(Translated by https://www.hiragana.jp/)
avantage - Wikipedia コンテンツにスキップ

avantage

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
『avantage』
来生きすぎたかおスタジオ・アルバム
リリース
録音ろくおん 日付ひづけ記載きさいなし
(Sound Arts、一口ひとくちざかスタジオ、Deeper Ground Studio)
ジャンル J-POP
時間じかん
レーベル 日本にっぽん音声おんせい保存ほぞん(エニー・テンイヤーズ)
プロデュース 来生きすぎえつこ来生きすぎたかお
来生きすぎたかお アルバム 年表ねんぴょう
égalité
(2004ねん)
avantage
(2005ねん)
余韻よいん
(2008ねん)
テンプレートを表示ひょうじ

avantage』(アヴァンタージュ)は、2005ねんにリリースされた来生きすぎたかおの22まいのオリジナルアルバム(CDDVD規格きかく品番ひんばん:ANYC-12024/5〉)である。

概要がいよう

[編集へんしゅう]
原則げんそくてきに、来生きすぎたかおは“来生きすぎ”に省略しょうりゃく来生きすぎえつこは“来生きすぎえつこ”と表記ひょうき

コンサートの映像えいぞう来生きすぎ自身じしん監修かんしゅうによるプライベートショットをおさめたDVDとの2まいぐみで、バックバンド“スタートル”のメンバーがメインとなって編曲へんきょく演奏えんそう手掛てがけている。また、編曲へんきょくしゃの“矢倉やくらぎん”は、来生きすぎのペンネームである。

来生きすぎは、ぜんアルバム収録しゅうろくの「サラリーマン」のような、10代のころつくった楽曲がっきょくふたた紹介しょうかいしようとかんがえていたが、来生きすぎえつこの、があまりにもずかしいとの意見いけん見送みおくられた[1]。また、べんによれば、CDがれない時勢じせい考慮こうりょすればほんさく最後さいごにもうアルバムはつくれないかもれないとおもっていたという[2]

DVDのコンサートの映像えいぞうは、2きょく、8きょく、10きょくは『クリスマスコンサート2004 égalité』(2004ねん12月18にち東京とうきょう中野なかのサンプラザ)、4きょく、5きょく、7きょくは『ソロライブ Stand Alone 2005』(2005ねん3がつ21にち東京とうきょう府中ふちゅうもり芸術げいじゅつ劇場げきじょう)の模様もよう収録しゅうろくしている(※きょくばんはカーテンショットをふくめた数字すうじ)。

前作ぜんさくégalité同様どうよう、デザインワークには来生きすぎ自身じしん意向いこう多分たぶん反映はんえいされており、タイトルの“アヴァンタージュ”(フランス語ふらんすご)は、英語えいごの“アドヴァンテージ(advantage)”に相当そうとうし、『égalité』(英語えいごの“イーヴン〈even〉”=“五分五分ごぶごぶ形勢けいせい同点どうてんけ”)からいちすすんだ心境しんきょう表現ひょうげんしている。

青空あおぞらをバックに色取いろとりの洗濯せんたくぶつされているジャケット写真しゃしんは、千葉ちば館山たてやまにある来生きすぎえつこの別宅べったく撮影さつえいされた。これは、傾倒けいとうする小津おつあん二郎じろう映画えいが同様どうようのショットがおお使つかわれていることからの発案はつあんである[1]。また、プライベートショットを収録しゅうろくした48ページのブックレットは、東京とうきょう新宿しんじゅくゴールデンがい撮影さつえいした写真しゃしん表紙ひょうし使用しようしており、これもまた小津おつ作品さくひん登場とうじょうするネオンがいをイメージしたものである[1]店舗てんぽ看板かんばんには“Bar あさゆめ avantage” “SNACK たかお” “遊歩道ゆうほどう” “Etsuko”とう過去かこのアルバムやあねおとうとまれている。なお、付属ふぞく厚紙あつがみせいケースは『ホワイト・アルバム』をイメージしたしろなものになっている。

パッケージの体裁ていさい

[編集へんしゅう]

アルバムタイトル

[編集へんしゅう]

初出しょしゅつのジャケット表記ひょうき“avantage”以外いがいのもの

ケースの側面そくめん

“アヴァンタージュ”“avantage”の併用へいよう

おび

“アヴァンタージュ”

なお、各種かくしゅディスコグラフィーによっても表記ひょうき片仮名かたかなやアルファベットになっている。

ディスクジャケット

[編集へんしゅう]

マルチケースに2つりのカードを挿入そうにゅう(ブックレットはCDケースとともかみせいとうじょうケースに収納しゅうのう

おびのコピー

[編集へんしゅう]

デビュー30周年しゅうねん記念きねんアルバム。新曲しんきょく9きょくくわえ、衝撃しょうげき話題わだいさく2きょく収録しゅうろく最新さいしんのライブ映像えいぞう6きょくとプライベートショットもたのしめるファン必携ひっけいのDVDづけ

収録しゅうろくきょく

[編集へんしゅう]
  1. アゲインスト(5:04)
    • 作詞さくし来生きすぎえつこ / 作曲さっきょく来生きすぎたかお / 編曲へんきょく矢倉やくらぎん小田木おたぎ隆明たかあき
  2. できたてのぶし(4:00)
    • 作詞さくし来生きすぎえつこ / 作曲さっきょく来生きすぎたかお / 編曲へんきょく矢倉やくらぎん
    • うたれはあっさりと3かいほど終了しゅうりょうした[1]
  3. Around and around(3:47)
    • 作詞さくし来生きすぎえつこ / 作曲さっきょく来生きすぎたかお / 編曲へんきょく矢倉やくらぎん
    • 以上いじょうの3きょくは、ビートルズふうのサウンドを目指めざし、ドラムはリンゴ・スター意識いしきしたという[1]
  4. あざやかな場面ばめん(4:16)
    • 作詞さくし来生きすぎえつこ / 作曲さっきょく来生きすぎたかお / 編曲へんきょく松田まつだ真人まさと
  5. きりのこころ(4:44)
    • 作詞さくし来生きすぎえつこ / 作曲さっきょく来生きすぎたかお / 編曲へんきょく板村いたむらぶん
  6. スプラッシュ(4:17)
  7. 余白よはくまち(7:03)
    • 作詞さくし来生きすぎえつこ / 作曲さっきょく来生きすぎたかお / 編曲へんきょく矢倉やくらぎん小田木おたぎ隆明たかあき
    • やく7ぶん組曲くみきょくてき楽曲がっきょくで、メロディーは以前いぜんからストックされていたという。このきょくもビートルズふうのサウンドを目指めざし、ドラムはリンゴ・スターを意識いしきしてつくられた[1]
  8. Dムーン(5:38)
    • 作詞さくし来生きすぎえつこ / 作曲さっきょく来生きすぎたかお / 編曲へんきょく土屋つちやきよし
  9. あなたにかえ(5:38)
    • 作詞さくし来生きすぎえつこ / 作曲さっきょく来生きすぎたかお / 編曲へんきょく松田まつだ真人まさと
    • 来生きすぎは、バラードはメロディラインをなめらかにうたいたいとのおもいがあり、レコーディングにさいし、むずかしかった1きょくとしてげている[1]
    • ふたたあいもど2人ふたり姿すがたえがかれているが、来生きすぎえつこは、あくまで曲調きょくちょうかなった歌詞かしけており、ほんきょくのようにかならずしも自身じしんかたとは合致がっちしないものもあると明言めいげんしている。
  10. ゆめ途中とちゅう(ボーナストラック)(2:08)
  11. ねじれたハートで(ボーナストラック)(3:56)
    • 作詞さくし来生きすぎえつこ / 作曲さっきょく来生きすぎたかお / オリジナル編曲へんきょくほしまさる
    • 1982ねん7がつ21にちにリリースされた桃井ももいかおりとのデュエットきょくを、あねおとうとうたったヴァージョン。来生きすぎえつこはレコーディングのまえにヴォイストレーニングをけたという。
  1. オープニング(あさゆめBGM)(0:40)
    • 作曲さっきょく来生きすぎたかお
    • 海辺うみべ青空あおぞら映像えいぞうに、ほん作品さくひんのためにあらたに録音ろくおんされた「あさゆめ」のインストゥルメンタル・ヴァージョンがかさねられている[1]
  2. あさゆめ(3:54)
    • 作詞さくし来生きすぎえつこ / 作曲さっきょく来生きすぎたかお
    • 楽曲がっきょく詳細しょうさいはオリジナルアルバム『あさゆめ』を参照さんしょう
  3. カーテンショット1(0:42)
    • あめ舗道ほどう草花くさばな公園こうえんとう風景ふうけいに、「あさゆめ」のインストゥルメンタル・ヴァージョンがかさねられている。
  4. もうすぐ、たそがれ(4:00)
    • 作詞さくし来生きすぎえつこ / 作曲さっきょく来生きすぎたかお
    • 来生きすぎ自身じしんによるピアノのがたり。
    • 楽曲がっきょく詳細しょうさいはオリジナルアルバム『AT RANDOM』を参照さんしょう
  5. 挿話そうわ(エピソード)(3:18)
    • 作詞さくし来生きすぎえつこ / 作曲さっきょく来生きすぎたかお
    • 来生きすぎ自身じしんによるピアノのがたり。
    • オリジナルのタイトル表記ひょうきは「挿話そうわ-エピソード-」である。楽曲がっきょく詳細しょうさいはオリジナルアルバム『ジグザグ』を参照さんしょう
  6. カーテンショット2(0:44)
    • 幼少ようしょうから現在げんざいいた来生きすぎ写真しゃしん映像えいぞうに、「あさゆめ」のインストゥルメンタル・ヴァージョンがかさねられている。
  7. ゆめ途中とちゅう(5:20)
    • 作詞さくし来生きすぎえつこ / 作曲さっきょく来生きすぎたかお
    • 来生きすぎ自身じしんによるピアノのがたり。
    • 楽曲がっきょく詳細しょうさいはオリジナルアルバム『ゆめ途中とちゅう』を参照さんしょう
  8. Goodbye day(5:41)
    • 作詞さくし来生きすぎえつこ / 作曲さっきょく来生きすぎたかお
    • 楽曲がっきょく詳細しょうさいはオリジナルアルバム『Sparkle』を参照さんしょう
  9. カーテンショット3(0:31)
  10. サラリーマン(3:48)
    • 作詞さくし来生きすぎえつこ / 作曲さっきょく来生きすぎたかお
    • 楽曲がっきょく詳細しょうさいはオリジナルアルバム『égalité』を参照さんしょう
  11. エンディング(あさゆめBGM)(2:43)
    • 作曲さっきょく来生きすぎたかお
    • 来生きすぎとその愛犬あいけんほんアルバムのジャケットに使つかわれた洗濯せんたくぶつ海辺うみべ景色けしきとうに、「あさゆめ」のインストゥルメンタル・ヴァージョンがかさねられている。

参加さんかミュージシャン

[編集へんしゅう]
CD

-Keyboards:小田木おたぎ隆明たかあき(1,11)、山崎やまざききょうあきら(2,3,6)、松田まつだ真人まさと(4,8,9)、矢倉やくらぎん(7) -Piano & Rhodes:松田まつだ真人まさと(2,3) -Piano “NICHE”Solo & Keyboards:山崎やまざききょうあきら(3) -Guitar:土屋つちやきよし(2,3,6,8)、小田木おたぎ隆明たかあき(1,4,7,11)、武沢たけざわ侑昴(5,9) -Electric Bass:千葉ちば一樹かずき(2,3) -Drums:佐藤さとう武美たけみ(2,3) -Drum Architect:小田木おたぎ隆明たかあき(6) -Chorus:小田木おたぎ隆明たかあき(7) -“Splash” on Interlude:板村いたむらぶん(6) -Pad:板村いたむらぶん(8) -All Instruments:Takao All Stars(10) -Sound Architect:小田木おたぎ隆明たかあき(1,4,7,8,9,11)、板村いたむらぶん(5)

DVD(※きょくばんはカーテンショットをふくめた数字すうじ
  • Piano:来生きすぎたかお(2,4,5,7,8,10)
  • Keyboards:松田まつだ真人まさと(2,8,10)、山崎やまざききょうあきら(8,10)
  • Electric Guitar:土屋つちやきよし(2,3,6,8)
  • Acoustic Guitar:土屋つちやきよし(10)
  • Electric Bass:千葉ちば一樹かずき(8,10)
  • Drum:佐藤さとう武美たけみ(8,10)
  • Chorus:松田まつだ真人まさと(10)、土屋つちやきよし(10)

参加さんかスタッフ

[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう

[編集へんしゅう]
  1. ^ a b c d e f g h i 来生きすぎたかお30周年しゅうねん記念きねんインタビュー avantage
  2. ^ コンサート(2010ねん)のMC