出典 しゅってん : フリー百科 ひゃっか 事典 じてん 『ウィキペディア(Wikipedia)』
印刷 いんさつ 用 よう ページはサポート対象 たいしょう 外 がい です。表示 ひょうじ エラーが発生 はっせい する可能 かのう 性 せい があります。ブラウザーのブックマークを更新 こうしん し、印刷 いんさつ にはブラウザーの印刷 いんさつ 機能 きのう を使用 しよう してください。
ミーティア (Meteor)は、イギリス空軍 くうぐん 、ドイツ空軍 くうぐん 、スペイン空軍 くうぐん 、イタリア空軍 くうぐん のユーロファイター 、フランス空軍 くうぐん のラファール 、スウェーデン空軍 くうぐん のサーブ グリペン などに搭載 とうさい するためにMBDA 社 しゃ が開発 かいはつ しているアクティブレーダー誘導 ゆうどう の長距離 ちょうきょり 空 そら 対空 たいくう ミサイル 。視界 しかい 外 がい 射程 しゃてい の空 そら 対空 たいくう ミサイル (BVRAAM ; Beyond-Visual-Range Air-to-air Missile)。
2000年 ねん から本格 ほんかく 開発 かいはつ が開始 かいし され、強力 きょうりょく な電子 でんし 妨害 ぼうがい を受 う ける環境 かんきょう においても、遠距離 えんきょり の多 た 目標 もくひょう 攻撃 こうげき 能力 のうりょく を有 ゆう することを目標 もくひょう としている。
経緯 けいい
開発 かいはつ 当初 とうしょ から、ミーティア・プログラムはヨーロッパ 諸国 しょこく の様々 さまざま な軍需 ぐんじゅ 産業 さんぎょう の強化 きょうか を狙 ねら っていた。イギリス国防省 こくぼうしょう (MoD)からプロセスに沿 そ った情報 じょうほう 提供 ていきょう (RFI) に応 こた えた7つの企業 きぎょう のうち、開発 かいはつ チームの一員 いちいん としてMBDAに加 くわ わっているのは5つであり、もう2つは主 おも なリスク軽減 けいげん のための提携 ていけい を行 おこな っている。ミーティアの開発 かいはつ ・選定 せんてい はアメリカ 企業 きぎょう が寡占 かせん していた長距離 ちょうきょり 空 そら 対空 たいくう ミサイル市場 いちば の一角 いっかく をヨーロッパ企業 きぎょう が獲得 かくとく したことを意味 いみ する。
イギリス空軍 くうぐん のBAeダイナミクス社 しゃ 製 せい スカイフラッシュ の後継 こうけい となる次世代 じせだい 空 そら 対空 たいくう ミサイルとしてイギリス「国防 こくぼう 要求 ようきゅう 書 しょ (航空 こうくう )1239」に基 もと づいて選定 せんてい された。詳細 しょうさい な性能 せいのう 要求 ようきゅう に関 かん する発表 はっぴょう はなかったが、機動 きどう 力 りょく を高 たか め、終末 しゅうまつ 誘導 ゆうどう 時 じ において、当時 とうじ の最新 さいしん 技術 ぎじゅつ を使用 しよう したヒューズ・エアクラフト(現 げん レイセオン )社 しゃ 製 せい AIM-120 AMRAAM の射程 しゃてい を上回 うわまわ る3倍 ばい の回避 かいひ 不能 ふのう ゾーン(no-escape zone)を要求 ようきゅう したと考 かんが えられている。これはSu-27 に搭載 とうさい するラムジェットエンジン 搭載 とうさい の長 ちょう 射程 しゃてい 空 そら 対空 たいくう ミサイルR-77-PD に対抗 たいこう することが、ミーティアの必要 ひつよう 条件 じょうけん の基礎 きそ を形成 けいせい した。
ミーティアの外装 がいそう とサイズは、タイフーン に半 はん 埋 う め込 こ み式 しき で搭載 とうさい でき、AMRAAMと大差 たいさ ない大 おお きさという制限 せいげん がある。
派生 はせい 型 がた
JNAAM
MBDAが検討 けんとう しているF-35 のウェポンベイ に4発 はつ 搭載 とうさい できるように制御 せいぎょ 翼 つばさ を20%短 みじか くしエアインテーク の形状 けいじょう を変更 へんこう した改良 かいりょう 型 がた [3] 。JNAAMはJoint New Air-to-Air Missile(統合 とうごう 新型 しんがた 空 そら 対空 たいくう ミサイル)の略称 りゃくしょう である[4] 。
2014年 ねん 7月 がつ 17日 にち この改良 かいりょう 型 がた に搭載 とうさい するシーカーに関 かん して、日本 にっぽん とイギリスの間 あいだ で共同 きょうどう 研究 けんきゅう することが決定 けってい された[5] [6] 。この研究 けんきゅう はミーティアに日本 にっぽん のシーカー技術 ぎじゅつ を適用 てきよう した場合 ばあい どの程度 ていど の性能 せいのう になるかをシミュレーションするものである[7] [8] 。
2016年 ねん 1月 がつ 9日 にち に発表 はっぴょう された日 にち 英 えい 外務 がいむ ・防衛 ぼうえい 閣僚 かくりょう 会合 かいごう 共同 きょうどう 声明 せいめい では、JNAAMの実現 じつげん 可能 かのう 性 せい に係 かか る研究 けんきゅう の第 だい 1段階 だんかい が成功 せいこう し、第 だい 2段階 だんかい へ移行 いこう するとした[9] 。
2018年 ねん より、2018年度 ねんど から6年間 ねんかん で日本 にっぽん が製造 せいぞう する小型 こがた ・高性能 こうせいのう 電波 でんぱ シーカーの試製 しせい 品 ひん と欧州 おうしゅう 6カ国 かこく (イギリス主導 しゅどう )が共同 きょうどう 開発 かいはつ した、ダクテッド・ロケット・エンジンを搭載 とうさい した誘導 ゆうどう 弾 だん 「Meteor」を組 く み合 あ わせた研究 けんきゅう 用 よう の試製 しせい 誘導 ゆうどう 弾 だん を用 もち いて、日 にち 英 えい 共同 きょうどう で実 じつ 射 い 実験 じっけん などを実施 じっし する計画 けいかく が実施 じっし されている[10] 。この計画 けいかく はJNAAMの実現 じつげん 可能 かのう 性 せい に係 かか る研究 けんきゅう の第 だい 3段階 だんかい にあたり、「Joint Research Programme(JRP)」と呼 よ ばれている。
2023年 ねん 、防衛 ぼうえい 装備 そうび 庁 ちょう は日 にち 英 えい が共同 きょうどう 開発 かいはつ を進 すす めていたJNNAMについて、2023年 ねん に実施 じっし する試射 ししゃ をもって、Joint Research Programを終了 しゅうりょう すると発表 はっぴょう した[11] 。
対 たい レーダー型 がた
2001年 ねん にARMIGER を補佐 ほさ するものとしてユーロファイターの凹 へこ みに搭載 とうさい できる対 たい レーダーミサイル型 かた を検討 けんとう していることが報 ほう じられた[12] 。
2006年 ねん にARMIGERの開発 かいはつ が中止 ちゅうし されたあとも、イタリア が小型 こがた 化 か したAGM-88E のシーカーを搭載 とうさい したものの開発 かいはつ を検討 けんとう していたが[13] 、財政 ざいせい 上 じょう の問題 もんだい により開発 かいはつ は行 おこな われていない。
運用 うんよう 予定 よてい 国 こく
脚注 きゃくちゅう
関連 かんれん 項目 こうもく
外部 がいぶ リンク
× は退役 たいえき 済 ずみ ・+ は開発 かいはつ 中止 ちゅうし ・{ }は開発 かいはつ 中 ちゅう 対空 たいくう
対地 たいち
空 そら 対 たい 艦 かん 核 かく
1 英 えい 仏 ふつ 共同 きょうどう 2 英 えい 仏 ふつ 伊 い 共同 きょうどう 3 英 えい 豪 ごう 共同 きょうどう