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鉄道情報システム - Wikipedia

鉄道てつどう情報じょうほうシステム株式会社かぶしきがいしゃ(てつどうじょうほうシステム、えい: Railway Information Systems Co.,Ltd.[注釈ちゅうしゃく 1]は、日本にっぽん情報じょうほう通信つうしん事業じぎょうしゃである。

鉄道てつどう情報じょうほうシステム株式会社かぶしきがいしゃ
Railway Information Systems Co.,Ltd.
JRシステム本社ほんしゃ入居にゅうきょするJR東日本ひがしにっぽん本社ほんしゃビル
種類しゅるい 株式会社かぶしきがいしゃ
市場いちば情報じょうほう 上場じょうじょう
略称りゃくしょう JRシステム
本社ほんしゃ所在地しょざいち 日本の旗 日本にっぽん
151-8578
東京とうきょう渋谷しぶや代々木よよぎ丁目ちょうめ2ばん2ごう
設立せつりつ 1986ねん昭和しょうわ61ねん12月9にち
業種ぎょうしゅ 情報じょうほう通信つうしんぎょう
法人ほうじん番号ばんごう 6011001029641 ウィキデータを編集
事業じぎょう内容ないよう 情報じょうほう通信つうしん事業じぎょう ほか
代表だいひょうしゃ 代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょう 本多ほんだ 博隆ひろたか
資本しほんきん 10おくえん
売上うりあげだか 355おく1,500まんえん
(2024ねん3がつ[1]
営業えいぎょう利益りえき 13おく6,500まんえん
(2024ねん3がつ[1]
経常けいじょう利益りえき 13おく8,500まんえん
(2024ねん3がつ[1]
じゅん利益りえき 8おく8,500まんえん
(2024ねん3がつ[1]
純資産じゅんしさん 137おく8,100まんえん
(2024ねん3がつ[1]
そう資産しさん 401おく4,100まんえん
(2024ねん3がつ[1]
従業じゅうぎょう員数いんずう 680にん(2022ねん3がつ現在げんざい
決算けっさん 3がつ末日まつじつ
主要しゅよう株主かぶぬし 東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう
東海旅客鉄道とうかいりょかくてつどう (21.8%)[2]
西日本旅客鉄道にしにほんりょかくてつどう (24.1%)[3]
北海道旅客鉄道ほっかいどうりょかくてつどう
四国旅客鉄道しこくりょかくてつどう
九州旅客鉄道きゅうしゅうりょかくてつどう
日本にっぽん貨物かもつ鉄道てつどう
主要しゅよう子会社こがいしゃ ジェイアールシステム・エンジニアリング
関係かんけいする人物じんぶつ 代表だいひょう取締役とりしまりやく会長かいちょう 藤井ふじいかずあきら
外部がいぶリンク www.jrs.co.jp ウィキデータを編集
特記とっき事項じこうISO9001認証にんしょう取得しゅとく
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通称つうしょうJRシステム英語えいご略称りゃくしょうJR Systemsコーポレートカラーえんじしょく

1987ねん4がつ1にちに、「マルス」をはじめとするコンピュータシステム運用うんよう管理かんり業務ぎょうむ日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう国鉄こくてつ)から承継しょうけいし、JRグループ企業きぎょうとなった。本社ほんしゃ東京とうきょう渋谷しぶや(JR東日本ひがしにっぽん本社ほんしゃビルない)。

概況がいきょう

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国鉄こくてつ情報じょうほうシステム中央ちゅうおう情報じょうほうシステム管理かんりセンター、東京とうきょうシステム開発かいはつ工事こうじきょくどう国立こくりつシステム工事こうじしょ旅客りょかくきょく中央ちゅうおう販売はんばいセンター、鉄道てつどう管理かんりきょくのうちAきょくにランクされるきょく情報じょうほう全部ぜんぶまたは一部いちぶ母体ぼたいとして、1986ねん昭和しょうわ61ねん)12月9にち鉄道てつどう通信つうしん株式会社かぶしきがいしゃとともに設立せつりつされ、1987ねん昭和しょうわ62ねん)の国鉄こくてつ分割ぶんかつ民営みんえいにより、国鉄こくてつ12承継しょうけい法人ほうじんのひとつとしてマルスなどのコンピュータシステム運用うんよう管理かんり事業じぎょう継承けいしょうした。

JR旅客りょかく6しゃおよびJR貨物かもつより一足早ひとあしはやい(国鉄こくてつ分割ぶんかつ民営みんえいは1987ねん4がつ1にち)1986ねん12月9にち会社かいしゃ設立せつりつされたのは、国鉄こくてつからのぎに事前じぜん手続てつづき必要ひつようだったためである。正式せいしき名称めいしょう発表はっぴょうされるまでは「システム会社かいしゃ」と仮称かしょうされていた。

発足ほっそく当初とうしょ社員しゃいんは280にん資産しさん簿は170おくえんだった[4]。なお、国鉄こくてつから民間みんかん借入金かりいれきんとしての170おくえん債務さいむ継承けいしょうした[5]継承けいしょう当初とうしょはJR貨物かもつコンテナ管理かんりおこなう「エポックス」、くるま扱貨ぶつ管理かんりおこなう「フォックス」もあつかっていた。

マルスをはじめとした情報じょうほう通信つうしんあつかうため、届出とどけで電気でんき通信つうしん事業じぎょうしゃきゅう一般いっぱんだいしゅ電気でんき通信つうしん事業じぎょうしゃ)となっている。

株主かぶぬしは、JRグループの鉄道てつどう事業じぎょう7しゃ東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう東海旅客鉄道とうかいりょかくてつどう西日本旅客鉄道にしにほんりょかくてつどう北海道旅客鉄道ほっかいどうりょかくてつどう四国旅客鉄道しこくりょかくてつどう九州旅客鉄道きゅうしゅうりょかくてつどう日本にっぽん貨物かもつ鉄道てつどう)である。そのため、取締役とりしまりやくをはじめとした役員やくいんについても各社かくしゃ出身しゅっしん非常勤ひじょうきん役員やくいん在籍ざいせきする。

東京とうきょう渋谷しぶや本社ほんしゃはじめ、札幌さっぽろ仙台せんだい東京とうきょう千代田ちよだ名古屋なごや大阪おおさか高松たかまつ福岡ふくおか支社ししゃ営業えいぎょうしょもうけているが、国分寺こくぶんじにある国立こくりつ事業じぎょうしょ中央ちゅうおうシステムセンター)の規模きぼもっとおおきく、社員しゃいん過半数かはんすうもそこに在籍ざいせきする。

企業きぎょう理念りねん

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JRシステムは「ゆたかで快適かいてき社会しゃかい」の形成けいせい貢献こうけんします

  • ひと大切たいせつにします。
  • ゆたかな社会しゃかい発展はってん貢献こうけんします。
  • 信頼しんらいせいたか最良さいりょうのサービスを提供ていきょうします。

事業じぎょう概要がいよう

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JRシステムはコンピュータシステムの開発かいはつ運用うんよう管理かんりすることがしゅたる業務ぎょうむである。また、鉄道てつどうかぎらず、トラックなどの運輸うんゆ物流ぶつりゅうごうなど顧客こきゃく対象たいしょうとなる業界ぎょうかい多岐たきにわたっている。

ここでは代表だいひょうてきなものについて列挙れっきょする。

  • 旅客りょかく販売はんばい総合そうごうシステム(MARS、マルス)
    座席ざせき指定していけんるい予約よやく発券はっけんのためのコンピュータシステム。
  • JR-NET
    マルスの基幹きかん通信つうしんネットワーク、ひかりファイバーによる全国ぜんこく規模きぼ通信つうしんネットワーク。
  • みどりの窓口まどぐちよう販売はんばい端末たんまつ
    みどりの窓口まどぐち乗車じょうしゃけん座席ざせき指定していけんなどの乗車じょうしゃけんるい各種かくしゅチケットを予約よやく発券はっけんするための係員かかりいん操作そうさがた端末たんまつ。(MRがたなど)これらの端末たんまつ鉄道てつどう情報じょうほうシステムが制作せいさくしたもののほかにJR東日本ひがしにっぽんエリアで使用しようされるJR東日本ひがしにっぽん情報じょうほうシステム制作せいさくしたものもある。(MEMがた、MEXがた、ME-4がたなど)
  •  顧客こきゃく操作そうさがた端末たんまつ(MVがた)
    近距離きんきょり乗車じょうしゃけんよう自動じどう券売けんばい同様どうように、利用りようしゃ操作そうさして、乗車じょうしゃけん座席ざせき指定していけんなどの乗車じょうしゃけんるい発券はっけんする端末たんまつ。「みどりの窓口まどぐち設置せっちえきそのものの減少げんしょうや、営業えいぎょう時間じかん短縮たんしゅくなどとともに、設置せっちすう増加ぞうかしている。現金げんきん収受しゅうじゅ機能きのう省略しょうりゃくしたクレジットカード専用せんよう端末たんまつなど、派生はせいひんもある。
    係員かかりいん操作そうさがた端末たんまつ比較ひかくして、発券はっけん可能かのうけんしゅかぎられている。また、設定せっていをカスタマイズすることで、設置せっち会社かいしゃ地域ちいきによって発券はっけんするけんしゅえることもできる。
    仕組しくじょう従来じゅうらい割引わりびきのための証明しょうめいしょ提示ていじ必要ひつようけんしゅについては購入こうにゅうできなかったが、同社どうしゃがMV50がた端末たんまつ遠隔えんかく監視かんし操作そうさ可能かのう係員かかりいん操作そうさがたはしまつアシストマルス)を開発かいはつしたことにより、オペレーターが割引わりびきしょう確認かくにんすることで発券はっけん可能かのうになった。
  • CYBER STATION
  • IT-FRENS&TRACEシステム貨物かもつ情報じょうほうネットワークシステム)
  • 高速こうそくバスネット(JRバスグループ高速こうそくバス総合そうごうやくサイト)
  • 物流ぶつりゅうタウン
    物流ぶつりゅうかんする情報じょうほう発信はっしん情報じょうほう交換こうかんおこなうためのインターネットサイト。1996ねん11月1にちからサービス開始かいし、2007ねん3がつ31にちサービス終了しゅうりょう当時とうじのURLはhttp://www.transport.or.jp/。
 
らくどおりwithを紹介しょうかいするブース(インバウンドエキスポにて)
  • マンさくねっと
    マンションの管理かんり組合くみあい担当たんとうが、だい規模きぼ工事こうじ管理かんり会社かいしゃとう見積みつも参加さんか業者ぎょうしゃをインターネットじょう無料むりょう公募こうぼできるサービス。
  • 収入しゅうにゅう精算せいさんシステム
    JR各社かくしゃ旅客りょかく収入しゅうにゅう配分はいぶんおよび精算せいさんシステム。会社かいしゃ設立せつりつより業務ぎょうむおこなっている。JR各社かくしゃまたがって運行うんこうされる列車れっしゃ運賃うんちん配分はいぶんなどの精算せいさんおこなっている。
  • らくどおりwith
    宿泊しゅくはく施設しせつ設置せっちするおくきゃく通知つうち端末たんまつ旅行りょこう会社かいしゃやネットエージェントから宿泊しゅくはく施設しせつへのやく通知つうち一元いちげん管理かんりする。

本社ほんしゃ事業じぎょうしょとう

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九州きゅうしゅう
 
四国しこく
 
名古屋なごや
 
東京とうきょう
 
仙台せんだい
 
北海道ほっかいどう
 
 
 
国立こくりつ
 
JRシステム   本社ほんしゃ   中央ちゅうおうシステムセンター   支社ししゃ営業えいぎょうしょ事務所じむしょ

本社ほんしゃ

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事業じぎょうしょ

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中央ちゅうおうシステムセンター

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JRシステムの開発かいはつ運用うんよう拠点きょてん鉄道てつどう総合そうごう技術ぎじゅつ研究所けんきゅうじょ(JR総研そうけん)の国立こくりつ研究所けんきゅうじょ隣接りんせつしている。JR中央ちゅうおうせん国立こくりつえき北口きたぐち)が最寄もよえき。JRグループ各社かくしゃ関連かんれん会社かいしゃ社員しゃいんすうめいずつ常駐じょうちゅうしている。

センターの屋上おくじょうには、2017ねん3がつまであかおおきな電波でんぱとうっていた。このアンテナはかつてマルスデータ通信つうしんもう一翼いちよくにない、マイクロ送受信そうじゅしんしていた。そのひかりファイバーなどの普及ふきゅうにより、その役目やくめえたが、その携帯けいたい電話でんわのアンテナとしての役割やくわりたしていた。また内部ないぶにはかつてマルスのホストコンピュータがかれ、全国ぜんこくのJRグループの指定してい座席ざせき情報じょうほう一元化いちげんかされていたが、現在げんざいだい規模きぼ災害さいがい対策たいさく一環いっかんとして、べつ場所ばしょにあるデータセンターにうつされており、その監視かんし業務ぎょうむおこなうにとどまっている。

1998ねん平成へいせい10ねん)6がつに、業務ぎょうむ拡大かくだいともない2号館ごうかん増設ぞうせつされた。

CYBER STATION(サイバーステーション)とはJRシステムが運営うんえいするインターネットサービスプロバイダ事業じぎょうである。前身ぜんしんパソコン通信つうしんの「PC-STN」。

CYBER STATIONスタート当初とうしょ、「CYBER EXPRESS」(サイバー・エクスプレス)とばれる専用せんようソフトウェアもちいたパソコン通信つうしん時代じだいのサービスしょくく、インターネット接続せつぞく閲覧えつらん付属ふぞくサービスてきであった。また、ウェブブラウザ使つかえるが、電子でんしメールクライアント使つかえない(インターネット経由けいゆメールはCYBER EXPRESSでさなければならなかった)、ユーザー独自どくじウェブサイトホームページ)スペースがないわりに、メンバーズスクウェアというウェブページをアップロードして公開こうかいする掲示板けいじばんてきサービスがあるなど、特殊とくしゅしょくつよかった。

2020ねん現在げんざいでは、専用せんようソフトウェアは不要ふようになり、独自どくじメールアドレス利用りようできるようになり、一般いっぱんてき電子でんしメールクライアントが使つかえるようになり、ユーザー独自どくじのウェブサイトスペースも使つかえるようになるなど、一般いっぱんてきなインターネットサービスが標準ひょうじゅんとなっている。

指定していせき予約よやくじょうきょうなどが無料むりょう確認かくにんできるJR CYBER STATION(ジェイアール・サイバーステーション)があるが、これはCYBER STATION紹介しょうかいへの役割やくわりもあった。

ユーザーのメールアドレスが「hogehoge@cyberstation.ne.jp」[注釈ちゅうしゃく 2]ではなく「hogehoge@hoge.jrnet.ne.jp」となっているのは、JRシステムがマルスの基幹きかん通信つうしんネットワーク(JR-NET)を運用うんようしているためである。また、.jrnet.ne.jpのまえhogeメールサーバ)は、東海道新幹線とうかいどうしんかんせん山陽新幹線さんようしんかんせん列車れっしゃめい由来ゆらいするスリーレター(kdmhkrnzm、max)をもちいている。また、「hogehoge@sl-d51.jp」や「hogehoge@jrjr.jp」も使用しようできる。

インターネット列車れっしゃやくサービス

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CYBER STATION
URL https://www.jr.cyberstation.ne.jp/
言語げんご 日本語にほんご
タイプ インターネット座席ざせき予約よやく
ジャンル 鉄道てつどう
運営うんえいしゃ 鉄道てつどう情報じょうほうシステム
収益しゅうえき 売上うりあげ
営利えいりせい 営利えいり
登録とうろく 座席ざせき予約よやく必須ひっす
現在げんざい状態じょうたい 現在げんざい運営うんえいちゅう

おおきな特色とくしょくとして、インターネットからJR全線ぜんせん列車れっしゃ指定していせき予約よやくおこなえるサービスがある。これはJRではPC-STN時代じだいからながらくパソコン通信つうしん・インターネットじょう列車れっしゃ予約よやく可能かのう唯一ゆいいつのサービスであり、プロバイダ加入かにゅうおおきな特典とくてんであった。

しかしそのJRグループ各社かくしゃがそれぞれ列車れっしゃ指定していせきやくサービスをはじめ、それらのサービスが

  • クレジットカードによる即時そくじオンライン決済けっさい可能かのう
  • 予約よやく列車れっしゃ発車はっしゃまで受取うけとり可能かのう
  • 割引わりびき特典とくてん存在そんざいする。
  • 自由じゆうせき特急とっきゅうけん購入こうにゅう乗車じょうしゃけんとの同時どうじ購入こうにゅう可能かのう

など優位ゆういせい存在そんざいするのにたいし、CYBER STATIONでの予約よやく基本きほんてきに「プッシュホン予約よやく」(2013ねん1がつ31にち終了しゅうりょう)を踏襲とうしゅうしたサービスであるために、

  • オンライン決済けっさいができない。
  • 予約よやくから受取うけとりまでの期日きじつ制限せいげん(8にち以内いない)が存在そんざいする。
  • 予約よやく受取うけとりそのものが発車はっしゃ2にちまえまで。
  • 割引わりびきなどのサービスがない。
  • 乗車じょうしゃけん自由じゆうせき特急とっきゅうけん予約よやく購入こうにゅうできない。

と、制限せいげんてんおおい。しかし、JR各社かくしゃやくサービスは自社じしゃ管内かんない利用りようする旅客りょかく対象たいしょうとしたサービス展開てんかいであることから

  • インターネットやくサービスでは一部いちぶ例外れいがいのぞき、やく可能かのうなエリアが自社じしゃ管内かんないおよびその周辺しゅうへんエリアに制約せいやくされる。かつて展開てんかいされていた電話でんわやくサービスでは各社かくしゃともJR全線ぜんせんやく可能かのうエリアであったことから、インターネットやくサービスへ移行いこうすることでサービス範囲はんい縮小しゅくしょうするケースもある。
  • のJR会社かいしゃ管内かんないでのきっぷの受取うけとりができないケースがある[注釈ちゅうしゃく 3]割引わりびきのきっぷは受取うけとり可能かのう場合ばあいでも、連絡れんらく乗車じょうしゃけん企画きかく乗車じょうしゃけん受取うけとり不可ふか場合ばあいがある[6]
  • 予約よやくはクレジットカード決済けっさいおも手段しゅだんとなる。やくサービスの提供ていきょう会社かいしゃ発行はっこうする指定していクレジットカードへの入会にゅうかいやくサービス利用りよう前提ぜんてい条件じょうけんとなるケースもある。

といった制限せいげんおおきいという弊害へいがいもあり(次節じせつ参照さんしょう)、旅客りょかくみずかやく対象たいしょう列車れっしゃ受取うけとり予定よていえき対応たいおうしていることを確認かくにんしたうえで、やくサービスを適宜てきぎ使つかけることをもとめられる[7][8]とうサービスは、プロバイダ加入かにゅう契約けいやく必要ひつようではあるものの全国ぜんこくのほぼすべての定期ていき列車れっしゃ予約よやく可能かのうであり、全国ぜんこくどの窓口まどぐちであっても受取うけとり可能かのうであるため、そのてんにおいては旅客りょかくにかかる負担ふたんすくない。

なお、空席くうせき照会しょうかいのみであればプロバイダ加入かにゅう契約けいやく有無うむにかかわらずとうサービスを利用りよう可能かのうである。

列車れっしゃやくサービスの比較ひかく

編集へんしゅう

JR各社かくしゃ提供ていきょうしている列車れっしゃやくサービスとの比較ひかくつぎとおり。なお、企画きかく乗車じょうしゃけん旅行りょこう商品しょうひんやく販売はんばいのみを対象たいしょうとしたサービスは性質せいしつことなるためほんひょうには掲載けいさいしていない。

原則げんそく下表かひょうとおりであるが、他社たしゃへの委託いたくえきなどではあつか内容ないよう制限せいげんされる場合ばあいがある。また、一部いちぶ企画きかく乗車じょうしゃけん割引わりびききっぷ)を発券はっけんする場合ばあいは、発券はっけん可能かのうえき地域ちいき制約せいやくがあるケースがある。このほか、JRシステム以外いがいのJR各社かくしゃ提供ていきょうするやくサービスの場合ばあい決済けっさいしたクレジットカードによって他社たしゃエリアでの受取うけとり不可ふかとなるケースがある。詳細しょうさいかくサービスの個別こべつ記事きじ参照さんしょうのこと。

凡例はんれい

  • ◎:管内かんない全線ぜんせんぜん列車れっしゃ予約よやく受取うけとり可能かのう
  • ○:管内かんない全線ぜんせんぜん列車れっしゃ予約よやく受取うけとり可能かのう一部いちぶ臨時りんじ列車れっしゃとうサービス対象たいしょうがい列車れっしゃのぞく)
  • ☆:管内かんない新幹線しんかんせん全線ぜんせんぜん列車れっしゃ予約よやく可能かのう在来ざいらいせんはサービス対象たいしょうがい
  • ◆:一部いちぶ企画きかく乗車じょうしゃけん連絡れんらく乗車じょうしゃけん受取うけとり不可ふか場合ばあいあり
  • ▲:その制限せいげんあり(制限せいげん内容ないよう詳細しょうさい注釈ちゅうしゃくおよかくサービスの個別こべつ記事きじ参照さんしょう
  • ×:利用りよう不可ふか
  • 下線かせんあり*電話でんわやくサービス
  • 下線かせんなし:インターネットやくサービス
やくサービスめい 運営うんえい主体しゅたい きっぷの予約よやく購入こうにゅう可能かのうエリア きっぷの受取うけとり発券はっけん可能かのうエリア 利用りよう条件じょうけん備考びこう
北海道ほっかいどう 東日本ひがしにっぽん 東海とうかい 西日本にしにほん 四国しこく 九州きゅうしゅう 北海道ほっかいどう 東日本ひがしにっぽん 東海とうかい 西日本にしにほん 四国しこく 九州きゅうしゅう
プッシュホン予約よやく* 国鉄こくてつ
JRシステム
2013ねん1がつ31にちかぎりで廃止はいし
CYBER STATION JRシステム 予約よやくはプロバイダ加入かにゅう契約けいやく必須ひっす
JAPAN RAIL PASS Reservation JR各社かくしゃ ジャパン・レール・パスとうサービスで購入こうにゅう利用りようする訪日ほうにちきゃく
JR北海道ほっかいどう電話でんわ予約よやく* JR北海道ほっかいどう × × × × × 2017ねん1がつ31にちかぎりで廃止はいし
JR北海道ほっかいどうやくサービス
[* 1]
× × × ×
ビューカードとれTEL* JR東日本ひがしにっぽん × × × × × 指定していクレジットカード会員かいいん専用せんよう
2010ねん6月30にちかぎりで廃止はいし
えきねっと
[* 2]

[* 3]

[* 2]
[* 4]
× ×
JR-EAST
Train Reservation
訪日ほうにちきゃく
新幹線しんかんせんeチケット ×
[* 5]
× ×
モバイルSuica特急とっきゅうけん 受取うけとり不可ふか(モバイルSuicaで乗車じょうしゃ モバイルSuica利用りようしゃのみ
2020ねん3月13にちかぎりで廃止はいし
JR東海とうかいエクスプレスカード
会員かいいん専用せんよう電話でんわ予約よやく
*
JR東海とうかい × × × × × 指定していクレジットカード会員かいいん専用せんよう
2006ねん8がつ31にちかぎりで廃止はいし
エクスプレス予約よやく
プラスEXふくむ)
× ×
[* 6]
×
[* 7]
×
[* 3]
[* 8]

[* 9]

[* 10]

[* 11]
指定していクレジットカード会員かいいん専用せんよう
有料ゆうりょう会員かいいんせい
スマートEX
5489サービス* JR西日本にしにほん ×
[* 2]
[* 12]

[* 13]
指定していクレジットカード会員かいいん専用せんよう
2017ねん10月1にち以降いこう
2023ねん2がつ28にちかぎりで廃止はいし
e5489 ×
[* 14]
JR-WEST ONLINE
TRAIN RESERVATION
訪日ほうにちきゃく
JR九州きゅうしゅう電話でんわ予約よやく* JR九州きゅうしゅう × × × × 2019ねん3月15にちかぎりで廃止はいし
JR九州きゅうしゅう列車れっしゃやくサービス × ×
[* 15]

[* 16]
×
JR-KYUSHU
Train Reservation
訪日ほうにちきゃく
参考さんこうみどりの窓口まどぐち 国鉄こくてつ
JR各社かくしゃ

[* 17]
えき窓口まどぐちJTBひとし旅行りょこう業者ぎょうしゃでの購入こうにゅう発券はっけん
参考さんこう指定していせき券売けんばい JR各社かくしゃ
[* 18]
えき券売けんばいでの購入こうにゅう発券はっけん
  1. ^ やく区間くかん北海道ほっかいどう本州ほんしゅうまたが場合ばあいで、かつJR東日本ひがしにっぽん管内かんないまたがって運行うんこうされる特急とっきゅう急行きゅうこう列車れっしゃ特急とっきゅうつがる東北新幹線とうほくしんかんせんつばさこまちのぞく)のみ。
  2. ^ a b c やく区間くかんがJR東海とうかい管内かんないまたが場合ばあい受取うけとり不可ふか
  3. ^ a b 指定していせき券売けんばいのみ。
  4. ^ 北陸ほくりく地方ちほう一部いちぶえきのみ。
  5. ^ 北陸ほくりく新幹線しんかんせんのみ。
  6. ^ 山陽新幹線さんようしんかんせんのみ。
  7. ^ 九州きゅうしゅう新幹線しんかんせんのみ。
  8. ^ 京浜けいひん地区ちく一部いちぶえきのみ。
  9. ^ 新幹線しんかんせん沿線えんせんがい地域ちいき一部いちぶのみどりの窓口まどぐち指定していせき券売けんばい設置せっちえきのぞく。
  10. ^ 高松たかまつえき受取うけとり専用せんようのみ。
  11. ^ 新幹線しんかんせん沿線えんせんのみどりの窓口まどぐち指定していせき券売けんばい設置せっちえきおよびその主要しゅようえきのみ。
  12. ^ 東京とうきょう都区とく各駅かくえき空港くうこうだい2ビルえき成田空港なりたくうこうえきおよ北陸ほくりく新幹線しんかんせん停車駅ていしゃえきのみ。
  13. ^ やく区間くかんにJR東海とうかい管内かんないふく場合ばあいのみ。
  14. ^ 首都しゅとけんおよ甲信越こうしんえつ地方ちほうのみ。
  15. ^ 東海道新幹線とうかいどうしんかんせんのみ。
  16. ^ 北陸ほくりく新幹線しんかんせんのぞく。
  17. ^ JR全線ぜんせんきっぷうりばとしょうする。
  18. ^ みどりの券売けんばいしょうする。

協力きょうりょく会社かいしゃ関連かんれん会社かいしゃ

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関連かんれん項目こうもく

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脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ ロゴでは「鉃道情報じょうほうシステム」と、「てつ」の文字もじ使つかわず「鉃」(金偏かねへん弓矢ゆみや)という採用さいようしている。これは、会社かいしゃ発足ほっそく国鉄こくてつ赤字あかじ経営けいえい主因しゅいんとなっており、「てつ」のは“かねうしなう”という意味いみになり縁起えんぎわるいからである。ただし、正式せいしき商号しょうごうでは常用漢字じょうようかんじの「てつ」がもちいられる。(これらロゴと正式せいしき商号しょうごうもちいる文字もじ事情じじょうは、四国旅客鉄道しこくりょかくてつどうのぞくJR他社たしゃ同様どうようである)
  2. ^ 独自どくじメールアドレスが設定せっていできなかった時代じだいにおいては有効ゆうこうであったが、2020ねん現在げんざいはCYBER STATION事務じむきょく以外いがい使用しようできない。
  3. ^ 予約よやく購入こうにゅうずみのきっぷが受取うけとりエリアがいのため乗車じょうしゃまでに受取うけとりできなかった場合ばあい購入こうにゅうおなあつかいとなり、有効ゆうこうなきっぷをあらためて購入こうにゅうしなければならない。

出典しゅってん

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  1. ^ a b c d e f 鉄道てつどう情報じょうほうシステム株式会社かぶしきがいしゃ だい38決算けっさん公告こうこく
  2. ^ JR東海とうかい連結れんけつ子会社こがいしゃ持分もちぶんほう適用てきよう関連かんれん会社かいしゃ
  3. ^ 西日本旅客鉄道にしにほんりょかくてつどう株式会社かぶしきがいしゃ 有価ゆうか証券しょうけん報告ほうこくしょ平成へいせい20ねん3がつ決算けっさん (PDF) , p.19
  4. ^ 朝日新聞あさひしんぶん 1986ねん12月09にち夕刊ゆうかん分割ぶんかつ民営みんえいだい1ごう 「鉄道てつどう通信つうしん会社かいしゃ」など国鉄こくてつ出資しゅっしの2しゃ設立せつりつ
  5. ^ 朝日新聞あさひしんぶん 1987ねん03がつ05にち朝刊ちょうかん国鉄こくてつしん会社かいしゃ承継しょうけい実施じっし計画けいかく、「貨物かもつ」の債務さいむ半分はんぶんに」
  6. ^ JR北海道ほっかいどう、JR東海とうかいおよびJR西日本にしにほん 北陸ほくりくエリアでのお受取うけとりについて
  7. ^ かみきっぷのお受取うけとり/乗車じょうしゃ方法ほうほう
  8. ^ 方法ほうほう

外部がいぶリンク

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