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さいたま車両センター - Wikipedia

さいたま車両しゃりょうセンター

日本にっぽん東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう京浜東北けいひんとうほくせん根岸線ねぎしせん列車れっしゃ車両しゃりょう基地きち
浦和うらわ電車でんしゃから転送てんそう

さいたま車両しゃりょうセンター(さいたましゃりょうセンター)は、埼玉さいたまけん川口かわぐち芝塚原しばつかばら(さいたま運転うんてんについてはさいたまみなみ南浦和みなみうらわ)の南浦和みなみうらわえき南側みなみがわ所在しょざいする東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう(JR東日本ひがしにっぽん首都しゅとけん本部ほんぶ管轄かんかつ車両しゃりょう基地きちである。

さいたま車両しゃりょうセンター
停車ていしゃちゅうのE233けい1000番台ばんだい・209けい
敷地しきちがいより撮影さつえい
基本きほん情報じょうほう
鉄道てつどう事業じぎょうしゃ 東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう
帰属きぞく組織そしき 首都しゅとけん本部ほんぶ
所属しょぞく略号りゃくごう サイ
配置はいちりょうかず
電車でんしゃ 820りょう
合計ごうけい 820りょう
備考びこう 2023ねん4がつ1にち現在げんざいのデータ[1]
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2015ねん3がつ14にち従来じゅうらいの「浦和うらわ電車でんしゃ」から組織そしき変更へんこう実施じっしし、けんおさむ部門ぶもんを「さいたま車両しゃりょうセンター」へ、運転うんてん部門ぶもんを「さいたま運転うんてん」へ名称めいしょう変更へんこうした[2]

配置はいち車両しゃりょうしるされる略号りゃくごう

編集へんしゅう
浦和うらわ電車でんしゃ時代じだい所属しょぞく略号りゃくごう
さいたま車両しゃりょうセンター改称かいしょう所属しょぞく略号りゃくごう

サイ」…首都しゅとけん本部ほんぶ意味いみする「」とさいたまを意味いみする「サイ」から構成こうせいされる。

  • 浦和うらわ電車でんしゃ時代じだいは「みやウラ」(大宮おおみや支社ししゃ意味いみする「みや」と、浦和うらわ電報でんぽう略号りゃくごう「ウラ」から構成こうせいされる)。
  • 1960ねん昭和しょうわ35ねん) - 着工ちゃっこう[3]
  • 1962ねん昭和しょうわ37ねん4がつ16にち - 浦和うらわ電車でんしゃ開設かいせつ[2]当時とうじ東京とうきょう鉄道てつどう管理かんりきょく管轄かんかつで、略号りゃくごう車両しゃりょう所属しょぞく表記ひょうきは「ひがしウラ」。
  • 1965ねん昭和しょうわ40ねん) - 同年どうねんおこなわれた国労こくろうストでは拠点きょてんの1つとなった[4]
  • 1969ねん昭和しょうわ44ねん) - 東京とうきょうきた鉄道てつどう管理かんりきょく発足ほっそくによりどう管理かんりきょく管轄かんかつとなる。同時どうじ略号りゃくごう車両しゃりょう所属しょぞく表記ひょうきを「きたウラ」に改称かいしょう
  • 1987ねん昭和しょうわ62ねん4がつ1にち - 国鉄こくてつ分割ぶんかつ民営みんえいによりJR東日本ひがしにっぽん移管いかんされ、東京とうきょうけん運行うんこう本部ほんぶ(→東京とうきょう地域ちいき本社ほんしゃ)の直轄ちょっかつとなる。同時どうじ略号りゃくごう車両しゃりょう所属しょぞく表記ひょうきふたたび「ひがしウラ」に改称かいしょう
  • 1998ねん平成へいせい10ねん10月1にち - 東京とうきょう支社ししゃ発足ほっそくによりどう支社ししゃ管轄かんかつとなる。
  • 2001ねん平成へいせい13ねん)4がつ1にち - 大宮おおみや支社ししゃ発足ほっそくによりどう支社ししゃ管轄かんかつとなる[2]同時どうじ略号りゃくごう車両しゃりょう所属しょぞく表記ひょうきを「みやウラ」に改称かいしょう
  • 2002ねん平成へいせい14ねん1がつ25にち - ISO9001認証にんしょう取得しゅとく
  • 2007ねん平成へいせい19ねん3月9にち - ISO9001認証にんしょう取得しゅとく認証にんしょう登録とうろく範囲はんいは「京浜東北線けいひんとうほくせんおよ根岸線ねぎしせん関連かんれんする運転うんてんサービスの提供ていきょう」(けんおさむ運転うんてん部門ぶもん)。
  • 2015ねん平成へいせい27ねん3月14にち - 運転うんてん部門ぶもんをさいたま運転うんてん分離ぶんり[2]、さいたま車両しゃりょうセンターに改組かいそ同時どうじ略号りゃくごう車両しゃりょう所属しょぞく表記ひょうきを「みやサイ」に改称かいしょう[5]
  • 2022ねん(れい4ねん)10月1にち - 東京とうきょう支社ししゃ首都しゅとけん本部ほんぶ改称かいしょうし、長野ながの支社ししゃ車両しゃりょうセンターととも首都しゅとけん本部ほんぶ現業げんぎょう機関きかんとなる。略号りゃくごうは「サイ」となる。

構内こうない

編集へんしゅう
さいたま車両しゃりょうセンター構内こうない配線はいせん
 大宮おおみや宇都宮うつのみや高崎たかさき方面ほうめん
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湘南しょうなん新宿しんじゅくライン
 
 
 
 
   
宇都宮線うつのみやせん
   
 
 
 
   
京浜東北線けいひんとうほくせん
 
 
 
 
 
 
 
 
 
     
 
 
 
 
       
       
       
   
 
 
 
 
 
 
       
南浦和みなみうらわえき
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
6 西船橋にしふなはしえき方面ほうめん
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
5 府中ふちゅう本町ほんちょうえき方面ほうめん
       
武蔵野線むさしのせん
           
     
 
 
 
 
 
 
       
 
 
 
   
       
 
 
 
 
             
           
           
           
       
 
 
 
   
             
           
         
 
 
 
 
         
 
 
 
 
 
 
 
     
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
     
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さいたま
川口かわぐち  ↓
       
 
 
 
 
 
 
       
 
 
 
 
 
 
       
 
 
 
 
 
 
 
 
 
         
       
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   
 
 
 
   
         
 
 
 
         
       
 
 
 
           
                     
                     
                     
             
 
 
 
 
 
 
   
                 
 
 
 
 
           
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
         
 
 
 
     
             
               
                 
 
 
 
 
 
 
           
 
 
 
 
 
 
 
 
     
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   
 
 
 
           
           
 
 
 
 
       
 
 
 
 
       
 
 
 
 
         
           
           
           
           
   
 
 
 
   
       
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 上野うえの東京とうきょう新宿しんじゅく方面ほうめん

ほんセンターの敷地しきち東西とうざい方向ほうこうやく65 m、南北なんぼく方向ほうこうに1,600 mと細長ほそながいもので、わらびえき北方ほっぽうから南浦和みなみうらわえき手前てまえやく650 mまでおよんでおり、いちえきあいだがほぼ車両しゃりょうセンターとなっている[3]ひろさは東京とうきょうドームやく2ばいとなる9まん m2広大こうだいなものである[3]

ほんセンターの最大さいだい留置りゅうち可能かのうすうは280りょうである[3]。センターないには入出いりでせん3せん洗浄せんじょうせん3せんでんとめせん15せん(0番線ばんせんと9ばん - 14番線ばんせんは10りょう編成へんせい2ほん縦列じゅうれつ留置りゅうち可能かのう)、交番こうばん検査けんさせん3せんくるま輪転りんてんそぎせん1せん臨時りんじ修繕しゅうぜんせん2せんがある[3]

配置はいち車両しゃりょう

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配置はいち車両しゃりょうすべて、電車でんしゃである。2023ねん4がつ1にち現在げんざい配置はいち車両しゃりょう以下いかとお[1][2]

電車でんしゃ 気動車きどうしゃ 機関きかんしゃ 客車きゃくしゃ 貨車かしゃ 合計ごうけい
820りょう 0りょう 0りょう 0りょう 0りょう 820りょう

電車でんしゃ

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E233けい1000番台ばんだい

E233けい電車でんしゃ1000番台ばんだい(820りょう

  • 10りょう編成へんせい82ほん(101 - 176、178 - 183編成へんせい)820りょう配置はいちされており、京浜東北線けいひんとうほくせん根岸線ねぎしせん運用うんようされる。
  • 209けい電車でんしゃ置換おきかようとして2007ねん9がつより配置はいちされ、同年どうねん12がつ22にちから営業えいぎょう運転うんてん開始かいしした。
  • 川崎かわさきえき付近ふきん発生はっせいした脱線だっせん事故じこにより、177編成へんせいのうち損傷そんしょうはげしかった2りょうが2016ねん12月に廃車はいしゃとなり[6]のこる8りょうも2018ねん4がつ7にちづけ廃車はいしゃされ[7]同月どうげつ下旬げじゅんより東京とうきょう総合そうごう車両しゃりょうセンター解体かいたい処分しょぶんとなった。

過去かこ配置はいち車両しゃりょう

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103けい

103けい

205けい

 
209けい

209けい・901けい

  • 0番台ばんだい
    • 1993ねん平成へいせい5ねん)から2010ねん平成へいせい22ねん)まで運用うんようされていた。その房総ぼうそう地区ちく運用うんようされている113けい211けい置換おきかようとして転出てんしゅつはじまり、トイレ設置せっちなどの改造かいぞうおこなわれた。
  • 500番台ばんだい
    • 京浜東北けいひんとうほくせん根岸線ねぎしせん運用うんよう車両しゃりょうD-ATC設置せっち工事こうじともな予備よびしゃ確保かくほ導入どうにゅう輸送ゆそうりょく増強ぞうきょうや209けい試作しさくしゃ置換おきかえのために当時とうじ習志野ならしの電車でんしゃおよび三鷹みたか電車でんしゃから10りょう編成へんせい5ほん(50りょう)が転入てんにゅうした。しかし、そののE233けい1000番台ばんだい投入とうにゅうともな2008ねん平成へいせい20ねん)に4ほん京葉けいよう車両しゃりょうセンターに、2009ねん平成へいせい21ねん)に1ほん三鷹みたか車両しゃりょうセンターにそれぞれ転出てんしゅつした。
  • 900番台ばんだい
  • 910番台ばんだい
    • 2006ねん平成へいせい18ねん)に運用うんよう離脱りだつし、東大宮ひがしおおみや操車そうしゃじょう疎開そかい回送かいそうのち、2008ねん平成へいせい20ねん)1がつ長野ながの総合そうごう車両しゃりょうセンターに回送かいそうされ解体かいたいされた。
  • 920番台ばんだい
    • 2007ねん平成へいせい19ねん)に運用うんよう離脱りだつし、東大宮ひがしおおみや操車そうしゃじょう疎開そかい回送かいそうのち長野ながの総合そうごう車両しゃりょうセンターに回送かいそうされ解体かいたいされた。

事業じぎょうよう車両しゃりょう

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クモヤ143かたち

  • 1が配置はいちされていたが、東京とうきょう総合そうごう車両しゃりょうセンターに転出てんしゅつし、事業じぎょうよう車両しゃりょう配置はいちくなった。

大宮おおみやえき派出はしゅつ

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大宮おおみやえき構内こうない大宮おおみやえき派出はしゅつがあり、異常いじょう初期しょき対応たいおうなどをおこなっている。

そのエピソード

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  • かつて、京浜東北けいひんとうほくせん車両しゃりょう配置はいち浦和うらわ電車でんしゃ当時とうじきたウラ」)のほか、したじゅうじょう電車でんしゃきたモセ)と蒲田かまた電車でんしゃみなみカマ)の3かしょ分散ぶんさんしていたが、1986ねん昭和しょうわ61ねん3月3にちダイヤ改正かいせいさい車両しゃりょう配置はいち浦和うらわ電車でんしゃ集約しゅうやくさせ、したじゅうじょう電車でんしゃ乗務じょうむいんのみ配属はいぞくしたじゅうじょう運転うんてんに、蒲田かまた電車でんしゃ乗務じょうむいん横浜よこはません車両しゃりょう(1996ねん大船おおぶね電車でんしゃ鎌倉かまくら総合そうごう車両しゃりょうセンター(げん鎌倉かまくら車両しゃりょうセンター)に転出てんしゅつ)の配置はいちとなった。現在げんざいしたじゅうじょう蒲田かまた車庫しゃことして車両しゃりょう留置りゅうちされている。
  • 乗務じょうむいん所属しょぞくしているため2013ねん現在げんざいでもJR東日本ひがしにっぽん車両しゃりょう配置はいち基地きちとしては「車両しゃりょうセンター」の名称めいしょう使用しようしていなかったが、2015ねん3がつ16にちからさいたま車両しゃりょうセンターと改名かいめいされた。同時どうじに、乗務じょうむいん配置はいちおこな部署ぶしょはさいたま運転うんてん分離ぶんり設置せっちされた。車両しゃりょうセンターに名称めいしょう変更へんこうされていない車両しゃりょう基地きち田端たばた運転うんてんしょ宇都宮うつのみや運転うんてんしょなどがある。
  • 209けい電車でんしゃ0番台ばんだい側面そくめんだいまど改造かいぞう工事こうじともな予備よびしゃ確保かくほのため、当時とうじ三鷹みたか電車でんしゃ配置はいちされていた500番台ばんだいC515編成へんせいとうされて運用うんようされたことがあった[9]が、編成へんせい番号ばんごうさつ所属しょぞく表記ひょうきは「はちミツ」表記ひょうきのままだった。一旦いったん三鷹みたか電車でんしゃ返却へんきゃくのちあらためて転入てんにゅうして正式せいしきとう配置はいちのウラ84編成へんせいとなり、ウラ90編成へんせい(901けいA編成へんせい)を置換おきかえた。
  • ウラ91編成へんせい(901けいB編成へんせい)・ウラ92編成へんせい(901けいC編成へんせい)は、運用うんよう離脱りだつ当時とうじ三鷹みたか電車でんしゃからC514・C513編成へんせいをそれぞれとううたてはいし、ウラ83・ウラ82編成へんせいとして置換おきかえた。
  • とう入場にゅうじょうするさいには京浜東北線けいひんとうほくせんみなみぎょう大船おおふな方面ほうめん)の線路せんろ横断おうだんする必要ひつようがあるため、敷地しきちない私道しどううえ踏切ふみきり設置せっちされている。なお踏切ふみきりには係員かかりいん以外いがいわたらないよう注意ちゅういきがある。

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ a b 交友こうゆうしゃ鉄道てつどうファン』2023ねん7がつごう 「JR旅客りょかく会社かいしゃ車両しゃりょう配置はいちひょう
  2. ^ a b c d e ジェー・アール・アールへん『JR電車でんしゃ編成へんせいひょう』2023なつ 交通こうつう新聞しんぶんしゃ、2023ねん、p.68-69。ISBN 9784330024233
  3. ^ a b c d e 交友こうゆうしゃ鉄道てつどうファン」1997ねん8がつごう「103けいから209けい開設かいせつ35周年しゅうねんむかえる浦和うらわ電車でんしゃ記事きじ
  4. ^ 国労こくろう東京とうきょう地本じもと委員いいんちょう逮捕たいほ 読売新聞よみうりしんぶん 1965ねん4がつ30にち 夕刊ゆうかん9ぺーじ
  5. ^ 交通こうつう新聞しんぶんしゃ「JR電車でんしゃ編成へんせいひょう2015なつ」69ぺーじ記事きじ
  6. ^ ジェー・アール・アールへん『JR電車でんしゃ編成へんせいひょう』2017なつ ジェー・アール・アール、交通こうつう新聞しんぶんしゃ、2017ねん、p.356。ISBN 9784330787176
  7. ^ 交友こうゆうしゃ鉄道てつどうファン』2019ねん7がつごう 「JR旅客りょかく会社かいしゃ車両しゃりょう配置はいちひょう
  8. ^ JR発足ほっそく大阪環状線おおさかかんじょうせん大和やまと路線ろせんなどでも使用しようしていたが、1995ねん4がつより現行げんこうのものに変更へんこう
  9. ^ 鉄道てつどうファン』 2006ねん7がつごう 交友こうゆうしゃ POST P169

参考さんこう文献ぶんけん

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関連かんれん項目こうもく

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