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egalite

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
『égalité』
来生きすぎたかおスタジオ・アルバム
リリース
録音ろくおん 日付ひづけ記載きさいなし
(Sound Arts、Deeper Ground Studio)
ジャンル J-POP
時間じかん
レーベル 日本にっぽん音声おんせい保存ほぞん(エニー)
プロデュース 来生きすぎえつこ来生きすぎたかお
来生きすぎたかお アルバム 年表ねんぴょう
Dear my company
(2000ねん)
égalité
(2004ねん)
avantage
(2005ねん)
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égalité』(エガリテ)は、2004ねんにリリースされた来生きすぎたかおの21まいのオリジナルアルバム(CD規格きかく品番ひんばん:ANOC-6023〉)である。

概要がいよう

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原則げんそくてきに、来生きすぎたかおは“来生きすぎ”に省略しょうりゃく来生きすぎえつこは“来生きすぎえつこ”と表記ひょうき

前作ぜんさくDear my company』から4ねんりにリリースされたミニアルバムで、バックバンド“スタートル”のメンバーが編曲へんきょく演奏えんそう参加さんかしている。また、編曲へんきょくしゃの“矢倉やくらぎん”は、来生きすぎのペンネームである。

それまでアルバムのデザインワークにあまり関与かんよしてなかった来生きすぎだが、ほんさくではその意趣いしゅ色濃いろこ反映はんえいさせている。タイトルの“エガリテ”(フランス語ふらんすご)は、かつて存在そんざいしていたファンクラブの会報かいほうめいでもあり、英語えいごの“イーヴン(even)”=“五分五分ごぶごぶ形勢けいせい同点どうてんけ”に相当そうとうし、歌手かしゅデビュー30周年しゅうねんまえにした来生きすぎ自身じしん状況じょうきょう意気込いきごみを表現ひょうげんしている。また、透明とうめい仕様しようCDケースが使用しようされ、バックカバーの内側うちがわにはフランス国旗こっきさんしょくあおしろあか)があしらわれているが、これは“エガリテ”という言葉ことばあわ同国どうこくの“しろ平等びょうどう”の意味いみ象徴しょうちょうさせている。

ジャケット写真しゃしんは、人影ひとかげすくない早朝そうちょうきた鎌倉かまくらえき神奈川かながわけん鎌倉かまくら)で撮影さつえいされたもので、コートに新聞紙しんぶんしんだ来生きすぎが、煙草たばこ片手かたてくだりのプラットホームのベンチに腰掛こしかけている。これは、傾倒けいとうする小津おつあん二郎じろう同市どうしきょかまえていたことにちなんだもので、付属ふぞく厚紙あつがみせい収納しゅうのうケースもおなじデザインがほどこされている。また、ブックレットないには茅ヶ崎ちがさき烏帽子岩えぼうしいわや、横浜よこはまあかレンガ倉庫そうこ来生きすぎあねおとうと幼少ようしょうから青年せいねんまでらしたひばりが丘団地おかだんちひとし風景ふうけい写真しゃしんおさめられている。

パッケージの体裁ていさい

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アルバムタイトル

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初出しょしゅつのジャケット表記ひょうき“égalité”以外いがいのもの

ケースの側面そくめん

“エガリテ”“égalité”の併用へいよう

おび

“エガリテ”

なお、各種かくしゅディスコグラフィーによっても表記ひょうき片仮名かたかなやアルファベットになっており、“egalite”の表記ひょうきられる。

ディスクジャケット

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ジュエルケースにブックレットを挿入そうにゅう

おびのコピー

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待望たいぼう新曲しんきょく4きょくくわえ、美空みそらひばり提供ていきょうした「わらってよムーンライト」 高校こうこう時代じだい来生きすぎえつことはじめてつくった「サラリーマン」を収録しゅうろく

収録しゅうろくきょく

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  1. シャドー・プレイ(4:21)
    • 作詞さくし来生きすぎえつこ / 作曲さっきょく来生きすぎたかお / 編曲へんきょく板村いたむらぶん
  2. 迂闊うかつ(4:50)
    • 作詞さくし来生きすぎえつこ / 作曲さっきょく来生きすぎたかお / 編曲へんきょく矢倉やくらぎん
  3. のこりのなつ(5:38)
  4. まなざしの時間じかん(4:59)
  5. わらってよムーンライト(4:22)
    • 作詞さくし来生きすぎえつこ / 作曲さっきょく来生きすぎたかお / 編曲へんきょく松田まつだ真人まさと
    • 1983ねん5月21にち美空みそらひばりがシングルとしてリリースした提供ていきょうきょくで、来生きすぎ自身じしんもコンサートで披露ひろうしたことはあったが、ほんアルバムではじめてレコーディングされた。ジャズシンガー・ポップスシンガーとしての美空みそらをイメージした軽快けいかいブギのリズムが基調きちょうとなっており、来生きすぎ名作めいさく自負じふしている。
  6. サラリーマン(3:23)
    • 作詞さくし来生きすぎえつこ / 作曲さっきょく来生きすぎたかお / 編曲へんきょく矢倉やくらぎん
    • アマチュア時代じだい来生きすぎあねおとうとはじめてつくった楽曲がっきょくで、かれらの自費じひ出版しゅっぱんのレコードに収録しゅうろくされたことはあるが、公式こうしきリリースはほんアルバムがはつとなる。夕暮ゆうぐ団地だんち沿いをくバスとその乗客じょうきゃくであるサラリーマンたちの平凡へいぼん日常にちじょう風景ふうけい描写びょうしゃされた歌詞かしは、来生きすぎえつこの実生活じっせいかつからまれたもので、さき散文さんぶんのかたちで存在そんざいしており、たまたまそれを見付みつけた来生きすぎ勝手かってにメロディーをけたという。ほんアルバムへの収録しゅうろくたり、来生きすぎえつこは、作詞さくし作曲さっきょく不満ふまんはあるものの、“記念きねんきょく”としてあえて当時とうじのままくわえなかったという[1]

参加さんかミュージシャン

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  • Keyboards:矢倉やくらぎん(2,6)、板村いたむらぶん(3)、山崎やまざききょうあきら(4)、松田まつだ真人まさと(5)
  • Guitar:武沢たけざわ侑昴(1)、土屋つちやきよし(2,3,5,6)
  • Sound Architect:板倉いたくらあや(1)、小田木おたぎ隆明たかあき(2,3,5,6)

参加さんかスタッフ

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脚注きゃくちゅう

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  1. ^ ほんアルバムのブックレット