金きむ瓜ふり石せき礦業圳道及圳橋きょう

金きむ瓜ふり石せき礦業圳道及圳橋きょう
外そと九份溪圳橋及下方鋼筋水泥造人行橋和清代石砌拱橋
位置いち	臺灣たいわん新北しんきた市し瑞みず芳よし區く 金きむ瓜ふり石段いしだん15-5、20-8地ち號ごう
建たて成しげる时间	1933-1935年ねん（昭和しょうわ8-10年ねん）
中華民國ちゅうかみんこく文化ぶんか資產しさん
官かん方かた名称めいしょう	金きむ瓜ふり石せき礦業圳道及圳橋きょう
類型るいけい	登錄とうろく等級とうきゅう：市し定てい古蹟こせき 登錄とうろく種類しゅるい：其他設しつらえ施ほどこせ
评定时间	2005年ねん8月がつ11日にち
參觀さんかん費用ひよう	免めん費ひ
詳細しょうさい登錄とうろく資料しりょう
開放かいほう	全ちょん天たかし

金きむ瓜ふり石せき礦業圳道及圳橋きょう，位い於臺灣たいわん新北しんきた市し瑞みず芳よし區く金きむ瓜ふり石せき及水みず湳洞地區ちく。這套礦業用水ようすい圳系統けいとう規ぶんまわし劃建成なり於1933-1935年間ねんかん，由ゆかり日本にっぽん鑛業こうぎょう株式會社かぶしきがいしゃ接せっ手しゅ經營けいえい金きん瓜ふり石せき礦山後ご，為ため供應きょうおう新建しんたけ的てき水みず湳洞選せん煉ねり廠しょう所ところ需水源げん而興建けん，與あずか金かね水すい地區ちく金銅かなどう礦業發展はってん有ゆう密みつ切きり關聯かんれん。目前もくぜん仍留存そん多た處しょ圳道及圳橋きょう遺構いこう，於2005年ねん公告こうこく指定してい為ため市し定てい古蹟こせき。

興きょう建けん緣由えんゆ

日本にっぽん鑛業こうぎょう株式會社かぶしきがいしゃ於1933（昭和しょうわ8）年ねん接收せっしゅう經營けいえい金きん瓜ふり石せき礦山後ご，即そく有ゆう計畫けいかく地ち擴充かくじゅう採と、選えらべ、煉ねり礦設備せつび，在ざい水みず湳洞地區ちく大だい興きょう土木どぼく，同年どうねん9月がつ開始かいし新建しんたけ興きょう建水けんすい湳洞全ぜん泥どろ式しき浮游ふゆう選鑛せんこう場じょう及氰化か製せい煉ねり所しょ。同時どうじ，因いん選せん煉ねり過程かてい的てき龐大水源すいげん需求，而著手しゅ規ぶんまわし劃興建水けんすい圳系統けいとう。

水みず圳系統けいとう之の設計せっけい及構造こうぞう

水みず圳系統けいとう的てき設計せっけい目的もくてき為ため引用いんよう當地とうち溪けい水すい，以提供ていきょう金きん銅どう礦選煉ねり之の龐大水源すいげん需求。根據こんきょ2008年ねん「臺北たいぺい縣けん縣けん定てい古蹟こせき金きん瓜ふり石せき礦業圳道及圳橋きょう調ちょう查研究けんきゅう及修復しゅうふく計畫けいかく」研究けんきゅう指出さしで，金きむ水みず地區ちく礦業水すい圳系統けいとう可分かぶん為ため兩りょう大體だいたい系けい：

1. 西にし起おこり新山にいやま溪けい及山尖とんが鞍くら溪けい，以水圳橋跨またが越えつ外がい九きゅう份溪後ご，圳道下降かこう至いたり金きん福ぶく宮東みやひがし側がわ再さい以圳橋きょう跨またが越えつ內九份溪，穿ほじ越こし金きむ水みず公おおやけ路ろ，繞にょう越えつ報ほう時じ山山やまやま腰こし，穿ほじ越本こしもと山さん六ろく坑あな外的がいてき六ろく坑あな坪つぼ，最後さいご注ちゅう入水じゅすい湳洞選せん煉ねり廠しょう上方かみがた儲もうか水みず池ち，約やく長ちょう2.1公里くり。
2. 西にし起おこり濂洞里さと長ちょう仁ひとし橋下はしもと，於濂洞ほら溪けい南岸なんがん以水圳橋穿ほじ越えつ六坑溪口與黃金おうごん瀑布ばくふ下方かほう，最さい後進こうしん入水じゅすい湳洞選せん煉ねり廠しょう的てき60米めーとる濃こ泥どろ槽そう，約やく長ちょう0.3公里くり。

水みず圳構造こうぞう

金きむ瓜ふり石せき礦業水すい圳系統けいとう包括ほうかつ：水みず壩、圳道（或ある稱しょう圳溝、水みず溝みぞ）、沈砂池ち（水みず櫃ひつ）及水圳橋等とう建設けんせつ。

• 水みず壩：水源すいげん處しょ設しつらえ有水ありみず壩，作為さくい阻攔溪けい水すい，並なみ藉由水門すいもん導しるべ引溪水すい至いたり水すい圳。
• 圳道及圳橋きょう：分ぶん為ため明あかり溝みぞ（開ひらき渠みぞ）、暗くら溝みぞ（暗渠あんきょ）、水みず管かん等とう。路線ろせん大だい致沿金きん瓜ふり石せき到いた水みず湳洞之の間あいだ等高線とうこうせん緩なる降くだ，運用うんよう水位すいい間あいだ的てき落差らくさ，靠もたれ重力じゅうりょく自然しぜん流動りゅうどう，不ふ需動力どうりょく機械きかい輔助，而因為ため地形ちけい或ある為ため穿ほじ越えつ道路どうろ而使用しよう暗くら溝みぞ，跨またが越えつ溪谷けいこく則そく建造けんぞう圳橋導水どうすい。但ただし因よし荒廢こうはい已やめ久ひさし，現げん僅存部分ぶぶん遺構いこう。
• 沈沙池ち：以沈澱ちんでん方式ほうしき過か濾清除じょ水中すいちゅう碎木雜ざつ物ぶつ，清水しみず溢流引導いんどう至いたり圳道。

現存げんそん圳橋遺構いこう

外そと九きゅう份溪圳橋

外そと九きゅう份溪圳橋，又また稱たたえ為ため「山やま尖とんが鞍くら水すい圳橋」或ある「黃金おうごん水すい圳橋」，位い於山尖とんが古こ道上みちがみ，跨またが越えつ外がい九きゅう份溪，為ため西側にしがわ長ちょう東側ひがしがわ短みじか不ふ對稱たいしょう造型ぞうけい的てき單たん拱水圳橋，長ちょう度ど約やく30公おおやけ尺じゃく。由よし於圳橋きょう下方かほう接近せっきん溪けい床ゆか處しょ有ゆう建けん於清代石たいし砌みぎり拱橋，以及位い於拱橋きょう上方かみがた興きょう建けん於1970年代ねんだい的てき鋼こう筋すじ水泥みどろ造づくり人じん行橋ゆくはし，形成けいせい「三さん層そう水すい圳橋」之の特殊とくしゅ景觀けいかん。

外そと九份溪圳橋為鋼筋混凝土造，其骨料りょう夾雜きょうざつ著ちょ砂岩さがん、安山岩あんざんがん的てき卵たまご石せき及碎石せき，為ため就地取材しゅざい。橋はし寬ひろし64公おおやけ分ぶん，呈てい凹字型がた，未み加か蓋ぶた，兩りょう壁かべ厚あつ約やく8公おおやけ分ぶん，主しゅ拱底部ていぶ離はなれ溪けい床ゆか約やく931公おおやけ分ぶん高だか。

內九份溪圳橋

內九份溪圳橋為開腹式單拱水圳橋，金きん瓜ふり石せき當地とうち居きょ民みん習慣しゅうかん稱しょう為ため「運動うんどう場じょう邊べ的てき水みず圳橋」、「二に號ごう橋きょう」、「祈いのり堂どう腳溪的てき水みず圳橋」等とう，過去かこ在ざい臺灣たいわん金屬きんぞく鑛業こうぎょう股また份有限げん公司こうし經營けいえい時期じき，橋上はしがみ鋪しき有ゆう板材いたざい及木欄らん杆等安全あんぜん設しつらえ施ほどこせ，是ぜ五ご號ごう寮りょう、金きむ福ぶく宮みや一帶通往本山六坑及水湳洞的捷徑，為ため當地とうち人じん上下じょうげ班はん通勤つうきん必經之の路みち。現げん因いん年ねん久ひさ失しつ修おさむ，已やめ被ひ雜草ざっそう所しょ覆くつがえ蓋ぶた。

內九份溪圳橋橋體採用當地卵礫石為骨材，鋼こう筋すじ混こん凝しこり土ど構造こうぞう，全長ぜんちょう約やく15公おおやけ尺じゃく。橋はし寬ひろし71公おおやけ分ぶん，呈てい凹字型がた未み加か蓋ぶた，兩りょう壁かべ厚あつ約やく11公おおやけ分ぶん，兩りょう壁かべ上方かみがた鋪しき設しつらえ臺灣たいわん煉瓦れんが株式會社かぶしきがいしゃ製せい紅べに磚（TR磚）。工法こうほう及材料りょう取得しゅとく與あずか外そと九きゅう份溪橋きょう相似そうじ，但ただし橋はし壁かべ較厚並なみ加か鋪しき紅べに磚。

濂洞溪けい圳橋

濂洞溪けい圳橋位い於金水すい公おおやけ路ろ，濂洞溪けい東岸とうがん陡坡上じょう，屬ぞく於鋼筋すじ水泥みどろ造づくり樑式橋きょう，其功能のう為ため輸送ゆそう溪けい水すい與あずか鑛水こうすい收おさむ銅どう之の兩用りょうよう橋きょう，因いん此當地ち又また稱しょう作さく「水みず銅どう（仔こ）橋はし」，上方かみがた有ゆう3個こ沉澱銅どう木き槽そう。引長仁じん五番坑導出的鑛水進行沉澱銅採收，並なみ用よう涵管輸送ゆそう溪けい水すい。

現存げんそん完かん整せい的てき橋きょう樑長度ど約やく6公おおやけ尺じゃく，橋きょう柱ばしら、橋はし面めん及主樑為鋼こう筋すじ混こん凝しこり土ど構造こうぞう，於現場げんば灌鑄而成；橋きょう礎いしずえ之の內部礎いしずえ心こころ為ため混こん凝しこり土ど構造こうぞう，表面ひょうめん可か看み到いた採用さいよう敲打接せっ（打込うちこみ接はぎ）布ぬの積せき－將はた經過けいか敲打、表面ひょうめん加工かこう成なり平たいら整せい的てき石材せきざい沿著接せっ縫ぬい橫よこ向こう排列はいれつ堆うずたか疊たたみ的てき砌みぎり石工せっこう法ほう，使用しよう的てき石材せきざい為當ためとう地ち安山岩あんざんがん。

文化ぶんか資產しさん價か值

2005年ねん，經けい金きん瓜ふり石せき在地ざいち居きょ民みん提ひさげ報むくい，臺北たいぺい縣けん政府せいふ（現げん為ため新北しんきた市し政府せいふ）文化ぶんか局きょく經けい專せん家か學者がくしゃ會かい勘かん後ご，指定してい為ため古蹟こせき，其理由りゆう如下：

1. 水みず圳沿線せん相關そうかん設しつらえ施ほどこせ，見み證しょう金きん瓜ふり石せき淘よなげ金的きんてき礦業開發かいはつ歷程れきてい，深ふか具ぐ歷史れきし、產業さんぎょう、地方ちほう發展はってん的てき特色とくしょく與あずか意義いぎ。
2. 水みず圳沿線せん相關そうかん設しつらえ施ほどこせ，在ざい產業さんぎょう建築けんちく類型るいけい上じょう，具ぐ稀少きしょう性せい。
3. 本地ほんじ基本きほん上じょう仍保存ほぞん相當そうとう完かん整せい的てき生態せいたい環境かんきょう，人為じんい破壞はかい不ふ大だい。

損壞そんかい危機きき與あずか維護

外そと九份溪圳橋位於山尖路步道上，特殊とくしゅ的てき三重橋造型是金瓜石熱門景點之一，亦また是ぜ每年まいとし金きむ瓜ふり石せき迎むかえ媽祖遶境必經路線ろせん， 為ため維護文化ぶんか資產しさん，現存げんそん圳橋遺構いこう包括ほうかつ外がい九きゅう份溪圳橋、內九份溪圳橋、濂洞溪けい圳橋都と禁止きんし攀よじ爬及通行つうこう。

損壞そんかい危機きき

• 2005年ねん龍王りゅうおう颱風たいふう侵おかせ襲かさね，導しるべ致外九份溪圳橋西側第一柱與主橋支柱，橋きょう面めん主おも鋼こう筋すじ斷だん裂きれ橋きょう面めん塌陷損そん毀。
• 2021年ねん2月がつ遊客ゆうかく爬上外がい九份溪圳橋不慎摔落，並なみ造成ぞうせい橋きょう面めん西側にしがわ斷だん裂きれ。

文化ぶんか資產しさん維護

• 2005年ねん，首しゅ先さき針はり對たい鋼こう筋すじ裸はだか露ろ部分ぶぶん已やめ先行せんこう進行しんこう除じょ鏽、防ぼう鏽之處理しょり。
• 2016年ねん12月新北しんきた市し政府せいふ文化ぶんか局きょく啟けい動どう保護ほご與あずか修復しゅうふく計畫けいかく，針はり對たい內九份溪圳橋及濂洞溪圳橋於結構裂縫處灌注環氧樹脂，以補強きょう結構けっこう安全あんぜん；外がい九份溪圳橋之垮距較大，而於其主拱下方かた增設ぞうせつ鋼こう架か支ささえ撐保護ほご。

針はり對たい2021年ねん遊客ゆうかく毀損きそん外がい九きゅう份溪圳橋事件じけん，新北しんきた市し政府せいふ文化ぶんか局きょく表示ひょうじ，已やめ依よ法ほう函はこ送おく警方報ほう案あん及調查，並なみ設置せっち多面ためん告示こくじ牌ぱい及圍籬ませ，斷だん損そん橋きょう面めん為ため考量こうりょう公共こうきょう安全あんぜん，並なみ為ため調ちょう查事證しょう，移うつり除じょ後ご暫時ざんじ存そん放ひ在ざい瑞みず芳よし區く公所ぐぞ。此外，新北しんきた市し瑞みず芳よし區く石山いしやま里さと長ちょう吳ご乾いぬい正ただし發起ほっき懸賞けんしょう令れい，籌資1萬まん7千元盼找到線索將破壞者緝捕到案，地方ちほう人士じんし也加碼咖啡、雞排響ひびき應おう，目前もくぜん尚ひさし未み有ゆう進しん一いち步ほ消息しょうそく。