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JDAM

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
JDAM
GBU-31(JDAMを装着そうちゃくしたMk.84ばくだん
種類しゅるい 誘導ゆうどうばくだん
はら開発かいはつこく アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
運用うんよう
配備はいび期間きかん 1999ねん-
配備はいびさき #輸出ゆしゅつ販売はんばい参照さんしょう
開発かいはつ
開発かいはつ期間きかん 1992ねん-
製造せいぞう業者ぎょうしゃ ボーイング
値段ねだん 22,000あめりかドル2007ねん; テイルキット)
しょもと (#要目ようもく参照さんしょう)
精度せいど CEP:1m(SALH誘導ゆうどう[1]
CEP:5m(GPS誘導ゆうどう[2]
CEP:30m(INS誘導ゆうどう[2]

誘導ゆうどう方式ほうしき GPS/INS誘導ゆうどう(JDAM)
SALH/GPS/INS誘導ゆうどう(LJDAM)
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JDAM英語えいご: Joint Direct Attack Munition、ジェイダム、統合とうごう直接ちょくせつ攻撃こうげきだん)は、誘導ゆうどうばくだん精密せいみつ誘導ゆうどう能力のうりょく付加ふかする装置そうちのシリーズめいである。2000ねん前後ぜんごアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく開発かいはつ実用じつようされ、べいぐん主体しゅたいすうヶ国かこく軍隊ぐんたい保有ほゆうしている。

JDAMシリーズの誘導ゆうどう装置そうちキットをけることで、誘導ゆうどう自由じゆう落下らっかばくだん全天候ぜんてんこうがた精密せいみつ誘導ゆうどうばくだん(スマートばくだん)に変身へんしんさせることができる。INSGPS受信じゅしんまれており、2つの方式ほうしき併用へいようした誘導ゆうどう装置そうち制御せいぎょつばさをコントロールして、外部がいぶからの誘導ゆうどうなしに設定せっていされた座標ざひょう精度せいどたか着弾ちゃくだんおこなえる。また、現在げんざいではさらにセミアクティブ・レーザー・ホーミング(SALH)誘導ゆうどう併用へいようできる機種きしゅ登場とうじょうしている。

概要がいよう

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JDAMは、単体たんたい兵器へいきではなく、海軍かいぐん兵器へいき担当たんとう水兵すいへい空軍くうぐん弾薬だんやくシステム専門せんもんへいけをおこなう、誘導ゆうどう自由じゆう落下らっかばくだん向上こうじょうさせるための「追加ついか」である。この追加ついかキットは、名目めいもくじょう重量じゅうりょうで500ポンド(やく230kg)-2,000ポンド(やく910kg)の範囲はんいばくだんうようにつくられている[3]。 JDAMキットは、そらりょく制御せいぎょつばさめんそなえたセクション、ストレーキないおさめられたINS慣性かんせい誘導ゆうどうシステム)とGPS(グローバル・ポジショニング・システム)による誘導ゆうどう制御せいぎょユニットより構成こうせいされる。JDAMキットがけられたばくだんには「Mark 80」や「BLU」(Bomb, Live Unit)といった命名めいめいほうわって、GBU(Guided Bomb Unit)と名称めいしょうコードがあたえられる。つまり、このキットをけられた自由じゆう落下らっかばくだんは、精密せいみつ誘導ゆうどうシステムをそなえた弾頭だんとうへとまれわることになる。公表こうひょうでは投下とうか地点ちてん中心ちゅうしん最大さいだい15うみさとやく28km)までの範囲はんい目標もくひょう誘導ゆうどうする能力のうりょくばくだんあたえる。

比較的ひかくてきてい価格かかく運用うんようじょう制約せいやくもあまりいことから、今後こんご使用しようされる機会きかい増加ぞうかするとかんがえられている。この装置そうちは、アメリカ空軍くうぐん海軍かいぐん共同きょうどう計画けいかくによって開発かいはつされた。すでイラクアフガニスタン使用しようされ、米国べいこく友好ゆうこうすうヶ国かこくへも輸出ゆしゅつ販売はんばいされている。

JDAMは従来じゅうらい誘導ゆうどうばくだん欠点けってん解消かいしょうするために開発かいはつされた。従来じゅうらい誘導ゆうどうばくだんレーザー赤外線せきがいせん画像がぞうにより誘導ゆうどうされていたが、これらは地上ちじょう気象きしょう条件じょうけんにより運用うんよう制約せいやくされる欠点けってんがあった。そこで「投下とうか外部がいぶからの誘導ゆうどう必要ひつようとせずINSとGPSだけで目標もくひょう地点ちてん落下らっかさせること」がもとめられた結果けっか、JDAMが開発かいはつされた。 また派生はせいがたとしてLJDAMが存在そんざいする。これはINSとGPSにくわえてレーザー照射しょうしゃによる誘導ゆうどう機能きのう追加ついかされており、より精密せいみつなピンポイント攻撃こうげき移動いどう目標もくひょうへの攻撃こうげき可能かのうである。

JDAMはばくだん本体ほんたいふくまない追加ついかキットであるが、装着そうちゃくばくだんふく全体ぜんたいしてJDAMとばれることがおおい。

歴史れきし

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砂漠さばくあらし作戦さくせん初期しょきばくげきときには、べい空軍くうぐんでのそら対地たいち攻撃こうげき兵器へいき能力のうりょく不足ふそく目立めだった。けむりきり砂塵さじんくもおおわれ、見通みとおしのわるくなった地上ちじょうでは精密せいみつ誘導ゆうどう兵器へいき使用しようかぎられ、また、中高なかだか高度こうどからの誘導ゆうどう兵器へいき投下とうかでは命中めいちゅう精度せいどがさらに悪化あっかした。

こういった問題もんだい解決かいけつすべく、1992ねんに「悪天候あくてんこう精密せいみつ誘導ゆうどうだん」の研究けんきゅう開発かいはつ実験じっけん評価ひょうか開始かいしされた。最初さいしょのJDAMキットは1997ねんつくられ、1998ねん1999ねん使用しようテストがおこなわれた。 テストでは450以上いじょうのJDAMがとされ、公表こうひょうされた精度せいどとしては10m以下いかCEPで95%を上回うわまわるシステムの信頼しんらいせい達成たっせいした[4]。 JDAMでの実験じっけん評価ひょうかでは対照たいしょう条件じょうけんでの落下らっかくわえた「実用じつようせい実証じっしょうテスト」もおこなわれ、くもあめゆきなかでもれた天候てんこうわらず、命中めいちゅう精度せいど低下ていかしなかった。 さらに、これらのテストには複数ふくすう同時どうじ落下らっかによる個別こべつ目標もくひょうへの誘導ゆうどう実験じっけんふくまれていた[5]

作戦さくせんでの使用しよう

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JDAMがF-16左翼さよくに、ライトニング2ポッドエアインテークみぎ搭載とうさいされているのがえる

JDAMとB-2 ステルス戦略せんりゃく爆撃ばくげきは、アライド・フォース作戦さくせんでデビューをたした。ほん作戦さくせん期間きかんないすうのB-2は、ミズーリしゅうのホワイトマン空軍くうぐん基地きちから着陸ちゃくりくで30あいだ往復おうふく飛行ひこうをこなし、わせて650以上いじょうのJDAMを投下とうかした。

2002ねん軍事ぐんじ調達ちょうたつジャーナルの記事きじでは「アライド・フォース作戦さくせんあいだに…B-2は651のJDAMをはなち96%の信頼しんらいせい計画けいかくされた目標もくひょうの87%に命中めいちゅうし…」とべている[6]

しかし、いくらJDAMによってばくだん精密せいみつ誘導ゆうどうされても、ばくだんであるかぎただしく運用うんようされなければちいさなミスがおおきな惨事さんじこす。

2001ねん12月5にちB-52が1のJDAMをアフガニスタンとしたが、それが親米しんべいたいターリバーン勢力せいりょくのリーダーであったハーミド・カルザイサイド・アリム・カライ、さらに、かれらを護衛ごえいしていた特殊とくしゅ部隊ぶたいぐん(SOF)のすぐそばに着弾ちゃくだんし、味方みかた死傷ししょうさせる事故じこきた。そのとき、カルザイがわおとこたちとそれをおぎな米国べいこく特殊とくしゅ部隊ぶたいによる混成こんせい兵力へいりょくが、ターリバーンへい一大いちだい勢力せいりょくおそわれており、ほとんど圧倒あっとうされつつあった。べい特殊とくしゅ部隊ぶたい司令しれいかんは、ターリバーンをそらから攻撃こうげきしてもらおうとべい空軍くうぐん近接きんせつ航空こうくう支援しえん要請ようせいした。ただちに飛来ひらいした友軍ゆうぐんによって1のJDAMが投下とうかされたが、それはターリバーンのうえにではなく、アフガン政府せいふべい軍人ぐんじんたちうえとされた。

事故じこ調査ちょうさ原因げんいんあきらかとなり、特殊とくしゅ部隊ぶたい随伴ずいはんしていた空軍くうぐん統合とうごうまつはし攻撃こうげき統制とうせいかん(JTAC)が、GPS受信じゅしん電池でんち戦闘せんとうなかなん交換こうかんしたために、「規定きてい」である「みずからの座標ざひょう表示ひょうじ」という状態じょうたいもどしてしまった。そのことにづかないまま、自分じぶん座標ざひょうばくげき来援らいえんした友軍ゆうぐんつたえてしまったためにきた悲劇ひげきであった[7][8]初期しょきがたJDAMのアライド・フォース作戦さくせんでの成功せいこうによって、500ポンドのMk.82ばくだんと、1,000ポンドのMk.83ばくだんへも計画けいかく拡大かくだいされ、1999ねんすえには開発かいはつはじめられた。

不朽ふきゅう自由じゆう作戦さくせんイラクの自由じゆう作戦さくせんあいだにいくつかの教訓きょうくんて、海軍かいぐん空軍くうぐん移動いどう目標もくひょうへも使用しようするために、終末しゅうまつ誘導ゆうどうよう精密せいみつシーカーだけでなくGPS精度せいど向上こうじょうすすめた。

誘導ゆうどうシステム

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JDAMは、おおきくセクションとストレーキけられ、セクションないおさめられた誘導ゆうどう制御せいぎょユニットが慣性かんせい誘導ゆうどうシステムGPSという2つの方式ほうしき併用へいようしてみずからの位置いち方向ほうこうし、設定せっていされた着弾ちゃくだん目標もくひょう座標ざひょうとのそらりょく制御せいぎょつばさめんうごかすことでちぢめ、ばくだんたか精度せいど誘導ゆうどうする。

誘導ゆうどうは、制御せいぎょシステムとGPSで補助ほじょされる慣性かんせい航法こうほうシステムによっておこなわれるが、この航法こうほうシステムは航空機こうくうきのシステムからおくられる位置いち速度そくどベクトルの調整ちょうせいによって初期しょきされる。一度いちど航空機こうくうきから投下とうかされれば、JDAMはあたえられた目標もくひょう座標ざひょうけて自律じりつてき操舵そうだされる。

目標もくひょう座標ざひょうは、離陸りりくまえ航空機こうくうきまれるか、離陸りりく投下とうかまえであれば搭乗とうじょういん手動しゅどうによって変更へんこうでき、さらに投下とうかにもデータリンクつうじた入力にゅうりょく可能かのうになっている。2004ねんのリザルタント・フューリー演習えんしゅうでは、B-52ばくげき投下とうかしたJDAMを、E-8 JSTARSがリンクをかいして誘導ゆうどうすることで、洋上ようじょう移動いどう目標もくひょうへの攻撃こうげき成功せいこうさせた[9]。リンクをかいした目標もくひょう変更へんこうは、はは搭載とうさいされた「ライトニング2」か「スナイパー照準しょうじゅんポッドのような搭載とうさい照準しょうじゅん装置そうちからもおこなうことができる。

もっと正確せいかく方法ほうほうでは、JDAMシステムはGPS信号しんごう有効ゆうこうときに13m以下いかCEPという最小さいしょう兵器へいき正確せいかくせいられるとされ、ボーイングしゃべい空軍くうぐんはテストにおいては10m以下いかであったと報告ほうこくしている。GPS信号しんごう妨害ぼうがいけるか受信じゅしんできない場合ばあいでも、JDAMは最大さいだい100秒間びょうかん自由じゆう滑空かっくうするとして、30mのCEPをまだ達成たっせいできるとしている[10]

JDAMは、ちょうてい高度こうどからちょうこう高度こうどまでの、降下こうかちゅう・トス&ロフト(上昇じょうしょうちゅうでの投下とうか)・水平すいへい飛行ひこうちゅう投下とうかおこなえる。レーザー誘導ゆうどうされる「ペイブウェイばくだんのような従来じゅうらいがた精密せいみつ誘導ゆうどうキットでは、投下とうかにはばくだんシーカー確実かくじつ目標もくひょう視野しやとらえられるようにせま角度かくど領域りょういきでの飛行ひこう要求ようきゅうされるが、JDAMではそういった制約せいやくく、目標もくひょうとはことなった方向ほうこう飛行ひこうしたままでも投下とうかできる。

さらにJDAMは、1航空機こうくうきが1かい飛行ひこう通過つうか複数ふくすう兵器へいきを、1つまたは複数ふくすう目標もくひょう投下とうかすることを可能かのうとし、また、信管しんかん起爆きばくタイミングも空中くうちゅう起爆きばくから触発しょくはつ貫通かんつう起爆きばくという多様たよう信管しんかん設定せっていおこなえる[10]。ただし、信管しんかん設定せってい離陸りりくまえっていなければならず、搭乗とうじょういん飛行ひこうちゅう変更へんこうすることはできない。

アメリカ陸軍りくぐん不朽ふきゅう自由じゆう作戦さくせんイラクの自由じゆう作戦さくせんあいだ経験けいけんから、1つの筐体きょうたいにさらなる能力のうりょくくわえる必要ひつようあきらかとなり、進行しんこうちゅう計画けいかくでJDAMキットに精密せいみつ終末しゅうまつ誘導ゆうどうシーカーそなける改良かいりょうおこなわれることとなった[11]

レーザーJDAM(LJDAM)としてられるこの改良かいりょうは、JDAMばくだん先端せんたんレーザー誘導ゆうどうセミアクティブ・レーザー・ホーミング、SALH)システムをくわえ、JDAMに移動いどう目標もくひょうへの攻撃こうげき能力のうりょくあたえるものである。レーザーシーカーは、べいボーイングしゃでは精密せいみつレーザー誘導ゆうどうセット(Precision Laser Guidance Set, PLGS)とばれ、いまではDSU-38/Bでられる先端せんたんのレーザーシーカー部分ぶぶんと、後部こうぶのテールキットと先端せんたんのDSU-38/Bをたまたいしたかたばく固定こていするためのワイヤーハーネスから構成こうせいされる。2004ねん会計かいけい年度ねんどうちにボーイングしゃべい空軍くうぐんは、JDAMのレーザー誘導ゆうどう能力のうりょくのテストを開始かいしし、そのテストにおいてシステムが移動いどう目標もくひょう追跡ついせきし、破壊はかいする能力のうりょくがあることをあきらかにしている[12]。 この2じゅう誘導ゆうどうシステムは、GPS/INS単独たんどくでの運用うんよう能力のうりょくのこしているので、レーザー誘導ゆうどうはたらかなくてもこれまでのJDAMと同様どうよう精度せいどっている。地上ちじょう部隊ぶたい目標もくひょうにレーザーをてるだけでGPS機能きのう連動れんどうして目標もくひょう座標ざひょう測定そくていされ、そのデジタル情報じょうほうは、無線むせん空中くうちゅうのJDAM搭載とうさい攻撃こうげき送信そうしんされると人手ひとでかいさずにJDAMない設定せっていされるシステムも開発かいはつされた[13]

2007ねん6月11にちにボーイングしゃは、2009ねん6がつまでに600のレーザーシーカー(べい空軍くうぐんに400べい海軍かいぐんに200)を生産せいさんする契約けいやくを2,800まんあめりかドル獲得かくとくしたと発表はっぴょうした[14]

ボーイングしゃによれば、ネバダしゅうネリス空軍くうぐん基地きちでテストをおこない、空軍くうぐんF-16戦闘せんとうF-15E戦闘せんとう爆撃ばくげき投下とうかした12の500ポンドLJDAMばくだんは、高速こうそく移動いどうする目標もくひょう破壊はかいすることに成功せいこうしたとされた。機体きたい搭載とうさいされた照準しょうじゅん装置そうち使つかい、投下とうか自身じしんがレーザー照射しょうしゃおこない、投下とうかしたばくだん目標もくひょう命中めいちゅうするまでみずか誘導ゆうどうした。さらに、LJDAMキットでは、ボーイングしゃはJDAMのたいジャミングシステムの開発かいはつべい海軍かいぐん契約けいやくし、テストをおこなっており、2007ねんには開発かいはつ終了しゅうりょうして2008ねんには出荷しゅっかはじまる予定よていである[15]。 このシステムは、統合とうごうGPSたい妨害ぼうがいシステム(Integrated GPS Anti-Jam System, IGAS)としてられる。ボーイングしゃは、2008ねん9月15にちB-52H戦略せんりゃく爆撃ばくげきでLJDAMを搭載とうさいしてデモフライトがおこなわれたとほうじた[16]。2008ねん8がつ12にちイラク実戦じっせん投入とうにゅうされた。

2008ねん7がつ24にちには、ドイツがボーイングしゃとLJDAMの最初さいしょ海外かいがい顧客こきゃくとなる契約けいやく締結ていけつした。ドイツ空軍くうぐんへのわたしは2009ねん中頃なかごろからはじまる予定よていである。この注文ちゅうもんには、2009ねんにキットすう追加ついかする選択肢せんたくしふくまれている[17]

価格かかく

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JDAMばくだんは、安価あんか調達ちょうたつすることが可能かのうである。当初とうしょ見積みつもられたキットの単体たんたい価格かかくは40,000あめりかドルであったが、競合きょうごう入札にゅうさつ結果けっかのちべいボーイングしゃ吸収きゅうしゅうされたべいマクドネル・ダグラスしゃが、単価たんか18,000あめりかドルで契約けいやくわした。単価たんかは、2004ねんには21,000あめりかドルに上昇じょうしょうし、2011ねんには31,000あめりかドルになるとられていた[18]。2021年度ねんどは21,000あめりかドルの見込みこ[19]

航空機こうくうき対応たいおう

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運用うんよう可能かのう航空機こうくうき

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B-52H戦略せんりゃく爆撃ばくげき翼下よくかのマルチプル・イジェクター・ラックにけられたJDAM

運用うんよう計画けいかく予定よていされている航空機こうくうき

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輸出ゆしゅつ販売はんばい

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米国べいこく政府せいふは、JDAMを武器ぶき輸出ゆしゅつ管理かんりほうもとで、以下いかすうヶ国かこくかぎられた数量すうりょうかぎって輸出ゆしゅつ販売はんばいみとめた。これらのほかにもいくつかの購入こうにゅう要求ようきゅう審査しんさけている。オーストラリア日本にっぽんなど西側にしがわ同盟どうめいこく空軍くうぐん組織そしきにて運用うんようちゅう。また、イタリア日本にっぽんなどの戦略せんりゃく爆撃ばくげき保有ほゆうしていない国家こっかでは、対地たいち精密せいみつ攻撃こうげき戦力せんりょく主力しゅりょく兵器へいきである。

採用さいようこく

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採用さいよう予定よていこく

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要目ようもく

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クラス JDAM LJDAM たまたい 運用うんようしゃ 全長ぜんちょう
(JDAM)
投下とうか重量じゅうりょう
(JDAM)
500ポンド GBU-38(V)1/B GBU-54(V)1/B Mk.82
BLU-111/B
べい空軍くうぐん 92.6インチ
(2,353mm)
558ポンド
(253kg)
GBU-38(V)2/B GBU-54(V)2/B べい海軍かいぐん
GBU-38(V)3/B GBU-54(V)3/B BLU-126/B べい空軍くうぐん
GBU-38(V)4/B GBU-54(V)4/B べい海軍かいぐん
1,000ポンド GBU-32(V)1/B GBU-55(V)1/B Mk.83 べい空軍くうぐん 119.5インチ
やく3,040mm)
1,013ポンド
やく459kg)
GBU-32(V)2/B GBU-55(V)2/B べい海軍かいぐん海兵かいへいたい
GBU-35(V)1/B BLU-110
2,000ポンド GBU-31(V)1/B GBU-56(V)1/B Mk.84 べい空軍くうぐん 152.7インチ
やく3,880mm)
2,036ポンド
やく924kg)
GBU-31(V)2/B GBU-56(V)2/B べい海軍かいぐん海兵かいへいたい
GBU-31(V)3/B GBU-56(V)3/B BLU-109 べい空軍くうぐん 148.6インチ
やく3,770mm)
2,115ポンド
やく959kg)
GBU-31(V)4/B GBU-56(V)4/B べい海軍かいぐん海兵かいへいたい
JDAMキットが装着そうちゃくされたばくだん数々かずかず
うえからMk.84、BLU-109、Mk.83、Mk.82

関連かんれん項目こうもく

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脚注きゃくちゅう

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出典しゅってん

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  1. ^ Defense Industry Daily staff (2012ねん3がつ12にち). “JDAM: A GPS-INS Add-on Adds Accuracy to Airstrikes” (英語えいご). 2012ねん5がつ10日とおか閲覧えつらん
  2. ^ a b アメリカ空軍くうぐん. “Official Site of the U.S. Air Force - Fact Sheet (Printable) : JOINT DIRECT ATTACK MUNITION GBU- 31/32/38” (英語えいご). 2013ねん1がつ24にち閲覧えつらん
  3. ^ JDAM continues to be warfighter's weapon of choice”. 2012ねん7がつ22にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2007ねん7がつ27にち閲覧えつらん
  4. ^ JDAM: The Kosovo Experience and DPAS, The Boeing Company, Charles H. Davis, (2000ねん4がつ19にち), http://guidebook.dcma.mil/38/dpas/12DavisPres.pdf 2007ねん9がつ1にち閲覧えつらん 
  5. ^ "U.S. Air Force B-2 Bomber Drops 80 JDAMS in Historic Test" (Press release). The Boeing Company. 17 September 2003. 2007ねん9がつ2にち閲覧えつらん
  6. ^ “Acquisition Reform-Inside The Silver Bullet”, Acquisition Review Journal IX, no. 2 (Fall 2002): 312-322, (2002), http://www.dau.mil/pubs/arq/2002arq/MyersFL02.pdf 2007ねん9がつ1にち閲覧えつらん 
  7. ^ Killing Your Own: The Problem of Friendly Fire During the Afghan Campaign”. 2007ねん7がつ27にち閲覧えつらん
  8. ^ uni-bielefeld.de Why-Because analysis (p. 9).
  9. ^ Tech. Sgt. Tonya Keebaugh (2004ねん12月14にち). “Resultant Fury successful thanks to ‘test’ Airmen” (英語えいご). 2013ねん2がつ26にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2013ねん1がつ27にち閲覧えつらん
  10. ^ a b USAF Factsheet: JOINT DIRECT ATTACK MUNITIONS”. 2003ねん6がつ24にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2007ねん7がつ27にち閲覧えつらん
  11. ^ Dual Mode Guided Bomb”. 2007ねん7がつ27にち閲覧えつらん
  12. ^ Boeing Scores Direct Hit in Laser JDAM Moving Target Test”. 2007ねん7がつ27にち閲覧えつらん
  13. ^ 江畑えはた謙介けんすけちょ 『情報じょうほう戦争せんそう』 NTT出版しゅっぱん 2006ねん4がつ6にち初版しょはんだい1さつ発行はっこう ISBN 4-7571-0179-1 26ぺーじ
  14. ^ "Boeing Awarded Laser JDAM Contract" (Press release). The Boeing Company. 11 June 2007. 2007ねん9がつ2にち閲覧えつらん
  15. ^ "Boeing Completes JDAM Anti-Jamming Developmental Flight Test Program" (Press release). The Boeing Company. 18 June 2007. 2007ねん9がつ2にち閲覧えつらん
  16. ^ Boeing Press Release, September 15, 2008
  17. ^ [1], Boeing.com - Germany becomes the first international customer of LDJAM
  18. ^ http://www.finance.hq.navy.mil/fmb/06pres/proc/PANMC_Book.pdf DEPARTMENT OF THE NAVY FISCAL YEAR (FY) 2006/FY 2007 BUDGET ESTIMATES
  19. ^ Trevithick, Joseph. “Here Is What Each Of The Pentagon's Air-Launched Missiles And Bombs Actually Cost”. The Drive. 2020ねん3がつ2にち閲覧えつらん
  20. ^ boeing.com Boeing JDAM Wins Australian Competition”. 2007ねん7がつ27にち閲覧えつらん
  21. ^ First International JDAM Sale: Boeing to Integrate Weapon on Israeli Aircraft”. 2007ねん7がつ27にち閲覧えつらん
  22. ^ global security.org”. 2007ねん7がつ27にち閲覧えつらん
  23. ^ 航空こうくうファン』 2008ねん12がつごう P118
  24. ^ Dutch secretary of defense details plan for purchase of JDAM's”. 2007ねん7がつ27にち閲覧えつらん
  25. ^ Norway Signs Contract for Boeing JDAM”. 2007ねん7がつ27にち閲覧えつらん
  26. ^ Gates says Washington to sell smart bombs to Saudi Arabia”. 2007ねん7がつ27にち閲覧えつらん
  27. ^ FMS: Third Phase of Finnish F/A-18 MLU”. 2007ねん7がつ27にち閲覧えつらん
  28. ^ FMS: Greece - F-16C/D Munitions”. 2007ねん7がつ27にち閲覧えつらん

外部がいぶリンク

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