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K-20 怪人かいじん二に十じゅう面相めんそう・伝つて

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
K-20 怪人かいじん二に十じゅう面相めんそう・伝つて
監督かんとく 佐藤さとう嗣麻子こ
脚本きゃくほん 佐藤さとう嗣麻子こ
原作げんさく 北村きたむら想そう
製作せいさく 安藤あんどう親ちかし広ひろ
倉田くらた貴たか也
石田いしだ和義かずよし
製作せいさく総そう指揮しき 阿部あべ秀司しゅうじ
奥田おくだ誠治せいじ ほか
出演しゅつえん者しゃ 金城きんじょう武たけし
松まつたか子こ
仲村なかむらトオル
音楽おんがく 佐藤さとう直紀なおき
主題歌しゅだいか オアシス『ショック・オブ・ザ・ライトニング』
撮影さつえい 柴崎しばざき幸三こうぞう
編集へんしゅう 宮島みやじま竜治りゅうじ
制作せいさく会社かいしゃ ROBOT
製作せいさく会社かいしゃ 「K-20」製作せいさく委員いいん会かい
配給はいきゅう 東宝とうほう
公開こうかい 日本の旗 2008年ねん12月がつ20日はつか
上映じょうえい時間じかん 137分ふん
製作せいさく国こく 日本の旗 日本にっぽん
言語げんご 日本語にほんご
興行こうぎょう収入しゅうにゅう 20億おく円えん[1]
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『K-20 怪人かいじん二に十じゅう面相めんそう・伝つて』（ケー・トゥエンティー かいじんにじゅうめんそう・でん）は、2008年ねん公開こうかいの日本にっぽん映画えいが。北村きたむら想そうの小説しょうせつ『完全かんぜん版ばん 怪人かいじん二に十じゅう面相めんそう・伝つて』を原作げんさくとする。

概要がいよう[編集へんしゅう]

映画えいがは北村きたむら想そうの原作げんさくを元もとにしているものの、怪人かいじん二に十じゅう面相めんそうに超ちょう人的じんてき身体しんたい能力のうりょくを備そなえたり、時代じだい設定せっていを第だい二に次じ世界せかい大戦たいせんが「回避かいひ」されたというパラレルワールドとしての1949年ねんとするなど、大胆だいたんな改変かいへんがおこなわれた。そのため、舞台ぶたいは日本にっぽん帝国ていこく陸海りくかい軍ぐんとアメリカ・イギリス軍ぐんとの平和へいわ条約じょうやくが締結ていけつされた後のちの帝都ていとと呼よばれるところで、19世紀せいきから続つづく華族かぞく制度せいどにより、帝都ていとの富とみの9割わりがごく一部いちぶの特権とっけん階級かいきゅうに集中しゅうちゅうしている極端きょくたんな貧富ひんぷの差さが生しょうじている身分みぶん制度せいど社会しゃかいとされる。また、ドイツ（ヒトラーを筆頭ひっとうとするナチス政権せいけんが掌握しょうあくした俗ぞくにいうナチス・ドイツかどうかは不明ふめい）との友好ゆうこう関係かんけいも維持いじされているのか、劇げき中ちゅうでは警察けいさつの車両しゃりょうや航空機こうくうきにドイツ語ごで警察けいさつを意味いみするPOLIZEIが記しるされている。

ストーリー自体じたいは、スチームパンク的てきな世界せかい観かんで、スパイダーマンやバットマン、マスク・オブ・ゾロなどアメコミを意識いしきした娯楽ごらくアクション作品さくひんである。アクションにはグラップネルガンのようなガジェットを使つかったワイヤーアクションの他ほか、邦画ほうがの大作たいさくとしては初はじめてパルクールにおける動作どうさを採用さいよう。主人公しゅじんこうの遠藤えんどう平吉へいきちと怪人かいじん二に十じゅう面相めんそうの一連いちれんの動作どうさをロシア人じんスタントマンがパルクールで培つちかわれた身体しんたい能力のうりょくを駆使くしして表現ひょうげんしている。テスラ装置そうちのシーンでは本物ほんもののテスラコイルを使用しようし、効果こうか音おんを後ごからつけている。

企画きかくと制作せいさくはROBOTで、東宝とうほうの配給はいきゅうで2008年ねん12月20日はつか公開こうかい。日本にほんテレビ開局かいきょく55年ねん記念きねん作品さくひんでもある。最終さいしゅう興行こうぎょう収入しゅうにゅうは20億おく円えん。

ストーリー[編集へんしゅう]

第だい二に次じ世界せかい大戦たいせんが回避かいひされた架空かくうの昭和しょうわ24年ねん。日本にっぽんは19世紀せいきから続つづく華族かぞく制度せいどにより極端きょくたんな格差かくさ社会しゃかいが生うまれていた。職業しょくぎょうの変更へんこうは禁きんじられ、恋愛れんあいの自由じゆうもなく、結婚けっこんは同おなじ身分みぶんの者もの同士どうしでのみ許ゆるされていた。帝都ていと・東京とうきょうでは怪人かいじん二に十じゅう面相めんそうが富裕ふゆう層そうを狙ねらう犯罪はんざいを繰くり返かえしていた。その二に十じゅう面相めんそうは学術がくじゅつ会議かいぎで革命かくめい的てきな新しんエネルギー機関きかん・テスラ装置そうちの模型もけいを盗ぬすみ、今度こんどはテスラ装置そうちを奪うばうと大胆だいたんに宣言せんげんしたことから、警務けいむ局きょくの浪なみ越えつ警部けいぶは名めい探偵たんてい・明智あけち小五郎こごろうに捜査そうさを依頼いらいした。一方いっぽう、サーカス団だんで働はたらく軽業かるわざ師し・遠藤えんどう平吉へいきちはふとしたことからカストリ雑誌ざっしの記者きしゃに化ばけた怪人かいじん二に十じゅう面相めんそうにだまされ、彼かれの替かえ玉だまに仕立したてられたために二に十じゅう面相めんそうとして軍ぐん憲けん（この世界せかいにおける警察けいさつ）から追おわれる羽目はめになってしまう。平吉へいきちは疑うたがいを晴はらすために、自みずからも二に十じゅう面相めんそうになり、本物ほんものの二に十じゅう面相めんそうと対決たいけつすることになる。

キャスト[編集へんしゅう]

スタッフ[編集へんしゅう]

主おもなロケ地ち[編集へんしゅう]

福岡ふくおか県けん・山口やまぐち県けん内うちの明治めいじ-大正たいしょう期きの旧館きゅうかんでロケが行おこなわれた。

賞しょう[編集へんしゅう]

ソフト化か[編集へんしゅう]

2009年ねん6月がつ24日にち発売はつばい。発売はつばい・販売元はんばいもとはバップ。

  • K-20 怪人かいじん二に十じゅう面相めんそう・伝でん DVD通常つうじょう版ばん（1枚まい組ぐみ）
    • 映像えいぞう特典とくてん
      • 特報とくほう・劇場げきじょう予告編よこくへん・TVスポット集しゅう
  • K-20 怪人かいじん二に十じゅう面相めんそう・伝つて DVD豪華ごうか版ばん（2枚まい組ぐみ）
    • ディスク1：本編ほんぺんDVD（通常つうじょう版ばんと同様どうよう）
    • ディスク2：特典とくてんDVD
      • メイキング「K-20 裏うら絵巻えまき」
      • 「K-20」TV番組ばんぐみ集しゅう
      • 舞台ぶたい挨拶あいさつ映像えいぞう集しゅう
    • 封入ふうにゅう特典とくてん
      • ブックレット「K-20 大だい辞典じてん」（64P）
      • 怪人かいじん二に十じゅう面相めんそう予告よこく状じょうレプリカ
      • ブックマーカー
    • 特製とくせいアウターケース&デジパック仕様しよう
  • K-20 怪人かいじん二に十じゅう面相めんそう・伝つて ブルーレイ（1枚まい組ぐみ）
    • 映像えいぞう特典とくてん
      • メイキング「K-20 裏うら絵巻えまき」
      • 特報とくほう・劇場げきじょう予告編よこくへん・TVスポット集しゅう

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]
  1. ^ 2009年度ねんど興きょう収おさむ10億おく円えん以上いじょう番組ばんぐみ（日本にっぽん映画えいが製作せいさく者しゃ連盟れんめい 2010年ねん1月がつ発表はっぴょう）
  2. ^ a b 北九州きたきゅうしゅうFCスタッフブログ - 北九州きたきゅうしゅうフィルム・コミッション
  3. ^ （特集とくしゅう）怪人かいじん二に十じゅう面相めんそうが居いた箱崎はこざき - 箱崎はこざき九大きゅうだい記憶きおく保存ほぞん会かい
  4. ^ K-20 怪人かいじん二に十じゅう面相めんそう・伝つたえ｜やまぐちロケ地ちマップ シネマの旅たび - 山口やまぐち県けん観光かんこう交流こうりゅう課か

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

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