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教育きょういく職員しょくいん検定けんてい

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教育きょういく職員しょくいん検定けんてい(きょういくしょくいんけんてい)は、学校がっこう教育きょういくにおいて担当たんとうする教科きょうかかんする知識ちしき経験けいけんまた技能ぎのうとうゆうするものたいし、都道府県とどうふけん教育きょういく委員いいんかい授与じゅよけんしゃ)がおこな検定けんていによって教員きょういん免許めんきょじょう授与じゅよする制度せいどである。大学だいがくひとしにおける正規せいき教職きょうしょく課程かていや、文部もんぶ科学かがくしょうおこな教員きょういん資格しかく認定にんてい試験しけんとはべつ制度せいどである。教育きょういく職員しょくいん検定けんていにおいて授与じゅよされた普通ふつう免許めんきょじょうは、全国ぜんこく効力こうりょくゆうする(特別とくべつ免許めんきょじょう臨時りんじ免許めんきょじょう都道府県とどうふけんのみ)。

概要がいよう

教育きょういく職員しょくいん免許めんきょほう以下いかたんに「免許めんきょほう」としょうする場合ばあいもある)だい5じょうだい1こうでは、

  • 大学だいがくしくは文部もんぶ科学かがく大臣だいじん指定していする養成ようせい機関きかんにおいてさだめる単位たんい修得しゅうとくしたもの
  • 免許めんきょじょう授与じゅよするためおこなう「教育きょういく職員しょくいん検定けんてい」に合格ごうかくしたもの

教員きょういん普通ふつう免許めんきょじょう授与じゅよすることがさだめられている。教育きょういく職員しょくいん検定けんてい後者こうしゃ制度せいどである。

その手続てつづきについての条文じょうぶん免許めんきょほうだい6じょうさだめられているため、教育きょういく職員しょくいん検定けんていによって授与じゅよされた普通ふつう免許めんきょじょうには、通常つうじょう、「だい6じょうさだめるところにより」と記載きさいされている。さらに、教育きょういく職員しょくいん検定けんていには、教育きょういく職員しょくいん任命にんめい雇用こようしようとするもの推薦すいせんもとづき特別とくべつ免許めんきょじょうを(免許めんきょほうだい5じょうだい4こう)、普通ふつう免許めんきょじょうゆうするもの学校がっこう採用さいようできない場合ばあい臨時りんじ免許めんきょじょう授与じゅよ出来できるしくみもさだめられている(免許めんきょほうだい5じょうだい6こう)。

教育きょういく職員しょくいん検定けんていけるための修得しゅうとく単位たんいは、大学だいがく教職きょうしょく課程かてい単位たんいのほか、認定にんてい講習こうしゅう取得しゅとく希望きぼう免許めんきょ教職きょうしょく課程かてい認定にんていけていない大学だいがく短大たんだい学部がくぶ学科がっか専攻せんこう修得しゅうとくした単位たんい公開こうかい講座こうざ通信つうしん教育きょういくひとし単位たんいにより代替だいたいできる場合ばあいもある(免許めんきょほう別表べっぴょうだい3」備考びこう6)。たとえば、夏期かきとう長期ちょうき休暇きゅうかちゅう集中しゅうちゅうてきおこなわれる現職げんしょく教員きょういん対象たいしょうとした免許めんきょほう認定にんてい講習こうしゅうや、文部もんぶ科学かがくしょうから免許めんきょほう認定にんてい通信つうしん教育きょういく認可にんかけている放送大学ほうそうだいがく単位たんい利用りようすることも可能かのう場合ばあいがある。また、教員きょういん免許めんきょじょう以外いがい国家こっか資格しかく実務じつむ経験けいけんとう所要しょよう資格しかくとして検定けんていけることも可能かのうとなっている。

この制度せいどは、さだめられた在職ざいしょく年数ねんすう実務じつむ経験けいけん)と必要ひつよう単位たんい計画けいかくてき修得しゅうとくにより、上位じょういまたは隣接りんせつこうしゅなどの免許めんきょじょう取得しゅとくできるので、おも現職げんしょく教員きょういん大学だいがくいん)の正規せいき課程かていに(さい)入学にゅうがくすることなく資格しかくをステップアップしたり、職域しょくいきひろげたりすることが可能かのうとなる制度せいどである。

教育きょういく職員しょくいん検定けんていおこな免許めんきょじょう

  • 普通ふつう免許めんきょじょう専修せんしゅう免許めんきょじょう一種いっしゅ免許めんきょじょうしゅ免許めんきょじょう)(教科きょうか申請しんせい免許めんきょじょう上申じょうしん場合ばあいなど)
  • 特別とくべつ免許めんきょじょう
  • 臨時りんじ免許めんきょじょう助教諭じょきょうゆ資格しかく
  • 外国がいこく本州ほんしゅう北海道ほっかいどう四国しこく九州きゅうしゅうおよ文部もんぶ科学かがく省令しょうれいさだめるこれらに附属ふぞくするしま以外いがい地域ちいきをいう)において授与じゅよされた教育きょういく職員しょくいんかんする免許めんきょじょうゆうするものまた外国がいこく学校がっこう卒業そつぎょうし、しくは修了しゅうりょうしたものかんし、それに相当そうとう免許めんきょじょう
免許めんきょじょう種類しゅるい効力こうりょくとうしん免許めんきょほう
種類しゅるい 区分くぶん 効力こうりょく 有効ゆうこう期間きかん 備考びこう
普通ふつう免許めんきょじょう 専修せんしゅう 全国ぜんこく 10ねん
  • 教諭きょうゆになる資格しかく
  • 更新こうしん講習こうしゅうあり
一種いっしゅ
しゅ
特別とくべつ免許めんきょじょう 都道府県とどうふけん 10ねん
  • 教諭きょうゆになる資格しかく
  • 採用さいよう法人ほうじんとう推薦すいせん必要ひつよう
  • 専門せんもん知識ちしき経験けいけん技能ぎのう
    社会しゃかいてき信望しんぼうとう条件じょうけん
  • 更新こうしん講習こうしゅうあり
臨時りんじ免許めんきょじょう 都道府県とどうふけん 3ねん特例とくれい6ねん
  • 助教諭じょきょうゆになる資格しかく
  • 採用さいよう条件じょうけんあり

おも検定けんてい内容ないよう

教育きょういく職員しょくいん検定けんてい内容ないようは、受検じゅけんしゃ人物じんぶつ学力がくりょく実務じつむおよ身体しんたいについて、授与じゅよけんしゃ都道府県とどうふけん教育きょういく委員いいんかい)がおこなう。「人物じんぶつかんする証明しょうめい」は勤務きんむさき勤務きんむこう民間みんかん企業きぎょう官公庁かんこうちょうとう)の所属しょぞくながまたは代表だいひょうしゃのものが必要ひつようとなるが、都道府県とどうふけん教育きょういく委員いいんかいによっては、出身しゅっしんこう大学だいがく高等こうとう学校がっこうとう)の証明しょうめいでも可能かのうとしている場合ばあいもある。すでに1つ以上いじょう教科きょうかについての教諭きょうゆ免許めんきょじょうゆうするものに、おな学校がっこうしゅ教科きょうか免許めんきょじょう授与じゅよする場合ばあいには、受検じゅけんしゃ人物じんぶつ学力がくりょくおよ身体しんたいのみの検定けんていおこなうこととなっている(この場合ばあい、「実務じつむ」の規定きていい。免許めんきょほうだい6じょうだい3こう)。

検定けんてい書面しょめん審査しんさによっておこなわれる場合ばあいがほとんどであるが、人物じんぶつかんする証明しょうめい提出ていしゅつできない場合ばあいなどは受検じゅけんしゃたいする面接めんせつにより検定けんていおこな場合ばあいもある。検定けんてい合否ごうひについては、教育きょういく職員しょくいん免許めんきょほうさだめる所要しょよう資格しかくおよ都道府県とどうふけん教育きょういく委員いいんかい教育きょういくちょう)がさだめる基準きじゅん(「教育きょういく職員しょくいん検定けんてい基準きじゅん」などとしょうする基準きじゅんさだめられている場合ばあいおおい)により判断はんだんされる。

普通ふつう免許めんきょじょう検定けんてい内容ないようおも提出ていしゅつ書類しょるい証明しょうめい方法ほうほう
検定けんてい項目こうもく おも提出ていしゅつ書類しょるい 証明しょうめいしゃ 備考びこう
人物じんぶつ 人物じんぶつかんする証明しょうめいしょ 所属しょぞく長等ながら[1] 証明しょうめいしょ提出ていしゅつできない場合ばあい面接めんせつ代替だいたいする場合ばあいもある。
学力がくりょく 学力がくりょくかんする証明しょうめいしょ 大学だいがくとう 学力がくりょくかんする証明しょうめいしょ[2][3][4]
実務じつむ 実務じつむかんする証明しょうめいしょ 所属しょぞく長等ながら 別表べっぴょうだい4での検定けんていでは不要ふよう技術ぎじゅつ証明しょうめい必要ひつよう検定けんていもある。
身体しんたい 身体しんたいかんする証明しょうめいしょ 医師いし 健康けんこう診断しんだんしょ[5]
出願しゅつがん条件じょうけん確認かくにん 出願しゅつがん調書ちょうしょ 都道府県とどうふけんによりことなり、証明しょうめいしゃ不要ふようとなる場合ばあいがある。 都道府県とどうふけんにより、基礎きそ資格しかく必要ひつよう単位たんいすう勤務きんむ年数ねんすう当該とうがい免許めんきょじょうかかわるかくらん単位たんい修得しゅうとくすうなどの記載きさいようする。調書ちょうしょ自体じたいがない都道府県とどうふけんもある。

検定けんていおも内容ないよう所要しょよう資格しかく)はつぎとおりである。

上位じょうい免許めんきょじょう免許めんきょほう別表べっぴょうだい3」、「別表べっぴょうだい6」、「別表べっぴょうだい6の2」)

正規せいき大学だいがくとう教職きょうしょく課程かていにおいて専修せんしゅう免許めんきょじょうけようとする場合ばあい免許めんきょほうだい5じょうだい1こう別表べっぴょうだい1」、「別表べっぴょうだい2」、「別表べっぴょうだい2の2」適用てきよう)、基礎きそ資格しかくとして修士しゅうし学位がくい必要ひつようである。しかし、教育きょういく職員しょくいん検定けんていでは学位がくい修士しゅうし)の有無うむわれないので、現職げんしょく教員きょういん大学院だいがくいん正規せいきせいとして在学ざいがく通学つうがく)することなく通信つうしんせい大学院だいがくいん科目かもくとう履修りしゅうせいなどとして必要ひつよう単位たんい修得しゅうとくし、在職ざいしょくのまま専修せんしゅう免許めんきょじょう取得しゅとくすることも可能かのうとなっている。


たとえば、一種いっしゅ免許めんきょじょう取得しゅとくしている現職げんしょく教員きょういんが、専修せんしゅう免許めんきょじょうけようとする場合ばあい

  • 最低さいてい在職ざいしょく年数ねんすう3ねんの「良好りょうこう成績せいせき勤務きんむしたむね実務じつむ証明しょうめい責任せきにんしゃ証明しょうめい」(実務じつむ検定けんてい
  • 基礎きそ資格しかくになる免許めんきょじょう一種いっしゅ免許めんきょじょう)を取得しゅとく大学院だいがくいんにおいて15単位たんいさだめられた単位たんい修得しゅうとく学力がくりょく検定けんてい
    • 具体ぐたいてきには科目かもくとう履修りしゅうせいなどとして検定けんてい必要ひつよう単位たんい修得しゅうとくする(履修りしゅうすべき単位たんい開講かいこう科目かもくとう大学院だいがくいんがわがあらかじめ公開こうかいしている場合ばあいおおい)。
  • 健康けんこう診断しんだんしょ身体しんたい検定けんてい
  • 人物じんぶつ証明しょうめい履歴りれきしょ宣誓せんせいしょ人物じんぶつ検定けんてい

などの検定けんてい必要ひつよう関係かんけい書類しょるい証明しょうめいしょ資料しりょう)をそろ免許めんきょじょう申請しんせいおこなうと検定けんていおこなわれる。

別表べっぴょうだいさん」のケース

以下いかは、「別表べっぴょうだい3」での授与じゅよ申請しんせい必要ひつよう単位たんいについて記載きさいする。

教育きょういく職員しょくいん検定けんてい上位じょうい免許めんきょじょう取得しゅとくするための保有ほゆう免許めんきょじょう在職ざいしょく最低さいてい修得しゅうとく単位たんいすう
けようとする免許めんきょじょう 保有ほゆう免許めんきょじょう 在職ざいしょく年数ねんすう 合計ごうけい単位たんい 教科きょうか科目かもく 教職きょうしょく科目かもく 教科きょうかまた
教職きょうしょく科目かもく
その
科目かもく
幼稚園ようちえん 専修せんしゅう 1しゅ 3ねん 15単位たんい 15
1しゅ 2しゅ 5ねん 45単位たんい 4 20 6 15
2しゅ 臨時りんじ 6ねん 45単位たんい 5 30 10
小学校しょうがっこう 専修せんしゅう 1しゅ 3ねん 15単位たんい -  15
1しゅ 2しゅ 5ねん 45単位たんい 4 21 5 15
2しゅ 臨時りんじ 6ねん 45単位たんい 4 29 2 10
中学校ちゅうがっこう 専修せんしゅう 1しゅ 3ねん 15単位たんい  15
1しゅ 2しゅ 5ねん 45単位たんい 10 16 4 15
2しゅ 臨時りんじ 6ねん 45単位たんい 10 21 4 10
高等こうとう学校がっこう 専修せんしゅう 1しゅ 3ねん 15単位たんい  -  15
1しゅ 臨時りんじ 5ねん 45単位たんい 10 12 8 15

「その科目かもく」は教科きょうかかんする科目かもく教職きょうしょくかんする科目かもくのどちらでも在職ざいしょく年数ねんすうえる場合ばあいとう単位たんいすう軽減けいげんされる場合ばあいもある。

なお、特別とくべつ支援しえん学校がっこう教諭きょうゆ免許めんきょじょううえすすむについては、後述こうじゅつの「別表べっぴょうだいなな」の規定きてい適用てきようされる。これは、たん教職きょうしょく現場げんば勤務きんむ経験けいけんだけでなく、特別とくべつ支援しえん学校がっこう」での勤務きんむれき要求ようきゅうされるためである。

別表べっぴょうだいろく」のケース

以下いかは、「別表べっぴょうだいろく」での授与じゅよ申請しんせい必要ひつよう単位たんいについて記載きさいする。

別表べっぴょうだいろく」のケース

以下いかは、「別表べっぴょうだいろく」での授与じゅよ申請しんせい必要ひつよう単位たんいについて記載きさいする。

どういちこうしゅ教科きょうか免許めんきょじょう免許めんきょほう別表べっぴょうだい4」)

同一どういつこうしゅ教科きょうか免許めんきょじょう取得しゅとくする場合ばあいは、在職ざいしょく年数ねんすう実務じつむ経験けいけん)の証明しょうめい必要ひつようない。当該とうがい教科きょうかかんする科目かもく教科きょうか指導しどうほう単位たんい規定きていすう修得しゅうとくし、検定けんていけることが出来できる。

教科きょうかかんする科目かもく」については、一般いっぱんてき包括ほうかつてき内容ないよう」をたしていること条件じょうけんであることについては、教育きょういく職員しょくいん検定けんていなどをようさない「別表べっぴょうだいいち」での取得しゅとく方法ほうほうなどと同様どうよう単位たんい修得しゅうとく必要ひつようだが、教科きょうかによっては、法定ほうてい単位たんい下限かげんすうである20単位たんい以上いじょう大幅おおはばにオーバーするケースもある(れいとして、北海道情報大学ほっかいどうじょうほうだいがくでは、かつて、高校こうこう情報じょうほう」にかんしては62単位たんい以上いじょう設定せっていしていた(現在げんざいは、軽減けいげん)。大学だいがくでは、福祉ふくし免許めんきょじょう課程かていにおいても、40単位たんい前後ぜんこうで、教科きょうかかんする科目かもくの「一般いっぱんてき包括ほうかつてき内容ないよう」を7つ(2010ねん以前いぜん入学にゅうがくしゃは5つ)のらんすべてをたすとしている学校がっこうもある)。

教職きょうしょくかんする科目かもく」については、「実践じっせん必要ひつよう理論りろんおよび方法ほうほう修得しゅうとくさせるための科目かもくぐん(だいよんらん)」ちゅうの「教育きょういく課程かていおよ指導しどうほうかんする科目かもく学習がくしゅう指導しどう要領ようりょう教育きょういく要領ようりょうそくし、包括ほうかつてき内容ないようふくむ) (だいよんらん1)」にふくまれる、「かく教科きょうか指導しどうほう」の単位たんいだけを法定ほうてい単位たんい以上いじょう修得しゅうとくすればよい。


教育きょういく職員しょくいん検定けんてい教科きょうか免許めんきょじょう取得しゅとくするための保有ほゆう免許めんきょじょう最低さいてい修得しゅうとく単位たんいすう
けようとする免許めんきょじょう 保有ほゆうする教科きょうか
免許めんきょじょう
合計ごうけい単位たんい 教科きょうか科目かもく 教職きょうしょく科目かもく教科きょうか指導しどうほうのみ) 教科きょうかまた
教職きょうしょく科目かもく
中学校ちゅうがっこう教諭きょうゆ 専修せんしゅう 専修せんしゅう 52単位たんい 20 8 24
1しゅ 専修せんしゅう、1しゅ 28単位たんい 20 8
2しゅ 専修せんしゅう、1しゅ、2しゅ 13単位たんい 10 3
高等こうとう学校がっこう教諭きょうゆ 専修せんしゅう 専修せんしゅう 48単位たんい 20 4 24
1しゅ 専修せんしゅう、1しゅ 24単位たんい 20 4

原則げんそく基礎きそ免許めんきょじょう専修せんしゅう一種いっしゅかかわらず、一種いっしゅでの授与じゅよとなるが(しゅ基礎きそ免許めんきょじょうとする場合ばあいは、当然とうぜんしゅでの授与じゅよとなる)、別途べっと専修せんしゅう免許めんきょじょう別表べっぴょうだいいち要件ようけんとなる「教科きょうかまた教職きょうしょくかんする科目かもく」24単位たんい以上いじょう追加ついか修得しゅうとくした場合ばあいは、証明しょうめいしょを「別表べっぴょうだいよん」の様式ようしき発行はっこう可能かのうなケースであれば、専修せんしゅう免許めんきょじょうとして授与じゅよされることが可能かのうとなるケースがあるが、通常つうじょう、「別表べっぴょうだいよん」で専修せんしゅう免許めんきょじょう取得しゅとくする場合ばあい一種いっしゅ免許めんきょじょう別表べっぴょうだいよつ授与じゅよされたのちに、別表べっぴょうだいいちないしは別表べっぴょうだいさん申請しんせい授与じゅよというのが一般いっぱんてきだが、すでに専修せんしゅう免許めんきょじょうとしてくわえて必要ひつような24単位たんい以上いじょうゆうしている場合ばあいは、ぎゃくのプロセスとなるため、2手間てま手続てつづきとなる。課程かてい認定にんてい大学だいがくによっては、単位たんい認定にんていうえ不足ふそくぶんの「教職きょうしょくかんする科目かもく教科きょうか教育きょういくかんする単位たんい以外いがい)」をおぎな必要ひつようがあるケースであっても、一部いちぶ科目かもくなどで履修りしゅうみとめないケースもあり、(免許めんきょじょう授与じゅよ申請しんせい予定よていしゃおよ授与じゅよ申請しんせい予定よていさきかく都道府県とどうふけん教育庁きょういくちょうにとって)現実げんじつてき選択せんたく強硬きょうこう拒絶きょぜつする課程かてい認定にんてい大学だいがく一部いちぶ存在そんざいし、書類しょるい受理じゅり煩雑はんざつさなどからかく都道府県とどうふけん教育庁きょういくちょう判断はんだんきゅうするケースも一部いちぶでみられる。

また、「別表べっぴょうだいよん」については実務じつむ経験けいけん」をようさない方法ほうほうでもあるため、理論りろんじょう教職きょうしょく経験けいけんのないものでも授与じゅよされることが可能かのうなものであるが、上述じょうじゅつのことと一部いちぶ重複じゅうふくするが、人物じんぶつ証明しょうめい通常つうじょうは、勤務きんむこう所属しょぞくちょうおこなうのが原則げんそく)が発行はっこうできないケースではきわめて困難こんなん方式ほうしきといえる(この場合ばあいは、可能かのうかぎり、教職きょうしょくかんする科目かもく施行しこう規則きそくろくろくじょうろくさだめる科目かもくについては、単位たんい認定にんていおこなったうえで、不足ふそくぶん単位たんい修得しゅうとくうえで、別表べっぴょうだいいち申請しんせいするほうがスムースにはこぶが、上述じょうじゅつのように、正規せいきせい(じゅんずる身分みぶんふくむ)であっても大学だいがくによってはみとめないケースもある。ただし、科目かもくとう履修りしゅうせい身分みぶんではどの大学だいがくでも不可能ふかのうというケースがおおい)。

実習じっしゅう教科きょうか教諭きょうゆ免許めんきょじょう取得しゅとく(免許めんきょほう別表べっぴょうだい5」または「附則ふそくだい9こう」)

実業じつぎょう学科がっか看護かんご家庭かてい情報じょうほう農業のうぎょう工業こうぎょう商業しょうぎょう水産すいさん福祉ふくし商船しょうせん)を専攻せんこうした学士がくし学位がくいをもつ経験けいけんしゃ民間みんかん社会しゃかいじんとしての実地じっち経験けいけん[6][7]は、あらたに単位たんい修得しゅうとくすることなく高等こうとう学校がっこう教諭きょうゆ1しゅ当該とうがい実習じっしゅう教諭きょうゆかぎる)とう普通ふつう免許めんきょじょう検定けんていけることが出来できるなどのさだめもある(免許めんきょほう別表べっぴょうだい5・だいらん・イ、または、免許めんきょほう附則ふそくだい9こう)。

特別とくべつ支援しえん学校がっこう教諭きょうゆ免許めんきょじょう免許めんきょほう別表べっぴょうだい7」)

幼稚園ようちえん小学校しょうがっこう中学校ちゅうがっこう、または、高等こうとう学校がっこう教諭きょうゆ普通ふつう免許めんきょじょうゆうする3ねん教員きょういん経験けいけんしゃは、単位たんい修得しゅうとく特別とくべつ支援しえん学校がっこう教諭きょうゆしゅ免許めんきょじょう検定けんていけることが出来できる。

ただし、特別とくべつ支援しえん学校がっこうに3ねん以上いじょう勤務きんむ経験けいけんがあり、かつ勤務きんむ経験けいけんのある学校がっこう免許めんきょじょうさだめられる教育きょういく領域りょういきあつかっていれば、「別表べっぴょうだいいち」の条件じょうけんから障害しょうがいしゃ教育きょういく実習じっしゅう事前じぜん事後じご指導しどうふくむ)の3単位たんい相当そうとうぶん職務しょくむ経験けいけん充当じゅうとうするかたちにして、教育きょういく職員しょくいん検定けんてい使つかわず、基礎きそ資格しかくにより、「別表べっぴょうだい1」で授与じゅよ申請しんせい可能かのうである(当然とうぜん基礎きそ資格しかくが「学士がくし学位がくいゆうする」であれば、一種いっしゅでの申請しんせい可能かのう)。

なお、しゅ一種いっしゅへ、一種いっしゅ専修せんしゅううえすすむする場合ばあいは、免許めんきょじょうとしてゆうする教育きょういく領域りょういきあつかう「特別とくべつ支援しえん学校がっこう」での勤務きんむ経験けいけんにより、理論りろんじょうは「別表べっぴょうだいなな」にもとづいておこなうことができる(現実げんじつてきには、「しゅ一種いっしゅ」のケースのみが、「別表べっぴょうだいなな」によるうえすすむのみが可能かのうとなる[8])。


隣接りんせつこうしゅ免許めんきょじょう免許めんきょほう別表べっぴょうだい8」)

隣接りんせつこうしゅとはとなっている学校がっこうしゅのことである。ただし、基礎きそ免許めんきょじょう同一どういつ教科きょうかないしはどういち教科きょうかがない場合ばあい近接きんせつ教科きょうか中学校ちゅうがっこう技術ぎじゅつ(一種いっしゅ以上いじょう)を基礎きそ免許めんきょじょうにして、高校こうこう情報じょうほうないしは工業こうぎょう授与じゅよ申請しんせいおこなう、など)にたいして検定けんていおこなわれる。

在職ざいしょく年数ねんすう条件じょうけん充足じゅうそくしている現職げんしょく教員きょういん高等こうとう学校がっこう免許めんきょじょう授与じゅよける場合ばあい中学校ちゅうがっこういちしゅ以上いじょう隣接りんせつ教科きょうか免許めんきょじょう授与じゅよをすでになされている場合ばあいは、すでに高等こうとう学校がっこう教科きょうか免許めんきょじょう授与じゅよされているケースであっても、上記じょうき別表べっぴょうだいよん」で申請しんせいするより負荷ふかすくなくむ。

教育きょういく職員しょくいん検定けんてい隣接りんせつこうしゅ免許めんきょじょう取得しゅとくするための
保有ほゆう免許めんきょじょう在職ざいしょく最低さいてい修得しゅうとく単位たんいすう
けようとする
免許めんきょじょう
保有ほゆう免許めんきょじょう 在職ざいしょく年数ねんすう 合計ごうけい単位たんい 教科きょうか科目かもく 教職きょうしょく科目かもく 教科きょうかまた
教職きょうしょく科目かもく
幼稚園ようちえん2しゅ 小学校しょうがっこう普通ふつう 3ねん 6単位たんい 6 -  
小学校しょうがっこう2しゅ 幼稚園ようちえん普通ふつう 3ねん 13単位たんい 13
中学校ちゅうがっこう普通ふつう 3ねん 12単位たんい 12
中学校ちゅうがっこう2しゅ 小学校しょうがっこう普通ふつう 3ねん 14単位たんい 10 4
高等こうとう学校がっこう普通ふつう 3ねん 9単位たんい 5 4
高等こうとう学校がっこう1しゅ 中学校ちゅうがっこう普通ふつう
(2しゅ以外いがい
3ねん 12単位たんい 4 8

特別とくべつ支援しえん学校がっこう教諭きょうゆ免許めんきょじょうにおけるしん教育きょういく領域りょういき追加ついか施行しこう規則きそくだいじょうだい3こう」)

特別とくべつ支援しえん学校がっこう免許めんきょじょうきゅう盲学校もうがっこうきゅうろう学校がっこうきゅう養護ようご学校がっこうかく免許めんきょじょうふく[9])をゆうする1ねん以上いじょう特別とくべつ支援しえん学校がっこうでの勤務きんむ経験けいけんしゃ追加ついかする領域りょういきそのものを手掛てがける学校がっこうないしは、すでに免許めんきょじょうさだめられている教育きょういく領域りょういき手掛てがけている学校がっこう限定げんてい)は、単位たんい修得しゅうとく(現職げんしょく教員きょういんけの講習こうしゅうかい受講じゅこう放送大学ほうそうだいがく単位たんい取得しゅとく[10]などをふくむ)でしん教育きょういく領域りょういき追加ついか検定けんていけることが出来できる。

ただし、同一どういつ根拠こんきょにより、教員きょういん経験けいけんゆうさないものをふくめ、教育きょういく職員しょくいん検定けんていとおさないかたちしん教育きょういく領域りょういき追加ついか申請しんせいおこなうことも可能かのう(この場合ばあい単位たんいすうは、別表べっぴょうだい1でのだい2らん領域りょういきごとの法定ほうてい単位たんいすう必要ひつようきゅう特殊とくしゅ教育きょういくしょ学校がっこう免許めんきょじょう領域りょういき追加ついかする場合ばあいは、だい3らん相当そうとう科目かもく[11]単位たんいをさらに追加ついか必要ひつようとなるケースもある)。教育きょういく職員しょくいん検定けんていようちがいは、放送大学ほうそうだいがく講習こうしゅうかいなどで修得しゅうとくした単位たんい流用りゅうよう可否かひによるもので、教育きょういく職員しょくいん検定けんていによらないものは、前述ぜんじゅつ要件ようけんにて習得しゅうとくした単位たんい流用りゅうよう不可ふかとなるため、課程かてい認定にんてい大学だいがく必要ひつよう単位たんいをそろえて申請しんせいするかたちとなる。

このケースでは、検定けんていようにかかわらず、すでにゆうする(特別とくべつ支援しえん学校がっこう教諭きょうゆ)免許めんきょじょう授与じゅよけんしゃにあたる教育庁きょういくちょうたいしてでなければ申請しんせいできない(既存きそん免許めんきょじょう差替さしかえのうえ既存きそん免許めんきょじょう追記ついきおこなかたちとなるため。よって、免許めんきょじょう番号ばんごうにもしん免許めんきょじょう有効ゆうこう期限きげんにも変更へんこうはない)。

なお、上記じょうき条件じょうけんたしたうえで単位たんい修得しゅうとくした場合ばあいは、複数ふくすう教育きょういく領域りょういき同時どうじ追加ついか申請しんせい可能かのう

教育きょういく職員しょくいん免許めんきょじょう以外いがい資格しかく取得しゅとくする

教育きょういく職員しょくいん免許めんきょじょう以外いがい資格しかく取得しゅとくする1(施行しこうほうだい2じょう」)

教員きょういん免許めんきょじょう以外いがいさだめられた資格しかくとそれに関係かんけいする経験けいけんのあるもの検定けんていけることが出来できる(施行しこうほうだい2じょう根拠こんきょとする)。経験けいけん年数ねんすうは、当該とうがい資格しかく取得しゅとくする以前いぜんゆうしていた下級かきゅう資格しかくたとえばだい1きゅう陸上りくじょう無線むせん技術ぎじゅつ所要しょよう資格しかくとして申請しんせいする場合ばあいに、だい2きゅう陸上りくじょう無線むせん技術ぎじゅつだい1きゅう陸上りくじょう特殊とくしゅ無線むせん技士ぎしなど)による経験けいけん原則げんそくとして通算つうさん出来できる。申請しんせい提出ていしゅつする「実地じっち経験けいけんおよ技術ぎじゅつかんする証明しょうめい」は勤務きんむさき民間みんかん企業きぎょう官公庁かんこうちょうとう)の所属しょぞくながまたは代表だいひょうしゃのものが必要ひつようとなるが、「人物じんぶつかんする証明しょうめい」は出身しゅっしんこう大学だいがく高等こうとう学校がっこうとう)の証明しょうめいでも可能かのうとなっている教育きょういく委員いいんかいもある。

教員きょういん免許めんきょじょう以外いがい資格しかく教育きょういく職員しょくいん検定けんていけることが出来できおも資格しかくとう
保有ほゆう資格しかく 経験けいけん年数ねんすう 取得しゅとくできる免許めんきょじょう 備考びこう
だいいちきゅう陸上りくじょう無線むせん技術ぎじゅつ 3ねん 高等こうとう学校がっこう1しゅ工業こうぎょう)、中学校ちゅうがっこう2しゅ職業しょくぎょう 教育きょういく職員しょくいん免許めんきょほう施行しこうほう
0ねん 高等こうとう学校がっこう臨時りんじ工業こうぎょう)、中学校ちゅうがっこう臨時りんじ職業しょくぎょう 教育きょういく職員しょくいん免許めんきょほう施行しこうほう
だいいちきゅう総合そうごう無線むせん通信つうしん 3ねん 高等こうとう学校がっこう1しゅ工業こうぎょう)、中学校ちゅうがっこう2しゅ職業しょくぎょう 教育きょういく職員しょくいん免許めんきょほう施行しこうほう
0ねん 高等こうとう学校がっこう臨時りんじ工業こうぎょう)、中学校ちゅうがっこう臨時りんじ職業しょくぎょう 教育きょういく職員しょくいん免許めんきょほう施行しこうほう
だいきゅう陸上りくじょう無線むせん技術ぎじゅつ 2ねん 高等こうとう学校がっこう臨時りんじ工業こうぎょう)、中学校ちゅうがっこう臨時りんじ職業しょくぎょう 教育きょういく職員しょくいん免許めんきょほう施行しこうほう
だいきゅう総合そうごう無線むせん通信つうしん 2ねん 高等こうとう学校がっこう臨時りんじ工業こうぎょう)、中学校ちゅうがっこう臨時りんじ職業しょくぎょう 教育きょういく職員しょくいん免許めんきょほう施行しこうほう
さんきゅううみ技士ぎし航海こうかい 5ねん 高等こうとう学校がっこう1しゅ商船しょうせん)、中学校ちゅうがっこう2しゅ職業しょくぎょう 教育きょういく職員しょくいん免許めんきょほう施行しこうほう
さんきゅううみ技士ぎし機関きかん 5ねん 高等こうとう学校がっこう1しゅ商船しょうせん)、中学校ちゅうがっこう2しゅ職業しょくぎょう 教育きょういく職員しょくいん免許めんきょほう施行しこうほう

教育きょういく職員しょくいん免許めんきょほう施行しこうほうは「施行しこうれい」および「施行しこう規則きそく」ではなく「施行しこうほう」という法律ほうりつめい

教育きょういく職員しょくいん免許めんきょじょう以外いがい資格しかく取得しゅとくする2(施行しこう規則きそくだい64じょうだい2こう」、「だい65じょう」)

教員きょういん免許めんきょじょう以外いがい資格しかく教育きょういく職員しょくいん検定けんていけることが出来できおも資格しかくとう
保有ほゆう資格しかく 経験けいけん年数ねんすう 取得しゅとくできる免許めんきょじょう 備考びこう
あんマッサージ指圧しあつ
はりきゅう
0ねん 特別とくべつ支援しえん学校がっこう自立じりつ教科きょうか臨時りんじ療) 施行しこう規則きそく65じょう臨時りんじめん
教員きょういん経験けいけん単位たんい普通ふつうめん
理学りがく療法りょうほう 0ねん 特別とくべつ支援しえん学校がっこう自立じりつ教科きょうか臨時りんじ理学りがく療法りょうほう 施行しこう規則きそく65じょう臨時りんじめん
教員きょういん経験けいけん単位たんい普通ふつうめん
理容りよう 4ねん 特別とくべつ支援しえん学校がっこう自立じりつ教科きょうか臨時りんじ理容りよう 施行しこう規則きそく65じょう臨時りんじめん
教員きょういん経験けいけん普通ふつうめん
美容びよう 4ねん 特別とくべつ支援しえん学校がっこう自立じりつ教科きょうか臨時りんじ理容りよう 施行しこう規則きそく65じょう臨時りんじめん
教員きょういん経験けいけん普通ふつうめん


医師いし免許めんきょゆうするもの特別とくべつ支援しえん学校がっこう自立じりつ教科きょうかいちしゅ療)免許めんきょじょう授与じゅよされる。保健ほけん免許めんきょゆうしたうえで、憲法けんぽう外国がいこく体育たいいく情報じょうほう単位たんい修得しゅうとくしているものには養護ようご教諭きょうゆしゅ免許めんきょじょう授与じゅよされる。授与じゅよ申請しんせい根拠こんきょは、医師いし施行しこう規則きそくだい64じょうだい1こうひょうしもらんかかげる基礎きそ資格しかく」のみ、保健ほけん免許めんきょほう別表べっぴょうだい」にもとづくものである。ただし、「だい64じょうだい1こう」や「別表べっぴょうだい」を根拠こんきょとする場合ばあいは「教育きょういく職員しょくいん検定けんてい」での授与じゅよ申請しんせいではない。

教育きょういく職員しょくいん免許めんきょじょう以外いがい資格しかく取得しゅとくする3(免許めんきょほう附則ふそくだい18こう」)

栄養士えいようし免許めんきょじょうけたうえで、栄養士えいようしとしての実務じつむ経験けいけんが3ねん以上いじょうあるもの必要ひつよう単位たんい取得しゅとくした場合ばあい教育きょういく職員しょくいん検定けんていにより栄養えいよう教諭きょうゆ免許めんきょじょう授与じゅよ申請しんせい可能かのう根拠こんきょ規定きていは、免許めんきょほう附則ふそく18こう)。

臨時りんじ免許めんきょじょう施行しこう規則きそく「5じょうだい6こう」)

臨時りんじ免許めんきょじょう授与じゅよ申請しんせいには、施行しこう規則きそく5じょうだい6こう規定きていにより、教育きょういく職員しょくいん検定けんていもとづいておこなわれる。書類しょるいとしては、勤務きんむ(予定よてい)こう所属しょぞくちょうとう記入きにゅうする「教育きょういく職員しょくいん臨時りんじ免許めんきょじょう授与じゅよとう申請しんせいしょ」を添付てんぷする以外いがいは、教育きょういく職員しょくいん検定けんてい申請しんせい書類しょるいとほぼ共通きょうつうだが、「学力がくりょくかんする証明しょうめいしょ」については、発行はっこう自体じたいができない場合ばあい発行はっこう可能かのうであっても単位たんい不足ふそくするなどの理由りゆうにより、成績せいせき証明しょうめいしょとう代替だいたい可能かのう場合ばあいがある。別表べっぴょう1の学力がくりょくかんする証明しょうめいしょのようなかたちで、成績せいせき証明しょうめいしょ基礎きそ資格しかくおよび在籍ざいせき期間きかんがついていない場合ばあいは、卒業そつぎょう証明しょうめいしょ上述じょうじゅつ内容ないよう散々さんざんべたことと重複じゅうふくするが、原則げんそくは、証明しょうめいしょじょう記載きさい内容ないように、卒業そつぎょう年月日ねんがっぴ記載きさいがあることが必須ひっす)や(ない場合ばあいは、卒業そつぎょう年月日ねんがっぴ明記めいきされた)在籍ざいせき期間きかん証明しょうめいしょなどを別途べっと添付てんぷする必要ひつようがある。

しん免許めんきょじょう有効ゆうこう期間きかんは「所要しょよう資格しかく」をた10ねん年度ねんどまつ

しん免許めんきょほう施行しこうにより、2009ねん4がつ1にち以降いこう授与じゅよされる普通ふつう免許めんきょじょう有効ゆうこう期間きかんは、「所要しょよう資格しかく」をの10ねん年度末ねんどまつとなった(免許めんきょほうだい9じょうだい4こう)。所要しょよう資格しかくとは、免許めんきょじょう授与じゅよされる資格しかく(つまり、免許めんきょ申請しんせいできる資格しかく)のことである。具体ぐたいてきには、免許めんきょほうの「別表べっぴょうだい1」から「別表べっぴょうだい8」にさだめられている単位たんいすべ修得しゅうとくした時点じてんから有効ゆうこう期間きかんがカウントされる(申請しんせい授与じゅよから起算きさんされるのではない[12])。

とくに、教育きょういく職員しょくいん検定けんてい利用りようする場合ばあい単位たんい修得しゅうとく複数ふくすう大学だいがく認定にんてい講習こうしゅうとう利用りようしていたり、在職ざいしょく年数ねんすう実務じつむ経験けいけん)をすでたしている場合ばあいなど、所要しょよう資格しかく管理かんり注意ちゅうい必要ひつようとなる。所要しょよう資格しかくたにもかかわらず、検定けんてい申請しんせいをしないでいると、期間きかん満了まんりょうまでの日数にっすうすくなくなるので注意ちゅういしなければならない。

なお、上述じょうじゅつしたこととかえしになるが、施行しこう規則きそくだいじょうだい3こう」による、教育きょういく領域りょういき追加ついか申請しんせいでは、有効ゆうこう期限きげん延長えんちょうはできない(きゅう免許めんきょじょう授与じゅよがあるものかつ更新こうしん講習こうしゅう受講じゅこう義務ぎむのあるものおこなう、確認かくにん期限きげん延長えんちょう手続てつづきについても、教育きょういく領域りょういき追加ついか根拠こんきょにしている場合ばあいは、「授与じゅよ」ではないため不可能ふかのうである)。

脚注きゃくちゅう

  1. ^ 原則げんそく勤務きんむこうちょう(一般いっぱんてきには学校がっこうちょう作成さくせいするが、私立しりつ学校がっこう場合ばあいは、学校がっこう法人ほうじん理事りじちょうとなるケースがある)が作成さくせいするが、現職げんしょく教員きょういんでない場合ばあいは、大学だいがく在籍ざいせき時代じだい指導しどう教員きょういん作成さくせい依頼いらいするかたちとなる。なお、都道府県とどうふけんにより、現在げんざい勤務きんむさきが、学校がっこう現場げんば以外いがい職場しょくば上長じょうちょう作成さくせいしたものでは、不可ふかとされる場合ばあいもある。
  2. ^ 学力がくりょくかんする証明しょうめいしょ様式ようしき作成さくせいれい文部もんぶ科学かがくしょう
  3. ^ 臨時りんじ免許めんきょじょう授与じゅよ申請しんせいのケースで、学力がくりょくかんする証明しょうめいしょ発行はっこうできない場合ばあい要件ようけんたさない場合ばあいは、成績せいせき証明しょうめいしょを以ってえることができるケースもある。
  4. ^ ただし、基礎きそ資格しかく学力がくりょくかんする証明しょうめいしょじょう表示ひょうじされていない・できない場合ばあいは、卒業そつぎょう修了しゅうりょう証明しょうめいしょ(ケースにより、くわえて、在籍ざいせき期間きかん証明しょうめいしょ)が別途べっと必要ひつよう場合ばあいがある。
  5. ^ 現職げんしょく教員きょういんで、勤務きんむさき学校がっこう所在しょざいする都道府県とどうふけん同一どういつ自治体じちたい教育庁きょういくちょう申請しんせいする場合ばあいは、免除めんじょとされるケースもある。あるいは、勤務きんむさき健康けんこう診断しんだん結果けっかをコピーしたものに、所属しょぞくちょうとう奥付おくづけ証明しょうめいおこなうことにより、これにえるとすることが可能かのう都道府県とどうふけんもある。
  6. ^ 別表べっぴょうだい5の申請しんせい書類しょるいおよび、附則ふそくだい9こう申請しんせい書類しょるい - 秋田あきたけん教育庁きょういくちょう義務ぎむ教育きょういく調整ちょうせい企画きかく教員きょういん免許めんきょはん必要ひつようなフォーマットは、根拠こんきょ規定きてい共通きょうつうする様式ようしきだい2ごうから様式ようしきだい7ごう収入しゅうにゅう証紙しょうし貼付ちょうふ台紙だいしとなる。
  7. ^ 山口やまぐちけん/教職員きょうしょくいん/免許めんきょ教育きょういく職員しょくいん免許めんきょじょうかんする各種かくしゅ申請しんせいなか、「あたらしく教育きょういく職員しょくいん免許めんきょじょう取得しゅとくされるほう」の「4 教育きょういく職員しょくいん免許めんきょほうだい6じょう 別表べっぴょう だい5、教育きょういく職員しょくいん免許めんきょほう附則ふそくだい9こう部分ぶぶん参照さんしょう。フォーマットも、こちらに記載きさいがされている。または、別表べっぴょうだい5にもとづく申請しんせい書類しょるい山口やまぐちけん教育庁きょういくちょう)にも記載きさいはあるが、申請しんせいしょのダウンロードさきのリンクがれているため、申請しんせいしょフォーマットは前述ぜんじゅつのリンクさきからダウンロードしておこなう。
  8. ^ 教育きょういく職員しょくいん免許めんきょほう認定にんてい講習こうしゅうでは、専修せんしゅう免許めんきょじょうへの上申じょうしんのための「特別とくべつ支援しえん教育きょういくかんする科目かもく」がほとんど開講かいこうされておらず、事実じじつじょう、「別表べっぴょうだいなな」での上申じょうしん不可能ふかのうであるため。
  9. ^ ただし、きゅう3こうしゅ免許めんきょじょうがすべてそろっている場合ばあいは5教育きょういく領域りょういきすべて修得しゅうとくしているとみなされるため、追加ついか申請しんせい不可ふか
  10. ^ ただし、放送大学ほうそうだいがく単位たんい利用りようする場合ばあいは、知的ちてき障害しょうがい肢体したい不自由ふじゆうの2領域りょういきかぎる。よって、放送大学ほうそうだいがく単位たんい利用りようする場合ばあいは、きゅう養護ようご学校がっこう免許めんきょじょうはないがきゅう盲学校もうがっこうきゅうろう学校がっこう免許めんきょじょうのいずれかまた双方そうほう取得しゅとくしているもの、ないしは特別とくべつ支援しえん学校がっこう免許めんきょじょうで「知的ちてき障害しょうがい」・「肢体したい不自由ふじゆう」がふくまれていない免許めんきょじょう取得しゅとくしゃ限定げんていされる。
  11. ^ 重複じゅうふく・LDとう関連かんれんかかわる科目かもく
  12. ^ ただし、すでにきゅう免許めんきょじょう授与じゅよけたものべつ免許めんきょじょう授与じゅよ条件じょうけんたした場合ばあい更新こうしん講習こうしゅう義務ぎむのある状態じょうたいとなってなおかつあらたに授与じゅよされたことを条件じょうけん確認かくにん期限きげん延長えんちょうおこな場合ばあいは、単位たんい修得しゅうとく時期じきではなく、免許めんきょじょう授与じゅよ基準きじゅんとなる。

関連かんれん項目こうもく

外部がいぶリンク