SBテクノロジーは2023年6月29日、米Microsoft(マイクロソフト)が提供するAI(人工知能)サービス「Azure OpenAI Service」を利用した独自システムを開発したと発表した。同年6月に全従業員約1000人を対象として社内利用を開始したという。社内で利用するグループウエア「Microsoft Teams」や問い合わせ管理システムなどと組み合わせることで、業務の効率化や生産性の向上を推進する。
例えばTeamsと組み合わせることで、AIチャットに文章の作成や要約、議事録作成などを依頼できる。社内規定やマニュアルといった社内情報を含む回答を得ることも可能だ。問い合わせ対応では、FAQから自動的に回答を生成することで、問い合わせた従業員に対して即時返答できるようになる。
SBテクノロジー広報によれば、現在、一部の顧客にもこのサービスの実証実験に参画してもらい、共同で業務改革に向けた取り組みを進めているという。自社に限らない豊富なユースケースを蓄積していくことで、高精度なサービスを実現していく考えだ。