「初夏しょかの新派しんぱ祭さい」で河合かわい雪ゆき之の丞すすむらによる「螢ぼたる」＆波なみ乃久里子さとご・渡辺わたなべえりの「お江戸えどみやげ」

6月がつ三越みつこし劇場げきじょう「初夏しょかの新派しんぱ祭さい」が、6月1日にちから23日にちまで東京とうきょう・三越みつこし劇場げきじょうで上演じょうえんされる。

「初夏しょかの新派しんぱ祭さい」の上演じょうえん演目えんもくには、久保田くぼた万太郎まんたろう作さくの「螢ぼたる」と、川口かわぐち松太郎まつたろう作さくの「お江戸えどみやげ」が並ならんだ。酒さけに溺おぼれる錺職人じん・鈴木すずき重一しげかずと、そのかつての女房にょうぼうとき、現げん女房にょうぼうのよし子こらの葛藤かっとうを描えがいた「螢ぼたる」では、船木ふなきとき・しげの2役やくを河合かわい雪ゆき之の丞すすむ、よし子こを瀬戸せと摩ま純じゅん、重一しげかずを喜多村きたむら緑郎ろくろうが演えんじる。「お江戸えどみやげ」は、呉服ごふくの行商ぎょうしょうに来きていた、大だいらかな性格せいかくのおゆうと倹約けんやく家かのお辻つじが、江戸えどの土産みやげ話ばなしにと芝居しばい見物けんぶつをしたことから始はじまる人情にんじょう物語ものがたり。「お江戸えどみやげ」では、お辻つじ役やくを渡辺わたなべえり、阪ばん東栄とうえい紫むらさき役やくを緑郎ろくろう、常磐津ときわづ 文字もじ辰たつ役やくを雪ゆき之の丞すすむ、そしておゆう役やくを波なみ乃久里子さとごが務つとめる。