神戸こうべポートタワー

神戸こうべポートタワー
神戸こうべポートタワー
	2023年ねん12月（工事こうじ終了しゅうりょう後ご）
情報じょうほう
用途ようと	展望てんぼう
設計せっけい者しゃ	伊藤いとう紘一こういち・仲なか威雄たけお（日建設計にっけんせつけい）
施工しこう	大林組おおばやしぐみ
延のべ床ゆか面積めんせき	1,534 m²
階数かいすう	12
高たかさ	108m
着工ちゃっこう	1962年ねん（昭和しょうわ37年ねん）8月がつ13日にち
竣工しゅんこう	1963年ねん（昭和しょうわ38年ねん）11月20日にち
開館かいかん開所かいしょ	1963年ねん（昭和しょうわ38年ねん）11月21日にち
改築かいちく	2010年ねん3月がつ
所在地しょざいち	〒650-0042; 兵庫ひょうご県けん神戸こうべ市し中央ちゅうおう区く波止場はとば町まち5-5
座標ざひょう	北緯ほくい34度ど40分ふん57.5秒びょう東経とうけい135度ど11分ふん12.1秒びょう / 北緯ほくい34.682639度ど東経とうけい135.186694度ど座標ざひょう: 北緯ほくい34度ど40分ふん57.5秒びょう東経とうけい135度ど11分ふん12.1秒びょう / 北緯ほくい34.682639度ど東経とうけい135.186694度ど
文化財ぶんかざい	国くにの登録とうろく有形ゆうけい文化財ぶんかざい
指定してい・登録とうろく等とう日び	2014年ねん12月
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神戸こうべポートタワー（こうべポートタワー）は、兵庫ひょうご県けん神戸こうべ市し中央ちゅうおう区く波止場はとば町まちにあるタワー。

1963年ねん11月20日にち、神戸こうべ港こう中ちゅう突堤とっていに竣工しゅんこうした。下層かそう3・4階かいは神戸こうべ国際こくさい港湾こうわん博物館はくぶつかんとなっていたが1987年ねん3月で閉館へいかん、同年どうねん4月がつに後継こうけい施設しせつとなる神戸こうべ海洋かいよう博物館はくぶつかんがメリケンパークに開館かいかんした。

2021年ねん9月がつ27日にちから耐震たいしん化かなど補強ほきょう工事こうじのため休館きゅうかんとなっていたが^[2]、2024年ねん4月がつ26日にちにリニューアルオープンした^[3]^[4]。

概要がいよう編集へんしゅう

世界せかい初はつのパイプ構造こうぞうの建造けんぞう物ぶつで、和楽わらく器きの鼓こを長ながくしたような外観がいかん（双そう曲面きょくめん構造こうぞう）が特徴とくちょうである^[5]。その独特どくとくの構造こうぞう・形状けいじょうから「鉄塔てっとうの美女びじょ」とも称しょうされ、高層こうそう建築けんちく物ぶつのモデルの一ひとつとなっている^[5]。また日本にっぽんで初はじめてライトアップされた建造けんぞう物ぶつでもある^[5]。当時とうじの神戸こうべ市長しちょう（第だい7代だい）であった原口はらぐち忠次郎ちゅうじろうは、元もと内務省ないむしょうの技術ぎじゅつ官僚かんりょうでもあったが、1959年ねんにロッテルダムを訪おとずれた際さいに、港みなとを一望いちぼうするユーロマスト^[6]に感激かんげきし、このタワーの建設けんせつを思おもい立たった。その4年ねん後ごに実現じつげんすることになる。ちなみに当初とうしょタワー全体ぜんたいを銀色ぎんいろにする予定よていだったが、地上ちじょうからの高たかさが60mを越こすことから当時とうじの航空こうくう法ほうによって黄き赤あかをメインに白しろをアクセントにした塗装とそうに変更へんこうさせられている^[7]。

以降いこう、神戸こうべ港こうのシンボルとして広ひろく知しられ、修学旅行しゅうがくりょこうなどの観光かんこう客きゃくが港町みなとちょう神戸こうべを学習がくしゅうする際さいにその多おおくが立たち寄よる拠点きょてんともなっている。中なかには売店ばいてん・レストラン・展望てんぼう台だいがある。

2024年ねん4月がつ26日にちのリニューアルオープン後ごに、360度どの風景ふうけいが一望いちぼうできるガラス張がらすばりのタワー屋上おくじょう展望てんぼうフロアーが新規しんき開設かいせつされる^[8]。また、低層ていそうフロア（1-4階かい）にも屋外おくがいテラス付つきの飲食いんしょく店てんが出店しゅってんした^[4]。

第だい15回かい日本にっぽん建築けんちく学会がっかい賞しょう（1963年ねん）、建築けんちく業ぎょう協会きょうかい優良ゆうりょう建築けんちく賞しょう（BCS賞しょう）、照明しょうめい学会がっかい照明しょうめい普及ふきゅう会かい賞しょう、

歴史れきし編集へんしゅう

1963年ねん（昭和しょうわ38年ねん）に完成かんせい^[2]。建設けんせつ時じは港みなとの景色けしきが楽たのしめるように、中ちゅう突堤とっていの中なかほどに建設けんせつされた。しかし、1980年代ねんだい中頃なかごろにメリケンパークの造成ぞうせいにより東岸とうがんの水域すいいきが、1990年代ねんだい後半こうはんに中ちゅう突堤とってい中央ちゅうおうターミナル（かもめりあ）等とうの開設かいせつにより西岸せいがんの水域すいいきがそれぞれ埋うめ立たてられ、以降いこうは中ちゅう突堤とっていの付つけ根ねに建たつ格好かっこうになっている。

改修かいしゅう編集へんしゅう

2009年ねん12月 - 2010年ねん3月の間あいだ、神戸こうべ市しによって建設けんせつ以来いらいの大だい規模きぼな改修かいしゅう工事こうじが行おこなわれた。総そう事業じぎょう費ひは約やく3億おく3,000万まん円えん。17年ねんぶりの鉄塔てっとうの塗装とそうの塗ぬり直なおしをはじめ、LEDの使用しようによる新あらたなライトアップや展望てんぼう室しつのリニューアル（1階かい床ゆかの一部いちぶガラス化かおよび5階かい天井てんじょうに光ひかりファイバーを使用しようした星雲せいうん状じょうの星空ほしぞらの演出えんしゅつ）、バリアフリー化かがなされた。照明しょうめいの色いろは白しろ1色しょくから光ひかりの三原色さんげんしょく（赤あか・青あお・緑みどり）にすることにより40種類しゅるいのイルミネーション演出えんしゅつが可能かのうとなった。2010年ねん4月がつ28日にち19時じ00分ふんに式典しきてんが開催かいさいされリニューアルオープンした^[9]^[10]。

2013年ねん 11月21日にち、開業かいぎょう50周年しゅうねん式典しきてんが行おこなわれた。22日にちまで開業かいぎょう当時とうじの入場にゅうじょう料金りょうきん、大人おとな150円えん、子供こども80円えんで入場にゅうじょうできるなどの特典とくてんがあった^[11]^[12]。

2021年ねん9月がつ27日にちから老朽ろうきゅう化か対策たいさくや耐震たいしん性せい強化きょうかなどの工事こうじのため休館きゅうかんとなり、2023年度ねんどに営業えいぎょうを再開さいかいする予定よていだった^[2]。しかし、台風たいふうなどで工事こうじの遅おくれが生しょうじ、運営うんえいする民間みんかん事業じぎょう者しゃの選定せんていに時間じかんを要ようするため、営業えいぎょう再開さいかいは2024年ねん4月がつ26日にちとなった^[3]^[13]。

沿革えんかく編集へんしゅう

一般いっぱん財団ざいだん法人ほうじん神戸こうべ観光かんこう局きょく港湾こうわん振興しんこう部ぶ公式こうしきサイトより抜粋ばっすい^[14]。

1962年ねん 8月がつ13日にち神戸こうべポートタワー起工きこう
1963年ねん
- 4月がつ25日にち神戸こうべ国際こくさい港湾こうわん博物館はくぶつかん竣工しゅんこう（翌日よくじつオープン）
- 11月20日にち神戸こうべポートタワー竣工しゅんこう（翌日よくじつオープン）
1967年ねん5月16日にち下層かそう4階かいを増築ぞうちく
1987年ねん
- 3月がつ神戸こうべ国際こくさい港湾こうわん博物館はくぶつかん閉館へいかん
- 4月がつ29日にち神戸こうべ海洋かいよう博物館はくぶつかん竣工しゅんこう（翌日よくじつオープン）