M1938 76mm高射こうしゃ砲ほう

M1938 76mm高射こうしゃ砲ほう
種類しゅるい	高射こうしゃ砲ほう
原はら開発かいはつ国こく	ソビエト連邦れんぽう
運用うんよう史し
配備はいび先さき	ソビエト連邦れんぽう
関連かんれん戦争せんそう・紛争ふんそう	第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん
開発かいはつ史し
開発かいはつ者しゃ	M・N・ロギノフ
製造せいぞう期間きかん	1938年ねん ~ 1940年ねん
諸しょ元もと
重量じゅうりょう	4,300 kg
口径こうけい	76.2 mm
仰角ぎょうかく	-3° ~ 82°
旋回せんかい角かく	360°
発射はっしゃ速度そくど	毎まい分ぶん10~20発はつ
有効ゆうこう射程しゃてい	9,250 m （到達とうたつ高度こうど）
最大さいだい射程しゃてい	14,600 m

76mm高射こうしゃ砲ほう1938年ねん型がた（ロシア語ご：76-мм зенитная пушка образца 1938 года、M1938）とは、第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん中なかにソビエト連邦れんぽうで使用しようされた高射こうしゃ砲ほうである。

概要がいよう

M1938はM・N・ロギノフによって設計せっけいされた。M1931 76mm高射こうしゃ砲ほうの近代きんだい化か改修かいしゅう型がたで、砲身ほうしんに小しょう変更へんこうが加くわえられ、砲ほう架かはZU-8と名なづけられた二に軸じく四よん車輪しゃりんの新型しんがたに交換こうかんされた。これは1939年ねんに開発かいはつされた52-K 85mm高射こうしゃ砲ほうにも流用りゅうようされている。砲弾ほうだんの重量じゅうりょうは6.5kg、初速しょそくは816m/sで、最高さいこう9250mの高度こうどまで砲弾ほうだんを打うち上あげることができた。

ソ連それん軍ぐんは主力しゅりょく高射こうしゃ砲ほうとして52-Kを使用しようすることを決定けっていしたため、軍ぐんに引ひき渡わたされたM1938の数かずは多おおくない。M1938は大だい祖国そこく戦争せんそう（独どくソ戦せん）の初期しょきに使用しようされ、次第しだいに52-Kに置おき換かえられていった。

M1938と52-Kは共通きょうつうした設計せっけいを持もつため外見がいけんが似にているが、52-Kは大型おおがたのマズルブレーキを使用しようしていることから両者りょうしゃを判別はんべつできる。

参考さんこう文献ぶんけん

• Shunkov V. N. - The Weapons of the Red Army, Mn. Harvest, 1999 (Шунков В. Н. - Оружие Красной Армии. — Мн.: Харвест, 1999.) ISBN 985-433-469-4