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マッカーサー草案 - Wikipedia

マッカーサー草案そうあん

1946ねん2がつ12にち連合れんごう国軍こくぐん最高さいこう司令しれいかんそう司令しれい(GHQ)により作成さくせいされた日本国にっぽんこく憲法けんぽう草案そうあん

マッカーサー草案そうあん(マッカーサーそうあん)またはGHQ草案そうあん(ジーエイチキューそうあん)は、1946ねん昭和しょうわ21ねん2がつ12にち連合れんごう国軍こくぐん最高さいこう司令しれいかんそう司令しれい (GHQ)により作成さくせいされた日本国にっぽんこく憲法けんぽう草案そうあんである。

起草きそうにあたってアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく憲法けんぽうほか世界せかい各国かっこく憲法けんぽう参考さんこうにされたとされる。

背景はいけい

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マッカーサーさん原則げんそく

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ダグラス・マッカーサー

2がつ3にち連合れんごう国軍こくぐん最高さいこう司令しれいかんダグラス・マッカーサーは、憲法けんぽう改正かいせい作業さぎょう日本にっぽん政府せいふまかせておいては、2がつ26にち以降いこう、マッカーサーを連合れんごう国軍こくぐん最高さいこう司令しれいかん任命にんめい昭和しょうわ20ねん8がつ15にち)した極東きょくとう委員いいんかい国際こくさい世論せろんとくソ連それんオーストラリア)から、天皇てんのうせい廃止はいし要求ようきゅうされるおそれがあるとして、そう司令しれい憲法けんぽう草案そうあん起草きそうすることを判断はんだんした。

このとき日本にっぽん憲法けんぽう改正かいせいさいしてまもるべきさん原則げんそく(マッカーサー・ノート)を、憲法けんぽう草案そうあん起草きそう責任せきにんしゃコートニー・ホイットニー民政みんせい局長きょくちょうしめした。

1.天皇てんのう国家こっか元首げんしゅ地位ちいにある。皇位こうい世襲せしゅうされる。天皇てんのう職務しょくむおよび権能けんのうは、憲法けんぽうもとづき行使こうしされ、憲法けんぽう表明ひょうめいされた国民こくみん基本きほんてき意思いしこたえるものとする。

2.国権こっけん発動はつどうたる戦争せんそうは、廃止はいしする。日本にっぽんは、紛争ふんそう解決かいけつのための手段しゅだんとしての戦争せんそう、さらに自己じこ安全あんぜん保持ほじするための手段しゅだんとしての戦争せんそうをも、放棄ほうきする。日本にっぽんはその防衛ぼうえい保護ほごを、いま世界せかいうごかしつつある崇高すうこう理想りそうゆだねる。日本にっぽん陸海空りくかいくうぐん権能けんのうは、将来しょうらいあたえられることはなく、交戦こうせんけん日本にっぽんぐんあたえられることもない。

3.日本にっぽん封建ほうけん制度せいど廃止はいしされる。貴族きぞく権利けんりは、皇族こうぞくのぞき、現在げんざい生存せいぞんするものいちだい以上いじょうにはおよばない。華族かぞく地位ちいは、今後こんごどのような国民こくみんてきまたは市民しみんてき政治せいじ権力けんりょくともなうものではない。予算よさんかたは、イギリスの制度せいどならうこと。

このさん原則げんそくけ、そう司令しれい部民ぶみん政局せいきょくには、憲法けんぽう草案そうあん作成さくせいのため、立法りっぽうけん行政ぎょうせいけんなどの分野ぶんやごとに、条文じょうぶん起草きそう担当たんとうする8つの委員いいんかい全体ぜんたい監督かんとく調整ちょうせい担当たんとうする運営うんえい委員いいんかい設置せっちされた。

起草きそうにあたったホイットニー局長きょくちょう以下いか25にんのうち、ホイットニーをふくむ4にんには弁護士べんごし経験けいけんがあった。しかし、憲法けんぽうがく専攻せんこうしたもの一人ひとりもいなかったため、日本にっぽん民間みんかん憲法けんぽう草案そうあんとく憲法けんぽう研究けんきゅうかいの「憲法けんぽう草案そうあん要綱ようこう」)や、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく憲法けんぽうほか世界せかい各国かっこく憲法けんぽう参考さんこうにされた。

民政みんせいきょくでの昼夜ちゅうやてっした作業さぎょうにより、かく委員いいんかい試案しあんは、2がつ7にち以降いこう次々つぎつぎ出来上できあがった。これらの試案しあんをもとに、運営うんえい委員いいんかいとの協議きょうぎされたうえ原案げんあん作成さくせいされ、さらに修正しゅうせいくわえられた。2がつ10日とおか最終さいしゅうてききゅうじゅう箇条かじょう草案そうあんにまとめられ、マッカーサーに提出ていしゅつされた。マッカーサーは、一部いちぶ修正しゅうせい指示しじしたうえでこの草案そうあん了承りょうしょうし、最終さいしゅうてき調整ちょうせい作業さぎょううえで、2がつ12にち草案そうあん完成かんせいした。

マッカーサーの承認しょうにんて、2がつ13にち、「マッカーサー草案そうあん」(GHQ草案そうあん)が日本にっぽん政府せいふ提示ていじされた。

日本にっぽん政府せいふは「マッカーサー草案そうあん」(GHQ草案そうあん)にもとづきそう司令しれいとの折衝せっしょうの、4がつ17にち口語こうご修正しゅうせいくわえ、外国がいこくじん権利けんりおよび「家庭かていは、人間にんげん社会しゃかい基礎きそであり、その伝統でんとうは、よきにつけ、しきにつけ、民族みんぞくにしみこんでいる。」という文句もんくなどを削除さくじょ[1]、「憲法けんぽう改正かいせい草案そうあん」を発表はっぴょう6月8にち昭和しょうわ天皇てんのう臨席りんせきした枢密院すうみついんはこれを可決かけつ、また8がつ24にち衆議院しゅうぎいんにおいて若干じゃっかん修正しゅうせいくわ圧倒的あっとうてき多数たすう可決かけつ10月6にち貴族きぞくいんは、若干じゃっかん修正しゅうせいくわ可決かけつした。よく7にち衆議院しゅうぎいん貴族きぞくいん回付かいふあん可決かけつし、帝国ていこく議会ぎかいにおける憲法けんぽう改正かいせい手続てつづきはすべて終了しゅうりょうした。

憲法けんぽう研究けんきゅうかいの「憲法けんぽう草案そうあん要綱ようこう

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1945ねん昭和しょうわ20ねん12月26にち日本にっぽん民間みんかん憲法けんぽう草案そうあんである憲法けんぽう研究けんきゅうかいの「憲法けんぽう草案そうあん要綱ようこう」が首相しゅしょう官邸かんてい提出ていしゅつされ、(検閲けんえつによりおくれて)12月28にち新聞しんぶん報道ほうどうされた。連合れんごう国軍こくぐんそう司令しれい(GHQ)でただちに英訳えいやくされ、GHQのラウエル法規ほうき課長かちょうは、「この憲法けんぽう草案そうあんられているしょ条項じょうこうは、民主みんしゅ主義しゅぎてきで、賛成さんせいできるものである」とし、米国べいこくにない国民こくみん主権しゅけん主義しゅぎ国民こくみん投票とうひょう制度せいどなどの規定きていについては「いちじるしく自由じゆう主義しゅぎまと」と評価ひょうかしている。

よく1946ねん1がつ11にち同案どうあんをベースにして、けていた、憲法けんぽう最高さいこう法規ほうきせい違憲いけん法令ほうれい立法りっぽう審査しんさけん最高裁さいこうさい裁判官さいばんかん選任せんにん方法ほうほう刑事けいじ裁判さいばんにおける人権じんけん保障ほしょう人身じんしん自由じゆう規定きてい)、地方ちほう公務員こうむいん選挙せんきょ規定きていとう10項目こうもく原則げんそく追加ついかし、憲法けんぽう草案そうあんたいする所見しょけんとして「ラウエル文書ぶんしょ」が作成さくせいされた。

現行げんこう日本国にっぽんこく憲法けんぽうとの相違そういてん

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マッカーサー草案そうあん

「マッカーサー草案そうあん」(GHQ草案そうあん)の原文げんぶん英語えいごであるが、以下いか昭和しょうわ21ねん2がつ25にち閣議かくぎ提出ていしゅつされた外務省がいむしょうによるかりやくもとにしている。マッカーサー草案そうあんアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく憲法けんぽう基調きちょうとするため人民じんみん中心ちゅうしんてき文体ぶんたいであるが、最終さいしゅうてきまった日本国にっぽんこく憲法けんぽう大日本帝国だいにっぽんていこく憲法けんぽうからの文体ぶんたいぐため、体制たいせいてき保守ほしゅてき文体ぶんたいである。

戦争せんそう放棄ほうき

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[マッカーサー草案そうあん(GHQ草案そうあん)]

だいはちじょう 国民こくみんいち主権しゅけんトシテノ戦争せんそう廃止はいしほか国民こくみんトノ紛争ふんそう解決かいけつ手段しゅだんトシテノ武力ぶりょく威嚇いかくまた使用しよう永久えいきゅう廃棄はいき
陸軍りくぐん海軍かいぐん空軍くうぐんまたハ其ノほか戦力せんりょくけつシテ許諾きょだくセラルルコトカルヘクまた交戦こうせん状態じょうたい権利けんりけつシテ国家こっか授与じゅよセラルルコトカルヘシ

日本国にっぽんこく憲法けんぽう

だい9じょう 日本にっぽん国民こくみんは、正義せいぎ秩序ちつじょ基調きちょうとする国際こくさい平和へいわ誠実せいじつ希求ききゅうし、国権こっけん発動はつどうたる戦争せんそうと、武力ぶりょくによる威嚇いかくまた武力ぶりょく行使こうしは、国際こくさい紛争ふんそう解決かいけつする手段しゅだんとしては、永久えいきゅうにこれを放棄ほうきする。
2 前項ぜんこう目的もくてきたっするため、陸海空りくかいくうぐんその戦力せんりょくは、これを保持ほじしない。くに交戦こうせんけんは、これをみとめない。

日本国にっぽんこく憲法けんぽうだい9じょうだい2こう冒頭ぼうとうに「前項ぜんこう目的もくてきたっするため」という文言もんごん挿入そうにゅうされたことで(芦田あしだ修正しゅうせい)、「戦力せんりょく」を「保持ほじしない」規定きていだい1こう侵略しんりゃく戦争せんそう否定ひていするためのものであって、自衛じえい戦争せんそうおよび自衛じえいのための戦力せんりょく保持ほじまでは否定ひていしないとの解釈かいしゃく可能かのうになった。このためGHQは極東きょくとう委員いいんかいからの要請ようせいとして「国務大臣こくむだいじんはすべてcivilians(文民ぶんみん)たることをようする」と日本にっぽん政府せいふ指示しじした。これによって憲法けんぽうだい66じょう文民ぶんみん規定きていかれることになり、文民ぶんみん統制とうせいによって軍部ぐんぶ防衛ぼうえい官僚かんりょうなどの暴走ぼうそう民主みんしゅ主義しゅぎてき政治せいじ体制たいせいによってコントロールするようつとめることが目標もくひょうとされた。

人権じんけん規定きてい

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[マッカーサー草案そうあん(GHQ草案そうあん)]

だい9じょう
日本にっぽんこく人民じんみんなにとう干渉かんしょうけることなく一切いっさい基本きほんてき人権じんけん享有きょうゆうする権利けんりゆうする。

日本国にっぽんこく憲法けんぽう

だい11じょう
国民こくみんは、すべての基本きほんてき人権じんけん享有きょうゆうさまたげられない。この憲法けんぽう国民こくみん保障ほしょうする基本きほんてき人権じんけんは、おかすことのできない永久えいきゅう権利けんりとして、現在げんざいおよ将来しょうらい国民こくみんあずかへられる。

[マッカーサー草案そうあん(GHQ草案そうあん)]

だい11じょう
この憲法けんぽうにより宣言せんげんされる自由じゆう権利けんりおよ機会きかい人民じんみん不断ふだん監視かんしにより確保かくほされるものにして、人民じんみんはその濫用らんようふせぎ、つねにこれを共同きょうどう福祉ふくしため行使こうしする義務ぎむゆうする。

日本国にっぽんこく憲法けんぽう

だい12じょう
この憲法けんぽう国民こくみん保障ほしょうする自由じゆうおよ権利けんりは、国民こくみん不断ふだん努力どりょくによつて、これを保持ほじしなければならない。また国民こくみんは、これを濫用らんようしてはならないのであつて、つね公共こうきょう福祉ふくしのためにこれを利用りようする責任せきにんふ。

[マッカーサー草案そうあん(GHQ草案そうあん)]

だい13じょう
一切いっさい自然人しぜんじん法律ほうりつじょう平等びょうどうである。政治せいじてき経済けいざいてきまた社会しゃかいてき関係かんけいいて人種じんしゅ信条しんじょう性別せいべつ社会しゃかいてき身分みぶん階級かいきゅうまた国籍こくせき起源きげん如何いか如何いかなる差別さべつてき待遇たいぐう許容きょようまた黙認もくにんされることはない。

日本国にっぽんこく憲法けんぽう

だい14じょう
すべて国民こくみんは、ほうした平等びょうどうであつて、人種じんしゅ信条しんじょう性別せいべつ社会しゃかいてき身分みぶんまた門地もんちにより、政治せいじてき経済けいざいてきまた社会しゃかいてき関係かんけいにおいて、差別さべつされない。

[マッカーサー草案そうあん(GHQ草案そうあん)]

だい14じょう
人民じんみんはその政府せいふおよ皇位こうい終局しゅうきょくてき決定けっていしゃである。彼等かれらはその公務員こうむいん選定せんていおよ罷免ひめんする不可ふかゆずる権利けんりゆうする。
一切いっさい公務員こうむいんぜん社会しゃかい奴僕どぼくにして如何いかなる団体だんたい奴僕どぼくでもない。

日本国にっぽんこく憲法けんぽう

だい15じょう
1.公務員こうむいん選定せんていし、およびこれを罷免ひめんすることは、国民こくみん固有こゆう権利けんりである。
2.すべて公務員こうむいんは、全体ぜんたい奉仕ほうししゃであつて、一部いちぶ奉仕ほうししゃではない。
3.公務員こうむいん選挙せんきょについては、成年せいねんしゃによる普通ふつう選挙せんきょ保障ほしょうする。
4.すべて選挙せんきょにおける投票とうひょう秘密ひみつは、これをおかしてはならない。選挙せんきょじんは、その選択せんたくかん公的こうてきにも私的してきにも責任せきにんといはれない。

[マッカーサー草案そうあん(GHQ草案そうあん)]

だい16じょう
外国がいこくじん平等びょうどう法律ほうりつ保護ほごける権利けんりゆうする。
この条文じょうぶん同様どうよう規定きていは、日本国にっぽんこく憲法けんぽう存在そんざいしない。

マッカーサー草案そうあん(GHQ草案そうあん)は、主語しゅごに「人民じんみん/何人なんにん/自然人しぜんじん」というかたりもちい、また「外国がいこくじんたいするほう平等びょうどう保護ほご」をさだめる条文じょうぶんもうけていた。日本国にっぽんこく憲法けんぽうでは「人民じんみん/何人なんにん/自然人しぜんじん」は「何人なんにん」をのぞいて「国民こくみん」とえられ、「外国がいこくじんたいするほう平等びょうどう保護ほご」を直接ちょくせつうったえる条文じょうぶんくなっている。たとえばだい13じょうでは「自然人しぜんじん(natural person)」を「国民こくみん(person)」にあらため、英文えいぶん変更へんこう最小限さいしょうげんめながら、実際じっさいには外国がいこくじん対象たいしょうからはずすというテクニックを使つかっている。

だい13じょう法律ほうりつじょう平等びょうどう」がだい14じょうほうした平等びょうどう」にあらためられた。

だい14じょう人民じんみん」がだい15じょう国民こくみん固有こゆう」にあらためられた。また、天皇てんのうたいする法的ほうてき優位ゆうい明記めいきした「其ノ政府せいふ及皇終局しゅうきょくてき決定けっていしゃ」の部分ぶぶんくなった。

国会こっかい構成こうせい

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[マッカーサー草案そうあん(GHQ草案そうあん)]

だい41じょう
国会こっかいは、300にんよりすくなからず、500にんえない範囲はんい選挙せんきょされた議員ぎいんにより単一たんいついんをもって構成こうせいする。

日本国にっぽんこく憲法けんぽう

だい42じょう
国会こっかいは、衆議院しゅうぎいんおよ参議院さんぎいんりょう議院ぎいんでこれを構成こうせいする。

マッカーサー草案そうあんでは国会こっかい一院制いちいんせいであった。

最高さいこう裁判所さいばんしょ違憲いけん法令ほうれい審査しんさけん

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[マッカーサー草案そうあん(GHQ草案そうあん)]

だい73じょう
1.最高法院さいこうほういんは、最終さいしゅう裁判所さいばんしょである。法律ほうりつ命令めいれい規則きそくまた官憲かんけん行為こうい憲法けんぽうじょう合憲ごうけんかを決定けってい問題もんだいみとめるときは、憲法けんぽうだいしょうもとづくまた関連かんれんするあらゆる場合ばあいにおいては、最高法院さいこうほういん判決はんけつをもって最終さいしゅうとする。規則きそくまた官憲かんけん行為こうい憲法けんぽうじょう合憲ごうけんかの決定けってい問題もんだいみとめるとそののあらゆる場合ばあいにおいて、国会こっかいは、最高法院さいこうほういん判決はんけつ再審さいしんすることができる。
2.再審さいしんすることができる最高法院さいこうほういん判決はんけつは、再審さいしんかんする手続てつづき規則きそく制定せいていする。

日本国にっぽんこく憲法けんぽう

だい81じょう
最高さいこう裁判所さいばんしょは、一切いっさい法律ほうりつ命令めいれい規則きそくまた処分しょぶん憲法けんぽう適合てきごうするかしないかを決定けっていする権限けんげんゆうする終審しゅうしん裁判所さいばんしょである。

国会こっかいによる「最高裁判所さいこうさいばんしょ違憲いけん判決はんけつ」への再審さいしん手続てつづきが削除さくじょされている。

地方ちほう自治じち

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[マッカーサー草案そうあん(GHQ草案そうあん)]

だい87じょう
首都しゅと地方ちほうおよまち住民じゅうみんかれらの財産ざいさん事務じむおよ政治せいじ処理しょりし、ならびに国会こっかい制定せいていする法律ほうりつ範囲はんいないにおいて、かれ自身じしん憲章けんしょう作成さくせいする権利けんりうばわれない。

日本国にっぽんこく憲法けんぽう

だい94じょう
地方ちほう公共こうきょう団体だんたいは、その財産ざいさん管理かんりし、事務じむ処理しょりし、およ行政ぎょうせい執行しっこうする権能けんのうゆうし、法律ほうりつ範囲はんいない条例じょうれい制定せいていすることができる。

住民じゅうみん」が「地方ちほう公共こうきょう団体だんたい」にあらためられている。

脚注きゃくちゅう

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参考さんこう文献ぶんけん

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関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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