された時期 でも、まだ局 給電 のない交換 機 は多数 残存 しており、そうした地域 でも回線 数 そのものは増加 していたこともあり、新 たに磁石 式 電話機 を製造 する必要 があった。 - 4
号 M磁石 式 電話機 は、自動 式 ・共 電 式 とは全 く異 なる流 線形 の筐体 で、送受 話 器 まで一体 感 のあるデザインとなっている。 - 41
号 M磁石 式 電話機 - 41
号 M磁石 式 電話機 は、日本電信電話 公社 によって1958年 に制式 化 された。軽量 ・小型 化 された丸 みを帯 びた送受 話 器 の幅 の箱 形 であり、送受 話 器 受 けの取 り付 け方向 により卓上 ・壁掛 どちらでも使用 できる。 赤 電話 の元祖 - それまで
公衆 電話 は全 て逓信 省 -電気 通信 省 が直接 設置 していたが、1951年 (昭和 26年 )、一般 の電話 加入 権 で公衆 電話 サービスを提供 できる、「委託 公衆 電話 」制度 が開始 された。当初 は一般 と同 じ電話機 が使用 されていたが、1953年 (昭和 28年 )から、専用 に赤 く塗装 された4号 委託 公衆 電話機 が登場 し、その後 の「赤 電話 」の元祖 となった。このときは料金 は「後納 式 」で、提供 者 に断 って電話 を使用 し、使用 後 に料金 を払 うという方式 であった。
加入 者 数 増加 に伴 う応急 策 [編集 ]
- 23
号 自動 式 壁掛 け電話機 問題 のひとつは2号 自動 式 壁掛 け電話機 の存在 だった。4号 電話機 の性能 を前提 に回線 数 増強 の工事 を行 うと、伝送 特性 の悪 い2号 電話機 は通話 に支障 をきたしてしまった。その2号 壁掛 け式 電話機 は首都 圏 を中心 に当時 約 20万 台 が使用 されていたが、4号 電話機 は新規 加入 者 への提供 でいっぱいで、2号 電話機 の更新 用 には確保 できなかった。- しかし
線路 や交換 機 内部 の絶縁 特性 の改善 により、3号 電話機 であればこうした回線 増強 に耐 えられた。そこで苦肉 の策 として、2号 自動 壁掛 け式 電話機 のベル装置 ・受話器 ・筐体 を流用 し3号 電話機 の余剰 部品 を用 いてダイヤル、送話 器 の交換 および側 音 抑制 回路 の追加 を行 う改造 を施 し、3号 並 みの伝送 性能 を持 たせて凌 ぐこととなった。 改造 された電話機 は23号 自動 壁掛 け式 電話機 と呼 ばれる。送話 器 が3号 電話機 の防塵 ・防湿 器 つきのものになっているため、未 改造 の2号 電話機 とは外観 からでも容易 に判別 できる。- 『となりのトトロ』に
登場 する“本家 の電話 ”が本 機 である。 - 34
号 M磁石 式 電話機 一方 、地方 に残 っていた局 給電 無 しの交換 設備 も、一足飛 びに自動 交換 化 が進 められることになった。しかし、その過程 では、回線 設備 を工事 しつつ、従来 の回線 や即時 に導入 される回線 を捌 かなければならない。地方 では都市 部 ほど回線 が密集 していないため、交換 設備 から端 末 までの線路 長 が長 くなりがちで、そのためにも磁石 式 電話機 の更新 は必要 となった。- しかし、
全 ての電話機 が回線 事業 主 (電気 通信 省 -電電 公社 )の資産 であったことから、4号 M磁石 式 電話機 を製造 して短期 で用途 廃止 となるのは不経済 である。そこで、3号 M磁石 式 電話機 の送受 話 器 等 を4号 のものと交換 し、4号 相当 の性能 とした。これを34号 M磁石 式 電話機 と呼 ぶ。 共 電 式 改造 自動 式 電話機 - さらに、
共 電 式 交換 設備 の回線 を自動 化 する場合 、先述 の通 り、3号 共 電 式 ・4号 共 電 式 は各々 の自動 式 電話機 と設計 を共有 しており、簡単 な改造 で自動 式 電話機 とすることが可能 だった。こうして共 電 式 から自動 式 に改造 された3号 電話機 ・4号 電話機 が存在 する。 共 電 式 から自動 式 に改造 するためのダイヤルユニットで「5号 ダイヤル」が存在 する。4号 電話機 本来 のダイヤル機構 とは全 く異 っている。文字 盤 の数字 「1」の下 (通常 は回転 盤 で隠 れている部分 )に製造 会社 のマークがなく、数字 「1」と「8」の内側 に文字 盤 押 さえがないので電話機 に取 り付 けられた状態 でも4号 ダイヤルとは外観 で区別 できる。
全国 ダイヤル自動 即時 化 [編集 ]
![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/2/24/NTT_Model_C400_Crossbar_Exchange.jpg/220px-NTT_Model_C400_Crossbar_Exchange.jpg)
これは20パルス/
1967
さらに、クロスバー
600形 電話機 [編集 ]
![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/8/83/NTT_Model_600_telephones.jpg/220px-NTT_Model_600_telephones.jpg)
600
アナログ
4
4
![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/2/21/Model500Telephone1951.jpg/200px-Model500Telephone1951.jpg)
- 600-A
形 卓上 電話機 - 600-A
形 卓上 電話機 は、4号 をベースによりシャープにした筐体 デザインで、4号 のイメージは踏襲 しつつも、「ダルマ」と呼 ばれるようなことは少 なくなった。 回転 盤 は合成 樹脂 製 で、中央 の紙 には3号 ・4号 電話機 のような注意 書 きはなくなり、電話 番号 を書 き込 める罫線 が2本 引 かれているだけになった。罫線 はA1が黒色 (製造 時期 が重 なっている4号 の末期 にも注意 書 きではなく2本 罫線 で供給 されたものもある)で、A2が赤色 。取 り付 けの際 の位置決 めのために上下 2か所 に切 れ込 みがあり、紙 と同形 の保護 用 の透明 プラスチック板 を重 ね、回転 盤 の突起 に合 わせて取 り付 ける。さらにその周囲 を左右 に固定 用 の爪 がある外 径 45 mmのステンレス製 で錆 びにくいリング状 の金具 で固定 している。- 2
号 電話機 以来 標準 として使用 されてきた2号 ダイヤルに別 れを告 げ、新 たに9接点 のものが設計 された。ダイヤル機構 部 は4号 電話機 とは全 く異 なっており、4号 電話機 で感 じられた回転 盤 から指 を離 すとわずかに空転 して戻 る「カツン」というショックがなく、軽 い唸 り音 とともに滑 らかに回転 する。日本 の電話機 におけるダイヤル機構 の一 つの到達 点 と言 える。1970年代 前半 以後 に生産 されたものは、ダイヤル機構 のギアがそれまでの金属 製 から合成 樹脂 製 に変更 されており、回転 盤 が戻 る時 の音 が静 かになっている。 基本 的 に自動 式 のみだが、着信 専用 、専用 回線 や災害 時 の臨時 設置 電話 用 として、ダイヤルを廃 した(ダイヤル部分 には蓋 が嵌 められている)共 電 式 の相当 品 も製造 されている。この場合 裏面 の刻印 は「600-C」「650-C」などとなっている。- 600-AW
形 壁掛 電話機 - 600-AW
形 壁掛 電話機 は、本体 筐体 ・フックスイッチ・本体 底 板 ・取 り付 け用 部品 ・内部 端子 以外 は卓上 型 と共通 である。 上部 に送受 話 器 を水平 に置 く形状 である。付属 の取 り付 け板 を単独 で壁 に取 り付 けた後 、電話機 をこの取 り付 け板 に引 っ掛 けてねじで固定 する取 り付 け方法 となり、配線 も底 板 に露出 した端子 板 に直接 取 り付 けるようになった。筐体 を開 かないので工事 取 り付 け時 の事故 ・不良 が減少 した。- 600-A
形 小型 電話機 - 600-A
形 小型 電話機 は、卓上 型 と共通 の送話 素子 ・受話 素子 ・回路 素子 を利用 した、同等 の性能 の小型 電話機 である。日本電信電話 公社 の自営 品 指定 書 に適合 するもので、レンタル品 ではなくメーカーから利用 者 に直接 販売 された。 卓上 型 ・壁掛 W型 がある。送話 口 ・送話 口 を対称 位置 にした送受 話 器 を採用 し、本体 部品 は全 て底 板 に取 り付 けられている。- 600-P
形 電話機 - 600-P
形 電話機 は、1969年 (昭和 44年 )5月 17日 に発売 が開始 された、プッシュトーン信号 を交換 機 呼 び出 しに使用 する日本 初 の押 しボタンダイヤル式 電話機 である。ダイヤルスイッチとトランジスタ1個 からなるコイル・コンデンサ発信 回路 によるトーン発振器 を備 えている。翌年 、「プッシュホン」という愛称 が公募 によって付 けられた。 - この
当時 、海外 のプッシュホンは4×4のボタン配置 だったが、日本 では導入 を簡素 化 するため、日本 ではほとんど用 いられないと思 われるアルファベット専用 ボタンの縦 1列 (A - D) を省略 した。 - 600-P
形 の筐体 や送受 話 器 の材質 は600形 と同 じで硬質 塩化 ビニール製 。内部 の回路 にはプリント基板 が使 われているのも同様 。ダイヤル式 の600形 に比 べると600-P形 は押 しボタンの周囲 がわずかに凹面状 にカーブしており、角 ばった印象 を与 える。底 板 などは600形 との互換 性 はない。内部 でのベルの配置 も異 なっている。本体 と送受 話 器 をつなぐコードはカールのみとなっている。600-P形 はすべてベル音 の調節 ができるので、改 めて「ベル調 」の表示 はされていない。600形 では底 板 は塗装 されていなかったが、600-P形 では筐体 の色 にかかわらず白色 で塗装 されている。 筐体 の色 は当初 グレーのみだったが、1972年 (昭和 47年 )9月 からグリーン・コーラル・アイボリーの各 色 が追加 された。グレーとグリーンは600形 と同様 に送受 話 器 の色 が筐体 よりも濃 く、ツートンカラーになっている。電電 公社 の一般 向 け卓上 型 電話機 で黒色 がないのはこの600-P形 だけである。
601形 電話機 [編集 ]
601
オイルショック
2002
- 601-A
形 卓上 電話機 - 601-A
形 卓上 電話機 は、600形 に比 べてやや小型 化 し、ダイヤル周辺 が平面 に近 い印象 がある。 - ダイヤル
周 りでは、中心 の紙 にある数字 が4号 電話機 以来 復活 した(数字 は紙 に直接 印刷 されている)。透明 カバーと紙 を押 さえるリングは一体化 して、無色 透明 の合成 樹脂 製 になった。ダイヤル指 穴 中心 の「・」がなくなった。ダイヤルの文字 盤 もなくなり、数字 は直接 筐体 に印刷 されている。 - メインギアはもちろんベースプレートやガバナユニットなどほとんどがジュラコンで
製作 された。ステンレスの焼鈍 品 がクラッチスプリングに使用 された。板 バネ類 がすべてステンレスとなった。接点 は銅 の上 に銀 パラジウム(50:50)を張 り合 わせたものとした。 筐体 のコードの付 け根 部分 に当 たる部分 は切 り欠 きがなくなり、コードは筐体 と底 板 との隙間 を通 っている。内部 の変更 点 では、ベルが代々 続 いてきた丸 いおわん形 から家庭 用 チャイム等 に使用 される平面 の金属 板 になったのが特徴 的 である。これを鳴動 装置 と一体化 した樹脂 製 の棒 で打 つので、それまでの600形 とは明 らかに音色 が違 って聞 こえる。- 601-AW
形 壁掛 電話機 - 601-AW
形 壁掛 電話機 は、送受 話 器 を本体 に垂直 に掛 ける薄型 の形態 となった。本体 色 は白 のみであるが、装飾 パネルの色 を変 えることができる。呼 び出 し装置 が圧 電 スピーカによる電子 音 で、音色 を3種類 ・音量 を3段階 変更 できる。 回路 のプリント基板 化 により筐体 設計 の自由 度 が上 がったためであり、これが現在 の電話機 のデザインへの布石 となり、すなわち3号 電話機 以来 40年 以上 続 いた「黒 電話 」の時代 に終 わりが見 えたのである。- 601-A
形 小型 電話機 - 601-A
形 小型 電話機 は、日本電信電話 公社 の自営 品 指定 書 に適合 する600-A形 小型 電話機 の後継 である。メーカーから直接 、利用 者 に販売 された。 卓上 型 ・壁掛 W型 がある。- 601-P
形 電話機 - 601-P
形 電話機 は、1980年 (昭和 55年 )10月 に600-P形 の後継 として導入 された。押 しボタンにシリコンゴムシートによるスイッチを導入 することで600-P形 の弱点 であった接点 の劣化 が解消 されている。トーンを発生 する回路 が1チップICとなった。 当初 からカラフルなラインナップが用意 された。黒 ・白 ・グレー・アイボリー・緑 ・黄 緑 ・青 ・水色 ・ワインレッド・コーラルの10色 だが、1985年 (昭和 60年 )に開 かれたつくば万博 記念 の金色 もある(つくば博 のマーク入 り)。- 601-PW
形 壁掛 電話機 - 601-PW
形 壁掛 電話機 は、601-AW形 をトーン信号 対応 としたものである。 - シルバーホンめいりょう
- シルバーホンめいりょうは、
通常 時 の最大 約 18倍 の音圧 で受話 することのできる福祉 電話機 である[1]。 - 601
形 電話機 の送受 話 器 であり、レンタルおよび販売 されている。 - 601-M
形 磁石 式 電話機 - 601-M
形 磁石 式 電話機 は、局 給電 のない電話 加入 区域 内 の相互 の音声 伝送 専用 線 のために提供 された。 従来 、600形 、601形 には磁石 式 は存在 しないとされ、学研 の図鑑 『放送 ・通信 』[2]でも4号 磁石 式 電話機 と取 り違 えられていた。現在 でもWeb上 で、本 機 を4号 系統 の電話機 としているサイトが散見 されるが、誤 りである。- NTT
東日本 では2009年 (平成 21年 )10月 1日 に、NTT西日本 では2018年 (平成 30年 )4月 1日 に、レンタルによる提供 が廃止 され、実費 による修理 となった[3]。 代替 機器 として加入 者 宅内 設置 の共 電 式 相当 の給電 装置 の「とるだけくん」が案内 されている。
600形 以降 の標準 電話機 の形式 [編集 ]
6 | 600 |
0 | 0 | A1 | 10 パルス /s |
|||||
(I) | ぞうげ | |||||||||
W | (B) | うすあお | ||||||||
7 | 700 ミニ プッシュ ホン |
1・2 | A2 | 20 パルス /s |
(G) | うすみどり | ||||
U | (C) | さんご | ||||||||
3・4 | サービス |
(W) | ウォームグレー | |||||||
1 | P | ボタン |
(V) | ベージュ | ||||||
8 | 800 ハウディ |
5 | L | (R) | あか | |||||
6 | C | (M) | しろ | |||||||
7 | -RA | シルバー ホン めいりょう |
(DB) | あお | ||||||
9 | 900 |
8 | M | (DG) | みどり | |||||
9 | (DR) | ワインレッド |
現状 [編集 ]
一般 電話 網 民営 化 と端末 設備 自由 化 [編集 ]
1985
これにより、
21
黒 電話 を使 えない・知 らない世代 [編集 ]
- フジニュースネットワークの
番組 街頭 インタビューのなかで「平成 生 まれに黒 電話 を使 ってもらう」という企画 を行 ったところ、使 い方 がわからず困惑 する様子 が映 し出 された[4]。 - 『
北海道新聞 』が「これが何 のマークか分 からない人 が増 えた」として黒 電話 のアイコン(後述 )の使用 を廃止 した[5]。 - 『
毎日新聞 』の取材 に対 しNTT技術 史料 館 の担当 者 が「NTTの新入 社員 でも使 い方 を知 らない人 がいます」と答 えた[6]。
などといった
電話 回線 給電 のみで使用 できる電話機 [編集 ]
1993
IP
電話機 の象徴 としての黒 電話 [編集 ]
脚注 [編集 ]
- ^ シルバーホンめいりょう
東日本 電信 電話 - ^ ISBN 978-4050034307
- ^
磁石 式 電話機 のレンタル提供 廃止 について西日本 電信 電話 - ^
昭和 生 まれがバレる言葉 !?電話 「ガチャ切 り」? 「プツン」? FNNプライムオンライン公式 YouTubeチャンネル、2020年 10月 26日 投稿 。 - ^
北海道新聞 によるツイート、2022年 7月 1日 。 - ^
電話 といえばあのマーク ダイヤル回 す黒 電話 、何 がすごくて技術 遺産 、毎日新聞 、2022年 11月3日 。 - ^ NTT
東日本 、仮設 住宅 などに転居 する被災 者 向 けに固定 電話機 を3万 台 無償 提供 - ^
停電 でも使 える「黒 電話 」を増産 明星電気 日本経済新聞 2011年 4月 2日 - ^
黒 電話 は今 も使 えるの?日経 XTECH - ^ こんなセールストークによる
販売 勧誘 ・訪問 販売 にご注意 西日本 電信 電話
参考 文献 [編集 ]
電話 サービスのインタフェース NTT東日本 (PDF)電話機 のあゆみ NTT東日本 (PDF)大賀 寿郎 、「電電 公社 における電話 オーディオ技術 の研究 実用 化 -前編 :復興 から成長 の時代 」 『電子 情報 通信 学会 基礎 ・境界 ソサイエティ Fundamentals Review』 2011年 5巻 2号 p.114-127, doi:10.1587/essfr.5.114大賀 寿郎 、「電電 公社 における電話 オーディオ技術 の研究 実用 化 -後編 :充足 から商品 化 の時代 」 『電子 情報 通信 学会 基礎 ・境界 ソサイエティ Fundamentals Review』 2012年 5巻 3号 p.205-222, doi:10.1587/essfr.5.205鈴木 利雄 ,川治 健一 ,関口 理 希 ほか、「日本 の家庭 を隅々 までつないだ黒 電話 601A型 のダイヤルの開発 に携 わって」 『科学 ・技術 研究 』 2016年 5巻 1号 p.123-1128, doi:10.11425/sst.5.123- 4
号 AW自動 式 および4号 CW共 電 式 壁掛 電話機 日立 評論 (PDF) 昭和 35年度 における日立 技術 の成果 通信 機器 日立 評論 (PDF)新 しい電話 宅内 技術 の成果 日立 評論 (PDF)