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テレタイプ端末 - Wikipedia

テレタイプ端末たんまつ

ふるかたち電動でんどう機械きかいしきタイプライター
テレタイプから転送てんそう

テレタイプ[1]端末たんまつ(テレタイプ(たんまつ)英語えいご: teletype、あるいはteletypewriter)は、回線かいせん信号しんごうおく/受信じゅしんするための、タイプライターてき装置そうち[2]テレプリンタ英語えいご: teleprinter)、TTYとも。漢字かんじ表記ひょうきでは印刷いんさつ電信でんしん通信つうしんようだけでなく、コンピュータの入出力にゅうしゅつりょく装置そうちとしても使つかわれた。今日きょうではほとんど使つかわれなくなった。

ASR-32。テレックス使つかわれたテレタイプ
アメリカぐん空母くうぼイントレピッド通信つうしん使用しようされたテレタイプ(げんイントレピッド海上かいじょう航空こうくう宇宙うちゅう博物館はくぶつかん展示てんじひん
日本にっぽん勧業かんぎょう銀行ぎんこうほん支店してんあいだ通信つうしん使用しようされたテレタイプ(1967ねん
かみテープリーダーとパンチをそなえた ASR Teletype Model 33 は、コンピュータよう端末たんまつとして使用しよう可能かのう

概要がいよう

編集へんしゅう

もともと通信つうしんのために使つか電動でんどう機械きかいしきタイプライターであり、いわばとおはなれてうごかせるタイプライターやプリンタなのでteletypeやteleprinterと命名めいめいされた。(tele-はギリシア由来ゆらい接頭せっとうであり、「とおはなれて」という意味いみである。)

通信つうしんよう

もともと有線ゆうせんしき電信でんしん使つかわれ、2だい単純たんじゅん電線でんせん導線どうせん)で直結ちょっけつするだけでも作動さどうする[注釈ちゅうしゃく 1]。その様々さまざま有線ゆうせん通信つうしん無線むせん通信つうしん使つかわれるようになった装置そうちであり、専用せんようせん交換こうかんもう無線むせん回線かいせんマイクロリンクなどでもうごく。

コンピュータの入出力にゅうしゅつりょくよう

通信つうしんようだけでなく、メインフレームミニコンピュータ入出力にゅうしゅつりょくよう端末たんまつユーザインタフェース)として、コンピューター・ルーム(計算けいさんしつない設置せっちされて使つかわれた。

とくに1960年代ねんだい初頭しょとうあたりからタイムシェアリングシステムひろまると、使つかわれる台数だいすうえ、モデムかいして電話でんわ回線かいせん遠隔えんかくのコンピュータに接続せつぞくしても使つかわれた。

かみテープつき

テレタイプはそもそも普通ふつう用紙ようし印字いんじする装置そうちであるが、それにくわえて かみテープでもキーボードからの入力にゅうりょく受信じゅしんしたメッセージを記録きろくできる機種きしゅもあり、かみテープに記録きろくしたメッセージを印刷いんさつしたり再送さいそうしたりといったことが可能かのうである。また、このかみテープはコンピュータの入出力にゅうしゅつりょく使つかわれるものと互換ごかんせいがあった。

プロトコル

物理ぶつりてき装置そうちとしてのテレタイプは使つかわれなくなったものの、そのプロトコル現在げんざいでも使つかわれることがある。 いわゆるパソコン通信つうしんも、TTYの通信つうしんプロトコルを応用おうようしたものだった。 UNIXシステムなどではいまも「TTY」という用語ようご使つかわれている。

航空こうくう管制かんせい業務ぎょうむではいまひろ使つかわれており(AFTN英語えいごばんなど)、またろうしゃ電話でんわ回線かいせん経由けいゆ通信つうしんするための装置そうち聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃよう文字もじ電話でんわ」(Telecommunications Devices for the Deaf、TDD)でも使つかわれている。

テレタイプはロイヤル・E・ハウスデイビッド・エドワード・ヒューズチャールズ・クラムエミール・ボドーなど多数たすう技術ぎじゅつしゃ一連いちれん発明はつめいによって進化しんかした。

1846ねん、ワシントンD.C.とニューヨークあいだモールスしき電信でんしんシステムが開通かいつうした。同年どうねん、ロイヤル・E・ハウスが電信でんしん印刷いんさつ特許とっきょ取得しゅとくしている。28キーのピアノじょうのキーボード2だい相互そうご接続せつぞくしたもので、かくキーがアルファベットに対応たいおうしていて、一方いっぽうのキーボードのキーを押下おうかすると相手あいてがわでその文字もじ印字いんじされる仕組しくみになっていた。「シフト」キーがあるので、かくキーは2種類しゅるい発生はっせいできる。そのため合計ごうけい56種類しゅるい活字かつじ構成こうせいされるタイプホイールが双方そうほうにあり、同期どうきして回転かいてんする仕組しくみになっている。送信そうしんがわでキーを押下おうかすると、受信じゅしんがわのタイプホイールが回転かいてんして対応たいおうする活字かつじ印字いんじされる位置いち移動いどうする。したがってこれは同期どうきしきデータ転送てんそうシステムの一種いっしゅである。ハウスの装置そうちは1分間ふんかんやく40伝送でんそうできたが、大量たいりょう生産せいさんむずかしかった。印字いんじ機構きこうは1あいだに2,000まで印字いんじ可能かのうだった。この発明はつめいは1844ねん、ニューヨークの Mechanics Institute完成かんせい展示てんじされた。

テレタイプの運用うんようは1849ねん、フィラデルフィアとニューヨークあいだはじまった[3]

1855ねんデイビッド・エドワード・ヒューズがロイヤル・E・ハウスのつくったマシンを改良かいりょうした。それから2ねん以内いないにいくつかの電信でんしん会社かいしゃ合併がっぺいしてウエスタンユニオン結成けっせいされ、ヒューズのシステムを商用しょうよう電報でんぽう適用てきようしはじめた[4]

 
ボドーの電信でんしん装置そうち

1874ねんエミール・ボドーが5単位たんい(5ビット)符号ふごう体系たいけいBaudot Code)を使つかったシステムを設計せっけい。このシステムは1877ねんにフランスで採用さいようされた。1897ねん、パリとロンドンあいだたん方向ほうこう通信つうしんシステムにボドーのシステムが採用さいようされ、そのイギリス国内こくない電信でんしんサービスでも双方向そうほうこうのボドーシステムが採用さいようされた[5]

 
Donald Murrayと電信でんしんようタイプライタ

1901ねん、Donald Murray(ドナルド・マレーもしくはドナルド・ミュレー)がタイプライターじょうのキーボードの開発かいはつ過程かていでボドーの符号ふごう体系たいけい改良かいりょうくわえた。ミュレーのシステムはキーボードからの入力にゅうりょくをいったんかみテープ鑽孔さんこう可能かのうで、かみテープからメッセージを送信そうしんできる装置そうちそなえていた。受信じゅしんがわでは、メッセージをかみテープに印字いんじすることもできるし、鑽孔さんこうすることもできる[6]。このようにすることでオペレータのうごきと転送てんそうされるビット列びっとれつ直接ちょくせつ関係かんけいがなくなったため、オペレータの疲労ひろう最小さいしょうする必要ひつようがなくなり、むしろよく使つかわれる文字もじのコードがかみテープじょうあなすくなくなるように修正しゅうせいくわえた。ミュレーはまた「制御せいぎょ文字もじ」とばれるコードとしてキャリッジ・リターン (CR) や改行かいぎょうコード (LF) を符号ふごう体系たいけいくわえた。NULL、BLANK、DELといったコードはボドーの符号ふごう体系たいけいから移動いどうさせられ、そのながらく使つかわれることになった。NULLやBLANKは送信そうしんちゅうなに送信そうしんしていない状態じょうたいあらわすのに使つかわれた[7]

1902ねん電気でんき技師ぎし Frank Pearne は電信でんしん印刷いんさつ実用じつよう研究けんきゅうスポンサーをもとめ、Morton SaltJoy Morton接触せっしょくした。Joy Morton はそれが出資しゅっしあたいするかかを判断はんだんするため、Western Cold Storage Company のふく社長しゃちょう技師ぎしチャールズ・クラム英語えいごばん意見いけんもとめた。クラムはPearneの研究けんきゅう関心かんしんせ、Western Cold Storage の研究けんきゅうしつにそのためのスペースをもうけた。Frank Pearne は1ねんほどでプロジェクトに興味きょうみうしない、教職きょうしょくいた。クラムは研究けんきゅうつづけ、1903ねん8がつに ‘typebar page printer’ とだいした特許とっきょ取得しゅとく[8]。1904ねんには ‘type wheel printing telegraph machine’ とだいした特許とっきょ出願しゅつがん[9]、1907ねん8がつ発効はっこうした。1906ねんには息子むすこのハワード・クラムもちち研究けんきゅう参加さんかしている。符号ふごう電信でんしんシステムの通信つうしん開始かいし終了しゅうりょう同期どうき方法ほうほう考案こうあん特許とっきょをとったのはハワードであり、それによってテレタイプ端末たんまつ実用じつよう可能かのうとなった[10]

1908ねん、(Joy Morton と Charles Krum のわせた)モルクラムしゃがテレタイプ端末たんまつ Morkrum Printing Telegraph を開発かいはつし、Alton Railroad と共同きょうどう実地じっち試験しけんおこなった。1910ねん、モルクラムしゃはつ商用しょうようテレタイプはしまつがボストン-ニューヨークあいだ電信でんしんせん導入どうにゅうされた[11][12]

1916ねんエドワード・クラインシュミット英語えいごばんがタイプバーしきページプリンターについての特許とっきょ出願しゅつがん[13]。1919ねん、モルクラムしゃ先述せんじゅつ開始かいし終了しゅうりょう同期どうき技法ぎほうについての特許とっきょ取得しゅとくすると、もなくクラインシュミットが "Method of and Apparatus for Operating Printing Telegraphs" とだいした特許とっきょ出願しゅつがん[14]。この特許とっきょにはモルクラムしゃ開始かいし終了しゅうりょう技法ぎほう改良かいりょうばんふくまれていた[15]

 
CreedしゃのModel 7(1930ねん

開始かいし終了しゅうりょう技法ぎほうについて特許とっきょ紛争ふんそう時間じかんかね無駄むだにするわりに、クラインシュミットとモルクラムは合併がっぺいすることをえらび、1924ねんにモルクラム・クラインシュミットとなった。このしん会社かいしゃ両社りょうしゃ機種きしゅ長所ちょうしょかしたしん機種きしゅ開発かいはつした[15]

1924ねんFrederick G. Creed創業そうぎょうした Creed & Company がテレタイプ端末たんまつ市場いちば参入さんにゅう。1925ねん、Creed は Baudot Code を合理ごうりしたミュレーの符号ふごう体系たいけいについての特許とっきょ獲得かくとくし、1927ねんしん機種きしゅにそれを採用さいようした。この機種きしゅ受信じゅしんしたメッセージをゴムを塗布とふしたかみテープにまいぶん65速度そくど印字いんじでき、Creedとしてははつ送受信そうじゅしん機能きのう一体化いったいかした大量たいりょう生産せいさんだった。


仕様しよう使用しようほう

編集へんしゅう

テレタイプ端末たんまつ文字もじセットはごくかぎられ、印字いんじ活字かつじしきプリンターであり印字いんじ品質ひんしつ貧弱ひんじゃくだった。また、おおくはかみテープ鑽孔さんこうかみテープ読取よみと接続せつぞくされ、オフラインで電文でんぶん作成さくせいして保管ほかんかみテープはこなどに収納しゅうのう)しておくことができた。この機能きのう通信つうしん回線かいせんやコンピュータの記憶きおく装置そうちなどの利用りよう非常ひじょう高額こうがくなものであった場合ばあいには有用ゆうようなものだった。

 
Baudot Code生成せいせいするテレタイプ端末たんまつキーボード。32のキーがあり、スペースバーもある。

おおくのテレタイプ端末たんまつは5ビットBaudot Code(ITA2としてもられる)を採用さいようしていた。この文字もじセットは32種類しゅるいのコードからる(25 = 32)。数字すうじ記号きごうをタイプするには "FIGS" シフトキー使つかう。なかにはFIGSで気象きしょうシンボルなどの特殊とくしゅ文字もじ解釈かいしゃくするテレタイプ端末たんまつもあった。印字いんじ品質ひんしつ現代げんだいかられば貧弱ひんじゃくなものだった。Baudot Code はスタートビットとストップビットを使つかったいわゆる調歩ちょうほ同期どうきしきであり、この設計せっけいはテレタイプ端末たんまつ電気でんき機械きかい開始かいし終了しゅうりょう密接みっせつ関連かんれんしていた。初期しょきのシステムは同期どうきしきコード設計せっけいだったが、機械きかい同期どうきむずかしかった。ほかにもASCIIFieldataFlexowriterといったコードが登場とうじょうしたが、Baudotほど普及ふきゅうすることはなかった。

テレタイプの回路かいろ論理ろんりレベルを「マーク」と「スペース」という用語ようごあらわす。テレタイプ端末たんまつ通信つうしん単純たんじゅん直流ちょくりゅう電流でんりゅうのオンとオフでなされる。回路かいろじて電流でんりゅうながれる状態じょうたいを「マーク」、回路かいろひらいて電流でんりゅうながれない状態じょうたいを「スペース」とんだ。マーク状態じょうたい継続けいぞくしていることを「アイドル」状態じょうたいび、ある文字もじのコードを送信そうしんするさいにはスペースであらわされる「スタートビット」がまずおくられる。スタートビットにつづいて文字もじあらわ固定こていビット列びっとれつ(マークとスペースのれつ)がおくられる。Baudot Code の場合ばあいはそれが5ビットである。その1個いっこかそれ以上いじょうのストップビットをおくる。ストップビットはマークであり、後続こうぞくのスタートビットと識別しきべつできるようになっている。送信そうしんがわにそれ以上いじょう送信そうしんすべきものがなければ、あらたな文字もじのスタートビットをおくるまでマーク状態じょうたい継続けいぞくする。文字もじ文字もじあいだ時間じかん任意にんいだが、すくなくとも受信じゅしんがわ必要ひつようとする最小さいしょうストップビットすうのぶんだけ間隔かんかくける必要ひつようがある。

断線だんせんすると受信じゅしんがわ連続れんぞくなスペース状態じょうたいとなり、ヌル文字もじ連続れんぞく受信じゅしんしているような動作どうさをする(ただしヌル文字もじなのでなに印字いんじしない)。

初期しょき製品せいひんは、リレー・カム・クランクを動作どうささせるため本来ほんらい長距離ちょうきょり通信つうしん電信でんしん回線かいせんながれる20mAカレントループを使用しようするものがおおかった。のちに、ソリッドステートはかられるとRS-232そなえる製品せいひんあらわれ、カレントループにわり主流しゅりゅうとなった。

テレタイプの回線かいせん通信つうしん事業じぎょうしゃからリースするのが普通ふつうで、電話でんわ回線かいせんおなどうせんツイストペア顧客こきゃく所在地しょざいちから通信つうしん事業じぎょうしゃきょくまでをむすんでいた。そして局内きょくないテレックスまたはTWXサービスけの交換こうかん接続せつぞくされていた。専用せんようせん場合ばあい交換こうかんかいさず、ハブ中継ちゅうけい接続せつぞくされ、1たい1や1たい接続せつぞく構成こうせいしていた。カレントループ英語えいごばん使つかい、2だいよりおおくのテレタイプ端末たんまつおな回線かいせん接続せつぞくすることもできた。

初期しょきのテレタイプ端末たんまつのキーボードは3れつで、大文字おおもじだけをサポートしていた。5ビットの Baudot Code使つかい、まいぶん60ほどの速度そくど通信つうしんした。コンピュータの普及ふきゅうともにASCIIコードを採用さいようしたテレタイプはしまつ登場とうじょうし、ひろ使つかわれるようになっていった。

1940年代ねんだい、5ビットの Baudot Code普及ふきゅうするとウエスタンユニオン転送てんそう速度そくど比較ひかくする指標しひょうとして words per minute採用さいようし、そのすうじゅうねんわたって使つかわれた。通常つうじょう、スタートビットを1ビット、データビットを5ビット、ストップビットを1.42ビットのながさでおくる。ストップビットがこのようなながさになっているのは、機械きかいしき印字いんじ機構きこう同期どうきさせるためである。コンピュータは1.42などという時間じかん容易よういには生成せいせいできないので、1.5で代替だいたいするか2.0ビットぶん送信そうしんして1.0ビットぶんだけ受信じゅしんするなどの工夫くふうをした。

たとえば、"60 speed" の端末たんまつは45.5ボー(ビットあたり22.0ミリびょう)、"66 speed" の端末たんまつは50.0ボー(ビットあたり20.0ミリびょう)、"75 speed" の端末たんまつは56.9ボー(ビットあたり17.5ミリびょう)、"100 speed" の端末たんまつは74.2ボー(ビットあたり13.5ミリびょう)、"133 speed" の端末たんまつは100.0ボー(ビットあたり10.0ミリびょう)である。アマチュア無線むせんRTTYでは、60 speed がデファクトスタンダードとなった。これは、その速度そくどはしまつ容易ようい入手にゅうしゅ可能かのうだったことと、アメリカ連邦れんぽう通信つうしん委員いいんかい (FCC) が1953ねんから1972ねんまで 60 speed のみに制限せいげんしていたためである。テレックスや通信つうしんしゃのニュース配信はいしんサービスなどは 66 speed を使つかっていた。機器きき信頼しんらいせい向上こうじょうともなって 75 speed や 100 speed に移行いこうしたれいもある。しかし電波でんぱでは転送てんそうレートをげるとあやまりつたかくなるため、60 または 66 speed がおも使つかわれつづけた。

もう1つのテレタイプ端末たんまつ速度そくど指標しひょうとして "operations per minute (OPM)" がある。たとえば、60 speed は一般いっぱんに 368 OPM、66 speed は 404 OPM、75 speed は 460 OPM、100 speed は 600 OPM である。ウエスタンユニオンのテレックスは通常つうじょう 390 OPM に設定せっていされており、1文字もじを7.42ビットではなく7ビットであらわすものとする。

ニュース配信はいしんサービスや個別こべつのテレタイプ端末たんまつでは、重要じゅうようなメッセージを受信じゅしんしたさいにベルをらす機能きのうがあった。たとえば、UPI通信つうしんしゃのサービスでは、ベルを4かいらす "Urgent" メッセージ、5かいらす "Bulletin"、10かいらす FLASH などがあった。

テレタイプ回線てれたいぷかいせんには5ビットかみテープパンチやリーダーが接続せつぞくされることがおおく、それによって受信じゅしんしたメッセージをべつ回線かいせん再送さいそうすることができる。複雑ふくざつぐん商用しょうようのネットワークはこの方式ほうしき構築こうちくされていた。メッセージセンターにはなんだいもテレタイプはしまつならび、大量たいりょう送信そうしんかみテープがかれていた。熟練じゅくれんしたオペレータはかみテープのあなのパターンから優先ゆうせんコードをることができ、パンチからてくるこう優先ゆうせんかみテープをそのままリーダーに供給きょうきゅうすることもあった。通常つうじょうのトラフィックは中継ちゅうけいされるのに数時間すうじかんたされることがおおかった。おおくのテレタイプ端末たんまつにはかみテープリーダーとパンチがそなわっており、受信じゅしんしたメッセージを機械きかいれるかたちでセーブし、オフラインで編集へんしゅう可能かのうにしていた。

無線むせんではRTTYがよく使つかわれた。アマチュア無線むせんではいまもこれが使つかわれている。

制御せいぎょ文字もじ

編集へんしゅう

タイプライターや電気でんき機械きかいしきプリンターは紙上しじょう文字もじ印字いんじでき、キャリッジをくだり左端ひだりはしもど動作どうさキャリッジ・リターン)やつぎくだり印字いんじ位置いちすすめる動作どうさラインフィード)などの操作そうさ実行じっこうする。印字いんじ以外いがい操作そうさコマンドは印字いんじされる文字もじ同様どうよう転送てんそうされ、それらを制御せいぎょ文字もじぶ。キャリッジ・リターンやラインフィードといった一部いちぶ制御せいぎょ文字もじ本来ほんらい機能きのう保持ほじしているが、制御せいぎょ文字もじおおくはことなる用途ようと使つかわれている。

"Here is" キー

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一部いちぶのテレタイプ端末たんまつには "Here is" キー(「こちらは 〜 です」キー)があり、プログラム可能かのうな20文字もじまたは22文字もじ送信そうしんする。これは一般いっぱんきょく識別しきべつ使つかわれ、オペレータがこのキーを押下おうかするときょく識別子しきべつし相手あいておくられる。つまり、相手あいてが「あなたはだれ?」を意味いみするENQキーをしてENQ文字もじわせ文字もじ送信そうしんしてきたら、こちらはこの「Here is」キーをせばそのいにたいする返答へんとうとなる。

ENQ(コントロール+E)信号しんごう受信じゅしんしたさい自動的じどうてき応答おうとうとしてこの文字もじれつ送信そうしんするようにも設定せっていできる[16][17]

おも端末たんまつ

編集へんしゅう

一体いったいがた機種きしゅ開発かいはつされるまえにも、シーメンス高速こうそく電信でんしんウェスタン・エレクトリック高速こうそく電信でんしんなどがあったが、かみテープ鑽孔さんこうようタイプライター・テープ送信そうしん・テープ鑽孔さんこう受信じゅしん印刷いんさつなどが別々べつべつであり非常ひじょうひろ設置せっち場所ばしょ必要ひつようなものであった。

 
イギリスの Creed & Company Teleprinter No. 7 (1930)

Creed & Company はイギリスのテレタイプ端末たんまつ製造せいぞう企業きぎょうである。

  • Creed model 7E (with overlap cam and range finder)
  • Creed model 7B
  • Creed model 7
  • Creed model 7/RP (teleprinter reperforator)
  • Creed model 54
  • Creed model 75
  • Creed model 85 (reperforator)
  • Creed model 86 (reperforator)
  • Creed model 444 (GPO type 15)

クラインシュミット

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1931ねん、エドワード・クラインシュミットはあらたな種類しゅるいのテレタイプ端末たんまつ開発かいはつする会社かいしゃ Kleinschmidt Labs創業そうぎょうした。1944ねん軽量けいりょう機種きしゅ開発かいはつし、1949ねんには陸軍りくぐん携帯けいたいようテレタイプ端末たんまつ採用さいようされた。1956ねんスミス・コロナ合併がっぺいし、さらにマーチャント計算けいさん英語えいごばんとも合併がっぺいして SCM Corporation となった。1979ねん、クラインシュミット部門ぶもんがスピンオフして Electronic Data Interchange となった。

モルクラム英語えいごばん最初さいしょ電信でんしん印刷いんさつは1910ねん、ボストンとニューヨークの Postal Telegraph Company に納入のうにゅうされた[18]鉄道てつどうとも発展はってんしていき、1914ねんにはAP通信つうしん採用さいようした[11][19]。1930ねんにクラインシュミット・エレクトリックと合併がっぺいしてモルクラム・クラインシュミットとなり、直後ちょくごにテレタイプ・コーポレーションに改称かいしょうしている[20][21]

オリベッティ

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イタリアの事務じむ機器ききメーカーであるオリベッティは、イタリアの郵便ゆうびんきょくけにテレタイプ端末たんまつ製造せいぞうしていた。初期しょき機種きしゅかみのリボンに印字いんじし、それをって電報でんぽう用紙ようしけて使つかっていた。

  • Olivetti T1 (1938–1948)
  • Olivetti T2 (1948–1968)
  • Olivetti Te300 (1968–1975)
  • Olivetti Te400 (1975–1991)

ジーメンス・ウント・ハルスケ

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Siemens Fernschreiber 100 テレプリンタ

ジーメンス・ウント・ハルスケシーメンス)は1897ねん創業そうぎょうのドイツのメーカーである。

  • Teleprinter Model 100 Ser 1 (end of 1950s) – テレックス[20]
  • Teleprinter Model 100 Ser. 11 – 若干じゃっかん改良かいりょうくわえた後期こうきバージョン
  • Teleprinter T 1000 electronic teleprinter (processor based) 50-75-100 Bd.
  • Teleprinter T 1200 electronic teleprinter (processor based) 50-75-100-200 Bd.

テレタイプしゃ

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テレタイプしゃ ASR-33

1906ねん創業そうぎょうしたモルクラムしゃ起源きげんで、1925ねんにクラインシュミット・エレクトリックと合併がっぺいしモルクラム・クラインシュミットとなり、1928ねん12月にテレタイプ・コーポレーションに改称かいしょう。1930ねんAT&T買収ばいしゅうし、ウェスタン・エレクトリック子会社こがいしゃとした。はじめて一体いったいがた機種きしゅ開発かいはつした、テレタイプしゃ製品せいひんきわめて大衆たいしゅうてきになったため、このたね端末たんまつをテレタイプ端末たんまつあるいはTTY端末たんまつぶことがおおい。ブランドめい存続そんぞくしていたが、1984ねんのAT&T解体かいたいさいにAT&Tの名称めいしょうとロゴを使用しようするようになった[22]。1990ねんにはテレタイプ端末たんまつ製造せいぞう終了しゅうりょうとなった。

テレタイプしゃ機種きしゅ大型おおがたおもく、非常ひじょう頑丈がんじょうで、潤滑油じゅんかつゆ適切てきせつにさせばなんカ月かげつ連続れんぞく動作どうさできた[23]。モデル15は長期ちょうきわたって生産せいさんされた数少かずすくない機種きしゅで、1930ねんから1963ねんまで33年間ねんかん生産せいさんされている。テレタイプしゃは1940年代ねんだいちゅうごろにモデル15の後継こうけいとしてモデル28を投入とうにゅうしようとしたが、だい世界せかい大戦たいせんちゅうにモデル15を大量たいりょう生産せいさんしたためにモデル15を生産せいさんつづけたほうが経済けいざいてきであるという状態じょうたいになっていた。

端末たんまつのタイプとして以下いかのものがあった。

ASR (Automatic Send-Receive)
かみテープ鑽孔さんこう装置そうちおよびかみテープ読取よみと装置そうちそなえ、オフラインでかみテープに鑽孔さんこうした電文でんぶんかみテープ読取よみと装置そうちませることにより、オンライン自動的じどうてき通信つうしん回線かいせんやホストコンピュータに送出そうしゅつすることができる端末たんまつ
KSR (Keyboard Send-Receive)
キーボードからの入力にゅうりょくかみへの記録きろくができるだけの端末たんまつ
RO (Receive Only)
かみへの記録きろくができるだけの受信じゅしん専用せんよう端末たんまつ。テレプリンター。
SO (Send Only)
キーボードからの入力にゅうりょくでの送信そうしんのみの送信そうしん専用せんよう端末たんまつ
BSR (Buffered Send Receive)
電子でんしてき記憶きおく装置そうちをもった端末たんまつ

おも端末たんまつとして以下いかのものがあった。

  • 11 1921ねん : はじめて一体いったいがた機種きしゅとして発表はっぴょうされた。
  • 12 1922ねん : 一体いったいがた機種きしゅとして本格ほんかくてき製造せいぞう
  • 14 1925ねん : やく60,000だい製造せいぞうされた。
  • 15 1930ねん : アメリカぐん通信つうしんもう構築こうちくようとしてだい世界せかい大戦たいせん期間きかんやく200,000だい製造せいぞうされた。
  • 28 1950年代ねんだい : 製造せいぞうされたなかもっともうるさい機械きかいしきタイプライターであった。
  • 33/32 1963ねん : ていコストされたぜん機械きかいしき代表だいひょうてき機種きしゅ。33は大文字おおもじのみのASCIIコード仕様しよう現在げんざいのものとことなる)でありそのころのコンピュータ端末たんまつ標準ひょうじゅんとなった。32はBaudot Code
  • 35 1963ねん : モデル28のASCIIばん
  • 37 1967ねん : 現在げんざいおなえい小文字こもじりASCIIをはじめて使用しよう
  • 40 1974ねん : ブラウン管ぶらうんかん画面がめん接続せつぞく可能かのう
  • 43 1979ねん : インパクトドットマトリックス方式ほうしき印刷いんさつで300bps対応たいおう電子でんしされたもの。

日本にっぽんせい機種きしゅ

編集へんしゅう

黒田精工くろだせいこう日本無線にほんむせんなどがテレタイプしゃ互換ごかん製造せいぞうしていた。

カナテレタイプ

編集へんしゅう

カタカナ送受信そうじゅしん対応たいおうしたもの。電報でんぽう送信そうしんなどにも使用しようされた。

漢字かんじテレタイプ

編集へんしゅう

漢字かんじ符号ふごうして送信そうしんするものである。かみテープに鑽孔さんこうして受信じゅしんしテープ読取よみとしき漢字かんじ印刷いんさつ印字いんじするものは、新聞しんぶん製作せいさく機械きかいもちいられた。

テレタイプ端末たんまつ使用しようしたネットワーク

編集へんしゅう

テレタイプ端末たんまつ使用しようしたおもなネットワークは以下いかの5つである。

  • テレックスなどの交換こうかんもう。2つの端末たんまつあいだにリアルタイムの回線かいせん形成けいせいし、一方いっぽうでタイプした内容ないよう即座そくざ他方たほうあらわれる。アメリカとイギリスのシステムは電話機でんわきのダイヤルがそなわっていたが、ドイツのシステムはキーボードから相手あいて番号ばんごう入力にゅうりょくする方式ほうしきだった。タイピングによる会話かいわ可能かのうだが、接続せつぞく時間じかんによって課金かきんされるため、あらかじかみテープ送信そうしんメッセージを鑽孔さんこうしておき、通信つうしんちゅうはタイプしないのが一般いっぱんてきだった。
  • 専用せんようせんラジオテレタイプあみ政府せいふ機関きかん企業きぎょう情報じょうほう通信つうしん使用しようした。利用りよう頻度ひんどたかくて広域こういきにネットワークを構築こうちくする場合ばあいには、公衆こうしゅう交換こうかんもう使用しようするよりも専用せんようせんによる電話でんわもうもうけたほう料金りょうきんおさえることができた。
  • メッセージ交換こうかん英語えいごばんシステム。電子でんしメールのようなもの。軍隊ぐんたい同様どうようのシステムを使つかっていた。
  • 放送ほうそうシステム。気象きしょう情報じょうほうやニュースを配信はいしんAP通信つうしんアメリカ国立こくりつ気象きしょうきょくロイターUPI通信つうしんしゃなどを参照さんしょう
  • 「ループ」システム。ループにぞくする任意にんいのマシンでタイプすると、ループないぜんマシンで印字いんじされる。たとえば、警察けいさつ各署かくしょをこのようなシステムで相互そうご接続せつぞくしていた。

国際こくさいてきテレタイプネットワークを「テレックス」とび、1920年代ねんだい後半こうはん発展はってんし、20世紀せいきまつごろまでビジネス通信つうしん使つかわれつづけた。テレックスは交換こうかんもうであり、電話でんわのようにダイヤルで相手あいて指定していでき、アメリカではウエスタンユニオンがネットワークを提供ていきょうした。AT&Tはこれに対抗たいこうする「TWX」を開発かいはつ。こちらも当初とうしょはダイヤルで相手あいて指定していし、Baudot Code を使用しようのちに ASCII をベースにしたサービスも提供ていきょうした。テレックスはいくつかのくにでは使つかわれつづけているが、おおくの用途ようとはインターネットに移行いこうしている。

テレタイプセッター

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5ビットの Baudot Code と7ビットのASCIIコードにくわえ、6ビットのTTS(テレタイプセッター)コードもニュース配信はいしんなどに使つかわれていた[24]「シフトイン」コードと「シフトアウト」コード使つかうことで、アルファベットのすべての大文字おおもじ小文字こもんじ数字すうじ新聞しんぶん使つかわれる記号きごう、「左寄ひだりよせ」や「中央ちゅうおうにそろえる」といった植字しょくじ指示しじなどをあつかえる。本来ほんらいこのコードはかみテープを鑽孔さんこうし、そのかみテープをライノタイプ付属ふぞくかみテープリーダーにませ、新聞しんぶん雑誌ざっし印刷いんさつにそのまま使用しようすることを意図いとしたものだった。のちには、カレントループ信号しんごうをそのままミニコンピュータやメインフレームに記録きろくさせ、コンピュータじょう編集へんしゅうして写真しゃしん製版せいはん入力にゅうりょくするようになった。

コンピュータ端末たんまつとしての利用りよう

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テレタイプは初期しょきのコンピュータの入出力にゅうしゅつりょく装置そうち端末たんまつ)としてももちいられ、1970年代ねんだい後半こうはんころまで使つかわれた。1960年代ねんだい初頭しょとうころから対話たいわがたタイムシェアリングひろまってゆくと、計算けいさん室内しつないだけでなく遠隔えんかくでも使つかわれた。だがラインプリンターVDTブラウン管ぶらうんかん表示ひょうじ方式ほうしき入出力にゅうしゅつりょく装置そうち)のほうが使つかわれることがえていった。

はつ遠隔えんかく使用しよう

デジタルのちちばれることもあるジョージ・スティビッツは1940ねん1がつ8にちにComplex Number Calculatorという複素数ふくそすう四則しそく演算えんざん可能かのう装置そうち完成かんせいさせ、1940ねん9がつ11にちにダートマス大学だいがくでのアメリカすう学会がっかい会議かいぎでその装置そうちのデモンストレーションをやってみせた。スティビッツはニューヨークに設置せっちしてあるComplex Number Calculatorに電話でんわ回線かいせんとおしてテレタイプでアクセスし、コマンドを操作そうさした。これは電話でんわ回線かいせん経由けいゆ遠隔えんかくからコンピュータを使つかった世界せかいはつ事例じれいである。[25]

使用しようほう

コマンドプロンプト印字いんじされたのちにユーザーがコマンドをむ。印字いんじ後戻あともどりできない。ユーザーが間違まちがってんだ文字もじしたい場合ばあいまえ文字もじをキャンセルすることをしめ制御せいぎょ文字もじ入力にゅうりょくする。ビデオディスプレイが登場とうじょうしたとき、そのユーザインタフェースは電気でんき機械きかいしきプリンターのそれとまったおなじだった。ビデオ端末たんまつはテレタイプ端末たんまつおなじように使つかうことができた。これがテキスト端末たんまつキャラクタユーザインタフェース起源きげんである。

 
ASR-33。テレタイプしゃの Model 33 ASR はかみテープリーダーとパンチをそなえ、コンピュータにモデム経由けいゆ接続せつぞくして使用しようできる。

かみテープはコンピュータとのやりとりをオフラインで準備じゅんびしたり、コンピュータの出力しゅつりょく記録きろくするのに使つかわれた。ASR-33はBaudotではなく7ビットASCIIコード(8ビットめはパリティビット)を採用さいようしている。

DECRT-11などの初期しょきのOSでは、シリアル通信つうしんラインにはテレタイプはしまつがよく接続せつぞくされ、デバイスめいttはじまることになっていた。おおくのOSでも同様どうよう命名めいめいほう採用さいようされている。UNIXUnixけいオペレーティングシステム接頭せっとうとして tty採用さいようし、たとえば /dev/tty13 などと命名めいめいしている。また「擬似ぎじ端末たんまつ」には pty (pseudo-tty) を接頭せっとうとし、たとえば /dev/ptya0 などとしている。おおくの場合ばあい、"TTY" は任意にんいのテキスト端末たんまつ意味いみする略称りゃくしょうであり、外部がいぶコンソールデバイス、モデムかいしてダイヤルアップ接続せつぞくするポート、シリアルポートRS-232ポートをかいして接続せつぞくする各種かくしゅ端末たんまつ、ウィンドウシステムでの擬似ぎじ端末たんまつデバイスをかいした端末たんまつエミュレータなどをす。

最初さいしょマイクロコンピュータ評価ひょうかようボードである、インテルSDK-80(i8080ベース)には、テレタイプ端末たんまつ想定そうていしたデバッグモニタROM提供ていきょうされていた。また、初期しょきのマイクロコンピュータようプログラム開発かいはつ環境かんきょうたとえばインテルMDSやデジタルリサーチCP/Mなどはテレタイプ端末たんまつ使用しようできるようにつくられていた。


衰退すいたい

大量たいりょう入力にゅうりょく大量たいりょう出力しゅつりょくという目的もくてきでは、パンチカードリーダーや高速こうそくラインプリンターのほうが使つかわれるようになった。

1960年代ねんだいから1970年代ねんだいにかけてVDTブラウン管ぶらうんかん表示ひょうじ入出力にゅうしゅつりょく装置そうち)のほうが普及ふきゅうしてゆき、ただのファイル操作そうさなどの対話たいわをわざわざかみ印字いんじしなくてむので、そちらが使つかわれることがえた。

また1970年代ねんだい後半こうはんや1980年代ねんだい個人こじん占有せんゆうして使つかえるパーソナルコンピュータ登場とうじょうして、そもそもメインフレームを使つか頻度ひんどってゆき、また処理しょり能力のうりょくたかいメインフレームを使つか場合ばあいでもそのパーソナルコンピュータで端末たんまつエミュレータうごかしテレタイプの実機じっきわりに入出力にゅうしゅつりょく装置そうちとして使つか方法ほうほうまれ、テレタイプの実機じっき需要じゅようがますますっていった。(また、あえて印字いんじしたい場合ばあいでもPCに接続せつぞくしたプリンタを使つかえばよかった。)

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ ブリタニカ国際こくさいだい百科ひゃっか事典じてん しょう項目こうもく事典じてん【テレタイプ】。ブリタニカではあくまで【テレタイプ】で項目こうもくてている。「テレタイプ端末たんまつ」ではない。 [1]
  2. ^ Merriam Webster, teletype. [2]
  3. ^ RTTY Journal Vol. 25 No. 9, October 1977: 2.
  4. ^ David Edward Hughes”. Clarkson University (2007ねん4がつ14にち). 2008ねん4がつ22にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2010ねん9がつ29にち閲覧えつらん
  5. ^ Hobbs, Alan G.. “Five-unit codes”. 2012ねん5がつ1にち閲覧えつらん
  6. ^ Foster, Maximilian (August 1901). “A Successful Printing Telegraph”. The World's Work: A History of Our Time II: 1195–1199. https://books.google.co.jp/books?id=IF6tNZnhO7wC&pg=PA1195&redir_esc=y&hl=ja 2009ねん7がつ9にち閲覧えつらん. 
  7. ^ “Typewriter May Soon Be Transmitter of Telegrams”, The New York Times, (January 25, 1914), http://query.nytimes.com/mem/archive-free/pdf?res=F70D12FF355D13738DDDAC0A94D9405B848DF1D3 
  8. ^ U.S. Patent 888,335 issued in May, 1908”. 2011ねん8がつ13にち閲覧えつらん
  9. ^ U.S. Patent 862,402”. 2011ねん8がつ13にち閲覧えつらん
  10. ^ U.S. Patent 1,286,351 filed in May, 1910, and issued in December, 1918”. 2011ねん8がつ13にち閲覧えつらん
  11. ^ a b Colin Hempstead, William E. Worthington (2005). Encyclopedia of 20th Century Technology. p. 605. https://books.google.co.jp/books?id=0wkIlnNjDWcC&pg=PA605&redir_esc=y&hl=ja 
  12. ^ Morkum Printing Telegraph Page Printer”. 2011ねん8がつ15にち閲覧えつらん
  13. ^ KLEINSCHMIDT, E. (1916ねん4がつ14にち). “TELEGRAPH PRINTER”. USPO. 2008ねん7がつ11にち閲覧えつらん
  14. ^ KLEINSCHMIDT, E. (1919ねん5がつ1にち). “METHOD OF AND APPARATUS EOR OPERATING PRINTING TELEGRAPHS”. USPO. 2008ねん7がつ11にち閲覧えつらん
  15. ^ a b Huurdeman, Anton A. (2003). The Worldwide History of Telecommunications. Wiley-IEEE. pp. 302. ISBN 0-471-20505-2 
  16. ^ ASR 33 Teletype Rear View of Main Assembly”. 2013ねん6がつ1にち閲覧えつらん
  17. ^ Teletype Model 32ASR”. 2013ねん6がつ1にち閲覧えつらん
  18. ^ Colin Hempstead, William E. Worthington (2005). Encyclopedia of 20th-century technology. p. 605. https://books.google.co.jp/books?id=0wkIlnNjDWcC&pg=PA605&redir_esc=y&hl=ja 
  19. ^ Morkum Printing Telegraph Page Printer”. 2011ねん8がつ22にち閲覧えつらん
  20. ^ a b Queensland Telecommunications Museum – Teleprinters”. Queensland Telecommunications Museum. 2013ねん6がつ1にち閲覧えつらん
  21. ^ Earle, Ralph H. (1917). The Morkrum System of Printing Telegraphy. Chicago: Armour Institute of Technology (thesis). https://archive.org/details/morkrumsystemofp00earl 
  22. ^ History of The Teletype Corporation”. 2008ねん6がつ3にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2010ねん3がつ3にち閲覧えつらん
  23. ^ Adjustments, Type Bar Page Printer, (Model 15). Chicago: Teletype Corporation. (1941). オリジナルのDecember 5, 2010時点じてんにおけるアーカイブ。. https://webcitation.org/query?url=http%3A%2F%2Fwww.bitsavers.org%2Fpdf%2Fteletype%2F138_Model15_Adj_Oct41.pdf&date=2010-12-05 
  24. ^ The History of Printing and Printing Processes, retrieved 2008 July 15
  25. ^ History of computer, Geroge Stibits. [3]


  1. ^ 電話でんわ回線かいせんもう」などという大袈裟おおげさなものがくても、単純たんじゅん電線でんせんを、送信そうしんよう2ほん受信じゅしんよう2ほん用意よういして、2だいのテレタイプをつなげばうご

参考さんこう文献ぶんけん

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関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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特許とっきょ

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