Ĵ

Ĵĵ Ĵĵ

Ĵはラテン文字もじ J にサーカムフレックス (^) を付つけた文字もじで、エスペラント・アルファベットの 14 番目ばんめの字母じぼ。小文字こもんじは ĵ。音おと価かは有ゆう声ごえ後部こうぶ歯茎はぐき摩擦音まさつおん [ʒ]。エスペラントでは歯茎はぐき閉鎖へいさ [d] を伴ともなう有ゆう声ごえ後部こうぶ歯茎はぐき破やぶ擦ず音おと [dʒ] には文字もじ Ĝ が与あたえられており、これとは区別くべつされる。

エスペラントによる文字もじ名称めいしょうは ĵo （[ʒo]、ジョー）。JIS X 0213 による日本語にほんご名称めいしょうは「サーカムフレックスアクセント付つきJ」。

エスペラントにおける Ĵ の使用しよう

エスペラントでは Ĵ は Ĥ に次ついで使用しよう頻度ひんどが低ひくい。例れいを示しめす。

• 接尾せつび辞じ -aĵ- の付つく語かたり
  • glaciaĵo 「アイスクリーム」 ← glacio 「氷こおり」
  • novaĵo 「ニュース」 ← nova 「新あたらしい」
• 『Unua Libro』に示しめされている語かたり
  • ĵeti 「投なげる」
  • ĵuri 「誓ちかう」
  • ĵaŭdo 「木曜もくよう」
• 『エスペラントの基礎きそ』で加くわえられた語かたり
  • ĵus 「ちょうど」
  • ĵongli 「ジャグリングする」
  • deĵori 「当番とうばんを勤つとめる」
  • ĵaluza 「妬ねたましい」

新あたらしい借用しゃくよう語ごでは、元もとの綴つづりに j が使つかってあると、元もとの発音はつおんが [dʒ] であるか [ʒ] であるかを問とわず ĵ を使つかう傾向けいこうがある。例れいを示しめす。

• ĵurnalo 「新聞しんぶん」
• ĵazo 「ジャズ」
• ĵudo 「柔道じゅうどう」
• piĵamo 「パジャマ」

Ĝ と Ĵ の最小さいしょう対たいは、次つぎの例れいがほぼ唯一ゆいいつのものである。

• aĝo 「年齢ねんれい」 ←→ aĵo 「もの」

文字もじコード

コンピューター用よう文字もじコード

大文字おおもじ	Unicode	JIS X 0213	文字もじ参照さんしょう	小文字こもんじ	Unicode	JIS X 0213	文字もじ参照さんしょう	備考びこう
Ĵ	U+0134	1-10-60	Ĵ Ĵ	ĵ	U+0135	1-10-66	ĵ ĵ

その他たの文字もじコード

点字てんじ	モールス符号ふごう
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参考さんこう文献ぶんけん

• 日本工業規格にほんこうぎょうきかく『JIS X 0213:2000 - 7ビット及および8ビットの2バイト情報じょうほう交換こうかん用よう符号ふごう化か拡張かくちょう漢字かんじ集合しゅうごう』日本にっぽん規格きかく協会きょうかい、2000年ねん。 
• Simpson, David G. (2007年ねん). “La Oftecoj de la Esperantaj Literoj”. 2013年ねん9月がつ25日にち閲覧えつらん。