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ひたすらに

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ひたすらに
来生きすぎたかおスタジオ・アルバム
リリース
録音ろくおん 2010ねん10月30にち
ジャンル ニューミュージック
レーベル エニー(日本にっぽん音声おんせい保存ほぞん
来生きすぎたかお アルバム 年表ねんぴょう
余韻よいん
(2008ねん)
ひたすらに
(2010ねん)
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ひたすらに』は、2010ねんにリリースされた来生きすぎたかおの24まいのオリジナルアルバム(CD規格きかく品番ひんばん:ANOC-6157〉)である。

概要がいよう[編集へんしゅう]

原則げんそくてきに、来生きすぎたかおは“来生きすぎ”に省略しょうりゃく来生きすぎえつこは“来生きすぎえつこ”と表記ひょうき

2010ねん12月12にち「TEN YEARS ONLINE SHOP」[1]先行せんこうリリースされた(一般いっぱん店頭てんとうリリースは2011ねん2がつ23にち)。

ろしのオリジナル6きょく(1 - 6きょく)にくわえ、2010ねん7がつにオフィシャルホームページやコンサート会場かいじょうつのったリクエストをもとにセルフカヴァー7きょく(7 - 13きょく)を収録しゅうろくしている。リクエストにさいしては代表だいひょうきょくはずすという趣旨しゅしもあり、かなりふる楽曲がっきょく意外いがい楽曲がっきょくせられたという[1]。また、来生きすぎ自身じしんがカヴァーしてみたいとおもっていた提供ていきょうきょくや、ことなるアプローチでリメイクしてみたいとかんがえていた自演じえんきょく選考せんこうふくまれ、“いま自分じぶんらしさ”を基軸きじく哀愁あいしゅうただようリラックスした雰囲気ふんいき目指めざしたことをかしている[1]

アルバムタイトルは、デビュー以来いらい音楽おんがく一筋ひとすじにやって来生きすぎ姿勢しせい反映はんえいされており、収録しゅうろくきょくの「ひたすらに」が完成かんせいしたとき来生きすぎえつこからの提案ていあん決定けっていした[2]来生きすぎどうきょくと「はりあめ」が完成かんせいしたときほんアルバムがつくれそうながしたという[2]

来生きすぎえつこによれば、作詞さくしはなかなか言葉ことばかばずに苦戦くせんしたという。タイトルになりそうな言葉ことばかんでやっとはじめるという状態じょうたいで、なかなか一気いっき仕上しあげられなかったことをかしている[1]。また“還暦かんれきおとうと還暦かんれきぎたあね余力よりょくしぼした”と表現ひょうげんしつつも、今後こんごもひたすらにやって決意けついべている[1]

ジャケットには、廊下ろうかとそれをく5まいとびらしろ基調きちょうえがかれている。左側ひだりがわはいされたとびらにはおくから「1976」「1977」、右側みぎがわのそれには手前てまえから「2009」「2010」、なかたりのとびらには「2011 T.KISUGI」としるされ、歌手かしゅデビューのとし(1976ねん)からほんアルバムの店頭てんとうリリースねん(2011ねん)へとつづくアーティスト活動かつどう歴史れきしがモチーフになっている。また、ブックレットの裏表紙うらびょうしでは「2011 T.KISUGI」のとびらひらこうとしている。題字だいじぜんアルバム『余韻よいん』と同様どうよう来生きすぎえつこの自筆じひつである。

ブックレットには来生きすぎ自邸じていにあるに仕事しごと部屋へや写真しゃしん使用しようされ、アップライトピアノかう来生きすぎ自身じしんや、ギルバート・オサリバンザ・ビートルズ小津おつあん二郎じろうひとし敬愛けいあいする人物じんぶつのジャケットがかざられた室内しつないうつっている。そのなかには、みずからのアイディアで撮影さつえいした『遊歩道ゆうほどう』のジャケットもられる。

編曲へんきょくには、来生きすぎのペンネームである矢倉やくらぎんや、バックバンド“スタートル”のメンバー、ぜんアルバム『余韻よいん』につづき、渡辺わたなべ俊幸としゆき参加さんかしている。また、クレジットされていないが、ストリングスにはTSUKEMENのKENTA、TAIRIKUが参加さんかしている[3]

なお、収録しゅうろく楽曲がっきょくリクエストに応募おうぼしたうえで「TEN YEARS ONLINE SHOP」にてほんアルバムを注文ちゅうもんした購入こうにゅうしゃには、購入こうにゅう特典とくてんとして2きょくりのライヴばん来生きすぎたかお リクエスト特典とくてんCD』が贈呈ぞうていされた。

パッケージの体裁ていさい[編集へんしゅう]

ディスクジャケット[編集へんしゅう]

オリジナルばんCD:ジュエルケースブックレット挿入そうにゅう

おびのコピー[編集へんしゅう]

デビュー35周年しゅうねんむかえ、さらにみがげられた格調かくちょうたか哀愁あいしゅうのメロディ。 自身じしんのオリジナルきょくリメイクをふくめた珠玉しゅぎょく名曲めいきょく数々かずかず

収録しゅうろくきょく[編集へんしゅう]

  1. ひたすらに(5:34)
    • 作詞さくし来生きすぎえつこ / 作曲さっきょく来生きすぎたかお / 編曲へんきょく矢倉やくらぎんRYUMEI山崎やまざききょうあきら
    • 来生きすぎは、ほんきょくと「はりあめ」を完成かんせいさせたときほんアルバムをつくれそうながしたという[2]
  2. うみ(5:32)
    • 作詞さくし来生きすぎえつこ / 作曲さっきょく来生きすぎたかお / 編曲へんきょく矢倉やくらぎん/RYUMEI
  3. あてどなく(5:28)
    • 作詞さくし来生きすぎえつこ / 作曲さっきょく来生きすぎたかお / 編曲へんきょく渡辺わたなべ俊幸としゆき
  4. おもたね(4:38)
    • 作詞さくし来生きすぎえつこ / 作曲さっきょく来生きすぎたかお / 編曲へんきょく矢倉やくらぎん/RYUMEI
  5. とにかく自然しぜん(4:22)
    • 作詞さくし来生きすぎえつこ / 作曲さっきょく来生きすぎたかお / 編曲へんきょく矢倉やくらぎん/RYUMEI
  6. はりあめ(5:48)
    • 作詞さくし来生きすぎえつこ / 作曲さっきょく来生きすぎたかお / 編曲へんきょく渡辺わたなべ俊幸としゆき
    • 来生きすぎは、ほんきょくと「ひたすらに」を完成かんせいさせたときほんアルバムをつくれそうながしたという[2]
  7. あなたのポートレート(4:39)
    • 作詞さくし来生きすぎえつこ / 作曲さっきょく来生きすぎたかお / 編曲へんきょく:RYUMEI
    • 中森なかもり明菜あきなへの提供ていきょうきょくのカヴァーである。ほんアルバムのリリースのまえに『来生きすぎたかおソロライブ Stand Alone 2007』『来生きすぎたかおソロライブ Stand Alone 2008』でカヴァーされたこともある。なお、中森なかもりばんサビからはじまるが、ほんさくでは構成こうせい変更へんこうされている。
    • リクエストの上位じょういがったという。来生きすぎ中森なかもりのデビューシングルようつくった3きょくなかもっとっており、いつかはカヴァーしたかったという[2]
  8. Goodbye Dream(4:44)
    • 作詞さくし来生きすぎえつこ / 作曲さっきょく来生きすぎたかお / 編曲へんきょく矢倉やくらぎん/RYUMEI
    • だい16だんオリジナルシングル「そっとMIDNIGHT」のBめん収録しゅうろくされた楽曲がっきょくのセルフカヴァーである。
    • 来生きすぎは、リクエストの有無うむにかかわらずゆったりとした編曲へんきょくでリメイクしてみたかったという[1]
  9. そしてほのかになつ(4:53)
    • 作詞さくし来生きすぎえつこ / 作曲さっきょく来生きすぎたかお / 編曲へんきょく矢倉やくらぎん/RYUMEI
    • オリジナルアルバム『Étranger』に収録しゅうろくされた楽曲がっきょくのセルフカヴァーである。
    • 来生きすぎ自身じしんは、オリジナルの編曲へんきょくうたのキーの問題もんだいほんきょくにあまり印象いんしょうっておらず候補こうほげていなかったが、ファンや周囲しゅういのリクエストにこたえたという。その結果けっか、なかなか楽曲がっきょくおもったことをかしている[2]。また、キーの問題もんだいでメロディーは一部いちぶ改変かいへんされている。
  10. ゆめはだ(4:45)
    • 作詞さくし来生きすぎえつこ / 作曲さっきょく来生きすぎたかお / 編曲へんきょく矢倉やくらぎん/RYUMEI
    • オリジナルアルバム『Sparkle』に収録しゅうろくされた楽曲がっきょくのセルフカヴァーである。
    • 来生きすぎは、オリジナルよりゆったりしたかんじでやってみたかったという[1]
  11. しんのゆくえ(5:05)
    • 作詞さくし来生きすぎえつこ / 作曲さっきょく来生きすぎたかお / 編曲へんきょく矢倉やくらぎん/RYUMEI
    • Hi-Fi SETへの提供ていきょうきょくのカヴァーである。ほんアルバムのリリースのまえに、ライヴビデオ『TAKAO KISUGI 30th Anniversary X'mas Concert 2005 avantage』、ライヴアルバム『Try to remember』にライヴヴァージョンが収録しゅうろくされている。
    • 来生きすぎは、ライヴの編曲へんきょく不満ふまんがあったため、あらためてきっちり仕上しあげたかったという[1]。また、メロディーは一部いちぶ改変かいへんされている。
  12. あしたれるか(5:12)
    • 作詞さくし来生きすぎえつこ / 作曲さっきょく来生きすぎたかお / 編曲へんきょく:RYUMEI
    • だい19だんオリジナルシングルになった楽曲がっきょくのセルフカヴァーである。
    • 来生きすぎによれば、ファンだけでなく身内みうちやスタッフからもリクエストがおおかったという[1]
  13. 恋人こいびと領分りょうぶん(4:40)
    • 作詞さくし来生きすぎえつこ / 作曲さっきょく来生きすぎたかお / 編曲へんきょく矢倉やくらぎん/RYUMEI
    • 元々もともと桑江くわえ知子ともこへの提供ていきょうきょくで、来生きすぎほんアルバムのリリースのまえなんかライヴでカヴァーしており、また、1985ねんにはファンクラブ「TAKAO CLUB」のダイジェスト会報かいほう『DECADE』に添付てんぷされたカセットテープ「オ・マ・ケ」でがたりを収録しゅうろくしたこともある。
    • 来生きすぎ歌詞かしもメロディーもっており、今回こんかいカヴァーしたという[2]

参加さんかミュージシャン[編集へんしゅう]

参加さんかスタッフ[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c d e f g h ほんアルバムのブックレット
  2. ^ a b c d e f g コンサート(2010ねん)のMC
  3. ^ 渡辺わたなべ俊幸としゆき公式こうしきサイトのブログ(2010ねん10がつ30にち記載きさい