胎子 (たいじ、胎児 たいじ 、fetus)とは、生物 せいぶつ 学 がく 上 うえ は胎生 たいせい の動物 どうぶつ の母体 ぼたい の中 なか で胚 はい が器官 きかん 原 はら 基 はじめ の分化 ぶんか が完了 かんりょう してから出産 しゅっさん までの成長 せいちょう 中 ちゅう の子 こ を指 さ す。ヒト の胎子を特 とく に胎児 たいじ という。
胎児 たいじ が死 し んだあと、体 からだ の防衛 ぼうえい 反応 はんのう で石灰 せっかい 化 か した石 いし 児 じ (英語 えいご 版 ばん ) 。この状態 じょうたい で50年 ねん ほど母体 ぼたい に存在 そんざい した事例 じれい がある[1] 。写真 しゃしん の石 いし 児 じ は2年 ねん 経過 けいか 後 ご に母体 ぼたい から摘出 てきしゅつ 。
胎生 たいせい の動物 どうぶつ において、母親 ははおや の体内 たいない で成長 せいちょう 途上 とじょう にある胚 はい を獣医 じゅうい 学 がく では胎子(胎仔)という。
哺乳類 ほにゅうるい の場合 ばあい 、その多 おお くは、胎子が子宮 しきゅう の中 なか で胎盤 たいばん (たいばん)および臍帯 さいたい (さいたい)でつながり酸素 さんそ と栄養 えいよう の供給 きょうきゅう を受 う け、老廃 ろうはい 物 ぶつ と二酸化炭素 にさんかたんそ の排出 はいしゅつ を母親 ははおや に任 まか せ成長 せいちょう し出生 しゅっしょう する。
哺乳類 ほにゅうるい の多 おお くは胎子が母親 ははおや の胎内 たいない で発育 はついく できるよう胎盤 たいばん の発達 はったつ が特徴 とくちょう となっており、進化 しんか の系統 けいとう では無 む 盲腸 もうちょう 目 め (Lipotyphla) 以後 いご のグループを有 ゆう 胎盤 たいばん 類 るい (正 せい 獣類 じゅうるい 、真 ま 獣類 じゅうるい )という[2] 。
哺乳類 ほにゅうるい の出現 しゅつげん 〜単 たん 孔 あな 目 め の動物 どうぶつ
編集 へんしゅう
哺乳類 ほにゅうるい のうち現生 げんなま のもので最 もっと も原始 げんし 的 てき な形態 けいたい を残 のこ す単 たん 孔 あな 目 め の動物 どうぶつ は胎生 たいせい ではなく卵生 らんせい である(乳腺 にゅうせん から分泌 ぶんぴつ する乳 ちち により育 そだ てる哺乳類 ほにゅうるい の特徴 とくちょう は有 ゆう している)[2] 。
哺乳類 ほにゅうるい の進化 しんか 〜有 ゆう 袋 ぶくろ 目 め の動物 どうぶつ
編集 へんしゅう
有 ゆう 袋 ぶくろ 類 るい の多 おお くは有 ゆう 胎盤 たいばん 類 るい のような漿尿膜 まく 胎盤 たいばん をもたず、未熟 みじゅく な状態 じょうたい のまま胎子を出産 しゅっさん し、育児 いくじ 嚢のなかで子 こ を成長 せいちょう させるという生態 せいたい を特徴 とくちょう とする[3] 。例 たと えばアカカンガルー の出産 しゅっさん 時 じ の幼 よう 獣 じゅう は1グラムに満 み たない大 おお きさだが自力 じりき で育児 いくじ 嚢に入 はい りそこで成長 せいちょう する[4] 。なお、有 ゆう 袋 ぶくろ 類 るい のすべてが育児 いくじ 嚢をもっているわけではない[3] 。
有 ゆう 袋 ぶくろ 類 るい よりも胎盤 たいばん が発達 はったつ した現生 げんなま の哺乳類 ほにゅうるい で最 もっと も一般 いっぱん 的 てき なグループが有 ゆう 胎盤 たいばん 類 るい (正 せい 獣類 じゅうるい 、真 ま 獣類 じゅうるい )である[2] [5] 。有 ゆう 袋 ぶくろ 類 るい と有 ゆう 胎盤 たいばん 類 るい が分化 ぶんか してそれぞれ独立 どくりつ の進化 しんか をするようになったのは中生代 ちゅうせいだい の白 はく 亜紀 あき のことである[3] 。なお、地下 ちか で生活 せいかつ するフクロモグラ とキンモグラのように生活 せいかつ 環境 かんきょう が似通 にかよ っているため進化 しんか の過程 かてい で身体 しんたい 的 てき 特徴 とくちょう が相似 そうじ するようになったものもある(収斂 しゅうれん )[3] 。
レオナルド・ダ・ヴィンチ による胎児 たいじ と子宮 しきゅう のスケッチ(1510年 ねん 頃 ごろ )
ヒトの産科 さんか 医療 いりょう では妊娠 にんしん 第 だい 8週 しゅう 目 め から胎児 たいじ 、それ以前 いぜん は胎芽という。胎児 たいじ は、母親 ははおや の飲食 いんしょく 物 ぶつ 、能動 のうどう 喫煙 きつえん 、受動 じゅどう 喫煙 きつえん の影響 えいきょう を受 う ける。
胎児 たいじ は自分 じぶん の肺 はい で呼吸 こきゅう していないため、胎児 たいじ 循環 じゅんかん と呼 よ ばれる出生 しゅっしょう 後 ご とは異 こと なる血液 けつえき 循環 じゅんかん を行 おこな っている(詳細 しょうさい は循環 じゅんかん 器 き #胎児 たいじ 循環 じゅんかん を参照 さんしょう )。
ヒトの胎児 たいじ では、進化 しんか の名残 なごり として一時 いちじ 的 てき に発生 はっせい するが、他 た の筋肉 きんにく との融合 ゆうごう ・収縮 しゅうしゅく によって出生 しゅっしょう 前 まえ に消失 しょうしつ する筋肉 きんにく が特 とく に手足 てあし にいくつも存在 そんざい する[6] 。
近代 きんだい 私法 しほう では権利 けんり 能力 のうりょく の始期 しき は出生 しゅっしょう の時 とき を原則 げんそく とするが、出生 しゅっしょう 前 まえ の子 こ どもである胎児 たいじ にも何 なん らかの形 かたち で胎児 たいじ の地位 ちい を認 みと めようとするのが各国 かっこく の近代 きんだい 的 てき 法規 ほうき 制 せい のあり方 かた である[7] 。
民法 みんぽう などの私法 しほう 関係 かんけい における胎児 たいじ の権利 けんり 能力 のうりょく に関 かん する法制 ほうせい には、一般 いっぱん に胎児 たいじ について既 すで に生 う まれたものとみなして権利 けんり 能力 のうりょく を認 みと める一般 いっぱん 主義 しゅぎ (ローマ法 ほう 、スイス民法 みんぽう が採用 さいよう )と、個々 ここ の権利 けんり 関係 かんけい に応 おう じて権利 けんり 能力 のうりょく を認 みと める個別 こべつ 主義 しゅぎ (フランス民法 みんぽう 、ドイツ民法 みんぽう が採用 さいよう )がある[8] 。
ローマ法 ほう はNasciturus pro iam nato habetur,quotiens dc commodis eius agitur(胎児 たいじ はその利益 りえき が問題 もんだい とされる場合 ばあい には既 すで に生 う まれたものとみなされる)の法 ほう 諺 ことわざ に基 もと づき、母体 ぼたい を離 はな れていない胎児 たいじ は母体 ぼたい の一部 いちぶ で未 いま だ権利 けんり の主体 しゅたい ではないが、相続 そうぞく 権 けん など出生 しゅっしょう したならばうけることのできる利益 りえき があれば財産 ざいさん 管理 かんり 者 しゃ (curator vcntris)によって利益 りえき を保護 ほご されるとしていた[7] 。一説 いっせつ にはアウグストゥス からハドリアヌス の時代 じだい には胎児 たいじ も通常 つうじょう の人 ひと と同 おな じ地位 ちい が認 みと められていたが、ストア哲学 てつがく の影響 えいきょう により制限 せいげん され、その利益 りえき に関 かん する限 かぎ りにおいてのみ権利 けんり の主体 しゅたい として認 みと められるようになったともいわれている[7] 。
ドイツ民法 みんぽう 、フランス民法 みんぽう 、イギリス法 ほう は個別 こべつ 的 てき 保護 ほご の立法 りっぽう である[7] 。
この
節 ふし は
特 とく に
記述 きじゅつ がない
限 かぎ り、
日本 にっぽん 国内 こくない の
法令 ほうれい について
解説 かいせつ しています。また
最新 さいしん の
法令 ほうれい 改正 かいせい を
反映 はんえい していない
場合 ばあい があります。
ご自身 じしん が現実 げんじつ に遭遇 そうぐう した事件 じけん については法律 ほうりつ 関連 かんれん の専門 せんもん 家 か にご相談 そうだん ください。 免責 めんせき 事項 じこう もお読 よ みください。
日本 にっぽん の民法 みんぽう は個別 こべつ 主義 しゅぎ を採用 さいよう しており、人 ひと が原則 げんそく として権利 けんり 能力 のうりょく をもつのは出生 しゅっしょう してからであり(出生 しゅっしょう 時期 じき についての議論 ぎろん については人 ひと の始期 しき を参照 さんしょう )、まだ出生 しゅっしょう していない胎児 たいじ の段階 だんかい では権利 けんり 能力 のうりょく はもたないのを原則 げんそく としつつ(民法 みんぽう 3条 じょう 1項 こう )、胎児 たいじ の権利 けんり の保護 ほご を考慮 こうりょ して以下 いか の一定 いってい の場合 ばあい について胎児 たいじ を生 う まれたものとみなしてこれに権利 けんり 能力 のうりょく を与 あた えている。
胎児 たいじ に権利 けんり 能力 のうりょく が認 みと められる場合 ばあい
民法 みんぽう 上 じょう の「生 う まれたものとみなす」という意味 いみ について、従来 じゅうらい の判例 はんれい [9] や通説 つうせつ 的 てき 見解 けんかい は、胎児 たいじ には出生 しゅっしょう まで権利 けんり 能力 のうりょく はないが、生存 せいぞん 状態 じょうたい で生 う まれてきたことを条件 じょうけん (権利 けんり 能力 のうりょく 発生 はっせい の停止 ていし 条件 じょうけん )として、出生 しゅっしょう により生 しょう じた権利 けんり 能力 のうりょく が問題 もんだい の時点 じてん (相続 そうぞく の時点 じてん など)にまで遡 さかのぼ って生 しょう じたものとして扱 あつか うという意味 いみ であると解 げ する(法定 ほうてい 停止 ていし 条件 じょうけん 説 せつ ・人格 じんかく 遡及 そきゅう 説 せつ )。したがって、胎児 たいじ が流産 りゅうざん や死産 しざん によって出生 しゅっしょう されなかった場合 ばあい にはそもそも権利 けんり 能力 のうりょく が生 しょう じることはなく、胎児 たいじ には出生 しゅっしょう しない限 かぎ り法定 ほうてい 代理人 だいりにん は存在 そんざい しえないことになる。
これに対 たい し、胎児 たいじ は出生 しゅっしょう に至 いた らなくとも法律 ほうりつ の認 みと める範囲 はんい 内 ない で制限 せいげん 的 てき な権利 けんり 能力 のうりょく があり、胎児 たいじ が生存 せいぞん 状態 じょうたい で生 う まれてこなかったことを条件 じょうけん (権利 けんり 能力 のうりょく 消滅 しょうめつ の解除 かいじょ 条件 じょうけん )として、そこで生 しょう じていた権利 けんり 能力 のうりょく が消滅 しょうめつ したものとして扱 あつか われると解 げ する有 ゆう 力説 りきせつ [10] (法定 ほうてい 解除 かいじょ 条件 じょうけん 説 せつ ・制限 せいげん 人格 じんかく 説 せつ )もある。この見解 けんかい は、法定 ほうてい 代理 だいり により胎児 たいじ の権利 けんり を主張 しゅちょう する余地 よち を認 みと めることに特徴 とくちょう がある。登記 とうき 実務 じつむ については、法定 ほうてい 解除 かいじょ 条件 じょうけん 説 せつ がとられている[11] 。
胎児 たいじ は相続 そうぞく ・遺贈 いぞう を受 う ける権利 けんり を有 ゆう し(民法 みんぽう 886条 じょう 1項 こう ・965条 じょう )、それらの登記 とうき を受 う けることもできる(明治 めいじ 31年 ねん 10月 がつ 19日 にち 民 みん 刑 けい 1406号 ごう 回答 かいとう )。ただし、相続 そうぞく 登記 とうき においては法定 ほうてい 相続 そうぞく 分 ぶん に基 もと づく相続 そうぞく 登記 とうき をすることができるのであって、遺産 いさん 分割 ぶんかつ に基 もと づく相続 そうぞく 登記 とうき をすることはできない(昭和 しょうわ 29年 ねん 6月 がつ 15日 にち 民 みん 甲 かぶと 1188号 ごう 回答 かいとう )。
また、胎児 たいじ は相続 そうぞく 放棄 ほうき をすることはできない(昭和 しょうわ 36年 ねん 2月 がつ 20日 はつか 法曹 ほうそう 会 かい 決議 けつぎ )が、胎児 たいじ に相続 そうぞく 分 ぶん がない旨 むね の特別 とくべつ 受益 じゅえき 証明 しょうめい 書 しょ (民法 みんぽう 903条 じょう 参照 さんしょう )を添付 てんぷ して、相続 そうぞく を原因 げんいん とする移転 いてん 登記 とうき を申請 しんせい することができる(登記 とうき 研究 けんきゅう 660-203頁 ぺーじ 参照 さんしょう )。
更 さら に、胎児 たいじ を登記 とうき 名義 めいぎ 人 じん とする遺贈 いぞう による登記 とうき はすることができるが、死因 しいん 贈与 ぞうよ に基 もと づく登記 とうき をすることはできない。民法 みんぽう に胎児 たいじ が贈与 ぞうよ を受 う けることができる旨 むね の規定 きてい が存在 そんざい しないからである。
堕胎 だたい とは、胎児 たいじ の生命 せいめい ・身体 しんたい を侵 おか すとともに、母体 ぼたい の健康 けんこう をも侵 おか すものである。胎児 たいじ の生命 せいめい の保護 ほご に関 かん する法的 ほうてき 措置 そち については、それぞれの国 くに の人口 じんこう 政策 せいさく や宗教 しゅうきょう 的 てき 、文化 ぶんか 的 てき 背景 はいけい などにより異 こと なる。以下 いか では日本 にっぽん のものを紹介 しょうかい する。
胎児 たいじ を自然 しぜん の分娩 ぶんべん 期 き に先立 さきだ ち人為 じんい 的 てき に母体 ぼたい 外 がい に排出 はいしゅつ し、又 また は胎児 たいじ を母体 ぼたい 内 ない で殺害 さつがい する罪 つみ として堕胎 だたい 罪 ざい がある(刑法 けいほう 212条 じょう -216条 じょう )。刑法 けいほう 第 だい 215条 じょう の不 ふ 同意 どうい 堕胎 だたい 罪 ざい に未遂 みすい 犯 はん の規定 きてい (同 どう 法 ほう 同 どう 条 じょう 第 だい 2項 こう )があるため,加害 かがい 者 しゃ の故意 こい 性 せい が明白 めいはく な場合 ばあい には,胎児 たいじ 死亡 しぼう に至 いた らなくとも,胎児 たいじ への加害 かがい 行為 こうい (胎児 たいじ 虐待 ぎゃくたい と呼 よ ぶ場合 ばあい も)は処罰 しょばつ の対象 たいしょう となる可能 かのう 性 せい がある。
刑法 けいほう においては、胎児 たいじ が母体 ぼたい から一部 いちぶ 露出 ろしゅつ した場合 ばあい にこれを殺害 さつがい した場合 ばあい 、堕胎 だたい 罪 ざい ではなく殺人 さつじん 罪 ざい であるとされている。刑法 けいほう 的 てき な取 と り扱 あつか いにおいては、人 ひと の始期 しき について全部 ぜんぶ 露出 ろしゅつ 説 せつ ではなく一部 いちぶ 露出 ろしゅつ 説 せつ が採用 さいよう されていることからの帰結 きけつ である。
この胎児 たいじ の母 はは (44歳 さい )は、妊娠 にんしん 中 ちゅう に子宮 しきゅう 頸部上皮 じょうひ 内 ない 癌 がん (子宮 しきゅう ガンの初期 しょき 状態 じょうたい )と診断 しんだん され、母体 ぼたい を守 まも るため子宮 しきゅう 全 ぜん 摘出 てきしゅつ を余儀 よぎ なくされた。写真 しゃしん はそのとき摘出 てきしゅつ された胎児 たいじ (妊娠 にんしん 10週 しゅう 目 め )。
刑法 けいほう 214条 じょう では、医師 いし 、助産 じょさん 師 し 、薬剤師 やくざいし 又 また は医薬品 いやくひん 販売 はんばい 業者 ぎょうしゃ が女子 じょし の嘱託 しょくたく を受 う け、又 また はその承諾 しょうだく を得 え て堕胎 だたい させたときは、3月以上 いじょう 5年 ねん 以下 いか の懲役 ちょうえき に処 しょ せられるが、母体 ぼたい 保護 ほご 法 ほう 14条 じょう に規定 きてい されている事由 じゆう があるときは、人工 じんこう 妊娠 にんしん 中絶 ちゅうぜつ としての堕胎 だたい が許可 きょか される。
母体 ぼたい 保護 ほご 法 ほう 14条 じょう
1項 こう 都道府県 とどうふけん の区域 くいき を単位 たんい として設立 せつりつ された社団 しゃだん 法人 ほうじん たる医師 いし 会 かい の指定 してい する医師 いし (以下 いか 「指定 してい 医師 いし 」という。)は、次 つぎ の各号 かくごう の一 いち に該当 がいとう する者 もの に対 たい して、本人 ほんにん 及 およ び配偶 はいぐう 者 しゃ の同意 どうい を得 え て、人工 じんこう 妊娠 にんしん 中絶 ちゅうぜつ を行 おこな うことができる。
1号 ごう 妊娠 にんしん の継続 けいぞく 又 また は分娩 ぶんべん が身体 しんたい 的 てき 又 また は経済 けいざい 的 てき 理由 りゆう により母体 ぼたい の健康 けんこう を著 いちじる しく害 がい するおそれがあるもの。
2号 ごう 暴行 ぼうこう 若 も しくは脅迫 きょうはく によって又 また は抵抗 ていこう 若 も しくは拒絶 きょぜつ することができない間 あいだ に姦淫 かんいん されて妊娠 にんしん したもの。
2項 こう 前項 ぜんこう の同意 どうい は、配偶 はいぐう 者 しゃ が知 し れないとき、若 も しくはその意思 いし を表示 ひょうじ することができないとき又 また は妊娠 にんしん 後 ご に配偶 はいぐう 者 しゃ が亡 な くなったときには本人 ほんにん の同意 どうい だけでも良 よ い。
妊娠 にんしん 満 まん 12週 しゅう 以降 いこう における死児 しじ (死亡 しぼう した胎児 たいじ )の出産 しゅっさん を死産 しざん といい、人工 じんこう 妊娠 にんしん 中絶 ちゅうぜつ による場合 ばあい もこれに含 ふく まれる。死産 しざん の届出 とどけで は原則 げんそく として父母 ちちはは が7日 にち 以内 いない に市町村 しちょうそん 長 ちょう に届 とど け出 で る義務 ぎむ を負 お う。死産 しざん の場合 ばあい 、医師 いし 又 また は助産 じょさん 師 し は死産 しざん 証書 しょうしょ 又 また は死 し 胎検案書 けんあんしょ を作成 さくせい する義務 ぎむ がある[12] 。
我妻 あづま 栄 さかえ 著 ちょ 『新 しん 訂 てい 民法 みんぽう 総則 そうそく 』52頁 ぺーじ 、岩波書店 いわなみしょてん 、1965年 ねん
加藤 かとう 雅信 まさのぶ 著 ちょ 『新 しん 民法 みんぽう 体系 たいけい I 民法 みんぽう 総則 そうそく (第 だい 2版 はん )』 有斐閣 ゆうひかく 、2005年 ねん
香川 かがわ 保 ほ 一 いち 編著 へんちょ 『新 しん 不動産 ふどうさん 登記 とうき 書式 しょしき 解説 かいせつ (一 いち )』 テイハン 、2006年 ねん 、ISBN 978-4860960230
香川 かがわ 保 ほ 一 いち 編著 へんちょ 『新 しん 不動産 ふどうさん 登記 とうき 書式 しょしき 解説 かいせつ (二 に )』 テイハン、2006年 ねん 、ISBN 978-4860960315
「カウンター相談 そうだん -71 不動産 ふどうさん の所有 しょゆう 者 しゃ が日本 にっぽん 国籍 こくせき を有 ゆう しない者 もの の胎児 たいじ を認知 にんち した後 のち に死亡 しぼう した場合 ばあい に胎児 たいじ のためにする相続 そうぞく 登記 とうき について」『登記 とうき 研究 けんきゅう 』582号 ごう 、テイハン、1996年 ねん 、181頁 ぺーじ
「カウンター相談 そうだん -91 相続 そうぞく を原因 げんいん とする抵当 ていとう 権 けん 設定 せってい 仮 かり 登記 とうき の移転 いてん 登記 とうき の方法 ほうほう 」『登記 とうき 研究 けんきゅう 』603号 ごう 、テイハン、1998年 ねん 、73頁 ぺーじ
「カウンター相談 そうだん -146 胎児 たいじ の出生 しゅっしょう 前 まえ に作成 さくせい した特別 とくべつ 受益 じゅえき 証明 しょうめい 書 しょ を添付 てんぷ してする相続 そうぞく 登記 とうき の適否 てきひ について」『登記 とうき 研究 けんきゅう 』660号 ごう 、テイハン、2003年 ねん 、203頁 ぺーじ
「質疑 しつぎ 応答 おうとう -7597 被 ひ 相続 そうぞく 人 じん が日本 にっぽん 国籍 こくせき を有 ゆう しない者 もの の胎児 たいじ を認知 にんち していた場合 ばあい の相続 そうぞく の登記 とうき について」『登記 とうき 研究 けんきゅう 』591号 ごう 、テイハン、1997年 ねん 、213頁 ぺーじ
東京 とうきょう 法務局 ほうむきょく 不動産 ふどうさん 登記 とうき 研究 けんきゅう 会 かい 編 へん 『不動産 ふどうさん 登記 とうき のQ&A150選 せん 』 日本法令 にほんほうれい 、1999年 ねん 、ISBN 978-4539716519
藤谷 ふじたに 定勝 さだかつ 監修 かんしゅう 山田 やまだ 一雄 かずお 編 へん 『新 しん 不動産 ふどうさん 登記 とうき 法 ほう 一発 いっぱつ 即答 そくとう 800問 もん 』 日本加除出版 にほんかじょしゅっぱん 、2007年 ねん 、ISBN 978-4-8178-3758-5
法務局 ほうむきょく 「不動産 ふどうさん を法定 ほうてい 相続 そうぞく 分 ぶん のとおりに相続 そうぞく した場合 ばあい の申請 しんせい 書 しょ の書式 しょしき (オンライン庁 ちょう ) (PDF ) 」 法務省 ほうむしょう
佐久間 さくま 修 おさむ 『刑法 けいほう 各論 かくろん 』(2006年 ねん 、成文 せいぶん 堂 どう )
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