(Translated by https://www.hiragana.jp/)
アニミズム - Wikipedia
Wikipedia

アニミズム

（精霊せいれい崇拝すうはいから転送てんそう）

アニミズム（英語えいご: animism）とは、生物せいぶつ・無機物むきぶつを問とわないすべてのものの中なかに霊魂れいこん、もしくは霊れいが宿やどっているという考かんがえ方かた。19世紀せいき後半こうはん、イギリスの人類じんるい学者がくしゃ、エドワード・バーネット・タイラーが著書ちょしょ『原始げんし文化ぶんか』（1871年ねん）の中なかで使用しようし定着ていちゃくさせた。

19世紀せいきのオジブワの5人にんの酋長しゅうちょう。オジブワの宗教しゅうきょうを人類じんるい学がく的てきに研究けんきゅうしたことで「新あたらしいアニミズム」が生うまれた。

語源ごげん

編集へんしゅう

この語かたりは、ラテン語らてんごで「気息きそく・霊魂れいこん・生命せいめい」などを意味いみするアニマ（anima）に由来ゆらいする。日本語にほんごでは汎ひろし霊れい説せつ、精霊せいれい信仰しんこう、地ち霊れい信仰しんこうなどと訳やくされている。

世界せかい観かん

編集へんしゅう

タイラーはアニミズムを「霊的れいてき存在そんざいへの信仰しんこう」とし、宗教しゅうきょう的てきなるものの最小限さいしょうげんの定義ていぎとした。彼かれによれば諸しょ民族みんぞくの神かみ観念かんねんは人格じんかくを投影とうえいしたものという（擬人ぎじん化か、擬人ぎじん観かん、エウヘメリズム）。現在げんざいでもこの語かたりは宗教しゅうきょう学がくで触ふれる際さいなど抜ぬきにしては考かんがえられない語かたりであるが、一方いっぽうタイラーのアニミズム観かんに対たいしてはマレット（英語えいご版ばん）(Robert Ranulph Marett)[1][2]が「未開みかい」民族みんぞくの間あいだでは人格じんかく性せいを欠かいた力ちからあるいは生命せいめいのような観念かんねんもあるとし、そのアニミズム以前いぜんの状態じょうたいをプレアニミズム（pre-animism）[3]と呼よび、同様どうようの概念がいねんはアニマティズム（animatism）、ヴァイタリズム（vitalism）、ダイナミズム（dynamism）[4]などとも称しょうされた。また研究けんきゅう姿勢しせいに対たいしては類推るいすい的てきであるとか、進化しんか主義しゅぎ的てきであるなどの批判ひはんもされる。

分類ぶんるい

編集へんしゅう

原始げんし宗教しゅうきょう型がた

編集へんしゅう
「シャーマニズム」、「タブー」、および「心霊しんれい現象げんしょう」も参照さんしょう

原はら始はじめ・未開みかい社会しゃかいで行おこなわれる宗教しゅうきょうの超ちょう自然しぜん観かんはアニミズム的てきであり、霊的れいてき存在そんざいに対たいして呪術じゅじゅつ的まとにかかわる。特定とくていの開祖かいそがなく、儀礼ぎれいが公的こうてきに行おこなわれる。法ほう・政治せいじ・経済けいざい・道徳どうとく・慣習かんしゅうなどと密接みっせつにかかわり、祭政さいせいが一致いっちし、祭まつりと経済けいざい的てき活動かつどうが同一どういつの場ばで行おこなわれ、タブー（禁忌きんき）が法的ほうてきまたは道徳どうとく的てき観念かんねん・行動こうどうと重かさなる。多おおくの民族みんぞく宗教しゅうきょうが類似るいじする特徴とくちょうを保持ほじする[5][6]。

亡霊ぼうれい崇拝すうはい型がた・恐怖きょうふ型がた

編集へんしゅう
「憑依ひょうい」、「憑つき物もの筋すじ」、「祟たたり神しん」、および「怨霊おんりょう」も参照さんしょう

死者ししゃとなった祖先そせんの霊魂れいこんの存在そんざいを認みとめて、たたりを恐おそれ崇拝すうはいの対象たいしょうとし、あるいは守護しゅごを願ねがう死霊しりょう崇拝すうはいは未開みかい宗教しゅうきょうにおけるアニミズムの一いち形態けいたいとされている[7]。死しを霊魂れいこんの永久えいきゅう離脱りだつとして他界たかいに赴おもむくが、死霊しりょうや動物どうぶつ霊れいは定さだめられたときにこの世よを訪おとずれ、人ひとに憑ひょういて健康けんこうを損そこなわせるとされる。狐憑きつねつき、ヤコツキ、オサキツキは動物どうぶつ霊れい憑依ひょういの例れいである[8]。

日本にっぽん神話しんわでは神代かみしろ紀おさむの天てん鈿女命いのち、崇たかし神かみ紀おさむの倭やまと迹迹日び百ひゃく襲かさね姫ひめ命いのち、仲哀ちゅうせつ紀おさむの神功じんぐう皇后こうごうなどが突然とつぜん神かみがかり（憑依ひょうい）して、狂躁きょうそう乱舞らんぶするなどして祟たたりが表現ひょうげんされてきた[9]。

未開みかい社会しゃかいではシャーマンによる呪術じゅじゅつが行おこなわれるが、日本にっぽんでは怨霊おんりょうのたたりをしずめるために神社じんじゃを建たて、神かみとして祀まつった[10]。

新しん宗教しゅうきょうの多おおくが不幸ふこうを「先祖せんぞのたたり」などの因縁いんねん話ばなしとして、先祖せんぞ供養くようや呪詛じゅそ霊れいの除じょ霊れい、鎮魂ちんこんをすすめている[11]。地鎮祭じちんさい（鎮魂ちんこん）の費用ひよう、先祖せんぞ供養くようの祈祷きとう料りょう、玉串たまぐし料りょうなどが慣習かんしゅうとして神社じんじゃに支払しはらわれることがある。

警視庁けいしちょうなどでは「玄関げんかんに入はいってすぐ悪霊あくりょうがついているとわかった」「悪霊あくりょうがついて次々つぎつぎに不幸ふこうなことがおこります。」「このつぼは悪霊あくりょうを取とり除のぞく力ちからがあります。」等とうの霊感れいかん商法しょうほうを悪徳あくとく商法しょうほうの一種いっしゅとして定義ていぎしている[12]。

宗教しゅうきょう人類じんるい学がく型がた

編集へんしゅう

宗教しゅうきょう人類じんるい学がくにおいて、アニミズムとは多おおくの先住せんじゅう部族ぶぞくの信仰しんこう体系たいけいを表あらわす言葉ことばであり[13]、特とくに最近さいきんになって発展はってんした組織そしき宗教しゅうきょう(キリスト教きょう、ユダヤ教きょう、イスラム教いすらむきょう、バハーイー教きょう、仏教ぶっきょう、シク教きょう等とう)との比較ひかく対照たいしょうのために用もちいられてきた[14]。アニミズムは人類じんるい学者がくしゃのエドワード・バーネット・タイラーが1871年ねんに発表はっぴょうした著書ちょしょ『未開みかい文化ぶんか(英えい:Primitive Culture)』[15]の中なかで、「魂たましいやその他たの精神せいしん的てきな存在そんざい全般ぜんぱんに関かんする一般いっぱん的てきな教義きょうぎ」と定義ていぎされた。

タイラーにとってアニミズムは最もっとも初期しょきの宗教しゅうきょうの形態けいたいであり、段階だんかい的てきに発展はってんしてきた宗教しゅうきょうの進化しんかの枠組わくぐみの中なかに位置いちし、最終さいしゅう的てきには人類じんるいが科学かがく的てき合理ごうり性せいを求もとめて宗教しゅうきょうを完全かんぜんに拒絶きょぜつすることになると考かんがえた[16]。このようにタイラーにとってアニミズムとは、すべての宗教しゅうきょうが成長せいちょうする元凶げんきょうとなった基礎きそ的てきな誤あやまりであった[16]。

アニミズムの進化しんか論ろん的てき解釈かいしゃくは各かく方面ほうめんで批判ひはんされており、今日きょうでは問題もんだい外がいと考かんがえられている[8]。

特徴とくちょう

編集へんしゅう
 
様々さまざまな文化ぶんか圏けんの人物じんぶつが仲介ちゅうかい者しゃのような役割やくわりを果はたしている様子ようすを描えがいた作品さくひん、文献ぶんけん上じょうでは「シャーマン」と呼よばれることが多おおい。

アニミズムが単たんに単一たんいつの広範こうはんな宗教しゅうきょう的てき信念しんねんであるのか[17]、あるいは世界中せかいじゅうの様々さまざまな文化ぶんか圏けんで見みられる多おおくの多様たような神話しんわからなるそれ自体じたいが一ひとつの世界せかい観かんであるのか[18] については、意見いけんの相違そういが続つづいている（一般いっぱん的てきなコンセンサスは得えられていない）。 このことはまた、アニミズムが倫理りんり的てきな主張しゅちょうをするのかしないのか、あるいはアニミズムが倫理りんりの問題もんだいを完全かんぜんに無視むしするのかという論争ろんそうを引ひき起おこしている[19]。

汎神論はんしんろんとの違ちがい

編集へんしゅう

アニミズムは汎神論はんしんろんとは異ことなるが、この2つは混同こんどうされることがある。主おもな違ちがいの一ひとつは、アニミズムは、すべてのものが精神せいしん的てきな性質せいしつ(魂たましい、霊れい等とう)を持もつと信しんじるが、汎神論はんしんろん者しゃのように、存在そんざいするすべてのものの精神せいしん的てき本質ほんしつが統一とういつされているとは考かんがえていないことである（一元論いちげんろん）。アニミズムでは個々ここの魂たましいの独自どくじ性せいを前提ぜんていとするが、汎神論はんしんろんでは、すべてのものは、それぞれの精神せいしんや魂たましいを持もつのではなく、同おなじ本質ほんしつ（英えい：essence、ラテン：essentia）を共有きょうゆうしている[20][21]。

汎ひろし心しん論ろんとの違ちがい

編集へんしゅう

アニミズムはすべてのものに魂たましいがあると主張しゅちょうし、物もの活かつ論ろんはすべてのものが生いきていると主張しゅちょうする[22]:149[23]。こうした立場たちばを汎ひろし心しん論ろんと解釈かいしゃくすることについては、現代げんだいの学術がくじゅつ界かいでは支持しじされていない[24]。現代げんだいの汎ひろし心しん論ろん者ものは、この種たねの理論りろんから距離きょりを置おこうとしており、経験けいけんの遍在へんざい性せいと心しんや認知にんちの遍在へんざい性せいとの間あいだに区別くべつをつけるように注意ちゅういしている[25][26]。

呪のろいへの崇拝すうはい

編集へんしゅう
「呪のろい」、「呪物じゅぶつ崇拝すうはい」、および「トーテミズム」も参照さんしょう
呪力じゅりょく崇拝すうはい
動植物どうしょくぶつやその他たの事物じぶつに人格じんかく的てきな霊魂れいこん、霊神れいじんが宿やどるとするアニミズムは、非ひ人格じんかく的てきな超ちょう常つね現象げんしょう、超ちょう自然しぜん的てきな呪力じゅりょくを崇拝すうはいするマナイズム（呪力じゅりょく崇拝すうはい）とは区別くべつされる[27][28]。
呪物じゅぶつ崇拝すうはい
呪物じゅぶつ崇拝すうはい（フェティシズム）は未開みかい社会しゃかい、古代こだい社会しゃかい、未開みかい宗教しゅうきょうにみられる信仰しんこうで、呪物じゅぶつが人間にんげんに禍福かふくをもたらすと信しんじて儀礼ぎれいの対象たいしょうとすることである[29][30]。人工じんこう物ぶつや簡単かんたんに加工かこうした自然しぜん物ぶつに対たいする崇拝すうはいの総称そうしょうとされており[31]、アニミズムとも深ふかい関かかわりを持もつ[8]。

現存げんそんする文化ぶんかにおけるアニミズム

編集へんしゅう
 
バングラディシュのディナジュプール地区ちくのサンタル村むらにある聖地せいち。
  • アニート（「祖先そせんの霊れい」の意い）：ババイランと呼よばれる女性じょせいまたは女性じょせい化かした男性だんせいシャーマンに率ひきいられたフィリピンの様々さまざまな先住民せんじゅうみん族ぞくのシャーマニズム的てき民俗みんぞく宗教しゅうきょう。物質ぶっしつ世界せかいとともに存在そんざいし、物質ぶっしつ世界せかいと相互そうご作用さようする精神せいしん世界せかいへの信仰しんこうや、岩いわや木き、動物どうぶつや人間にんげん、自然しぜん現象げんしょうに至いたるまで、すべてのものに精神せいしんがあるという信仰しんこうを含ふくむ[32][33]。
  • ドラヴィダの民俗みんぞく宗教しゅうきょう（原始げんしシャイヴァ教きょう／民俗みんぞくシャイヴァ教きょう）：ドラヴィダ民族みんぞくの伝統でんとう的てきなアニミズム、多神教たしんきょう、一部いちぶシャーマニズムの民俗みんぞく宗教しゅうきょう。
  • ヴェーダ教きょうと非ひヴェーダ系けいアニミズム：ジャイナ教きょうや仏教ぶっきょうが導入どうにゅうされる以前いぜんのアーリア人じんやその他たの北きたインド人じんの伝統でんとう的てきなアニミズム、多神教たしんきょう、一部いちぶシャーマニズムの民俗みんぞく宗教しゅうきょう。現在げんざいのヒンドゥー教きょうは歴史れきし的てきなヴェーダ教きょうとは明あきらかに異ことなった別べつ宗教しゅうきょうではあるが、ヒンドゥー教きょうを形成けいせいした伝統でんとうの一ひとつである[note 1]。
  • パキスタン北部ほくぶのカラシュ族ぞくは、古代こだいのアニミズム宗教しゅうきょうを信仰しんこうしている[34]。
  • 韓国かんこくのシャーマニズム（MuまたはMuismとしても知しられている）は多おおくのアニミズム的てき側面そくめんを持もっている[35]。
  • ムン（MunismまたはBongthingismとしても知しられる）：レプチャ族ぞくの伝統でんとう的てきな多神教たしんきょう、アニミズム、シャーマニズム、シンクレティックな宗教しゅうきょう[36][37][38]。
  • 神道しんとう（琉球りゅうきゅう宗教しゅうきょうを含ふくむ）：日本にっぽんの伝統でんとう的てきな民間みんかん宗教しゅうきょうで、多おおくのアニミズム的てきな側面そくめんを持もっている[39]。梅原うめはら猛たけしはタイラーの原始げんし宗教しゅうきょうの学説がくせつを認みとめて日本にっぽんの神道しんとうや仏教ぶっきょうが原始げんし宗教しゅうきょうであるアニミズムの原理げんりに従したがっているとしたが、アニミズムを人類じんるいにとって必要ひつような世界せかい観かんと主張しゅちょうした[40]。
  • 太平洋たいへいよう地域ちいき（ポリネシア三角さんかく圏けん、メラネシア、ミクロネシア）におけるマナイズム。マルキーズ諸島しょとうのティキ像ぞうやイースター島とうのモアイ像ぞうはアニミズムやトーテミズム信仰しんこうの名残なごりである。
  • アフリカの伝統でんとう的てき宗教しゅうきょう：サハラ以南いなんのアフリカのほとんどの宗教しゅうきょう的てき伝統でんとうで、基本きほん的てきに多神教たしんきょう的てき・シャーマニズム的てき要素ようそや祖先そせん崇拝すうはいを含ふくむアニミズムの複雑ふくざつな形態けいたいが保持ほじされている[41]。
  • 北きたアフリカの伝統でんとう的てきなベルベル人じんの宗教しゅうきょうとイスラム教いすらむきょう以前いぜんのアラブ人じんの宗教しゅうきょう：ベルベル人じんとアラブ人じんの伝統でんとう的てきな多神教たしんきょう、アニミズム、まれにシャーマニズムの宗教しゅうきょう。
  • エコペイガンを含ふくむいくつかのネオペイガンのグループは自分じぶんたちをアニミズムと表現ひょうげんしているが、これは人間にんげんが世界せかいや宇宙うちゅうを共有きょうゆうしている多様たような生物せいぶつや精霊せいれいのコミュニティを尊重そんちょうしていることを意味いみしている[42]。
  • ニューエイジ運動うんどうは、自然しぜんの精霊せいれいの存在そんざいを主張しゅちょうするアニミズム的てきな特徴とくちょうをよく示しめしている[43]。

シャーマニズム

編集へんしゅう
 
1922年ねん、フィリピンのイトネグ族ぞくの女性じょせいシャーマンが、ピナリングと呼よばれる水みずに溶とけた石いしに宿やどる村むらの守護しゅごアニト、アプデルに供そなえ物ものをしている写真しゃしん。[44]

シャーマンとは、善ぜん霊れいや悪霊あくりょうの世界せかいにアクセスし、影響えいきょう力りょくを持もつと考かんがえられている人ひとのことで、典型てんけい的てきには儀式ぎしきの際さいにトランス状態じょうたいに入はいり、占うらないやヒーリングを行おこなう人ひとのことである[45]。

ミルチャ・エリアーデによれば、シャーマニズムは、シャーマンが人間にんげん界かいと霊界れいかいの間あいだの仲介ちゅうかい者しゃまたはメッセンジャーであるという前提ぜんていを包含ほうがんしている。シャーマンは、魂たましいを修復しゅうふくすることで病気びょうきや疾患しっかんを治療ちりょうすると言いわれている。魂たましいや精神せいしんに影響えいきょうを与あたえたトラウマを和やわらげることで、個人こじんの肉体にくたいのバランスと完全かんぜん性せいを取とり戻もどす。シャーマンはまた、コミュニティを悩なやませている問題もんだいの解決かいけつ策さくを得えるために、超ちょう自然しぜん的てきな領域りょういきや次元じげんに入はいる。シャーマンは、迷まよえる魂たましいに導みちびきを与あたえたり、異質いしつな要素ようそによる人間にんげんの魂たましいの病気びょうきを改善かいぜんするために、他たの世界せかいや次元じげんを訪おとずれることもある。シャーマンは主おもに精神せいしん世界せかいで活動かつどうし、それが人間にんげん世界せかいに影響えいきょうを与あたえる。バランスを回復かいふくすることで、病気びょうきが解消かいしょうすると主張しゅちょうする[46]。

デイヴィッド・エイブラム（英語えいご版ばん）は、エリアーデが提唱ていしょうしたシャーマンの役割やくわりについて超ちょう自然しぜん的てきではなく、より生態せいたい学がく的てきな理解りかいを明確めいかくにしている。インドネシア、ネパール、アメリカ大陸あめりかたいりくでの自みずからのフィールド・リサーチに基もとづいて、エイブラムは、アニミズム文化ぶんかにおいて、シャーマンは主おもに、人間にんげん社会しゃかいと、人間にんげん以上いじょうに活動かつどう的てきな機関きかんである地域ちいきの動物どうぶつ、植物しょくぶつ、地形ちけい（山やま、川かわ、森もり、風ふう、天候てんこうパターン、これらすべてには固有こゆうの感覚かんかくがあると考かんがえられている）との間あいだの仲介ちゅうかい者しゃとして機能きのうすることを示唆しさしている。したがって、人間にんげん社会しゃかいにおける個々ここの不調ふちょう（バランスの崩くずれ）を癒いやすシャーマンの能力のうりょくは、人間にんげん社会しゃかいと、その社会しゃかいが組くみ込こまれている生物せいぶつのより広ひろい集合しゅうごう体たいとの間あいだの互恵ごけい関係かんけいのバランスをとるという、より継続けいぞく的てきな実践じっせんの副産物ふくさんぶつだとする。

アンダマン諸島しょとうの宗教しゅうきょう

編集へんしゅう

アンダマン諸島しょとうの人々ひとびとの宗教しゅうきょうは「アニミズム的てき一神教いっしんきょう」とも言いわれ、宇宙うちゅうを創造そうぞうしたパルガという唯一ゆいいつの神かみを第だい一いちに信しんじている[47]。パルガは自然しぜん現象げんしょうを擬人ぎじん化かしたものとして知しられている[48]。

アブラハムの宗教しゅうきょう

編集へんしゅう
「ユビキタス」も参照さんしょう

旧約きゅうやく聖書せいしょや知恵ちえ文学ぶんがくでは神かみの遍在へんざい性せい(Omnipresence)(エレミヤ書しょ23:24)(箴言しんげん15:3)(列れつ王おう記き8:27)が説とかれているが、キリスト教きょう神学しんがく者しゃマーク・ワラスは動物どうぶつ、木き、岩いわなど、地球ちきゅう上じょうのすべてのものに神かみが存在そんざいすると論ろんじている[49]。

トーテミズムとの関係かんけい、他たの社会しゃかいとの比較ひかく：フィリップ・デスコーラ説せつ

編集へんしゅう

アニミズムはトーテミズムと深ふかくかかわっているとされる[8]。フィリップ・デスコーラは『自然しぜんと文化ぶんかを越こえて』のなかで、例たとえばアマゾン盆地ぼんちのアチュアル族ぞくの社会しゃかいにおいて、ノマド社会しゃかい特有とくゆうのアニミズム的てき思考しこうと定住ていじゅう型がた社会しゃかいにみるトーテミズム的てき思考しこうの混交こんこう的てき要素ようそが多おおくうかがえると分析ぶんせきした。つまり、アニマ（精神せいしん）が人間にんげんと非ひ人間にんげんの間あいだを往還おうかんするアニミズムと、アニマが人間にんげん集団しゅうだんと非ひ人間にんげん的てき象徴しょうちょうを繋つないでいるトーテミズムという相違そうい点てんがあるものの[50]、基本きほん的てきにはアニミズムにおいてもトーテミズムにおいても、同おなじく人間にんげんがその他たの動物どうぶつや植物しょくぶつ、自然しぜんの力ちからとほぼ同等どうとうの立場たちばにあるという共通きょうつう点てんがうかがえる[51]。

さらに、デスコーラはすべての社会しゃかいを分析ぶんせきすれば、アニミズム、トーテミズム、類推るいすい主義しゅぎ（アナロジスム）および自然しぜん主義しゅぎ（ナチュラリスム）からなる、4つの「同一どういつ化かの様態ようたい」に区別くべつできるとしている。

 
デスコーラによる4区分くぶん

同一どういつ化か (Identité) と諸しょ様式ようしき (Différentiation) は、自みずからと他たなるものとの境界きょうかいの定義ていぎの仕方しかたである。IntérioritéとPhysicalitéは、内面ないめん（精神せいしん）と外見がいけん（身体しんたい）の次元じげんとなる。

この区別くべつでは、例たとえば西洋せいようの近代きんだい社会しゃかいが自然しぜん主義しゅぎ的てき (Naturalisme) だとすると、それ以外いがいの社会しゃかいはアニミズム的てきであるか、もしくはトーテミズム的てきな社会しゃかいであるか、それかアナロジズム的てきな社会しゃかい（主おもに中世ちゅうせいの西欧せいおうにみる自然しぜん主義しゅぎ的てきな社会しゃかいの前身ぜんしん、あるいは中国ちゅうごく・インド等とうの類推るいすい主義しゅぎ的てきな社会しゃかい）となる。

まず、アニミズムを特徴とくちょうづけるのは、非ひ人間にんげんという社会しゃかい的てき属性ぞくせいにより諸しょ関係かんけいのカテゴリー化かが可能かのうになるような社会しゃかいである。つまりここでは、非ひ人間にんげんが関係かんけいの項こうとなっている。トーテミズムを特徴とくちょうづけるのは、非ひ人間にんげんどうしの不連続ふれんぞく性せいにより、人間にんげんの非ひ連続れんぞく性せいを思考しこうすることが可能かのうになる社会しゃかいである。こうした社会しゃかいにあっては、非ひ人間にんげんとは記号きごうのようなものである。

一方いっぽう、自然しぜん主義しゅぎとは、「自然しぜんが存在そんざいするという単たんなる信仰しんこう、思おもい込こみであり、い換いかえれば、いくつかの実在じつざいが存在そんざいすることや、その展開てんかいは、人間にんげんの意志いしの効果こうかの外側そとがわにある原理げんりによっているとすることである。プラトンやアリストテレス以来いらいの西洋せいようのコスモロジーに典型てんけい的てきな自然しぜん主義しゅぎは、特定とくていの存在そんざい論ろん的てき領域りょういき、すなわち、超越ちょうえつ論ろん的てきな審しん級きゅうに従したがうものか、世界せかいの仕組しくみに内在ないざいしている理由りゆうなくしては何なにものも生しょうじえないとする秩序ちつじょもしくは必然ひつぜん性せいの場ばを産出さんしゅつする。自然しぜん主義しゅぎがわたしたちのコスモロジーの主導しゅどう的てき原理げんりであり、わたしたちの共通きょうつう感覚かんかくや科学かがく的てき原理げんり似に浸透しんとうしている限かぎりにおいて、そうした自然しぜん主義しゅぎが、わたしたちにとっては、自分じぶんたちの認識にんしき論ろん、とりわけ同一どういつ化かの他ほかの様式ようしきにたいする見方みかたや視線しせんを構造こうぞう化かしている「自然しぜん」のようなものとでもいうべき、前提ぜんていとなってしまっているのである」[52]。

つまり、西洋せいようがもつ自然しぜん主義しゅぎは、人間にんげんの他ほかなるものや世界せかいへ向むけられる見方みかたや視線しせんを規定きていしていて、「自然しぜん」を外的がいてきなものとみなし、アニミズムやトーテミズムとは根本こんぽん的てきに異ことなる存在そんざい論ろんに基もとづくものということになる。

注釈ちゅうしゃく

編集へんしゅう
  1. ^ Michaels (2004, p. 38): "ヒンドゥー教きょうにおけるヴェーダ宗教しゅうきょうの遺産いさんは、一般いっぱん的てきに過大かだい評価ひょうかされている。神話しんわの影響えいきょうは確たしかに大おおきいのだが、宗教しゅうきょう用語ようごは様変さまがわりした。ヒンドゥー教きょうの主要しゅような用語ようごはすべて、ヴェーダには存在そんざいしないか、まったく異ことなる意味いみを持もつ。ヴェーダの宗教しゅうきょうは、行為こういの報むくいを伴ともなう倫理りんり的てきな魂たましいの移動いどう（karma）、周期しゅうき的てきな世界せかいの破壊はかい、一生いっしょうの間あいだの救済きゅうさいの考かんがえ（jivanmukti; moksa; nirvana）を持もたない。世界せかいを幻影げんえいとみなす考かんがえ（maya）は、古代こだいインドの風潮ふうちょうに反はんしており、全能ぜんのうの創造そうぞう神しんはリグ・ヴェーダの後期こうきの賛美さんび歌かにのみ登場とうじょうする。またヴェーダ宗教しゅうきょうには、カースト制度せいど、未亡人みぼうじんの火葬かそう、再婚さいこんの禁止きんし、神かみ々の像ぞうや寺院じいん、プージャ礼拝れいはい、ヨーガ、巡礼じゅんれい、菜食さいしょく主義しゅぎ、牛うしの神聖しんせいさ、人生じんせいの段階だんかいの教義きょうぎ（asrama）などが知しられておらず、あるいはそれらが始はじまったときにしか知しられることは無なかった。このように、ヴェーダ宗教しゅうきょうとヒンドゥー宗教しゅうきょうの間あいだには転換てんかん点てんがあると考かんがえるのが妥当だとうであろう。"
    “Vedic Hinduism”. Harvard University. pp. 3 (1992年ねん). 2021年ねん6月がつ29日にち閲覧えつらん。: "... これらをベーダ系けいヒンドゥー教きょうと呼よぶのは形容けいよう矛盾むじゅん（撞着どうちゃく語法ごほう）といっても良よい。なぜなら、ヴェーダ宗教しゅうきょうは、一般いっぱんにヒンドゥー教きょうと呼よばれているものとは非常ひじょうに異ことなっているからだ。少すくなくとも、古こヘブライ語ごの宗教しゅうきょうが中世ちゅうせいや現代げんだいのキリスト教きりすときょうの宗教しゅうきょうとは異ことなるのと同様どうようである。しかし、ヴェーダ宗教しゅうきょうは、ヒンドゥー教きょうの前身ぜんしんとして扱あつかうことができる。"
    See also Halbfass 1991, pp. 1–2

脚注きゃくちゅう

編集へんしゅう
  1. ^ 『マレット』 - コトバンク
  2. ^ 『ロバート・ラナルフ マレット』 - コトバンク
  3. ^ 『プレアニミズム』 - コトバンク
  4. ^ 『力動りきどう説せつ』 - コトバンク
  5. ^ 小学館しょうがくかん 2021b, p. 「原始げんし宗教しゅうきょう」.
  6. ^ 小学館しょうがくかん 2021c, p. 「原始げんし宗教しゅうきょう」.
  7. ^ 小学館しょうがくかん 2021a, p. 「死霊しりょう崇拝すうはい」.
  8. ^ a b c d 小学館しょうがくかん 2021d, p. 「アニミズム」.
  9. ^ 平凡社へいぼんしゃ 2021b, p. 「神かみがかり」.
  10. ^ ブリタニカ・ジャパン 2021c, p. 「怨霊おんりょう」.
  11. ^ 平凡社へいぼんしゃ 2021c, p. 「先祖せんぞ供養くよう」.
  12. ^ 悪質あくしつ商法しょうほう 警視庁けいしちょう
  13. ^ Hicks, David (2010). Ritual and Belief: Readings in the Anthropology of Religion (3 ed.). Rowman Altamira. p. 359. "Tylor's notion of animism—for him the first religion—included the assumption that early Homo sapiens had invested animals and plants with souls ..." 
  14. ^ “Animism”. ELMAR Project (University of Cumbria) (1998–1999). 3- June 2021閲覧えつらん。
  15. ^ EB (1878).
  16. ^ a b Harvey 2005, p. 6.
  17. ^ David A. Leeming; Kathryn Madden; Stanton Marlan (6 November 2009). Encyclopedia of Psychology and Religion. Springer. p. 42. ISBN 978-0-387-71801-9. https://books.google.com/books?id=g0QQtlJSyOEC&pg=PA42 
  18. ^ Harvey (2006), p. 6.
  19. ^ Edward Burnett Tylor (1920). Primitive culture: researches into the development of mythology, philosophy, religion, language, art, and custom. J. Murray. p. 360. https://books.google.com/books?id=5tOAAAAAMAAJ&pg=PA360 
  20. ^ Harrison, Paul A. 2004. Elements of Pantheism. p. 11.
  21. ^ McColman, Carl. 2002. When Someone You Love Is Wiccan: A Guide to Witchcraft and Paganism for Concerned Friends, Nervous parents, and Curious Co-Workers. p. 97.
  22. ^ Skrbina, David. (2005). Panpsychism in the West. MIT Press. ISBN 0-262-19522-4
  23. ^ Carus, Paul. (1893). "Panpsychism and Panbiotism." The Monist. Vol. 3, No. 2. pp. 234–257. JSTOR 27897062
  24. ^ “Panpsychism”. Internet Encyclopedia of Philosophy. 2019年ねん5月がつ1日にち閲覧えつらん。
  25. ^ Goff, Philip; Seager, William; Allen-Hermanson, Sean (2017). "Panpsychism". In Zalta, Edward N. (ed.). Stanford Encyclopedia of Philosophy. 2018年ねん9月がつ15日にち閲覧えつらん。
  26. ^ Chalmers, David (2017). "The Combination Problem for Panpsychism" (PDF). In Brüntrup, Godehard; Jaskolla, Ludwig (eds.). Panpsychism: Contemporary Perspectives. New York: Oxford University Press. pp. 179–214. 2019年ねん4月がつ28日にち閲覧えつらん。
  27. ^ ブリタニカ・ジャパン 2021a, p. 「自然しぜん崇拝すうはい」.
  28. ^ ブリタニカ・ジャパン 2021b, p. 「精霊せいれい崇拝すうはい」.
  29. ^ 小学館しょうがくかん 2021e, p. 「呪物じゅぶつ崇拝すうはい」.
  30. ^ 小学館しょうがくかん 2021f, p. 「呪物じゅぶつ崇拝すうはい」.
  31. ^ 小学館しょうがくかん 2021g, p. 「フェティシズム」.
  32. ^ Scott, William Henry (1994). Barangay: Sixteenth century Philippine culture and society. Quezon City: Ateneo de Manila University Press. ISBN 978-9715501354. https://archive.org/details/BarangaySixteenthCenturyPhilippineCultureAndSociety 
  33. ^ Demetrio, Francisco R.; Cordero-Fernando, Gilda; Nakpil-Zialcita, Roberto B.; Feleo, Fernando (1991). The Soul Book: Introduction to Philippine pagan religion. Quezon City: GCF Books. ASIN B007FR4S8G 
  34. ^ Zeb, Alam, et al. (2019). "Identifying local actors of deforestation and forest degradation in the Kalasha valleys of Pakistan." Forest Policy and Economics 104: 56–64.
  35. ^ Lee, Peter H.; De Bary, Wm. Theodore (1996). Sources of Korean tradition. New York: Columbia University Press. ISBN 0-231-10566-5. OCLC 34553561 
  36. ^ Bareh, Hamlet, ed. (2001). "Sikkim". Encyclopaedia of North-East India. Vol. 7. Mittal Publications. pp. 284–86. ISBN 81-7099-787-9。
  37. ^ Torri, Davide (2010). “10. In the Shadow of the Devil: Traditional patterns of Lepcha culture reinterpreted”. In Ferrari, Fabrizio. Health and Religious Rituals in South Asia. Taylor & Francis. pp. 149–156. ISBN 978-1-136-84629-8. https://books.google.com/books?id=OyKFM2qrNUEC 
  38. ^ West, Barbara A., ed (2009). Encyclopedia of the Peoples of Asia and Oceania. Facts on File Library of World History. Infobase Publishing. p. 462. ISBN 978-1-4381-1913-7. https://books.google.com/books?id=pCiNqFj3MQsC 
  39. ^ Nelson 1996, p. 7; Picken 2011, p. 40.
  40. ^ 梅原うめはら 猛たけし、国際こくさい日本にっぽん文化ぶんか研究けんきゅうセンター紀要きよう巻まき1,1989-05-21, p.13-23
  41. ^ Vontress, Clemmont E. (2005). Integrating Traditional Healing Practices into Counseling and Psychotherapy. SAGE Publications, Inc.. pp. 124–137. https://sk.sagepub.com/books/integrating-traditional-healing-practices-into-counseling-and-psychotherapy/n11.xml 
  42. ^ Pizza, Murphy, and James R. Lewis. 2008. Handbook of Contemporary Paganism. pp. 408–09.
  43. ^ Hanegraaff, Wouter J. 1998. New Age Religion and Western Culture. p. 199.
  44. ^ Fay-Cooper Cole; Albert Gale (1922). “The Tinguian; Social, Religious, and Economic life of a Philippine tribe”. Field Museum of Natural History: Anthropological Series 14 (2): 235–493. https://archive.org/details/tinguiansocialre142cole. 
  45. ^ "Shaman." Lexico. Oxford University Press and Dictionary.com. Retrieved 25 July 2020.
  46. ^ Eliadem Mircea. 1972. Shamanism: Archaic Techniques of Ecstasy, Bollingen Series LXXVI. Princeton University Press. pp. 3–7.
  47. ^ Radcliffe-Brown, A. R. (14 November 2013). The Andaman Islanders. Cambridge University Press. p. 161. ISBN 978-1-107-62556-3.
  48. ^ https://www.webindia123.com/territories/andaman/people/intro.htm
  49. ^ “Theologian Mark Wallace Explores Christian Animism in Recent Book” (英語えいご). www.swarthmore.edu (2020年ねん10月がつ15日にち). 2020年ねん12月8日にち閲覧えつらん。
  50. ^ フィリップ・デスコーラ『自然しぜんと文化ぶんかを越こえて』(叢書そうしょ 人類じんるい学がくの転回てんかい)、水声すいせい社しゃ 、2020年ねん
  51. ^ Fernandez-Armesto, Felipe (2003). Ideas that Changed the World. Dorling Kindersley, p. 138.
  52. ^ Philippe Descola, Leçon inaugurale au Collège de France, pour la Chaire d'anthropologie de la nature, Paris, Collège de France, 29 mars 2001 ISBN 2-7226-0061-7　video

参考さんこう文献ぶんけん・関連かんれん書籍しょせき

編集へんしゅう
  • エドワード・タイラー『原始げんし文化ぶんか』比屋根ひやごん安定あんてい訳やく、誠まこと信しん書房しょぼう、1962年ねん
  • フィリップ・デスコーラ『自然しぜんと文化ぶんかを越こえて』(叢書そうしょ 人類じんるい学がくの転回てんかい)、水声すいせい社しゃ 、2020年ねん
  • フィリップ・デスコーラ・秋あき道みち智さとし彌わたる『交錯こうさくする世界せかい 自然しぜんと文化ぶんかの脱だつ構築こうちく』京都大学きょうとだいがく学術がくじゅつ出版しゅっぱん会かい 、2018年ねん
  • 綾部あやべ恒雄つねお編へん『文化ぶんか人類じんるい学がくの名著めいちょ50』平凡社へいぼんしゃ、1994年ねん。ISBN 4-582-48113-2
  • Michaels, Axel (2004). Hinduism. Past and present. Princeton, New Jersey: Princeton University Press 
  • Lonie, Alexander Charles Oughter (1878). "Animism" . In Baynes, T. S. (ed.). Encyclopædia Britannica (英語えいご). Vol. 2 (9th ed.). New York: Charles Scribner's Sons. pp. 55–57.
  • Harvey, Graham (2005). Animism: Respecting the Living World. London: Hurst & Co. ISBN 978-0-231-13701-0 
  • Nelson, John K. (1996). A Year in the Life of a Shinto Shrine. Seattle and London: University of Washington Press. ISBN 978-0-295-97500-9. https://archive.org/details/yearinlifeofs00nels 
  • Nelson, John K. (2000). Enduring Identities: The Guise of Shinto in Contemporary Japan. Honolulu: University of Hawai'i Press. ISBN 978-0-8248-2259-0 
  • Picken, Stuart D. B. (1994). Essentials of Shinto: An Analytical Guide to Principal Teachings. Westport and London: Greenwood. ISBN 978-0-313-26431-3 
  • Picken, Stuart D. B. (2011). Historical Dictionary of Shinto (second ed.). Lanham: Scarecrow Press. ISBN 978-0-8108-7172-4 
  • 小学しょうがく館かん「アニミズム」『日本にっぽん大だい百科全書ひゃっかぜんしょ(ニッポニカ)』小学館しょうがくかん、コトバンク、2021d。  日本にっぽん大だい百科全書ひゃっかぜんしょ(ニッポニカ)『アニミズム』 - コトバンク
  • 小学しょうがく館かん「死霊しりょう崇拝すうはい」『精選せいせん版ばん 日本にっぽん国語こくご大だい辞典じてん』小学館しょうがくかん、コトバンク、2021a。  精選せいせん版ばん 日本にっぽん国語こくご大だい辞典じてん『死霊しりょう崇拝すうはい』 - コトバンク
  • 小学しょうがく館かん「原始げんし宗教しゅうきょう」『日本にっぽん大だい百科全書ひゃっかぜんしょ(ニッポニカ)』小学館しょうがくかん、コトバンク、2021b。  日本にっぽん大だい百科全書ひゃっかぜんしょ(ニッポニカ)『原始げんし宗教しゅうきょう』 - コトバンク
  • 小学しょうがく館かん「原始げんし宗教しゅうきょう」『デジタル大辞泉だいじせん』小学館しょうがくかん、コトバンク、2021c。  デジタル大辞泉だいじせん『原始げんし宗教しゅうきょう』 - コトバンク
  • 平凡社へいぼんしゃ「神かみがかり」『世界せかい大だい百科ひゃっか事典じてん 第だい２版はん』平凡社へいぼんしゃ、コトバンク、2021b。  世界せかい大だい百科ひゃっか事典じてん 第だい２版はん『神かみがかり』 - コトバンク
  • ブリタニカ・ジャパン「自然しぜん崇拝すうはい」『ブリタニカ国際こくさい大だい百科ひゃっか事典じてん 小しょう項目こうもく事典じてん』ブリタニカ・ジャパン、コトバンク、2021a。  ブリタニカ国際こくさい大だい百科ひゃっか事典じてん 小しょう項目こうもく事典じてん『自然しぜん崇拝すうはい』 - コトバンク
  • ブリタニカ・ジャパン「精霊せいれい崇拝すうはい」『ブリタニカ国際こくさい大だい百科ひゃっか事典じてん 小しょう項目こうもく事典じてん』ブリタニカ・ジャパン、コトバンク、2021a。  ブリタニカ国際こくさい大だい百科ひゃっか事典じてん 小しょう項目こうもく事典じてん『精霊せいれい崇拝すうはい』 - コトバンク
  • ブリタニカ・ジャパン「怨霊おんりょう」『ブリタニカ国際こくさい大だい百科ひゃっか事典じてん 小しょう項目こうもく事典じてん』ブリタニカ・ジャパン、コトバンク、2021c。  ブリタニカ国際こくさい大だい百科ひゃっか事典じてん 小しょう項目こうもく事典じてん『怨霊おんりょう』 - コトバンク
  • 平凡社へいぼんしゃ「先祖せんぞ供養くよう」『世界せかい大だい百科ひゃっか事典じてん 第だい２版はん』平凡社へいぼんしゃ、コトバンク、2021c。  世界せかい大だい百科ひゃっか事典じてん 第だい２版はん『先祖せんぞ供養くよう』 - コトバンク
  • 小学しょうがく館かん「呪物じゅぶつ崇拝すうはい」『精選せいせん版ばん 日本にっぽん国語こくご大だい辞典じてん』小学館しょうがくかん、コトバンク、2021e。  精選せいせん版ばん 日本にっぽん国語こくご大だい辞典じてん『呪物じゅぶつ崇拝すうはい』 - コトバンク
  • 小学しょうがく館かん「呪物じゅぶつ崇拝すうはい」『デジタル大辞泉だいじせん』小学館しょうがくかん、コトバンク、2021f。  デジタル大辞泉だいじせん『呪物じゅぶつ崇拝すうはい』 - コトバンク
  • 小学しょうがく館かん「フェティシズム」『精選せいせん版ばん 日本にっぽん国語こくご大だい辞典じてん』小学館しょうがくかん、コトバンク、2021g。  精選せいせん版ばん 日本にっぽん国語こくご大だい辞典じてん『フェティシズム』 - コトバンク

関連かんれん項目こうもく

編集へんしゅう

外部がいぶリンク

編集へんしゅう
 
ウィキメディア・コモンズには、アニミズムに関連かんれんするカテゴリがあります。
「https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=アニミズム&oldid=96702215」から取得しゅとく