徐じょ州しゅう相しょう王おう

徐じょ州しゅう相しょう王おう，戰國せんごく時期じき前まえ334年ねん魏ぎ惠めぐみ王おう和わ齊ひとし威い王おう在ざい徐じょ州しゅう會かい盟めい，互相承認しょうにん對たい方かた為ため王おう。

前ぜん334年ねん（魏ぎ惠めぐみ王おう三さん十じゅう七なな年ねん），魏ぎ惠めぐみ王おう率りつ領りょう韓國かんこく和わ一いち些小國こく到いた徐じょ州しゅう朝見ちょうけん齊ひとし威い王おう，尊とうと齊ひとし威い王おう為ため王おう，齊ひとし威い王おう不ふ敢獨自稱じしょう王おう，於是也これや承認しょうにん魏ぎ的てき王位おうい，史し稱しょう「會かい徐じょ州しゅう相しょう王おう」。惠めぐみ王おう並なみ改あらため此年為ため後ご元年がんねん（前ぜん334年ねん）。楚すわえ國こく自じ楚すわえ武たけ王おう以來いらい，即そく為ため諸侯しょこう國こく中ちゅう除じょ吳ご、越こし外そと唯一ゆいいつ稱しょう王者おうじゃ，此事令れい其不再さい壟斷ろうだん「王國おうこく」地位ちい，楚すわえ威い王おう對たい此憤怒ふんぬ不ふ已やめ，「寢ね不ふ寐，食しょく不ふ飽」。前ぜん333年ねん，楚すわえ威い王おう領りょう大軍たいぐん伐き齊ひとし，趙ちょう國こく、燕つばめ國こく乘じょう機き出兵しゅっぺい攻おさむ齊ひとし。齊ひとし威い王おう大だい怒いか，隨ずい後ご齊ひとし國こく派は田た盼率りつ軍ぐん復ふく戰せん，楚すわえ威い王おう主力しゅりょく盡つき出で，任命にんめい相國しょうこく和上わじょう將軍しょうぐん擔任たんにん左右さゆう司馬しば，請田た忌き隨ずい軍ぐん參與さんよ指揮しき，結果けっか楚すわえ軍ぐん仍然大敗たいはい，楚すわえ威い王おう不ふ得とく不ふ逃走とうそう。

參考さんこう文獻ぶんけん

說せつ苑えん尊みこと賢けん 田た忌き去さ齊ひとし奔楚，楚すわえ王おう郊迎至いたり舍しゃ，問もん曰：「楚すわえ，萬まん乘じょう之の國くに也，齊ひとし亦また萬まん乘じょう之の國くに也，常つね欲よく相しょう幷，為之ためゆき奈何いかん？」對たい曰：「易えき知ち耳みみ，齊ひとし使つかい申さる孺將，則のり楚すわえ發はつ五ご萬まん人にん，使つかい上じょう將軍しょうぐん將之まさゆき，至いたり禽將軍ぐん首くび而反耳みみ。齊ひとし使つかい田居たい將しょう，則のり楚すわえ發はつ二に十じゅう萬まん人にん，使つかい上じょう將軍しょうぐん將之まさゆき，分別ふんべつ而相去あいさり也。齊ひとし使つかい眄子將はた，楚すわえ發はつ四よん封ふう之の內，王おう自じ出で將はた而忌從したがえ，相國しょうこく上じょう將軍しょうぐん為ため左右さゆう司馬しば，如是にょぜ則そく王おう僅得存そん耳みみ。」於是齊ひとし使つかい申さる孺將，楚すわえ發はつ五ご萬まん人にん，使つかい上じょう將軍しょうぐん至いたり，擒とりこ將軍しょうぐん首くび反はん，於是齊ひとし王おう忿然，乃更使し眄子將はた，楚すわえ悉發四よん封ふう之の內，王おう自じ出で將はた，田た忌き從したがえ，相國しょうこく上じょう將軍しょうぐん為ため左右さゆう司馬しば，益えき王おう車しゃ屬ぞく九きゅう乘じょう，僅得免めん耳みみ。至いたり舍しゃ，王おう北面ほくめん正せい領りょう齊ひとし祛，問もん曰：「先生せんせい何なん知之ともゆき早さ也？」田た忌き曰：「申さる孺為人じん，侮あなど賢者けんじゃ而輕不肖ふしょう者しゃ，賢けん不肖ふしょう者しゃ俱不為ふため用よう，是ぜ以亡也；田居たい為ため人じん，尊みこと賢者けんじゃ而賤不肖ふしょう者しゃ，賢者けんじゃ負ふ任にん，不肖ふしょう者しゃ退すさ，是ぜ以分別べつ而相去あいさり也；眄子之の為ため人じん也，尊みこと賢者けんじゃ而愛不肖ふしょう者しゃ，賢けん不肖ふしょう俱負任にん，是ぜ以王僅得存そん耳みみ。