ジョージア・オキーフ

ジョージア・オキーフ
生誕せいたん	1887年ねん11月15日にち アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくウィスコンシン州しゅう
死没しぼつ	(1986-03-06) 1986年ねん3月6日にち（98歳さい没ぼつ） アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
国籍こくせき	アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく

ジョージア・オキーフ（Georgia O'Keeffe 、1887年ねん11月15日にち - 1986年ねん3月6日にち）は、20世紀せいきのアメリカを代表だいひょうする女性じょせい画家がか。夫おっとは写真しゃしん家かのアルフレッド・スティーグリッツ。

人物じんぶつ

オキーフは70年ねんにも及およぶ長ながい画が歴れきのなかで、ほとんど風景ふうけい、花はな、そして動物どうぶつの骨ほねだけをテーマとして描えがきつづけた。なかでもオキーフの名なを一躍いちやく有名ゆうめいにした画面がめんいっぱいに拡大かくだいして花はなの絵えを描えがいた作品さくひん群ぐんや、牛うしの頭蓋骨ずがいこつをイコンのように威厳いげんを込こめて描えがいた作品さくひん群ぐんがよく知しられる。またアメリカで（世界せかい的てきにみても）抽象ちゅうしょう画がを描えがきはじめた最初さいしょ期きの画家がかの一人ひとりでもあり、基本きほん的てきには具象ぐしょう的てきモチーフにこだわりつつも、時ときおり抽象ちゅうしょう画がも手てがけ、精密せいみつ派はの画家がかとして生涯しょうがいにわたって抽象ちゅうしょうへの関心かんしんを抱いだき続つづけた。

オキーフはウィスコンシン州しゅうの農家のうかに生うまれた。父ちちはアイルランド系けい、母はははハンガリーからの移民いみん。7人にん兄弟きょうだいの2番目ばんめの子供こどもであり長女ちょうじょだった。

マディソンで高校こうこう時代じだいをすごした後のちにシカゴ美術館びじゅつかん附属ふぞく美術びじゅつ大学だいがくで絵画かいがを学まなび、更さらにニューヨークのアート・スチューデンツ・リーグ・オブ・ニューヨークに入学にゅうがく、ウィリアム・メリット・チェイスに師事しじした。ニューヨーク滞在たいざい中ちゅうに将来しょうらいの夫おっととなる写真しゃしん家かのスティーグリッツに出会であっている。

1908年ねん、シカゴに戻もどりイラストレーターとして働はたらいたが、1910年ねん、病気びょうきが元もとで家族かぞくがいたバージニア州しゅうに移うつる。オキーフも一時いちじ、絵画かいがから離はなれていたがバージニア大学だいがくの夏期かき講座こうざに出席しゅっせきし、アーサー・ウェズリー・ダウに出会であったことがきっかけで再ふたたび描えがき始はじめるようになった。

伝記でんき

• ジェフリー・ホグリフ『オキーフ　あるアメリカ神話しんわの誕生たんじょう』（野中のなか邦子くにこ訳わけ、平凡社へいぼんしゃ〈20世紀せいきメモリアル〉、1994年ねん)

代表だいひょう作さく

• 街まちの夜よる（1926年ねん）（ミネアポリス美術びじゅつ研究所けんきゅうじょ）
• 抽象ちゅうしょう　第だい6番ばん（1928年ねん）（愛知あいち県けん美術館びじゅつかん）
• 赤あか・白しろ・青あお（1931年ねん）（メトロポリタン美術館びじゅつかん）
• 朝鮮ちょうせん朝顔あさがお、白しろい花はなNO.1（1932年ねん）（クリスタル・ブリッジーズ・アメリカン・アート美術館びじゅつかん）
• 雄お羊ひつじの頭あたま、白しろいタチアオイ、丘おか（1935年ねん）（ブルックリン美術館びじゅつかん）
• 骨盤こつばんとペダーナル山さん（1943年ねん）（マンソン・ウィリアムズ・プロクター美術びじゅつ研究所けんきゅうじょ）

ギャラリー

• 
  Blue 1, 1916, ブルックリン美術館びじゅつかん
• 
  Blue and Green Music, 1921, シカゴ美術館びじゅつかん