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∠TRIGGER

ポルノグラフィティのアルバム
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『∠TRIGGER』（トリガー、「∠」は読よまない）は、ポルノグラフィティの8作さく目めのオリジナルアルバム。2010年ねん3月24日にちにリリースされた。

『∠TRIGGER』
ポルノグラフィティ の スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル J-POP（ロック）
時間じかん
レーベル SME Records
チャート最高さいこう順位じゅんい
  • 週間しゅうかん1位い（オリコン）
  • 2010年ねん3月がつ度ど月間げっかん6位い（オリコン）
  • 2010年度ねんど上半期かみはんき29位い（オリコン）
  • 2010年度ねんど年間ねんかん64位い（オリコン）
ゴールドディスク
  • ゴールド（日本にっぽんレコード協会きょうかい）
    • ポルノグラフィティ アルバム 年表ねんぴょう
    PORNO GRAFFITTI BEST ACE
    PORNO GRAFFITTI BEST JOKER
    （2008年ねん）    		∠TRIGGER
    （2010年ねん）    		PANORAMA PORNO
    （2012年ねん）
    『∠TRIGGER』収録しゅうろくのシングル
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    概要がいよう

    編集へんしゅう

    ベスト・アルバム『PORNO GRAFFITTI BEST ACE』『PORNO GRAFFITTI BEST JOKER』から1年ねん5か月げつぶり、スタジオ・アルバムとしては『ポルノグラフィティ』以来いらい2年ねん7か月げつぶりのアルバム。

    ジャケット写真しゃしんは表ひょうと裏うらにメンバーが写うつっていて加工かこうがされている。バンド名めいが表ひょう（PORNO）、裏うら（GRAFFITTI）と続つづいている。アルバム名めいのTRIGGERが手書てがきだが、Eが「≡」になっている。

    本ほん作さくでは、これまでアルバムでは全ぜん作品さくひんに作曲さっきょく者しゃとしても参加さんかしていたak.hommaが作曲さっきょくしている楽曲がっきょくがなく、全すべて作詞さくし・作曲さっきょくがメンバー自身じしん（の組くみ合あわせ）によるものとなっている。なお、収録しゅうろくトラック数すうは全ぜん13曲きょくだが、トラック7はトラック8のイントロダクションであるため、メンバーおよび公式こうしきサイトでは全ぜん12曲きょくとして扱あつかわれている[1][2]。

    初回しょかい生産せいさん限定げんてい盤ばんは三さん方ぽう背せスリーブケース仕様しよう。また付属ふぞくDVDには、シングル曲きょくのビデオクリップやそのメイキング映像えいぞう、ライブ映像えいぞうなどが収録しゅうろくされた。

    2010年ねん4月がつ5日にち付づけオリコン週間しゅうかんアルバムチャートで1位いを獲得かくとく。『PORNO GRAFFITTI BEST ACE』に続つづいて2作さく連続れんぞく（通算つうさん4度目どめ）の同どうチャート首位しゅい獲得かくとくであり、オリジナルアルバムでの首位しゅい獲得かくとくでは『THUMPχかい』以来いらい3作さくぶり2度目どめとなった。

    収録しゅうろく曲きょく

    編集へんしゅう

    全ぜん編曲へんきょく：ak.homma、Porno Graffitti（一部いちぶ除のぞく）

    CD

    編集へんしゅう

    表記ひょうきはトラック番号ばんごう／曲名きょくめい／曲きょく時間じかん

    1. ∠RECEIVER (4:29)
      制作せいさく当初とうしょからオープニングナンバーにふさわしいスケール感かんのあるものとして制作せいさくされた[3]。仮かりタイトルは「Opening」[4]。詞しもテーマ性せいの大おおきなものになっている。晴はれ一いち曰いわく「恋愛れんあい以外いがいの表現ひょうげんにも挑戦ちょうせんしたかった」。
      スマトラ沖おき地震じしんと津波つなみのことを考かんがえた時ときに書かいたもの[5]。
      発売はつばい前まえから自身じしんらのラジオにて公開こうかいされていた。また、NHK『SONGS』で披露ひろうされた。一部いちぶの歌詞かしにルビがあるが、大文字おおもじ英単語えいたんごになっている[6]。
      アウトロで水みずの滴したたる音おとが挿入そうにゅうされた後のち、すぐ次つぎの曲きょくに移うつる。
    2. アニマロッサ (4:31)
      • 作詞さくし・作曲さっきょく：岡野おかの昭仁あきひと
      29thシングル。[3]
    3. 瞳ひとみの奥おくをのぞかせて (4:27)
      • 作詞さくし：新藤しんどう晴一せいいち／作曲さっきょく：岡野おかの昭仁あきひと
      30thシングル。[3]
    4. ネガポジ (4:46)
      • 作詞さくし・作曲さっきょく：新藤しんどう晴一せいいち／編曲へんきょく：篤志とくし
      編曲へんきょくにak.hommaではなく篤志とくしが参加さんかしており、ak.hommaが直接ちょくせつ関与かんよしない初はつの楽曲がっきょく。メンバーは曲きょくの製作せいさく過程かていが異ことなったことが新鮮しんせんだったとのこと。なおこの時期じき、晴一せいいちが篤志とくしをTHE 野党やとうに誘さそう。
      ポルノグラフィティ初はつのデジタル・ディスコ曲きょくであり、効果こうか音おんとしてパーティーノイズが取とり入いれられている[4]。アウトロの最後さいごではうぐいすボーイズ&ガールズのガールズ側がわの笑わらい声ごえが入はいっている。
    5. クリシェ (4:48)
      • 作詞さくし・作曲さっきょく：新藤しんどう晴一せいいち
      クリシェ（Cliché）とは「常套句じょうとうく」「決きまり文句もんく」を意味いみし、晴はれ一いち曰いわく、「どこにでもある言葉ことばで歌詞かしを書かけ」という周まわりのプレッシャーを受うけて、それに挑戦ちょうせんした曲きょく[3]。
      特徴とくちょう的てきな音おとが欲ほしいとして、チェロが参加さんかしている[3]。
    6. IN THE DARK (3:58)
      • 作詞さくし・作曲さっきょく：新藤しんどう晴一せいいち
      歌詞かしは「暗闇くらやみ」を擬人ぎじん化かして描えがいており、晴一せいいちが変化へんかを求もとめた際さい、それを良いしとしない人ひとたちへの葛藤かっとうに対たいする意思いし表示ひょうじとして作つくった曲きょく[3]。シングルを除のぞくアルバム収録しゅうろく曲きょくの中なかで最初さいしょに制作せいさくされた[4]。
      伴奏ばんそう部分ぶぶんではフリューゲルホルンが使用しようされている。
    7. Introduction 〜迫さこリ来らいルMONSTER〜 (0:21)
      次じトラック「MONSTER」のイントロ。アニメ調しらべの構成こうせいで、声優せいゆうの水樹みずき奈々ななとゆかなが声こえを担当たんとうしている。また、晴一せいいちはオペレーター、昭仁あきひとは爆発ばくはつに巻まき込こまれ「ア～ッ!」と叫さけぶ役やくで参加さんかしている。ポルノグラフィティの楽曲がっきょくでは最もっとも収録しゅうろく時間じかんが短みじかい。
      世界せかい観かんは「まんま“エヴァンゲリオン”」な感かんじで構成こうせいしてもらったという。構成こうせいを担当たんとうした今こん浪なみ祐介ゆうすけは、『カフェイン11』（bayfm）や『ポルノグラフィティ岡野おかの昭仁あきひとのオールナイトニッポン』（ニッポン放送にっぽんほうそう）、『水樹みずき奈々なな スマイルギャング』（文化放送ぶんかほうそう）などで構成こうせい作家さっかを務つとめている。
      この楽曲がっきょくでアフレコを体験たいけんした晴一せいいちと昭仁あきひとは「子供こどものようにテンションが上あがった感かんじ」「"14歳さいくらいのイメージで"と伝つたえたらホントにそれくらいの子この声こえになったんです」[7]「（声優せいゆうさん含ふくめて）プロフェッショナルな現場げんばは見みていて楽たのしかった」[3]という感想かんそうを残のこした。また出演しゅつえん者しゃの水樹みずき曰いわく「本間ほんまさんの立たち会あいのもと（ポルノグラフィティの2人ふたりは）興味深きょうみぶかそうにこちらを見みつめていらしゃった」[8]とのこと。
    8. MONSTER (4:13)
      • 作詞さくし：岡野おかの昭仁あきひと／作曲さっきょく：新藤しんどう晴一せいいち
      歌詞かしの「決着けっちゃく」を「けり」と歌うたっている。昭仁あきひと曰いわく、晴はれ一いちの曲きょくに詞しをつける機会きかいも多おおくないため、自問自答じもんじとうを詞しにしたとのこと[3]。曲きょくのイメージは「ポップロック」[3]。
      発売はつばい前まえから自身じしんらのラジオにて公開こうかいされて、発売はつばい当時とうじには『ミュージックステーション』でも演奏えんそうされた。
    9. この胸むねを、愛あいを射いよ (5:00)
      • 作詞さくし・作曲さっきょく：新藤しんどう晴一せいいち
      28thシングル。[3]
    10. 曖昧あいまいなひとたち (3:58)
      • 作詞さくし・作曲さっきょく：岡野おかの昭仁あきひと
      詞しは、草食そうしょく系けいを書かいたのではなく曖昧あいまいなものへの希望きぼうを込こめている。すぐに答こたえを出だしたがる現代げんだいへの提案ていあんであるらしい。昭仁あきひとは文字もじを見みつめていたら「曖昧」の中なかに「愛あい」があったと気付きづいたという[3][9]。
    11. 光ひかりの矢や (4:39)
      • 作詞さくし・作曲さっきょく：新藤しんどう晴一せいいち
      源義経みなもとのよしつねが源平げんぺい合戦かっせんの一ノ谷いちのやの戦たたかいで戦たたかったときの話はなしをベースに書かこうとチャレンジした曲きょく[3]。
    12. 今宵こよい、月つきが見みえずとも (4:15)
      • 作詞さくし：新藤しんどう晴一せいいち／作曲さっきょく：岡野おかの昭仁あきひと
      27thシングル。
    13. ロスト (6:31)
      • 作詞さくし・作曲さっきょく：岡野おかの昭仁あきひと
      9年ねん前まえに亡なくなった昭仁あきひとの母ははのことを歌うたった曲きょく。今いままでは、自分じぶんのスキルの問題もんだいと良よい楽曲がっきょくに出会であえなかったことで歌うたにできなかったとのこと[3]。
      ポルノグラフィティの楽曲がっきょくでは初はじめて演奏えんそう時間じかんが6分ふんを超こえた[10]。
      アウトロでは、アルバム曲きょくの一部いちぶが切きり取とられ逆ぎゃく再生さいせいされた音おとが収録しゅうろくされている[4]。また、アウトロの終盤しゅうばんでは「次つぎを予よ兆きざさせるため」に昭仁あきひとがアコースティック・ギター一本いっぽんでC#mのメロディを弾ひいているが、これは35thシングル「2012Spark」のサビの元もととなった[11]。

    DVD (初回しょかい生産せいさん限定げんてい盤ばんのみ)

    編集へんしゅう
    1. 今宵こよい、月つきが見みえずとも Video Clip
    2. この胸むねを、愛あいを射いよ Video Clip
    3. アニマロッサ Video Clip
    4. 瞳ひとみの奥おくをのぞかせて Video Clip
    5. Video Clip メイキング映像えいぞう
    6. TV Spot
    7. うたかた from "東京とうきょうロマンスポルノ'09 〜愛あいと青春せいしゅんの日々ひび〜" at TOKYO DOME [2009/11/28]
    当初とうしょ、映像えいぞう化かをしないと宣言せんげんしていた一夜いちや限かぎりの東京とうきょうドーム初はつ公演こうえんをファンの強つよい要望ようぼうにより一部いちぶ追加ついか収録しゅうろく。
    二に十じゅう五ご弦げん箏そうによる東京とうきょうドームの残響ざんきょうを生いかした即興そっきょうのイントロ・アウトロが4分ふんほど加くわえられている。

    制作せいさく・演奏えんそう参加さんか

    編集へんしゅう
    ポルノグラフィティ
    参加さんかミュージシャン
    スタッフ
    「Introduction 〜迫さこリ来らいルMONSTER〜」スタッフ
    DVDスタッフ

    「V&T」は「Video Clip & TV Spot」の略りゃく。

    • 監督かんとく：福士ふくし昌明まさあき（今宵こよい、月つきが見みえずとも V&T）、セキ★リュウジ（この胸むねを、愛あいを射いよ V&T）、長ちょう添雅嗣まさつぐ（アニマロッサ V&T）、永戸えいと鉄也てつや（瞳ひとみの奥おくをのぞかせて V&T）、入日いりひ伸介しんすけ（Video Clip メイキング映像えいぞう）
    • 制作せいさく：トゥーナイン・フォー（今宵こよい、月つきが見みえずとも V&T）、オクナック（この胸むねを、愛あいを射いよ V&T）、Dee Drive（アニマロッサ V&T）、ティーシー・マックス（瞳ひとみの奥おくをのぞかせて V&T）
    • うたかた from "東京とうきょうロマンスポルノ'09 〜愛あいと青春せいしゅんの日々ひび〜"
    スペシャル サンクス

    脚注きゃくちゅう・出典しゅってん

    編集へんしゅう
    1. ^ bayfm『カフェイン11』での晴はれ一いちの発言はつげん・作品さくひん紹介しょうかい（2009年ねん3月がつ放送ほうそう分ぶん）
    2. ^ アミューズホームページ編集へんしゅう部ぶ (2010年ねん2月がつ15日にち). “8th アルバム『∠TRIGGER』リリース決定けってい！”. INFORMATION. AMUSE INC.. 2012年ねん3月がつ28日にち閲覧えつらん。
    3. ^ a b c d e f g h i j k l m ソニー・マガジンズ『WHAT's IN?』2010年ねん4月がつ号ごう（No.274）, 「『∠TRIGGER』 All Song's Review by AKIHITO / HARUICHI」（p.028-031）より
    4. ^ a b c d 公式こうしきファンクラブ love up! 会報かいほう37号ごう(2009年ねん5月がつ)
    5. ^ 中條ちゅうじょう基はじめ「スピリチュアル・メッセージ(1)[SOLO] 「新藤しんどう晴一せいいち」」『別冊べっさつカドカワ 総力そうりょく特集とくしゅう ポルノグラフィティ（No.421）』、角川かどかわマガジンズ、2012年ねん4月がつ6日にち、034-045頁ぺーじ、ISBN 978-4-04-731134-3、雑誌ざっし 62484-25。 
    6. ^ 2か所しょの「きっかけ」はそれぞれ「FACTOR」と「TRIGGER」、「暗号あんごう」は「CIPHER」、「自信じしん」は「CONFIDENCE」、「受信じゅしん者しゃ」は曲名きょくめいの「∠RECEIVER」となっている。
    7. ^ bayfm『カフェイン11』（2010年ねん3月がつ）
    8. ^ 文化ぶんか放送ほうそう『水樹みずき奈々なな スマイルギャング』第だい417回かい（2010年ねん3月がつ28日にち放送ほうそう分ぶん）。ちなみに同どう回かいのオープニングトークにて、本ほん作品さくひんが触ふれられた。
    9. ^ そのことは歌詞かしにも出でている。
    10. ^ 3rdシングル「ミュージック・アワー」収録しゅうろくのライブ音源おんげん「Century Lovers (LIVE!)」も6分ふんを超こえている
    11. ^ love up! スタッフ (2012年ねん1月がつ19日にち). “正解せいかい発表はっぴょうです！”. スタッフレポート. 2012年ねん2月がつ8日にち閲覧えつらん。
    12. ^ Special Thanksの欄らんにて、「久保くぼ帯たい人じん先生せんせい」（『BLEACH』原作げんさく者しゃ）が2つ表記ひょうきされている。

    外部がいぶリンク

    編集へんしゅう
     

    この項目こうもくは、アルバムに関連かんれんした書かきかけの項目こうもくです。この項目こうもくを加筆かひつ・訂正ていせいなどしてくださる協力きょうりょく者しゃを求もとめています（P:音楽おんがく/PJアルバム）。

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