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7.7cm FK 96 nA

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7.7 cm FK 96 nA

7.7 cm FK 96 nA7,7 cm Feldkanone 96 neuer Art、ズィーベン コンマ ズィーベン ツェンチミーター フェルトカノーネ ゼクス オン ノインツィヒ ノイアー アーチ)とは、だいいち世界せかい大戦たいせんドイツ帝国ていこく使用しようした野砲やほうである。

概要がいよう

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1897ねんフランス世界せかいはじめて砲身ほうしんえき気圧きあつしきちゅう退すさふく搭載とうさいしたM1897 75 mm野砲やほう開発かいはつしたのをきっかけに、ドイツもこれに対抗たいこうして砲身ほうしんしきちゅう退すさふく搭載とうさいした火砲かほう開発かいはつ開始かいしした。

新型しんがたほうえきあつちゅう退すさ・ばねあつふくしきちゅう退すさふくとこの前年ぜんねん制式せいしき採用さいようした7.7 cm FK 96砲身ほうしんわせて製造せいぞうされたため、7.7 cm FK 96 nA(neuer Art:ドイツ新型しんがた意味いみ)と命名めいめいされた。

実戦じっせん

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FK 96 nAは当時とうじのドイツの野砲やほうけい榴弾りゅうだんほう慣習かんしゅうで、ぼうたてほうくちがわに、牽引けんいん使用しようする、砲手ほうしゅ2にんぶん簡易かんいベンチが装備そうびされている。

M1897野砲やほう比較ひかくして射程しゃていはほぼ同等どうとうながら500 kgちか軽量けいりょうであった。砲弾ほうだん初期しょきには榴弾りゅうだん榴散だん用意よういされたほか、大戦たいせんちゅうにはとおるきのえだん照明しょうめいだん発煙はつえんだんどくガスたま製造せいぞうされた。

だいいち世界せかい大戦たいせんにおいては、連射れんしゃ速度そくどまさるフランスのM1897野砲やほう弾頭だんとう重量じゅうりょうまさイギリスQF 18ポンドほう相手あいて不利ふりたたかいをいられたため、大戦たいせん後半こうはんには射程しゃてい延長えんちょうした7.7 cm FK 16更新こうしんされた。

連合れんごうこくしん兵器へいきである戦車せんしゃたいし、対戦たいせんしゃ兵器へいきとしてももちいられた。

のちに、ほんほう搭載とうさいしたはしほう試作しさくされている。

スペック

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  • 口径こうけい:77 mm
  • 全長ぜんちょう:2.080 m
  • 全幅ぜんぷく:1.53 m
  • 重量じゅうりょう:1,020 kg
  • 砲身ほうしんちょう:mm(口径こうけい
  • おおせ俯角ふかく:-12°56′~+15°8′
  • 左右さゆう旋回せんかいかく:7°15′
  • 運用うんよう要員よういん:5めい
  • 発射はっしゃ速度そくど:10はつ/ぶん最大さいだい
  • 最大さいだい射程しゃてい:8,400 m
  • 生産せいさん期間きかんとしとし
  • 生産せいさん総数そうすう:5,086もん

関連かんれん項目こうもく

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