ブリタニア列 王 史
『ブリタニア
材 源
ジェフリーは『ブリタニア
影響
ジェフリーのこの
『ブリタニア
しかし
写本 の伝統 とテキスト史
『ブリタニア
これらの
内容
『ブリタニア
- ブルートゥス(ブルータス) - トロイ
人 。最初 のブリテン王 。 - ロクリヌス(Locrinus) - その
長男 。ただしレグリア(イングランド)のみ統治 し、カンブリア(ウェールズ)とアルバニア(スコットランド)はそれぞれ兄弟 のカンベル(Camber)とアルバナクトゥス(Albanactus)が統治 した。 - グエンドレナ(グウェンドリン) - その
妻 。裏切 った夫 を戦争 で破 り王位 につく。 - マッダン(Maddan) - ロクリヌスとグウェンドリンの
子 。 - メンプリキウス(Mempricius) - その
子 。 - エブラウクス(Ebraucus) - その
子 。 緑 の楯 のブルートゥス(Brutus Greenshield) - その子 。- レイル(Leil) - その
子 。 - ルッドフッド・フディブラス(Rud Hud Hudibras) - その
子 。 - ブラドッド - その
子 。魔法 を使 い、空 を飛 ぼうとした。 - レイア - その
子 。自分 を愛 していると言 った3人 の娘 たちに国 を分配 する。ウィリアム・シェイクスピアの悲劇 『リア王 』の題材 となった。 - コルデイラ(コルデリア)(Cordelia) - その
末 娘 。 - クネダギウス(Cunedagius) -
伝説 のコーンウォール公 ヘンウィネスとレイアの娘 でコルデリアの姉 レガン(レガウ)の子 。 - リウァロ(Rivallo) - その
子 。 - グルグスティウス(Gurgustius) - その
子 。 - シシリウス1
世 (Sisillius I) - イアゴー(Jago) - グルグスティウスの
甥 。 - キマルクス(Kimarcus) - シシリウス1
世 の子 。 - ゴルボドゥゴ(ゴルボドゥク)(Gorboduc)
- フェレックス(Ferrex)とポレックス1
世 (Porrex I) - その子 。内戦 状態 に。 - ドゥンワロ・モルムティウス(Dunvallo Molmutius) - コーンウォール
王 クロテニウス(クロテン)の子 。「モルムティヌス法典 (Molmutine Laws)」を編 んだ。 - ベリヌス(Belinus)とブレンニウス(Brennius) - ともにドゥンワロの
子 。内戦 を起 こすが、和睦 し、ローマを略奪 した。(紀元前 390年 にローマを侵略 したガリア人 指導 者 ブレンヌスに基 づいているものと考 えられる)。 - グルグウィント・バルブトルック(Gurguit Barbtruc) - ベリヌスの
子 。 - グウィテリヌス(グウィテリン)(Guithelin)
- マルキア(Marcia) - その
妻 。 - シシリウス2
世 (Sisillius II) - グウィテリンとマルキアの子 。 - キナリウス(Kinarius) - シシリィウス2
世 の子 。 - ダニウス(Danius) - その
兄弟 。シシリウス2世 の子 。 - モルウィドゥス(Morvidus) - その
非 嫡出 子 。 - ゴルボニアヌス(Gorbonianus) - その
長男 。 - アルトガロ(Archgallo) - その
弟 。モルウィドゥスの次男 。 - エリドゥルス(Elidurus) - その
弟 。モルウィドゥスの三男 。 - アルトガロ(
復位 ) - エリドゥルス(
復位 ) - インゲニウス(Ingenius) - その
弟 。モルウィドゥスの四 男 。 - ペレドゥルス(Peredurus) - その
弟 。モルウィドゥスの五 男 。 - エリドゥルス(
復位 ) - ゴルボニアヌスの
子 (Son of Gorbonianus) - マルガヌス2
世 (Marganus II) - アルトガロの子 。 - エンニアウヌス(Enniaunus) - その
兄弟 。アルトガロの子 。 - イドウァリウス(イドウァロ)(Idvallo) - インゲニウスの
子 。 - ルノー(Runo) - ペレドゥルスの
子 。 - ゲレンヌス(Gerennus) - エリドゥルスの
子 。 - カテルス(Catellus) - その
子 。 - ミリウス(Millus) - その
子 。 - ポレックス2
世 (Porrex II) - その子 。 - ケリン(Cherin) - その
子 。 - フルゲニウス(Fulgenius) - その
長男 。 - エダドゥス(Edadus) - その
弟 。ケリンの次男 。 - アンドラギウス(Andragius) - その
弟 。ケリンの一番 若 い息子 。 - ウリアヌス(Urianus) - その
子 。 - エリウド(Eliud)
- クレダウクス(Cledaucus)
- クロテヌス(Clotenus)
- グルギンティウス(Gurgintius)
- メリアヌス(Merianus)
- ブレドゥド(Bledudo)
- カプ(Cap)
- オエヌス(Oenus)
- シシリウス3
世 (Sisillius III) - ブレドガブレド(ベルドガブレド)(Beldgabred)
- アルトマイル(Archmail) - その
兄弟 。 - エルドル(Eldol)
- レディオン(レドン)(Redon)
- レデキウス(Redechius)
- サムイル・ペニッセル(Samuil Penissel) - ローマ
統治 時代 の実在 のブリトン人 王 (5世紀 )と同名 。または、サムイルとペニッセルの2代 の人物 。 - ピル(Pir)
- カポイル(Capoir)
- クリグウェイルス(ディグエイリウス)(Digueillus)
- ヘリ(Heli) - その
子 。 - ルッド - その
子 。 - カッシベラヌス(カッシベラウヌス) - ブリテンへ
侵略 したカエサル率 いるローマ軍 と戦 った。実在 のカトゥウェッラウニ族 (Catuvellauni)の王 で、Beli Mawrの子 。ただし、ジェフリーはヘリの子 としている。『マビノギオン』や『ウェールズのトライアド』では「カスワッラウン(Caswallawn)」と呼 ばれる。 - テヌアンティウス(Tenvantius) -
実在 のカトゥエラニ王 。ジェフリーはルッドの子 としている。 - キンベリヌス - その
子 。実在 の人物 。シェイクスピア『シンベリン』の素 になった人物 。 - グウィデルス(グウィデリウス)(Guiderius) - その
長男 。クラウディウスの侵略 (43年 )に抵抗 する。 - アルウィラグス(Arvirargus) -
実在 の人物 だった可能 性 がある。ジェフリーはグウィデリウスの弟 としている。 - マリウス(Marius) - その
子 。 - コイルス(Coilus) - その
子 。 - ルキウス(Lucius) - その
子 。ブリテン王 最初 のキリスト教徒 。 - バッシアヌス(カラカラ) -
実在 のローマ皇帝 (188年 - 217年 )。 - カラウシウス(Carausius) -
実在 のローマ人 ブリタニア帝国 皇帝 (在位 :286年 - 293年 )。 - アッレクトゥス(Allectus) -
実在 のローマ人 ブリタニア帝国 皇帝 (在位 :293年 - 296年 )。 - ユリウス・アスクレピオドトゥス(Julius Asclepiodotus) -
実在 のローマの執政 官 。 - コエル(コオル)
- コンスタンティヌス(コンスタンティウス・クロルス) -
実在 のロ ーマ帝国 皇帝 (250年 - 306年 )。 - コンスタンティヌス(コンスタンティヌス1
世 ) - その子 。実在 のロ ーマ帝国 皇帝 (272年 頃 - 337年 )。 - オクタウィウス(Octavius)
- トラヘルン(Trahern) - コオルの
兄弟 。 - オクタウィウス(
復位 ) - マクシミアヌス(マグヌス・マクシムス)(Magnus Maximus) -
実在 の西 ロ ーマ帝国 皇帝 (335年 頃 - 388年 )。 - カラドクス(Caradocus) - マクシミアヌスの
不在 に王 になる。 - ディオノトゥス(Dionotus)
- グラティアヌス(Gracianus Municeps)
- コンスタンティアヌス2
世 (コンスタンティヌス3世 )(Constantine III) -実在 の西 ロ ーマ帝国 皇帝 (統治 :407年 - 411年 )。 - コンスタンス(Constans II) -
実在 の西 ロ ーマ帝国 簒奪 者 (在位 :407年 - 411年 )。コンスタンティアヌス2世 の長男 。 - ウォルティギルヌス(ヴォーティガン)(Vortigern) - ローマが
去 り、ブリテン人 の王 が権力 を取 り戻 す。ヘンギストゥス(ヘンジスト、Hengest)とホルサ(ホーサ、Horsa)に率 いられたサクソン人 を傭兵 として招 くが、サクソン人 たちはウォルティギルヌスに対 して蜂起 する。以後 、ブリテン人 とサクセン人 との戦 いは続 く。 - ウォルティメル(Vortimer)
- ウォルティギルヌス(
復位 ) - アウレリウス・アンブロシウス(アンブロシウス・アウレリアヌス) - コンスタンティアヌス2
世 の次男 。 - ウーテル・ペンドラゴン - その
弟 。魔術 師 メルリヌス(マーリン)が補佐 。 - アルトゥールス(アーサー) - ウーテルの
子 。サクソン人 を破 る。アルトゥールスは北 ヨーロッパの大 部分 を征服 し、平和 の時 が訪 れる。ローマ皇帝 ルキウス・ティベリウス(Lucius Tiberius。架空 の人物 )がブリテンに対 してローマに貢 ぎ物 をするよう要求 する。アルトゥールスはルキウスをガリアで破 るが、甥 のモードレドゥス(モルドレッド)がアルトゥールスの不 在中 に王位 を簒奪 する。アルトゥールスは帰国 し、モードレドゥスを殺害 。しかし自分 も傷 つきアヴァロンの島 に運 ばれる。 - コンスタンティヌス3
世 (Constantine III) - その従兄弟 。伝説 のコーンウォール公 カドル(カドール、Cador)の子 。 - アウレリウス・コナヌス(Aurelius Conanus) -
実在 のグエント王 (Kingdom of Gwent)あるいはパウィス王 (Kingdom of Powys)Aurelius Caninus(6世紀 )。 - ウォルティポリウス(Vortiporius) -
実在 のダヴェド王 (Dyfed)(6世紀 )。 - マルゴー(Malgo) -
実在 のグウィネズ王 (Kingdom of Gwynedd)Maelgwn Gwynedd(6世紀 )。 - カレティクス(Keredic)
- カドウァヌス -
実在 のグウィネズ王 カドヴァン・アプ・イアゴ(7世紀 )。 - カドウァロ(Cadwallo) - その
子 。実在 のグウィネズ王 Cadwallon ap Cadfan(634年 没 )。 - カドウァラドルス(Cadwallader) -
最後 のブリテン王 。実在 のグウィネズ王 Cadwaladr ap Cadwallon(7世紀 )。以降 、サクソン人 (イギリス人 )がブリテンを支配 する。
脚注
- ^ Illumination 3 - VORTIGERN STUDIES
- ^ a b Lewis Thorpe, Introduction to The History of the Kings of Britain, Penguin, 1966, pp. 14-19
- ^ A. O. H. Jarman, Geoffrey of Monmouth, University of Wales Press, 1965, p. 17.
- ^ Sir William Flinders Petrie, Neglected British History, 1917
- ^ William R. Cooper, Chronicle of the Early Britons (pdf), 2002, p. 68
- ^ John Morris. The Age of Arthur: A History of the British Isles from 350 to 650. Barnes & Noble Books: New York. 1996 (originally 1973). ISBN 0-7607-0243-8
参考 文献
- John Jay Parry and Robert Caldwell. Geoffrey of Monmouth in Arthurian Literature in the Middle Ages, Roger S. Loomis (ed.). Clarendon Press: Oxford University. 1959. ISBN 0-19-811588-1
- Brynley F. Roberts, Geoffrey of Monmouth and Welsh Historical Tradition, Nottingham Medieval Studies, 20 (1976), 29-40.
- J.S.P. Tatlock. The Legendary History of Britain: Geoffrey of Monmouth's Historia Regum Britanniae and its early vernacular versions. University of California Press. Berkeley. 1950.
- N. Wright, ed., The Historia regum Britannie of Geoffrey of Monmouth. 1, Bern, Burgerbibliothek, MS. 568 (Cambridge, 1984)
- N. Wright, ed., The historia regum Britannie of Geoffrey of Monmouth. 2, The first variant version : a critical edition (Cambridge, 1988)
- J. C. Crick, The historia regum Britannie of Geoffrey of Monmouth. 3, A summary catalogue of the manuscripts (Cambridge, 1989)
- J. C. Crick, The historia regum Britannie of Geoffrey of Monmouth. 4, Dissemination and reception in the later Middle Ages (Cambridge, 1991)
- J. Hammer, ed., Historia regum Britanniae. A variant version edited from manuscripts (Cambridge, MA, 1951)
- A. Griscom and J. R. Ellis, ed., The Historia regum Britanniæ of Geoffrey of Monmouth with contributions to the study of its place in early British history (London, 1929)
- M. D. Reeve, 'The transmission of the Historia regum Britanniae ', in Journal of Medieval Latin 1 (1991), 73--117
- Edmond Faral, La légende Arthurienne: études et documents, 3 vols. (Paris, 1929)
- R. W. Leckie, The passage of dominion : Geoffrey of Monmouth and the periodization of insular history in the twelfth century (Toronto, 1981)
日本語 訳 テキスト
- ジェフリー・オヴ・モンマス『ブリタニア
列 王 史 : アーサー王 ロマンス原拠 の書 』瀬谷 幸男 訳 、南雲 堂 フェニックス、2007年 。ISBN 9784888963886。
外部 リンク
- Online Text
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