歴史
現状
廃止された国
法制度として残っている国
法的手段によらないもの
現在では、法制度として斬首刑があるのはサウジアラビアとナイジェリア北部(特定の種類の犯罪でシャリーア裁判所で死刑判決を下された場合)にのみ限られているが、ナイジェリアは、2021年現在までにシャーリア裁判所に死刑判決を受けた死刑囚が執行されたことはなく[1]、ナイジェリア全体でも2016年に3人が死刑執行されたのを最後に行われていない。そのため、実際に執行を行っているのは、サウジアラビアのみである[2]。サウジアラビアではイスラム法に基づき、公開で斬首刑が執行されている(公開処刑)。
近年では、メキシコの麻薬カルテルやISILなどの中東の過激派組織を中心に、処刑と称して人質の斬首が行われることがあり、その様子を撮影してインターネット上に公開する場合もある。そのような組織の場合は、見せしめの意味を込めている点が強く、特に後者は宗教的な意味を含む場合もある。
メキシコや過激派組織の場合は、先述のサウジアラビアとは違って斬首刑となるような罪のない人々が対象[注 2]になることが多いため、大きな波紋を呼ぶこともしばしばある。
ギャラリー
脚注
注釈
- ^ メキシコでは刑罰としての死刑制度が1917年に廃止されている
- ^ メキシコの場合は麻薬組織に逆らった一般市民の他に、敵対組織の構成員も対象となる
出典
その他の用法
首を切断されたら死亡することから転じて、所属組織から特定の職員を解雇する際に「首を切る」または単に「クビ」と表現することもある。
関連項目
外部リンク