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ECD (ミュージシャン)

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ECD
出生しゅっしょう名めい 石田いしだ 義則よしのり[1]
生誕せいたん (1960-03-29) 1960年ねん3月29日にち[2]
出身しゅっしん地ち 日本の旗 日本にっぽん 東京とうきょう都と[3]
死没しぼつ (2018-01-24) 2018年ねん1月がつ24日にち（57歳さい没ぼつ）
ジャンル ヒップホップ
職業しょくぎょう ラッパー
音楽おんがくプロデューサー
DJ
活動かつどう期間きかん 1987年ねん - 2018年ねん
レーベル Major Force
Pヴァイン
cutting edge
Final Junky
共同きょうどう作業さぎょう者しゃ イルリメ

ECD（イーシーディー、本名ほんみょう：石田いしだ義則よしのり、1960年ねん3月29日にち - 2018年ねん1月がつ24日にち[4]）は、日本にっぽんのヒップホップミュージシャン。妻つまは写真しゃしん家かの植本うえもと一子かずこ[5]。

経歴けいれき[編集へんしゅう]

1960年ねん3月がつ29日にち[2]、東京とうきょう都とに生うまれる[3]。10代の頃ころ、劇団げきだんキラキラ社しゃに所属しょぞくしていた[6]。

1982年ねん、ジョン・ライドンのインタビューでグランドマスター・フラッシュを知しり、ヒップホップに興味きょうみを持もった[6]。1986年ねん、RUN D.M.C.の初はつ来日らいにち公演こうえんを見みて、ラッパーになることを決意けついした[6]。1987年ねんに音楽おんがく活動かつどうを開始かいし[7]。1989年ねん、ヒップホップ・イベント、CHECK YOUR MIKEを主催しゅさいした[3]。

1990年ねん、シングル「Pico Curie」でデビュー[6]。1992年ねん、初はつアルバム『ECD』をリリースした[6]。1996年ねん、日比谷ひびや野外やがい音楽おんがく堂どうにてさんピンCAMPを主催しゅさいした[8]。

2007年ねん、松本まつもと哉が主催しゅさいした高円寺こうえんじ駅えき前まえの政治せいじ運動うんどうにラッパーとして参加さんかした[9]。2008年ねん、写真しゃしん家かの植本うえもと一子かずこと結婚けっこんし[10]、その後ご2人にんの女児じょじをもうけた。2011年ねん、反はん原発げんぱつ活動かつどうに参加さんか[11]。同年どうねん、楽曲がっきょく『反はん原発げんぱつREMIX』を発表はっぴょうした[12]。2012年ねん、アルバム『Don't Worry Be Daddy』が発売はつばいされた[13]。

2013年ねん、イルリメとの共とも作さく楽曲がっきょく「The Bridge 反はんレイシズムRemix」を発表はっぴょう[14]。そのほか、レイシストをしばき隊たいに同調どうちょうするなど、反はんレイシズムの活動かつどうに関かかわっている[14]。2016年ねん、自身じしんのTwitterで進行しんこう性せいのがんであることを公表こうひょうした[15]。2017年ねん、2000年ねん以降いこうに発表はっぴょうされた楽曲がっきょくから選曲せんきょくしたベスト・アルバム『21世紀せいきのECD』をリリースした[16]。

2018年ねん1月がつ24日にち死去しきょ[4]。57歳さい没ぼつ。

ディスコグラフィー[編集へんしゅう]

スタジオ・アルバム[編集へんしゅう]

  • ECD（1992年ねん）
  • Walk This Way（1993年ねん）
  • ホームシック（1995年ねん）
  • Big Youth（1997年ねん）
  • Melting Pot（1999年ねん）
  • Thrill of It All（2000年ねん）
  • Season Off（2002年ねん）
  • 失点しってん in the Park（2003年ねん）
  • Final Junky（2004年ねん）
  • 2Pac（2005年ねん） (ECDILLREME名義めいぎでイルリメとの共とも作さく)
  • Crystal Voyager（2006年ねん）
  • Fun Club（2008年ねん）
  • 天国てんごくよりマシなパンの耳みみ（2009年ねん）
  • Ten Years After（2010年ねん）
  • Don't Worry Be Daddy（2012年ねん）
  • The Bridge 明日あしたに架かける橋はし（2013年ねん）
  • FJCD-015（2014年ねん）
  • Three Wise Monkeys（2015年ねん）

コンピレーション・アルバム[編集へんしゅう]

  • ECD/Master（2003年ねん）
  • ECDのPrivate Lesson in Control キング編へん（2005年ねん）
  • ECDのPrivate Lesson in Control コロムビア編へん（2005年ねん）
  • 21世紀せいきのECD（2017年ねん）

ライヴ・アルバム[編集へんしゅう]

  • Summer Madness / Live at Slits（1995年ねん）
  • Session Impossible（2004年ねん） (2004年ねん5月がつ1日にち、渋谷しぶやO-nestに円盤えんばんジャンボリーで行おこなわれたイリシット・ツボイと久下くげ恵めぐみ生せいとのライヴを収録しゅうろく)

リミックス・アルバム[編集へんしゅう]

  • ECDのRemixes Vol. 1 Cutting Edge（1997年ねん）

シングル[編集へんしゅう]

  • Pico Curie（1990年ねん）
  • 漫画まんがで爆笑ばくしょうだあ!完全かんぜん版ばん（1992年ねん）
  • Do the Boogie Back（1995年ねん）
  • Cutting Edge（1997年ねん）
  • Direct Drive（1998年ねん）
  • S.S.S.（2003年ねん）
  • 言いうこと聞きくよな奴やつらじゃないぞ（2003年ねん）
  • ECDのロンリーガール（2013年ねん）
  • The Bridge 反はんレイシズムRemix（2013年ねん） (ECDILLREME名義めいぎでイルリメとの共とも作さく)

DVD[編集へんしゅう]

  • ECDVD（2004年ねん）

ゲスト参加さんか[編集へんしゅう]

オムニバス参加さんか[編集へんしゅう]

  • TOKYO DISKJOCKEY'S ONLY（1990年ねん）
  • MAJOR FORCE COMPACT VOL.2（1990年ねん）
    • 02. CHECK YOUR MIKE
  • RHYTHM CD I（1992年ねん）
    • 02. FOR THE BOYS (REMIX)／DJ DOC. HOLIDAY featuring ECD, MC JOE, YOU THE ROCK
  • CHECK YOUR MIKE（1992年ねん）
    • 01. インテンポ
    • 06. デッドストック
    • 13. 青あおい目めのエイジアン (OKIYAMA BASS MIX)
  • THE BEST OF HIPHOP 1995（1995年ねん）
    • DISC2: LIVE AT SLITS UNRELEASED TRACKS (『SUMMER MADNESS / LIVE AT SLITS』に未み収録しゅうろくの「DO THE BOOGIE BACK」と「バイブレーション」のライヴを収録しゅうろく)
  • さんピンCAMP（1996年ねん）
    • 01. 銭ぜにの花はな／ECD・四街道よつかいどうネイチャー
    • 11. TOKYO TOKYO(通称つうしょうダンプカー)
  • MAJOR FORCE CLASSICS（1997年ねん）
    • DISC1-2. HAND MADE
  • FAR EAST COASTING〜NON STOP MIXED BY DJ MASTERKEY〜（1998年ねん）
    • 06. ECDのロンリー・ガール／ECD feat. K DUB SHINE
    • 15. MASTER KEY'S PARTY／cutting edge ALL STARS
    • 12. MASS 対たい CORE／ECD feat. TWIGY, YOU THE ROCK
  • PUNCH THE MONKEY! 2（1999年ねん）
  • 山下やました毅雄たけおの全貌ぜんぼう MISSION 4 ヤマタケマニア（1999年ねん）
  • CREATION REBEL - THE BEST OF CUTTING EDGE HIP HOP 1995〜2000（2000年ねん）
    • DISC1
      • 03. MASS対たいCORE
      • 07. Cutting Edge
      • 10. Master Key's Party／cutting edge ALL STARS
      • 12. Winter Sadness
    • DISC2
      • 03. 俺おれ達たちに明日あしたは無ない
      • 05. ECDのAfter The Rain
      • 08. ECDのロンリー・ガール
      • 14. Tokyo Tokyo '97
  • 友達ともだち以上いじょう・恋人こいびと未満みまん・テレビ以下いか（2003年ねん）
    • 02. 下北しもきたLOVE
  • RAW LIFE WHERE'S YOUR CHILD?（2006年ねん）
  • U.F.O. Club Tokyo Japan Vol.4（2008年ねん）
  • 160OR80（2013年ねん）
    • 05. Far from Chicago Beat by D.J.G.O.

著書ちょしょ[編集へんしゅう]

関連かんれん書籍しょせき[編集へんしゅう]

  • 働はたらけECD わたしの育児いくじ混沌こんとん記き（2011年ねん、植本うえもと一子かずこ著ちょ） ISBN 4943959296
  • 家族かぞく最後さいごの日ひ（2017年ねん、植本うえもと一子かずこ著ちょ） ISBN 4778315553
  • 降伏ごうぶくの記録きろく（2017年ねん、植本うえもと一子かずこ著ちょ） ISBN 4309026206
  • 台風たいふう一過いっか（2019年ねん、植本うえもと一子かずこ著ちょ） ISBN 4309027997

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ “ECD『テン・イヤーズ・アフター』（P-Vine）”. クッキーシーン (2010年ねん6月がつ11日にち). 2013年ねん10月がつ1日にち閲覧えつらん。
  2. ^ a b “ECD - 3月26日にち〜4月がつ9日にち - 「ECDの休日きゅうじつ」Vol.5”. PUBLIC-IMAGE.ORG (2010年ねん4月がつ13日にち). 2013年ねん10月がつ1日にち閲覧えつらん。
  3. ^ a b c “ECD インタビュー”. Musicity (2012年ねん4月がつ17日にち). 2013年ねん10月がつ1日にち閲覧えつらん。
  4. ^ a b “ECDさん死去しきょ 57歳さい 日本語にほんごラップの先駆せんく者しゃ”. ORICON NEWS (2018年ねん1月がつ25日にち). 2018年ねん1月がつ25日にち閲覧えつらん。
  5. ^ “ECDの妻つま、植本うえもと一子かずこの家計かけい簿ぼブログ「働はたらけECD」書籍しょせき化か”. 音楽おんがくナタリー (2011年ねん8月がつ9日にち). 2013年ねん10月がつ1日にち閲覧えつらん。
  6. ^ a b c d e “地引じびき雄一ゆういち×ECD『NO NEW YORK 1984-91』公開こうかい記念きねんトークイベント「あのシーンはもう一度いちど作つくろうとしても絶対ぜったいに無理むりなんだ」”. webDICE (2009年ねん5月がつ20日はつか). 2017年ねん9月がつ22日にち閲覧えつらん。
  7. ^ “ECDの進行しんこう性せい癌がんとの闘病とうびょうドキュメンタリー「がんばれECD」が公開こうかい”. Spincoaster (2017年ねん2月がつ1日にち). 2017年ねん9月がつ23日にち閲覧えつらん。
  8. ^ “日本語にほんごラップ先駆せんく者しゃECDに年内ねんないにも第だい一いち子し誕生たんじょう”. ORICON NEWS (2008年ねん4月がつ18日にち). 2013年ねん10月がつ1日にち閲覧えつらん。
  9. ^ “ECD 選挙せんきょ演説えんぜつに乱入らんにゅうしゲリラライブ決行けっこう”. 音楽おんがくナタリー (2007年ねん4月がつ18日にち). 2013年ねん10月がつ1日にち閲覧えつらん。
  10. ^ “ECDが写真しゃしん家かの植本うえもと一子かずこと本日ほんじつ入籍にゅうせき”. 音楽おんがくナタリー (2008年ねん6月がつ4日にち). 2017年ねん9月がつ22日にち閲覧えつらん。
  11. ^ “ECD、アジカン ゴッチ、山本やまもと太郎たろうら、首相しゅしょう官邸かんてい前まえで「原発げんぱつ再さい稼働かどう反対はんたい!」抗議こうぎの叫さけび”. BMR (2012年ねん4月がつ23日にち). 2013年ねん10月がつ1日にち閲覧えつらん。
  12. ^ “ノーモア原子力げんしりょく発電はつでん所しょ! ECDが反はん原発げんぱつソングYouTubeで公開こうかい”. 音楽おんがくナタリー (2011年ねん4月がつ18日にち). 2013年ねん10月がつ1日にち閲覧えつらん。
  13. ^ “ECDニューアルバム『Don't worry be daddy』は、極太ごくぶとビート＆赤裸々せきららな日常にちじょう描写びょうしゃ”. CINRA.NET (2012年ねん2月がつ3日にち). 2013年ねん10月がつ1日にち閲覧えつらん。
  14. ^ a b “ECD｜INTERVIEW”. Amebreak (2013年ねん4月がつ18日にち). 2013年ねん10月がつ1日にち閲覧えつらん。
  15. ^ “ECDが進行しんこう性せいがんを告白こくはく”. 音楽おんがくナタリー. (2016年ねん9月がつ9日にち). https://natalie.mu/music/news/201277 2016年ねん9月がつ9日にち閲覧えつらん。 
  16. ^ “これがECDの地層ちそう、「21世紀せいきのECD」集あつめたベスト盤ばん”. 音楽おんがくナタリー (2017年ねん1月がつ24日にち). 2017年ねん9月がつ22日にち閲覧えつらん。

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