KAC 6x35mm PDW

KAC 6x35mm PDW
概要がいよう
種類しゅるい	PDW
製造せいぞう国こく	アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
設計せっけい・製造せいぞう	ナイツアーマメント
性能せいのう
口径こうけい	6mm
銃身じゅうしん長ちょう	20.54mm（8インチ）/25.4mm（10インチ）
使用しよう弾薬だんやく	6x35mm
作動さどう方式ほうしき	ガスピストン、回転かいてんボルト閉鎖へいさ
全長ぜんちょう	710mm/500mm（ストック展開てんかい/折おり畳たたみ）
重量じゅうりょう	銃身じゅうしん20cm/1.8kg（空そらマガジン有ゆう）銃身じゅうしん25cm/2.3kg（空そらマガジン有ゆう）
発射はっしゃ速度そくど	700発はつ/分ぶん
銃口じゅうこう初速しょそく	739m/s
有効ゆうこう射程しゃてい	200-300m
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KAC 6x35mm PDWは、ナイツアーマメント社しゃによって設計せっけいされた実験じっけん的てきなPDW（個人こじん防御ぼうぎょ兵器へいき）。短みじかい銃身じゅうしんを持もつため、その銃身じゅうしんに適てきする新あたらしい弾薬だんやくを使用しようする。

概要がいよう

往来おうらいのPDWと同様どうように、KAC PDWはコンパクトで、サブマシンガンと同どう程度ていどの軽量けいりょうさ、より長ながい射程しゃてい（戦闘せんとう射撃しゃげき場じょう（200-300m）のローエンド）を持もつことを目的もくてきとして開発かいはつされた。PDWは主おもに、実戦じっせん部隊ぶたいでなく、後方こうほうや非ひ戦闘せんとう地域ちいきでの活動かつどうを担当たんとうする部隊ぶたいや非ひ戦闘せんとう員いんに支給しきゅうされるための小しょう火器かきである。KAC PDWの銃身じゅうしんは10インチ（25cm）より短みじかく、ストックをたたむと19.5インチ、全長ぜんちょうは29.8インチ程度ていどとなる。現在げんざいアメリカ軍ぐんで採用さいようされているM4カービンより1ポンド以上いじょう軽量けいりょうで、反動はんどうは50%少すくない。

同どう銃じゅうは、2006年ねんにアルバカーキ（ニューメキシコ）で開催かいさいされたNDIA小しょう火器かきシンポジウムで正式せいしきに持もち出だされた。初期しょきのショットショーで、一部いちぶの作家さっかはサンプルを公開こうかいして貰もらっている。同どう銃じゅうは現在げんざい生産せいさんされておらず、プロトタイプでのみ、その姿すがたを見みることができる。

デザイン

KAC PDWは、既製きせい品ひんの構成こうせい要素ようそをそのデザインに組くみ込こんでいる。下部かぶのレシーバーは、弾倉だんそうとトリガーアッセンブリーを除のぞいて、基本きほん的てきに、シリーズ下部かぶのレシーバーそのままである。これは、多おおくの射手しゃしゅにとってなじみのあるM16シリーズに近ちかづけるためである。弾倉だんそう、上部じょうぶレシーバーと発射はっしゃ機構きこうは、ナイツアーマメント社しゃによる新規しんきパーツで制作せいさくされている。

弾薬だんやく

KAC PDWは可か倒たおせ式しきのストックと10インチの銃身じゅうしんを持もつ。そのためKAC PDWは、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくで標準ひょうじゅん的てきな5.56x45mm NATO弾だんよりも全長ぜんちょうの短みじかい6x35mm弾だんを使用しようする。6mmの弾薬だんやくは5.56mmと比くらべ、わずかに大おおきな弾頭だんとうを備そなえている。そして、6x35mm弾だんは標準ひょうじゅん的てきな5.56mmの弾たま（65グレイン（4.2g）-62グレイン（4.0g）よりわずかに重おもい。

初速しょそくは、短みじかい銃身じゅうしんから発射はっしゃされた5.56mm弾だんよりわずかに速はやく、ナイツアーマメント社しゃは6x35mm弾だんが2,425フィート/s（739m/s）の銃口じゅうこう初速しょそくになると主張しゅちょうしている。10インチ（250mm）バレルの銃身じゅうしんより大おおきい直径ちょっけい、かつ短みじかい6mmの弾薬だんやくは、これらより短みじかい銃身じゅうしんのために最適さいてき化かされており、ライフルサイズの銃身じゅうしんでは能率のうりつ的てきに作動さどうしない。

10インチコルトコマンドの銃身じゅうしんから発射はっしゃされる5.56mm弾だんは、NATO弾薬だんやくのためナイツのものに要求ようきゅうされる速はやさの間あいだに相違そういがある（2,400フィート/s（730m/s）、792フィート·lbf（1,074J）。そして、他たのM16メーカーに定さだめられた銃口じゅうこう初速しょそく（2,627フィート/s（801m/s）、950フィート·lbf（1,290J）と比くらべても、エネルギーと速はやさに相違そういがある。

メカニズム

KAC PDWはボルトを動うごかすために銃身じゅうしんから送おくられる熱あついガスを使つかい動うごく2つのガスピストンを持もっている。そして、ボルトキャッチは左右さゆう適切てきせつな位置いちにあり、2つのガスピストンの間あいだにシングルメインスプリングがある。ボルト自体じたいは、AK-47タイプ回転かいてんボルトと類似るいじしていると言いわれている。