シルエット・ロマンス

「シルエット・ロマンス」
大橋おおはし純子じゅんこのシングル
B面めん	過すぎてきた河かわ
リリース	1981年ねん11月25日にち
規格きかく	7インチレコード
ジャンル	ポップス
レーベル	フィリップス・レコード
作詞さくし	来生きすぎえつこ
作曲さっきょく	来生きすぎたかお
ゴールドディスク
	第だい24回かい日本にっぽんレコード大賞たいしょう最優秀さいゆうしゅう歌唱かしょう賞しょう; ;
チャート最高さいこう順位じゅんい
	週間しゅうかん7位い（オリコン）; 1982年度ねんど年間ねんかん18位い（オリコン）; 6位い（ザ・ベストテン）; 1982年ねん上半期かみはんき10位い（ザ・ベストテン）; 1982年ねん年間ねんかん14位い（ザ・ベストテン）;
大橋おおはし純子じゅんこシングル年表ねんぴょう
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「シルエット・ロマンス」（Silhouette Romance）は、恋愛れんあい小説しょうせつの新書しんしょのレーベル、及およびそのレーベルのイメージソングとして製作せいさくされた歌うた。

新書しんしょレーベル[編集へんしゅう]

サンリオがハーレクイン・ロマンスの流行りゅうこうに対抗たいこうする形かたちで^[1]米べいシルエット（Silhouette）社しゃと契約けいやくし、1981年ねん9月より刊行かんこうを開始かいしした恋愛れんあい小説しょうせつのレーベル。「サンリオロマンスコミックス」として小説しょうせつの漫画まんが化かも行おこなわれた。1985年ねん5月より版権はんけんがハーレクインに移行いこうし、2006年ねん12月がつをもって休刊きゅうかんした。レーベルの座付ざつき作家さっかはハーレクイン・イマージュレーベルに移籍いせきした。

楽曲がっきょく「シルエット・ロマンス」[編集へんしゅう]

上記じょうきのイメージソングとして、来生きすぎえつこ作詞さくし・来生きすぎたかお作曲さっきょく・大橋おおはし純子じゅんこ歌唱かしょうにより、1981年ねん 11月25日にちにレコードが発売はつばいされた^[2]。担当たんとうディレクターの北澤きたざわ康隆やすたかは、当初とうしょ、編曲へんきょくを大野おおの雄二ゆうじに依頼いらいし本人ほんにんの承諾しょうだくを得えていたものの、所属しょぞく事務所じむしょから多忙たぼうを理由りゆうに断ことわられたため、大野おおのから紹介しょうかいされた鈴木すずき宏昌ひろあきをアレンジャーに起用きようした^[3]。

和歌山わかやま毒物どくぶつカレー事件じけんで逮捕たいほされた林はやし眞須美ますみは、2006年ねんに著書ちょしょ「死刑しけい判決はんけつは『シルエット・ロマンス』を聴ききながら　林はやし眞須美ますみ　家族かぞくとの書簡しょかん集しゅう」を出版しゅっぱんした。林はやしの4人にんの子供こどもがラジオ番組ばんぐみに「ママの大好だいすきな曲きょく」として「シルエット・ロマンス」をリクエストし、拘置こうち所しょでその放送ほうそうを聴きいた林はやしが声こえを出だして泣ないたエピソードがタイトルの由来ゆらいとなっている^[4]。来生きすぎたかおは2009年ねんのコンサートでこの本ほんをMCの話題わだいに取とり上あげた後のち、「シルエット・ロマンス」を披露ひろうしている。

2003年ねん 6月4日にち発売はつばいのアルバム『June』には、「シルエット・ロマンス」と同おなじ作詞さくし・作曲さっきょくコンビにより、本ほん楽曲がっきょくの主人公しゅじんこう2人にんの22年ねん後ごという設定せっていのアンサーソング「二人ふたりのアフタヌーン」が収録しゅうろくされている^[5]。

受賞じゅしょう経歴けいれき[編集へんしゅう]

1982年ねんに開催かいさいされた第だい24回かい日本にっぽんレコード大賞たいしょうの最優秀さいゆうしゅう歌唱かしょう賞しょうを受賞じゅしょうした。北島きたじま三郎さぶろう（当時とうじの所属しょぞく事務所じむしょの実質じっしつ的てきオーナー）と田中たなか邦衛くにえ（大橋おおはしのファン）が特別とくべつゲストとして祝福しゅくふくに訪おとずれ、両者りょうしゃに見守みまもられる中なか、熱唱ねっしょうした。

チャート成績せいせき[編集へんしゅう]

発売はつばい当初とうしょの売うれ行ゆきは低調ていちょうであったが^[6]、翌よく1982年ねんに入はいってじわじわと売うれ始はじめ、5月24日にち付づけのオリコンで最高さいこう位いの7位いを記録きろくし、その後ごもロングヒットを続つづけた。累計るいけい売上うりあげは48万まん枚まい^[7]または55万まん枚まい^[8]。またTBS系けいの音楽おんがく番組ばんぐみ『ザ・ベストテン』でも、1978年ねんの「たそがれマイ・ラブ」以来いらい4年ねんぶりにランクインを果はたした。

収録しゅうろく曲きょく[編集へんしゅう]

シルエット・ロマンス
作詞さくし：来生きすぎえつこ、作曲さっきょく：来生きすぎたかお、編曲へんきょく：鈴木すずき宏昌ひろあき
過すぎてきた河かわ
作詞さくし：伊藤いとうアキラ、作曲さっきょく・編曲へんきょく：樋口ひぐち康雄やすお
- フジテレビ系けいドラマ『嫁とつがず、出でもどり、小姑こじゅうと』主題歌しゅだいか

カバー[編集へんしゅう]

詳細しょうさいは来生きすぎたかお関連かんれん作品さくひん#被ひカヴァー曲きょくを参照さんしょう。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

^ 「｢手軽てがるさ｣がうけたヒット商品しょうひん集しゅう」『オール大衆たいしゅう』第だい34巻かん第だい16号ごう、経済けいざい通信つうしん社しゃ、1981年ねん9月がつ、40 - 41頁ぺーじ、NDLJP:2247118/21。
^ 『読売新聞よみうりしんぶん』1981年ねん11月22日にち付づけ朝刊ちょうかん、4面めんに掲載けいさいされたサンリオの広告こうこくより
^ 『A面めんに恋こいをして』谷口たにぐち由記ゆき、リットーミュージック、2018年ねん、90頁ぺーじ。
^ 死刑しけい判決はんけつは『シルエット・ロマンス』を聴ききながら　林はやし眞須美ますみ　家族かぞくとの書簡しょかん集しゅう
^ 大橋おおはし純子じゅんこが歌うたう「シルエット・ロマンス」の22年ねん後ご、SANSPO.COM、2003年ねん6月がつ4日にち。（インターネットアーカイブのキャッシュ）
^ 読売新聞社よみうりしんぶんしゃ文化ぶんか部ぶ『この歌うたこの歌手かしゅ―運命うんめいのドラマ120〈下した〉』現代げんだい教養きょうよう文庫ぶんこ、1997年ねん、172頁ぺーじ。ISBN 4390116029
^ 『この歌うたこの歌手かしゅ―運命うんめいのドラマ120〈下した〉』173頁ぺーじ。
^ 大橋おおはし純子じゅんこ　初期しょきの食道しょくどうがん公表こうひょう「まだに信しんじられません」、スポニチ Sponichi Annex、2018年ねん3月がつ15日にち 15:29。

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[1] 「｢手軽てがるさ｣がうけたヒット商品しょうひん集しゅう」『オール大衆たいしゅう』第だい34巻かん第だい16号ごう、経済けいざい通信つうしん社しゃ、1981年ねん9月がつ、40 - 41頁ぺーじ、NDLJP:2247118/21。

[2] 『読売新聞よみうりしんぶん』1981年ねん11月22日にち付づけ朝刊ちょうかん、4面めんに掲載けいさいされたサンリオの広告こうこくより

[3] 『A面めんに恋こいをして』谷口たにぐち由記ゆき、リットーミュージック、2018年ねん、90頁ぺーじ。

[4] 死刑しけい判決はんけつは『シルエット・ロマンス』を聴ききながら　林はやし眞須美ますみ　家族かぞくとの書簡しょかん集しゅう

[5] 大橋おおはし純子じゅんこが歌うたう「シルエット・ロマンス」の22年ねん後ご、SANSPO.COM、2003年ねん6月がつ4日にち。（インターネットアーカイブのキャッシュ）

[6] 読売新聞社よみうりしんぶんしゃ文化ぶんか部ぶ『この歌うたこの歌手かしゅ―運命うんめいのドラマ120〈下した〉』現代げんだい教養きょうよう文庫ぶんこ、1997年ねん、172頁ぺーじ。ISBN 4390116029

[7] 『この歌うたこの歌手かしゅ―運命うんめいのドラマ120〈下した〉』173頁ぺーじ。

[8] 大橋おおはし純子じゅんこ　初期しょきの食道しょくどうがん公表こうひょう「まだに信しんじられません」、スポニチ Sponichi Annex、2018年ねん3月がつ15日にち 15:29。

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表ひょう話はなし編へん歴れき日本にっぽんレコード大賞たいしょう最優秀さいゆうしゅう歌唱かしょう賞しょう
第だい11回かい - 第だい20回かい（1969年ねん - 1978年ねん）	11 森もり進一しんいち「港町みなとちょうブルース」 13 森もり進一しんいち「おふくろさん」 14 和田わだアキ子あきこ「あの鐘かねを鳴ならすのはあなた」 15 由紀ゆきさおり「恋文こいぶみ」 16 五木いつきひろし「みれん」 17 五木いつきひろし「千曲川ちくまがわ」 18 八代やしろ亜紀あき「もう一度いちど逢あいたい」 19 八代やしろ亜紀あき「愛あいの終着駅しゅうちゃくえき」 20 沢田さわだ研二けんじ「LOVE (抱だきしめたい)」
第だい21回かい - 第だい30回かい（1979年ねん - 1988年ねん）	21 小林こばやし幸子さちこ「おもいで酒しゅ」 22 都みやこはるみ「大阪おおさかしぐれ」 23 岩崎いわさき宏美ひろみ「すみれ色いろの涙なみだ」 24 大橋おおはし純子じゅんこ「シルエット・ロマンス」 25 森もり昌子まさこ「越冬えっとうつばめ」 26 細川ほそかわたかし「浪花節なにわぶしだよ人生じんせいは」 27 石川いしかわさゆり「波止場はとばしぐれ」 28 北島きたじま三郎さぶろう「北きたの漁場ぎょじょう」 29 大月おおつきみやこ「女おんなの駅えき」 30 島倉しまくら千代子ちよこ「人生じんせいいろいろ」
第だい31回かい - 第だい40回かい（1989年ねん - 1998年ねん）	31 石川いしかわさゆり「風ふうの盆ぼん恋歌こいうた」 32 松原まつばらのぶえ「蛍ぼたる」・竹内たけうちまりや「告白こくはく」・サザンオールスターズ「真夏まなつの果実かじつ」 33 坂本さかもと冬美ふゆみ「火ひの国くにの女おんな」・ ASKA「はじまりはいつも雨あめ」 34 山川やまかわ豊ゆたか「夜桜よざくら」・松田まつだ聖子せいこ「きっと、また逢あえる…」 35 前川まえかわ清きよし「別わかれ曲きょくでも唄うたって」 36 川中かわなか美幸みゆき「逢あえるじゃないかまたあした」 37 山本やまもと譲二じょうじ「夢ゆめ街道かいどう」 38 天童てんどうよしみ「珍ちん島とう物語ものがたり」 39 中村なかむら美律子みつこ「人生じんせい桜さくら」 40 鳥羽とば一郎いちろう「龍神りゅうじん」
第だい41回かい - 第だい50回かい（1999年ねん - 2008年ねん）	41 郷ごうひろみ「GOLDFINGER '99」 42 香西こうざいかおり「浮寝うきね草そう」 43 田川たがわ寿美としみ「海鳴うみなり」 44 森山もりやま良子りょうこ「さとうきび畑はたけ」 45 氷川ひかわきよし「白雲しらくもの城しろ」 46 夏川なつかわりみ「愛あいよ愛あいよ」 47 水森みずもりかおり「五能線ごのうせん」 48 倖田こうだ來らい未ひつじ「夢ゆめのうた」 49 EXILE「時どきの描片〜トキノカケラ〜」 50 中村なかむら美律子みつこ「女おんなの旅路たびじ」
第だい51回かい - 第だい60回かい（2009年ねん - 2018年ねん）	51 五木いつきひろし「凍いて鶴づる」 52 近藤こんどう真彦まさひこ「ざんばら」 53 坂本さかもと冬美ふゆみ「おかえりがおまもり」 54 天童てんどうよしみ「おんなの山河さんが」 55 大月おおつきみやこ「いのちの海峡かいきょう」 56 EXILE ATSUSHI 「Precious Love」 57 松田まつだ聖子せいこ 58 鈴木すずき雅之まさゆき「Melancholia」他た 59 天童てんどうよしみ 60 MISIA
第だい61回かい - （2019年ねん - ）	61 市川いちかわ由紀乃ゆきの 62 福田ふくだこうへい 63 MISIA 64 三浦みうら大知たいち 65 JUJU
注釈ちゅうしゃく第だい1回かいから第だい10回かいまでは制定せいていなし。第だい12回かいは発表はっぴょうなし。第だい32回かいから第だい34回かいまでは演歌えんか・歌謡かよう曲きょく、ポップス・ロックの2部門ぶもんに分わけて発表はっぴょう（ただし第だい32回かいに限かぎり演歌えんか・歌謡かよう曲きょく、ポップス、ロックの3部門ぶもんに分わけて発表はっぴょうした）。