Rhinoceros 3D

T-splines for Rhino
開発元かいはつもと	Autodesk
対応たいおうOS	Windows
サポート状じょう況きょう	開発かいはつ終了しゅうりょう
ライセンス	プロプライエタリ
公式こうしきサイト	www.tsplines.com/products/tsplines-for-rhino.html
	テンプレートを表示ひょうじ

Clayoo
開発元かいはつもと	Gemvision
対応たいおうOS	Windows
サポート状じょう況きょう	MatrixGoldへと統合とうごう
ライセンス	プロプライエタリ
公式こうしきサイト	gemvision.com/clayoo
	テンプレートを表示ひょうじ

Rhinoceros
開発元かいはつもと	Robert McNeel & Associates（TLM, Inc.）
最新さいしん版ばん	8 / 2023年ねん11月28日にち
対応たいおうOS	Windows (11/10)、Mac OS (14/13/12.4)
種別しゅべつ	3次元じげんコンピュータグラフィックス
ライセンス	プロプライエタリ
公式こうしきサイト	https://www.rhino3d.com
	テンプレートを表示ひょうじ

Rhinoceros 3D（ライノセラス・スリーディー）（Rhino/ライノ）とは、フリーフォームNURBSモデリングに強つよい商用しょうようの製造せいぞう業ぎょう向むけ3次元じげんCADきゃどソフトウェア（3Dサーフェスモデラー）である。バージョン7以降いこうは3DCGで一般いっぱん的てきなサブディビジョンサーフェス（細分さいぶん割わり曲面きょくめん）にも対応たいおうしている。

開発かいはつはRobert McNeel & Associates（TLM, Inc.）。日本にっぽんでの販売はんばいはアプリクラフトにより行おこなわれている。

概要がいよう

このソフトウェアは、一般いっぱん的てきにインダストリアルデザイン、建築けんちく、造船ぞうせん、ジュエリーデザイン、カーデザイン、CADきゃど / CAM、ラピッドプロトタイピング、リバースエンジニアリング、プロダクトデザインに使つかわれているだけでなく、マルチメディアデザインやグラフィックデザインの業界ぎょうかいでも使つかわれている^[1]。

ビジュアルプログラミング言語げんごであるGrasshopper（英語えいご版ばん） (旧きゅうExplicit History) はRhinoceros上じょうでジェネラティブアルゴリズムを構築こうちくするために重要じゅうような機能きのうである (Rhino 5以前いぜんはプラグインとなっていた)。建築けんちく意匠いしょうの分野ぶんやではこのコンピューテーショナルデザインを容易よういに可能かのうにする機能きのうが最近さいきんの建築けんちく意匠いしょうの大おおきな潮流ちょうりゅうのひとつであるパラメトリックモデリングの発展はってんの一端いったんを担になっている。また、Rhino 6ではDaniel Piker製せいの物理ぶつりエンジンであるKangarooもGrasshopperに標準ひょうじゅん搭載とうさいされるようになった^[2]。

プラグインとしてFlamingo (レイトレーシングレンダラ)、Penguin (ノンフォトリアリスティックレンダラ)、Bongo (アニメーションツール)などが用意よういされている。サードパーティー製せいのプラグインも100以上いじょう開発かいはつされている^[3]。ザハ・ハディッド建築けんちく事務所じむしょが東大門ひがしだいもんデザインプラザ（英語えいご版ばん）で用もちいたEvolute Tools^[4]や、多おおくのレンダリングプラグイン (#レンダラー)が提供ていきょうされている。CAMやコンピュータ数値すうち制御せいぎょ用ようの外部がいぶプラグインも用意よういされており、ツールパスG-code（英語えいご版ばん）を直接ちょくせつRhinocerosに読よみ込こむことができる。

他たのモデリングアプリケーションと同様どうよう、RhinocerosもMicrosoft Visual Basicを基本きほんとしたスクリプト言語げんごをサポートしている。SDKもRhino development toolsの名なで一般いっぱん公開こうかいされている^[5]。

開発かいはつ過程かてい

Rhinocerosは1992年ねんごろに主おもに船舶せんぱくデザイン向むけのAutoCADプラグインとして開発かいはつされたのがはじまりである。AutoCADのユーザーインタフェースがフリーフォームモデリングには不向ふむきであると判断はんだんしたため、スタンドアロンのCADきゃどを開発かいはつすることに決きめた。^[6]。当初とうしょはフリーの、クローズドソースベータ版ばんとして配布はいふされていた。その過程かていでユーザーによるデバッグや追加ついか機能きのうによってだんだんと開発かいはつされていった。

開発かいはつは進行しんこう中ちゅうである。Rhinoceros 4では数すう年ねんかけてサービスリリース/SR 9までアップデートされたが、バージョン5.0からは無数むすうの大小だいしょうアップデートが毎週まいしゅうのチェックにより自動じどうで行おこなわれるようになっている。プレリリース版ばんをリリース前まえに受うけ取とるように設定せっていすることもできる^[7]。

モデリングプラグイン

Clayoo

ClayooはRhinoceros 3Dでサブディビジョンサーフェスを扱あつかうためのGemvision製せいプラグインである。スカルプトにも対応たいおうしているほか、エンボス作成さくせい用ようのRhinoEmbossも統合とうごうされている。

元々もともとTDM Solutions製せいであり、Clayooは同社どうしゃのジュエリー用ようプラグインであるRhinoGoldにも同どう梱こりされていた。2015年ねん、同社どうしゃはジュエリーCADきゃどの開発元かいはつもと「Gemvision」の親会社おやがいしゃであるStullerに買収ばいしゅうされ^[8]、その後ごRhinoGoldはMatrixと統合とうごうされてMatrixGoldとなり、ClayooもGemvisionへと移管いかんされた。

Rhinoceros 3Dが7でサブディビジョンサーフェスに標準ひょうじゅん対応たいおうすると、Clayooは単独たんどく製品せいひんが廃止はいしされMatrixGoldの一部いちぶとなった。

T-splines for Rhino (Rhino 5以前いぜん)

T-splines for Rhinoは、Rhinoceros 3DでT-スプライン曲面きょくめんを扱あつかうためのプラグインである。国内こくない総そう販売はんばい代理だいり店てんはディプロス。

このプラグインは、元々もともとT-spline社しゃが開発かいはつを行おこなっていたものの、2011年ねん、T-spline社しゃがAutodeskにより買収ばいしゅうされ、その後ご、AutodeskがFusion 360にT-spline技術ぎじゅつを取とり入いれ、2016年ねんにT-splineプラグインの開発かいはつ終了しゅうりょうを発表はっぴょうした^[9]。バージョン6でT-splinesは動作どうさしない。

Shape Modeling (Rhino 5以前いぜん)

Shape Modeling
開発元かいはつもと	Autodesk
対応たいおうOS	Windows
サポート状じょう況きょう	開発かいはつ終了しゅうりょう^[9]
ライセンス	プロプライエタリ
公式こうしきサイト	www.autodesk.com/store/shape-modeling-plug-in-for-rhino
テンプレートを表示ひょうじ

Shape Modelingは、Rhinoceros 3DでクラスAサーフェス（英語えいご版ばん）を扱あつかうためのプラグインである。Shape Modeling 2.0で、形状けいじょう解析かいせき用ようのVSR Analysisが統合とうごうされた^[10]。

このプラグインは、元々もともとVSR社しゃが開発かいはつを行おこなっていたものの、2013年ねん、より高価こうかなクラスAサーフェス対応たいおうCADきゃどソフト「Alias」を持もつAutodeskに買収ばいしゅうされ、2016年ねんに開発かいはつ終了しゅうりょうを発表はっぴょうした^[9]。

レンダラー

公式こうしき

無料むりょう

Rhino Render - Rhinoceros内蔵ないぞうの簡易かんいレンダラー。
RhinoCycles (Raytraced) - Rhino 6以降いこうに搭載とうさいの写実しゃじつ的てきレンダラー。当初とうしょはビューポートレンダリングのみだったが、7以降いこうは通常つうじょうレンダリングも出来できるようになった。オープンソースの3DCGソフトウェアであるBlenderに搭載とうさいされている写実しゃじつ的てきレンダラーCyclesのRhinoceros版ばん。オープンソース[2]。

サードパーティー

GPUレンダリング対応たいおう

V-ray
Maxwell Render
Thea Render
KeyShot

その他た

Ocean (Eclat Digital) - フルスペクトルレンダリング及および偏へん光こうの再現さいげんに対応たいおう。

開発かいはつ停止ていし中ちゅう

Hayabusa Renderer - nStylerのRhinoceros版ばん。ディスコン^[12]。
Autodesk Realtime Renderer (旧きゅうVSR Realtime Renderer) - 開発かいはつ終了しゅうりょうが発表はっぴょうされた^[9]。
Neon - PowerVR Brazil SDK (旧きゅうBrazil 3.0 SDK)ベースの公式こうしきビューポートレンダラー。開発かいはつ終了しゅうりょう。
Arion - Maverick Studioの前身ぜんしん。
AIR - RenderMan 21未満みまんと互換ごかん性せいのあるレンダラー。Rhino 4/5に対応たいおう。
Radeon ProRender (旧きゅうAMD FireRender) - GPU対応たいおうレンダラー。Rhino版ばんプラグインが提供ていきょうされていた^[13]。
Brazil for Rhino - Brazil R/SのRhinoceros版ばん。公式こうしきで販売はんばいされていた。コアの開発かいはつは終了しゅうりょうしており、Rhino 6でも動うごく^[14]ものの更さらなる発展はってんは見込みこまれていない^[14]^[15]。
Penguin - Rhinoceros及およびAutoCAD用ようの非ひ写実しゃじつ的てきレンダラー。公式こうしきで販売はんばいされていた。Rhino 5以降いこう、標準ひょうじゅんでビューポートに非ひ写実しゃじつ的てきな表示ひょうじモードが搭載とうさいされるようになった^[16]ものの、PenguinもRhino 6まで使つかうことができた^[17]。
Flamingo nXt - nXtRender (旧きゅうAccuRender nXt) のRhinoceros版ばん。販売はんばい終了しゅうりょう^[18]。
Iray for Rhino^[19] - NVIDIA Irayを使つかったGPU対応たいおうレンダリングプラグイン。

ファイルフォーマット

Rhinocerosのファイルフォーマット.3dmはNURBSジオメトリのやりとりを主眼しゅがんに開発かいはつされた。McNeel社しゃによるオープンソースツールキットであるopenNURBS Initiativeを用もちいれば、KeyshotやSolidWorksのような他社たしゃのソフトでも開ひらいたり編集へんしゅうしたりできるようになっている。openNURBSは3DMフォーマットの仕様しようが含ふくまれており、Windows、Windows x64、Mac、Linux上じょうで利用りようできる。openNURBSのようなオープンな規格きかくは投資とうし家かには評価ひょうかされず、代かわりにクローズドな（例たとえば3DS Maxの.maxのような）フォーマットを求もとめられるが、McNeel & Associatesはベンチャーキャピタルにより投資とうしされたベンチャー企業きぎょうでも株式かぶしきを公開こうかいした企業きぎょうでもなく従業じゅうぎょう員いんにより所有しょゆうされたセルフファンドの企業きぎょうであるため、オープンな姿勢しせいを貫つらぬけるという^[6]。

Rhinocerosは次つぎのファイルフォーマットを外部がいぶソフトウェアなしに直接ちょくせつ読よみ書かきできる。

ラスター画像がぞう形式けいしき: Windows bitmap (BMP)、Truevision TGA、無む圧縮あっしゅくTIFF
ベクター画像がぞう形式けいしき: Adobe Illustrator (AI) 形式けいしき、SVG、Windows Metafile^[20]^[21]
CADきゃど形式けいしき: AutoCAD DWG/DXF、ACIS（英語えいご版ばん） SAT、MicroStation DGN、Parasolid（英語えいご版ばん） X_T (エクスポートのみ)、STEP、VDA-FS、IGES、Tebis（英語えいご版ばん）、Yamaha ESPRi^[20]^[21]
3DCG形式けいしき: 3D Studio 3DS、Autodesk FBX、COLLADA、DirectX .x、LightWave Object (LWO)、Moray UDO、Wavefront OBJ、Stanford PLY、SketchUp SKP、GNU Triangulated Surface (GTS)、Solaris XGL^[20]^[21]
レンダラー向むけ: POV-Ray POV、RenderMan RIB^[20]^[21]
3Dプリンター向むけ: 3D Systems STL、VRML、AMF、ZCorp ZRP^[20]^[21]
Web3D向むけ: Cult3D CD、VRML、X3D、Microsoft XAML^[20]^[21]
その他た: ASTM E57、CSV (プロパティと流体りゅうたい静せい力学りきがくデータ)、General HydroStatics (GHS)、KML、PDF、PTS、Recon M、SLC、NextEngine Scan、WAMIT GDF^[20]^[21]

DWFとDWFxはサポートされていない。

参考さんこう文献ぶんけん・出典しゅってん

^ Rhino 4.0 - Robert McNeel & Associates (Rhino 4.0)
^ Grasshopper - Windows版ばんRhino 6での新規しんき搭載とうさい内容ないよう McNeel
^ Food4Rhino
^ Dongdaemun Design Plaza and Park, Evolute
^ [1]
^ ^a ^b NOVEDGE. “Rhino 3D Tutorials” (英語えいご). NOVEDGE. 2021年ねん10月がつ14日にち閲覧えつらん。
^ http://www.rhino3d.com/new/beyond5
^ Stuller acquires CADきゃど software company National Jeweler 2015年ねん10月がつ7日にち
^ ^a ^b ^c ^d ^e The future of Autodesk plug-ins for Rhino Autodesk 2016年ねん11月17日にち
^ VSR社しゃ製品せいひん　チュートリアルページ AppliCraft
^ FluidRay RT renderer Food4Rhino
^ ニュースグラップス
^ AMD、ハイエンドGPU「Radeon Pro WXシリーズ」を発表はっぴょう ASCII 2016年ねん7月がつ27日にち
^ ^a ^b Brazil - Discontinued McNeel 2013年ねん7月がつ15日にち
^ Future of Brazil McNeel 2016年ねん11月14日にち
^ Fun new custom display for Rhino 5 Mad Macs Technology Distributions HK 2013年ねん3月がつ18日にち
^ Penguin - Non photorealistic rendering for Rhino McNeel 2018年ねん3月がつ25日にち
^ Flamingo nXt Robert McNeel & Associates
^ Iray for Rhino Siemens Industry Software
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g Index of import/export file types McNeel
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g サポートされているファイル形式けいしき McNeel

外部がいぶリンク

公式こうしきサイト（英語えいご）
公式こうしきサイト（日本語にほんご）

この項目こうもくは、ソフトウェアに関連かんれんした書かきかけの項目こうもくです。この項目こうもくを加筆かひつ・訂正ていせいなどしてくださる協力きょうりょく者しゃを求もとめています（PJ:コンピュータ/P:コンピュータ）。

[1] Rhino 4.0 - Robert McNeel & Associates (Rhino 4.0)

[2] Grasshopper - Windows版ばんRhino 6での新規しんき搭載とうさい内容ないよう McNeel

[3] Food4Rhino

[4] Dongdaemun Design Plaza and Park, Evolute

[5] [1]

[novedge-6] NOVEDGE. “Rhino 3D Tutorials” (英語えいご). NOVEDGE. 2021年ねん10月がつ14日にち閲覧えつらん。

[7] ttp://www.rhino3d.com/new/beyond5

[stuller-and-tdm-8] Stuller acquires CADきゃど software company National Jeweler 2015年ねん10月がつ7日にち

[adsk-rhino-9] The future of Autodesk plug-ins for Rhino Autodesk 2016年ねん11月17日にち

[10] VSR社しゃ製品せいひん　チュートリアルページ AppliCraft

[11] FluidRay RT renderer Food4Rhino

[12] ニュースグラップス

[13] AMD、ハイエンドGPU「Radeon Pro WXシリーズ」を発表はっぴょう ASCII 2016年ねん7月がつ27日にち

[brazil-discontinued-14] Brazil - Discontinued McNeel 2013年ねん7月がつ15日にち

[15] Future of Brazil McNeel 2016年ねん11月14日にち

[16] Fun new custom display for Rhino 5 Mad Macs Technology Distributions HK 2013年ねん3月がつ18日にち

[17] Penguin - Non photorealistic rendering for Rhino McNeel 2018年ねん3月がつ25日にち

[18] Flamingo nXt Robert McNeel & Associates

[19] Iray for Rhino Siemens Industry Software

[rhino-file-io-20] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g Index of import/export file types McNeel

[supported-formats-21] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g サポートされているファイル形式けいしき McNeel

[1]

[2]

[3]

[4]

[5]

[6]

[7]

[8]

[9]

[10]

[11]

[12]

[13]

[14]

[15]

[16]

[17]

[18]

[19]

[20]

[21]