林はやし炫

林はやし炫
林はやし炫
	大明だいめい通どおり政せい使し司し右みぎ參議さんぎ
籍せき貫ぬき	福建ふっけん福ふく州しゅう府ふ閩縣
字じ號ごう	字じ貞さだ孚まこと，號ごう榕よう江こう
出生しゅっしょう	生年せいねん不ふ詳しょう;
逝世	嘉よしみ靖やすし二に十じゅう四よん年ねん（1545年ねん）;
配偶はいぐう	娶めと鄭てい京きょう（1494年ねん-1575年ねん），戶部とべ郎ろう中ちゅう鄭てい汝なんじ美び女おんな，封ふう安やす人じん
親おや屬ぞく	（曾祖そうそ）林はやし鏐，（祖父そふ）林はやし瀚; （父ちち）林はやし庭にわ㭿; （子こ）林はやし世よ璧、（繼子けいし）林はやし世よ瑫
出身しゅっしん
	正德しょうとく八はち年ねん癸みずのと酉とり科か舉人; 正德しょうとく九きゅう年ねん甲かぶと戌いぬ科か進士しんし;

林はやし炫（？—1545年ねん），字じ貞さだ孚まこと，號ごう榕よう江こう，福建ふっけん福ふく州しゅう府ふ閩縣林はやし浦鄉うらごう人じん，明朝みんちょう政治せいじ人物じんぶつ。

生平おいだいら

正德まさのり八はち年ねん（1513年ねん）癸みずのと酉とり科か福建ふっけん鄉きょう試ためし舉人，九きゅう年ねん（1514年ねん）甲きのえ戌いぬ科か二に甲かぶと進士しんし，授禮れい部ぶ主事しゅじ。嘉よしみ靖やすし年間ねんかん，因いん參與さんよ大禮たいれい議ぎ而忤旨むね，歷れき官かん南京なんきん禮れい部ぶ儀ぎ制せい司郎しろう中ちゅう，在家ありいえ長居ながい。其才識過人じん，喜き愛あい文學ぶんがく。十じゅう九きゅう年ねん（1540年ねん）起用きよう，復ふく任にん禮れい部ぶ精せい膳ぜん司し署しょ郎ろう中ちゅう，二に十じゅう年ねん（1541年ねん）丁ちょう父ちち憂ゆう，二に十じゅう三さん年ねん（1544年ねん）官かん至いたり南京なんきん通つう政司せいじ右みぎ參議さんぎ，二に十じゅう四よん年ねん（1545年ねん）卒そつ於官^[2]^[3]。

家族かぞく

福ふく州しゅう東ひがし林りん家族かぞく在ざい明朝みんちょう一いち季き，共有きょうゆう八はち位い進士しんし，其中有ちゅうう五ご位い官かん至いたり尚書しょうしょ。史し稱しょう「三さん代だい五ご尚書しょうしょ，七なな科か八はち進士しんし」。

参考さんこう文献ぶんけん

^ 林はやし燫《明あきら故こ鄭てい安やすし人じん墓はか志こころざし銘めい》
^ 《闽书卷まき之の七なな十じゅう四よん·英えい旧きゅう志こころざし·缙绅·福ふく州しゅう府ふ·闽县三さん》：林はやし炫，字じ贞孚。举进士し，授礼部ぶ主事しゅじ。嘉よしみ靖やすし初はつ，以议大礼たいれい忤执政せい，家居いえい久之ひさゆき。炫才识通敏さとし，为诗文ぶん富とみ丽便捷とし，宾客填はま门，朝夕ちょうせき觞咏，与あずか邑士袁达、张万まん里さと相しょう赓和，每まい一いち篇へん出で，人にん傅でん诵之。后きさき起おこり官かん至いたり通どおり政司せいじ参まいり议，卒そつ。子こ世よ璧，见聿布ぬの。
^ 《明あかり史し》（卷まき163）：“庭にわ㭿，字じ利り瞻。瀚次子じし也。弘治こうじ十じゅう二に年ねん進士しんし。授兵部ぶ主事しゅじ。歷れき職方しょくかた郎ろう中ちゅう。吏部尚書しょうしょ張ちょう彩あや欲よく改あらため為ため御ご史し，固かた謝しゃ之の，乃以為ため蘇州そしゅう知ち府ふ。頻しき歲とし大水おおみず，疏請停とま織お造みやつこ，罷やめ繁しげる征せい，割わり關せき課か備振。再さい上うえ，始はじめ報ほう可か。遷雲南みなみ左ひだり參政さんせい。正德しょうとく九きゅう年ねん，以父老ろう乞侍養やしなえ。時子ときこ炫已成なり進士しんし，官かん禮れい部ぶ主事しゅじ，亦また謁假歸き。三世さんぜ一堂いちどう，鄉さと人稱にんしょう盛事せいじ。嘉よしみ靖やすし初はつ，父ちち憂ゆう，服ふく闋，起おこり官かん江西えにし，歷れき湖みずうみ廣こう左ひだり、右みぎ布ぬの政せい使し。舉治行ぎょう卓たく異こと，擢右副ふく都と御ご史し，巡じゅん撫なで保たもて定てい諸もろ府ふ。歷れき工こう部ぶ右みぎ侍さむらい郎ろう。應おう詔みことのり言げん郊壇大工だいく，南城なんじょう、西にし苑えん相しょう繼つぎ興作こうさく，請以儉約けんやく先さき天下でんか。又また因いん災わざわい傷きず，乞撤還采さい木き、燒やき造づくり諸しょ使つかい。進すすむ左ひだり，拜はい尚書しょうしょ，加か太子たいし太ふとし保ほ。時とき帝みかど方かた大だい興きょう土木どぼく功こう，庭にわ㭿所規ぶんまわし畫が多た稱しょう意い。會かい詔みことのり建けん沙すな河かわ行宮あんぐう，庭にわ㭿議加か天下田てんかだ賦ふ，為ため御ご史し桑くわ喬たかし、給きゅう事ごと中ちゅう管見かんけん所しょ劾。乞罷，歸き卒そつ，贈おく少しょう保たもて，謚康懿。炫終通どおり政司せいじ參議さんぎ。”

[1] 林はやし燫《明あきら故こ鄭てい安やすし人じん墓はか志こころざし銘めい》

[2] 《闽书卷まき之の七なな十じゅう四よん·英えい旧きゅう志こころざし·缙绅·福ふく州しゅう府ふ·闽县三さん》：林はやし炫，字じ贞孚。举进士し，授礼部ぶ主事しゅじ。嘉よしみ靖やすし初はつ，以议大礼たいれい忤执政せい，家居いえい久之ひさゆき。炫才识通敏さとし，为诗文ぶん富とみ丽便捷とし，宾客填はま门，朝夕ちょうせき觞咏，与あずか邑士袁达、张万まん里さと相しょう赓和，每まい一いち篇へん出で，人にん傅でん诵之。后きさき起おこり官かん至いたり通どおり政司せいじ参まいり议，卒そつ。子こ世よ璧，见聿布ぬの。

[3] 《明あかり史し》（卷まき163）：“庭にわ㭿，字じ利り瞻。瀚次子じし也。弘治こうじ十じゅう二に年ねん進士しんし。授兵部ぶ主事しゅじ。歷れき職方しょくかた郎ろう中ちゅう。吏部尚書しょうしょ張ちょう彩あや欲よく改あらため為ため御ご史し，固かた謝しゃ之の，乃以為ため蘇州そしゅう知ち府ふ。頻しき歲とし大水おおみず，疏請停とま織お造みやつこ，罷やめ繁しげる征せい，割わり關せき課か備振。再さい上うえ，始はじめ報ほう可か。遷雲南みなみ左ひだり參政さんせい。正德しょうとく九きゅう年ねん，以父老ろう乞侍養やしなえ。時子ときこ炫已成なり進士しんし，官かん禮れい部ぶ主事しゅじ，亦また謁假歸き。三世さんぜ一堂いちどう，鄉さと人稱にんしょう盛事せいじ。嘉よしみ靖やすし初はつ，父ちち憂ゆう，服ふく闋，起おこり官かん江西えにし，歷れき湖みずうみ廣こう左ひだり、右みぎ布ぬの政せい使し。舉治行ぎょう卓たく異こと，擢右副ふく都と御ご史し，巡じゅん撫なで保たもて定てい諸もろ府ふ。歷れき工こう部ぶ右みぎ侍さむらい郎ろう。應おう詔みことのり言げん郊壇大工だいく，南城なんじょう、西にし苑えん相しょう繼つぎ興作こうさく，請以儉約けんやく先さき天下でんか。又また因いん災わざわい傷きず，乞撤還采さい木き、燒やき造づくり諸しょ使つかい。進すすむ左ひだり，拜はい尚書しょうしょ，加か太子たいし太ふとし保ほ。時とき帝みかど方かた大だい興きょう土木どぼく功こう，庭にわ㭿所規ぶんまわし畫が多た稱しょう意い。會かい詔みことのり建けん沙すな河かわ行宮あんぐう，庭にわ㭿議加か天下田てんかだ賦ふ，為ため御ご史し桑くわ喬たかし、給きゅう事ごと中ちゅう管見かんけん所しょ劾。乞罷，歸き卒そつ，贈おく少しょう保たもて，謚康懿。炫終通どおり政司せいじ參議さんぎ。”

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