夏川なつかわりみ

夏川なつかわりみ
夏川なつかわりみ
YouTube
チャンネル	夏川なつかわりみ;
活動かつどう期間きかん	2019年ねん -
ジャンル	音楽おんがく
登録とうろく者しゃ数すう	約やく2.31万まん人にん
総そう再生さいせい回数かいすう	約やく890万まん回かい
	チャンネル登録とうろく者しゃ数すう・総そう再生さいせい回数かいすうは; 2022年ねん5月がつ23日にち時点じてん。
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夏川なつかわりみ
夏川なつかわりみ
	2012年ねん5月がつ、沖縄おきなわ復帰ふっき40周年しゅうねん記念きねん式典しきてんにて
基本きほん情報じょうほう
出生しゅっしょう名めい	兼久かねくりみ
別名べつめい	星ほし美里みさと
生誕せいたん	1973年ねん10月9日にち（50歳さい）
出身しゅっしん地ち	日本にっぽん・沖縄おきなわ県けん石垣いしがき市し
学歴がくれき	堀越ほりこし高等こうとう学校がっこう卒業そつぎょう
ジャンル	J-POP; フォークソング; 民謡みんよう; 演歌えんか
職業しょくぎょう	歌手かしゅ
担当たんとう楽器がっき	ボーカル; 三さん線せん
活動かつどう期間きかん	1986年ねん ~ 1996年ねん、1999年ねん（平成へいせい11年ねん）5月がつ21日にち ~
レーベル	ポニーキャニオン; （1989年ねん - 1992年ねん）; ビクターエンタテインメント; （1999年ねん - ）
配偶はいぐう者しゃ	玉木たまき正ただし昭あきら（2009年ねん - ）
事務所じむしょ	ビクターミュージックアーツ
公式こうしきサイト	公式こうしきウェブサイト

夏川なつかわりみ（なつかわりみ、1973年ねん 10月9日にち^[1] - ）は、日本にっぽんの女性じょせい歌手かしゅ。

沖縄おきなわ県けん石垣いしがき市し出身しゅっしん。ビクターミュージックアーツ所属しょぞく。旧きゅう芸名げいめいは星ほし美里みさと（ほしみさと）。本名ほんみょう、玉木たまきりみ（たまきりみ）、旧姓きゅうせい、兼久かねく（かねく）。夫おっとはパーカッション奏者そうしゃでTUBEのサポートメンバーとして知しられる玉木たまき正ただし昭あきら。

略歴りゃくれき[編集へんしゅう]

生おい立たち[編集へんしゅう]

幼おさない頃ころから歌うたうのが好すきで、将来しょうらいは歌手かしゅになることを夢見ゆめみていた。小学校しょうがっこう2年生ねんせい～中学ちゅうがく1年生ねんせいまで父親ちちおやの指導しどうで特大とくだい歌詞かしカードを張はり、感情かんじょうの込こめ方かたなどを毎日まいにち2時じ間あいだ練習れんしゅうしていた。9歳さいの時ときに石垣いしがきケーブルテレビ主催しゅさい「第だい1回かいちびっこのど自慢じまん大会たいかい」で優勝ゆうしょうしたのを皮切かわきりに、全国ぜんこく各地かくちの大会たいかいで賞しょうを総そうなめにするようになった^[2]^[3]。1984年ねんには「素人しろうと名人めいじん会かいちびっ子こ大会たいかい」で優勝ゆうしょうした。

1986年ねん、中学ちゅうがく1年生ねんせいの時ときに第だい10回かい『長崎ながさき歌謡かよう祭さい』に出場しゅつじょうし、史上しじょう最年少さいねんしょうでグランプリを獲得かくとく。レコード会社かいしゃからスカウトされて上京じょうきょうし、田辺たなべエージェンシーに所属しょぞくした。杉並すぎなみ区立くりつ阿佐ヶ谷あさがや中学校ちゅうがっこうに転入てんにゅうし、その後ご堀越ほりこし高等こうとう学校がっこうに入学にゅうがくした^{[註 1]}。

星ほし美里みさととしてデビュー[編集へんしゅう]

1989年ねんにポニーキャニオンから星ほし美里みさとの名なで演歌えんか歌手かしゅとしてデビューし、「しほり」を発売はつばいした。藤山ふじやま一郎いちろうからは「40年ねんに一人ひとり出でるか出でないかの歌手かしゅ」と称となえられた^[4]が、ヒットには恵めぐまれなかった。1993年ねんには第だい3回かいNHK新人しんじん歌謡かようコンテストに出場しゅつじょうし、カップリング曲きょくを予選よせんで使つかい「港みなと雨情うじょう」を決勝けっしょう用ように残のこす作戦さくせんに出でたが、予選よせんで敗退はいたいした。

1996年ねんに引退いんたいし、沖縄おきなわ県けん那覇なは市しの姉あねのもとに移住いじゅうした。姉あねの飲食いんしょく店てんを手伝てつだいながら歌うたっていると、彼女かのじょの歌うたを目当めあてに店みせに訪おとずれる客きゃくも増ふえたという^[2]。1998年ねんには琉球放送りゅうきゅうほうそうのラジオ番組ばんぐみ『岩いわちゃんのビタミンラジオ』に、本名ほんみょうの兼久かねくりみの名前なまえでアシスタントとして出演しゅつえんした。

再さいデビュー[編集へんしゅう]

1999年ねん（平成へいせい11年ねん）5月21日にちに夏川なつかわりみとしてデビューした^[5]。

ポニーキャニオン時代じだいのディレクター三井みつい健生たけおが彼女かのじょのために音楽おんがく事務所じむしょ（三井みついエージェンシー）を立たち上あげ、東京とうきょうに呼よび寄よせられ1999年ねんに「夕映ゆうばえにゆれて」で再さいデビューした。以後いごもしばらくはヒット曲きょくに恵めぐまれなかったが、2001年ねんに発売はつばいした「涙なみだそうそう」がじわじわとヒット（出荷しゅっかベースで100万まん枚まい以上いじょう^[6]）、116週しゅう連続れんぞくチャートインして一躍いちやく有名ゆうめいとなった^[5]。

2002年ねんには『第だい44回かい日本にっぽんレコード大賞たいしょう』で「涙なみだそうそう」が金賞きんしょうを受賞じゅしょうし、『第だい53回かいNHK紅白こうはく歌合戦うたがっせん』にも同どう曲きょくで初はつ出場しゅつじょうした^[5]。この時ときは、この曲きょくの提供ていきょう者しゃである同郷どうきょうのBEGINも同時どうじに初はつ出場しゅつじょうを果はたしており、石垣島いしがきじまでは島中しまなかに「出場しゅつじょうおめでとう」の横断幕おうだんまくがかけられて大騒おおさわぎになったという^[2]。紅白こうはく出場しゅつじょう時じには地元じもと石垣いしがき市しのミンサー織おり衣装いしょうを着用ちゃくようした。

2003年ねん（平成へいせい15年ねん）には古謝こじゃ美佐子みさこのカバー曲きょく「童わらわ神しん」が『第だい45回かい日本にっぽんレコード大賞たいしょう』金賞きんしょうを受賞じゅしょうした。『第だい54回かいNHK紅白こうはく歌合戦うたがっせん』では再ふたたび「涙なみだそうそう」を歌うたった。

2004年ねんには「愛あいよ愛あいよ」で『第だい46回かい日本にっぽんレコード大賞たいしょう』最優秀さいゆうしゅう歌唱かしょう賞しょうを受賞じゅしょう。『第だい55回かいNHK紅白こうはく歌合戦うたがっせん』では三さんたび「涙なみだそうそう」を歌うたった。

2005年ねんには愛知あいち万博ばんぱくNHK関連かんれん番組ばんぐみで「ココロツタエ」がテーマ曲きょくとして使用しようされた。テレビアニメ『ドラえもん』（テレビ朝日てれびあさひ系けい）の26年ねんぶりに変更へんこうされたオープニング・テーマ曲きょく「ハグしちゃお」を発表はっぴょう。10月にはオーロラ基金ききん主催しゅさいのベネフィットコンサートで、初はつの海外かいがい公演こうえんを行おこなった。『第だい56回かいNHK紅白こうはく歌合戦うたがっせん』では4年ねん連続れんぞくで「涙なみだそうそう」を歌うたった。

2005年ねん8月がつ6日にち、NHK紅白こうはく歌合戦うたがっせん連続れんぞく出場しゅつじょう等とうの実績じっせきや、沖縄おきなわ民謡みんよう・楽曲がっきょくを歌唱かしょうし、石垣いしがき市しのミンサー織おり衣装いしょうを着きて登場とうじょうするなど石垣いしがき市しを広ひろくアピールしたことが認みとめられ、石垣いしがき市し市民しみん栄誉えいよ章しょうを受賞じゅしょうした^[7]。

2006年ねんの映画えいが『涙なみだそうそう』で出演しゅつえん依頼いらい（学校がっこうの先生せんせい役やく）があったが「私わたしは歌うたしかできない」という理由りゆうで断ことわった。

2006年ねん4月がつ4日にちから9日にちにかけて新宿しんじゅくコマ劇場げきじょうで初はつ公演こうえん『夏川なつかわりみカーニバル〜琉球りゅうきゅうの空そらと海うみと花はなと〜』を行おこなった。第だい88回かい全国ぜんこく高等こうとう学校がっこう野球やきゅう選手権せんしゅけん大会たいかいでは大会たいかい歌か「栄冠えいかんは君きみに輝かがやく」の歌唱かしょう者しゃに選えらばれた^[8]^{[註 2]}。『思おもい出でのメロディー』（NHK）では、喜き納おさめ昌吉しょうきちのカバー曲きょく「花はな〜すべての人ひとの心しんに花はなを〜」で初はつのトリを務つとめた。名古屋なごやの放送ほうそう局きょく、中部日本放送ちゅうぶにっぽんほうそう（CBC）の開局かいきょく55周年しゅうねん記念きねんキャンペーンソング「未来みらい」を発売はつばい。

同年どうねん10月がつ18日にちにはアンドレア・ボチェッリとのデュエットで歌うたった「ソモス・ノビオス〜愛あいの夢ゆめ」（スペイン語ご）がボチェッリのアルバム「貴方あなたに贈おくる愛あいの歌うた」に収録しゅうろくされた。10月24日にちには初はつの台湾たいわん（台湾たいわん台北たいぺい國際こくさい会議かいぎ中心ちゅうしん）公演こうえんを行おこなった。『第だい57回かいNHK紅白こうはく歌合戦うたがっせん』では「花はな〜すべての人ひとの心しんに花はなを〜」を歌うたった。

事務所じむしょ移籍いせき以降いこう[編集へんしゅう]

2007年ねん1月がつ14日にちに所属しょぞく事務所じむしょ三井みついエージェンシーとの所属しょぞく契約けいやく満了まんりょうをもってフリーとなった（所属しょぞくレコード会社かいしゃのビクターエンタテインメント預あずかり）。また同年どうねん2月がつからはステージ活動かつどう休止きゅうし、4月がつからはすべての活動かつどうを停止ていしした^[9]。4月から所属しょぞくレコード会社かいしゃの系列けいれつ会社かいしゃ JVCエンタテインメント株式会社かぶしきがいしゃに移籍いせきし、5月13日にちに大阪城おおさかじょうホールで行おこなわれた『母ははの日ひに感謝かんしゃのコンサート』にサプライズゲストとして登場とうじょうし、活動かつどう再開さいかいを宣言せんげんした^[10]。

8月がつ5日にちに世田谷せたがや区く主催しゅさいの「世田谷せたがや区民くみんまつりグランドフィナーレコンサート」において「花はな」を歌うたい終おわると、主催しゅさい者しゃ側がわから突然とつぜん「雷かみなりのため中止ちゅうしにします」との要請ようせいが出でた。しかし、夏川なつかわりみ本人ほんにんの強つよい希望きぼうで「涙なみだそうそう」を歌うたったというエピソードがある。8月19日にちには日本にほんテレビ系けい『24時じ間あいだテレビ「愛あいは地球ちきゅうを救すくう」』に出演しゅつえんし、「涙なみだそうそう」を歌唱かしょう。またこの年としの5月がつに不慮ふりょの死しを遂とげたZARDの坂井さかい泉水せんすいの追悼ついとうコーナーにも登場とうじょうし、チャリティーパーソナリティーを務つとめていた黒木くろき瞳ひとみらと共ともに「負まけないで」などを熱唱ねっしょうした。12月25日にち、26日にちには2度目どめの台湾たいわん公演こうえんを行おこなった。

2008年ねん5月がつ24日にち、26日にちに日本にっぽんベトナム外交がいこう関係かんけい樹立じゅりつ35周年しゅうねん記念きねん事業じぎょう、日にち越えつ友好ゆうこうハノイ・ホーチミン音楽おんがく祭さい（第だい1回かい日にち越えつ友好ゆうこう音楽おんがく祭さい）に参加さんか。10月28日にちには中国ちゅうごく上海しゃんはい国際こくさい芸術げいじゅつフェスティバル「日本にっぽん文化ぶんかウィーク」に参加さんかしソロコンサートを開催かいさいした。

2009年ねん1月がつ1日にちにパーカッション奏者そうしゃの玉木たまき正ただし昭あきらと結婚けっこんした^[11]。1月15日にちから18日にちにかけて台湾たいわんでソロコンサートを開催かいさいした（於・台北たいぺい國際こくさい會議かいぎ中心ちゅうしん大會たいかい堂どう）。2月5日にちにはミャンマーの旧きゅう首都しゅとにして最大さいだい都市としヤンゴンで開催かいさいされたイベント『ジャパン・ミャンマー・プエドー2019』に参加さんかし、「涙なみだそうそう」をビルマ語ごと日本語にほんごで歌うたった^[12]。5月16日にちには太宰府天満宮だざいふてんまんぐう天神てんじんひろば特設とくせつステージで「千せん年ねん樟くすのき若葉わかばコンサートデビュー10周年しゅうねん記念きねん夏川なつがわりみと唄うた者しゃたち」を開催かいさいした。同年どうねん3月がつに開催かいさいされた沖縄おきなわ国際こくさい映画えいが祭さい出品しゅっぴん作品さくひん、『南みなみの島しまのフリムン』（ゴリ監督かんとく）に謎なぞの占うらない師し役やくで映画えいが初はつ出演しゅつえんした。

2010年ねん8月がつ20日はつか、第だい一子いっしとなる男児だんじを出産しゅっさん。この妊娠にんしんの事実じじつは、同年どうねん1月がつ18日にちにメディアに公表こうひょうされていたが（この時点じてんで妊娠にんしん3ヶ月かげつだった）、切迫せっぱく流産りゅうざんの危険きけんがあったという。

2011年ねん5月がつ4日にち、出身しゅっしん地ち石垣いしがき市しで初はつの単独たんどく公演こうえんを行おこなった。
5月9日にち、具志堅ぐしけん用よう高だか、BEGINとともに石垣いしがき市し観光かんこう大使たいし（任期にんきは2年ねん）に任命にんめいされた。

5月14日にち、15日にち、18日にちに台湾たいわん公演こうえんを行おこない、東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいに対たいする支援しえんへの感謝かんしゃを述のべた。東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいの避難ひなん所しょ等とうにて慰問いもん活動かつどうを行おこなった^[13]。

12月31日にち「第だい62回かいNHK紅白こうはく歌合戦うたがっせん」に出場しゅつじょうし、秋川あきかわ雅史まさしと共ともに「あすという日ひが」を歌うたった。手話しゅわを交まじえて歌うたい、スカート部ぶにミンサー柄えが透すけて見みえる衣装いしょうを着用ちゃくようした^[14]。

2012年ねん5月がつ15日にち、国くに・県けん主催しゅさいの沖縄おきなわ復帰ふっき40周年しゅうねん記念きねん式典しきてん第だい2部ぶ記念きねんレセプションのゲストLIVEステージで歌唱かしょうした^[15]。東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいの仮設かせつ住宅じゅうたくにて慰問いもんを行おこなった^[16]。東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいへの支援しえんに感謝かんしゃを示しめしたいと、11月3日にち、台湾たいわんの台たい南みなみ成功せいこう大學だいがく、11月4日にち、台たい中ちゅう中興ちゅうこう大學だいがくにてコンサートを行おこなった。台たい南みなみでは夏川なつかわの意向いこうにより単たん親おや家庭かていを招待しょうたいした^[17]。

2013年ねん6月がつ8日にち、台湾たいわんの第だい24屆とどけ傳統でんとう暨藝術げいじゅつ音樂おんがく金曲かなまがり獎（金曲かなまがり奨すすむ）にてゲストとして歌唱かしょうした^[18]。

2014年ねん3月がつ22日にち、全米ぜんべい桜さくら祭まつり (National Cherry Blossom Festival) 2014のオープニングセレモニーにて歌唱かしょうした^[19]。10月2日にち、第だい19回かい釜山ぷさん国際こくさい映画えいが祭さいのオープニングセレモニーにて歌唱かしょうした^[20]。

2015年ねん11月22日にち、自宅じたくで転倒てんとうして左ひだり足首あしくびを骨折こっせつ、全治ぜんち6週間しゅうかんの重傷じゅうしょうを負おい、12月1日にちに出演しゅつえん予定よていだった『NHK歌謡かようコンサート』への出演しゅつえんを取とりやめた^[21]。

2015年ねん12月がつ20日はつか、第だい九きゅうひろしまに第だい一部いちぶのゲストとして出演しゅつえんした。骨折こっせつのため車くるまいすに搭乗とうじょうした状態じょうたいで登場とうじょうし、「童わらわ神しん」、「さとうきび畑はたけ」、「涙なみだそうそう」、「アメイジンググレース」を熱唱ねっしょうした。いずれの曲きょくも、広島ひろしま交響こうきょう楽団がくだんがオケを務つとめ、また最後さいごの曲きょくでは第だい九きゅうひろしま合唱がっしょう団だんがコーラスで参加さんかした。

2019年ねん9月がつ14日にち、東京とうきょう・かつしかシンフォニーヒルズで、新しんアルバム発売はつばい記念きねん20周年しゅうねんコンサートを行おこなった^[22]。

音楽おんがく[編集へんしゅう]

夏川なつかわの歌声うたごえには人ひとを癒いやす力ちからがあると讃たたえられる^[4]。夏川なつかわの伴奏ばんそうを数多かずおおく務つとめた吉川よしかわ忠英ただひでは彼女かのじょの歌声うたごえを「まさに南国なんごくの夜よるにキラメく大おおきな星ほしの様ように、強つよく、やさしく、あたたかく、僕ぼくの心しんをくすぐってゆく」と評ひょうしている^[23]。古謝こじゃ美佐子みさこのカバー曲きょく「童わらわ神しん」はいまや夏川なつかわのレパートリーとして定着ていちゃくし、「胎教たいきょうにいい」との評判ひょうばんも呼よんでいる^[24]。

「涙なみだそうそう」を歌うたうようになったのは沖縄おきなわサミットの関連かんれんイベントで同郷どうきょうのBEGINがこの曲きょくを演奏えんそうしているのを偶然ぐうぜんテレビで見みたことに端はしを発はっする。この曲きょくに魅了みりょうされた夏川なつかわは自分じぶんで歌うたいたいと思おもい、BEGINのライブに行いった際さいに楽屋がくやを訪たずね、歌うたわせて欲ほしいと申もうし出でた。「あらためて別べつの曲きょくを作つくってあげる」と「あなたの風ふう」を提供ていきょうされたが、「涙なみだそうそう」を諦あきらめ切きれなかった彼女かのじょはさらに懇願こんがんを続つづけ、カバーへの同意どういを取とりつけた^[25]。夏川なつかわはこの曲きょくに出会であって全すべてが変かわったと語かたる。「やっと、自分じぶんらしさが分わかって自信じしんが出でてきた」という^[2]。

「涙なみだそうそう」のヒットを最もっとも喜よろこんだのは幼おさない頃ころから歌うたの手てほどきをしてくれた父ちちだった。夏川なつかわ自身じしんは幼おさない頃ころはファンだった中森なかもり明菜あきななどのポップスを歌うたいたかったが、父ちちに歌うたわされたのはいつも演歌えんかだった。嫌々いやいや歌うたっていたこともあった夏川なつかわだが、今いまは「演歌えんかで歌うたの基礎きそをしっかり教おしえてくれたからこそ、今いまどんな歌うたでも歌うたえる」と感謝かんしゃしていると語かたる^[2]。

自みずから三さん線せん、琉笛、三板さんぱんを演奏えんそうしながら歌うたうこともある。三さん線せんは「涙なみだそうそう」から弾ひき始はじめた。

「童わらわ神しん」では赤あかん坊ぼうを抱いだく仕草しぐさをすることがある。

エピソード[編集へんしゅう]

グッチ裕三ぐっちゆうぞうに「にんじんシリシリ」という料理りょうりを教おしえたことがあると、グッチ裕三ぐっちゆうぞうが著あらわした料理りょうり本ほんに書かかれている^[26]。

唐揚からあげが大好だいすきで普段ふだんバッグの中なかにも唐揚からあげを入いれておくことも多おおくあり、それを移動いどう中ちゅうのクルマや電車でんしゃの中なかで食たべる事ことも多々たたある。

ディスコグラフィー[編集へんしゅう]

「星ほし美里みさと」名義めいぎ[編集へんしゅう]

	リリース日び	タイトル
シングル
1st	1989年ねん 12月15日にち	しほり
2nd	1990年ねん 10月21日にち	夢ゆめ色しょくめまい
3rd	1992年ねん 9月18日にち	港みなと雨情うじょう
アルバム
ベスト	2010年ねん 3月3日にち	星ほし美里みさとベスト・コレクション