(Translated by https://www.hiragana.jp/)
HIPPI - Wikipedia コンテンツにスキップ

HIPPI

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

HIPPI(ヒッピー、HIgh Performance Parallel Interface高速こうそく並列へいれつインタフェース)は、コンピュータバス一種いっしゅであり、スーパーコンピュータ高速こうそく記憶きおく装置そうち接続せつぞくするのに使つかわれる。1980年代ねんだい後半こうはんから1990年代ねんだい中盤ちゅうばんまでよく使つかわれたが、より高速こうそくSCSIファイバーチャネルってわられた。

最初さいしょのHIPPI規格きかくは50ほんツイストペアケーブルであり、800Mビット/s (100MB/s) で使用しようされた。そのひかりファイバーケーブルを使つかって1600Mビット/s (200MB/s) まで改良かいりょうされた。最終さいしゅうてき高速こうそく成果せいかとして HIPPI-6400 規格きかくができ、ANSI規格きかくとなってGSN (Gigabyte System Network) と改称かいしょうされた(1998ねん)が、対抗たいこう規格きかくてきたためにあまり使つかわれていない。

HIPPIが使つかわれなくなった理由りゆう理解りかいするには、Ultra3 SCSI が160MB/sでどこのパソコンショップでもえるということを想起そうきしていただきたい。また、ファイバーチャネルはHIPPIともSCSIとも可能かのうであり(両方りょうほうのプロトコルが動作どうさする)、スピードはファイバーならば400MB/s、どうせんツイストペアケーブル1くみなら100MB/sである。

HIPPIはANSIでは最初さいしょの「ほぼ」ギガビットのネットワークタ通信たつうしん規格きかくであった(0.8Gビット/s)。スーパーコンピュータ(クレイIBMSGI)のために設計せっけいされ、イーサネットのような一般いっぱん市場いちば規格きかく対抗たいこうしようとしたことはない。80~90年代ねんだいにHIPPIのために開発かいはつされた技術ぎじゅつは、インフィニバンドのような技術ぎじゅつがれている。HIPPIの特筆とくひつすべきてんは、イーサネットがまだ10Mビット/sでSONETの OC-3(155Mビット/s)が最先端さいせんたん技術ぎじゅつわれていた時期じき開発かいはつされたことである。