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エボラウイルス属ぞく

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
（エボラウイルスから転送てんそう）
曖昧さ回避 この項目こうもくでは、病原びょうげん体たいについて説明せつめいしています。症状しょうじょうについては「エボラ出血熱えぼらしゅっけつねつ」をご覧らんください。
エボラウイルス属ぞく
増殖ぞうしょくして宿主しゅくしゅ細胞さいぼうを破壊はかいしたエボラウイルスの電子でんし顕微鏡けんびきょう写真しゃしん。
分類ぶんるい
レルム : リボウィリア Riboviria
界さかい : オルソルナウイルス界かい Orthornavirae
門もん : ネガルナウイルス門もん Negarnaviricota
綱つな : モンイウイルス綱つな Monjiviricetes
目め : モノネガウイルス目め Mononegavirales
科か : フィロウイルス科か Filoviridae
属ぞく : エボラウイルス属ぞく Ebolavirus
学名がくめい
Ebolavirus
(Kuhn et. al., 2010)[1]
タイプ種しゅ
ザイールエボラウイルス（英語えいご版ばん） (Zaire ebolavirus)
シノニム
和名わみょう
エボラウイルス
種たね

エボラウイルス属ぞく (エボラウイルスぞく、Ebolavirus) とは、モノネガウイルス目めフィロウイルス科かに属ぞくするウイルスの1属ぞく。模かたぎ式しき種しゅザイールエボラウイルス（英語えいご版ばん） (Zaire ebolavirus) をふくめて6種たねが知しられている。その多おおくはエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつの病原びょうげん体たいである[1]。

エボラウイルス属ぞくに分類ぶんるいされるウイルスで最初さいしょに発見はっけんされたのはザイールエボラウイルスで、当時とうじのザイール、現在げんざいのコンゴ民主みんしゅ共和きょうわ国こくのエボラ川がわ近ちかくのヤンブク（英語えいご版ばん）[4]で、1976年ねん8月がつ26日にち44歳さいの男性だんせい患者かんじゃから発見はっけんされた[5]。初はじめはマラリアを疑うたがわれたが、その後ご粘膜ねんまく等とうからの出血しゅっけつと多た臓器ぞうき不全ふぜんという今日きょうで出血しゅっけつ熱ねつと呼よばれる症状しょうじょうを発症はっしょうし死亡しぼうした事ことから、未知みちの感染かんせん症しょうが疑うたがわれた[5][6]。また、同年どうねんにはスーダンでも同おなじ症状しょうじょうの感染かんせん症しょうが報告ほうこくされた。今日きょうではこのウイルスはスーダンエボラウイルス（英語えいご版ばん） (Sudan ebolavirus) という別種べっしゅに分類ぶんるいされている[7][8]。

1977年ねんには、この2つの株かぶが同おなじフィロウイルス科かのマールブルクウイルス属ぞくの新種しんしゅか変種へんしゅと疑うたがわれていたが[9][10]、同時どうじに新種しんしゅのウイルスとしてエボラウイルスの名なが提唱ていしょうされていた[11]。発見はっけん後ごしばらくはマールブルクウイルス属ぞくと共ともにフィロウイルス属ぞく (Filovirus) と分類ぶんるいされていたが、1998年ねんに、1989年ねんに発見はっけんされたレストンエボラウイルス（英語えいご版ばん） (Reston evolavirus) [8]と1998年ねんに発見はっけんされたタイフォレストエボラウイルス（英語えいご版ばん） (Taï Forest ebolavirus) [12]と共ともに4種しゅがエボラ様さまウイルス (Ebola-like viruses) として分類ぶんるいされ[2]、2002年ねんにエボラウイルス属ぞくとして定義ていぎされた[3]。2010年ねんには名称めいしょうを変更へんこうせず再さい定義ていぎされている[1]。

名称めいしょう

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エボラウイルス属ぞくは発見はっけんからしばらくは、確立かくりつした分類ぶんるいがされていなかった。2000年ねんに最初さいしょに発見はっけんされたウイルスはザイールエボラウイルスと命名めいめいされ、英名えいめいは "Zaire Ebola virus" と定さだめられた[2]。2005年ねんには英名えいめいは "Zaire ebolavirus" と改あらためられた[3]。しかし多おおくの論文ろんぶんではザイールエボラウイルスを指さしてエボラウイルス (Ebola virus) を用もちいるか、もしくは平行へいこうして使つかっていた。このため、2010年ねんにはエボラウイルスの名称めいしょうが復活ふっかつしている[1]。

国際こくさいウイルス分類ぶんるい委員いいん会かいでは、エボラウイルス属ぞくを指さす場合ばあいには先頭せんとうを大文字おおもじにし斜体しゃたいにした "Ebolavirus" を用もちい、種たね小名しょうみょうは "ebolavirus" と小文字こもじで書かくよう定さだめている。エボラウイルス属ぞく自体じたいの名称めいしょうは2002年ねんに初はじめて使つかわれている。以上いじょうの事ことから、エボラウイルス属ぞくに関かかわる文章ぶんしょうでは何なにを指さして用もちいているかに注意ちゅういする必要ひつようがある[1]。

特徴とくちょう

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エボラウイルス属ぞくは重複じゅうふくの多おおいマイナス1本ほん鎖くさりRNAウイルスで[1]、フィロウイルス科かに共通きょうつうする特徴とくちょうである糸状いとじょうに集合しゅうごうした形状けいじょうのビリオンを持もつ。糸いとは大抵たいてい曲まがっており、U型がた、6型がた、杖つえ型がた、コイル型がたなどと様々さまざまな形かたちで呼よばれている。また、分岐ぶんきしている場合ばあいもある。幅はばは80 nm程度ていどであるが、長ながさは974〜1086 nmである。マールブルクウイルス属ぞくの長ながさは795〜828 nmであり、これと比くらべるとやや長ながい。また、培養ばいよう環境かんきょうでは最大さいだいで14000 nmの長ながさに達たっする[13][14]。ビリオンはエンベロープを有ゆうし、エーテルに対たいしては感受性かんじゅせいを持もつ[要よう出典しゅってん]。螺旋らせん対称たいしょう性せいのヌクレオカプシドを有ゆうする[要よう出典しゅってん]。細胞さいぼう質しつ内ないで増殖ぞうしょくし、細胞さいぼう膜まくから出芽しゅつがする[要よう出典しゅってん]。細胞さいぼう質しつ内ない封入ふうにゅう体たいを形成けいせいする[要よう出典しゅってん]。

ヒトをふくめ霊長れいちょう類るいに対たいして非常ひじょうに感染かんせん力りょくが強つよく、ヒトの致死ちし率りつはザイールエボラウイルスで約やく90%、スーダンエボラウイルスで約やく50%に達たっする極きわめて致死ちし性せいの強つよい病原びょうげん体たいである[15]。また、サル、ゴリラ、チンパンジーに対たいしてもしばしば致命ちめい的てきとなる人ひと獣じゅう共通きょうつう感染かんせん症しょうである。ただし、レストンエボラウイルスだけは霊長れいちょう類るいへの感染かんせんが報告ほうこくされているものの、ヒトは抗体こうたいが発見はっけんされているが症状しょうじょうはなく、感染かんせんしてもヒトに対たいして病原びょうげん体たいとなるかは不明ふめいである[5]。2011年ねんになって2つの独立どくりつした研究けんきゅうグループが、ヒトの遺伝子いでんしのうちNPC1（英語えいご版ばん）遺伝子いでんしがコードしているタンパク質たんぱくしつが、エボラウイルス属ぞくの感染かんせんに必須ひっすな事ことが示しめされた[16][17]。マールブルグウイルス、エボラウイルスのウイルス分離ぶんり、血清けっせい学がく的てき診断しんだんはBSL-4レベルの設備せつびを有ゆうした検査けんさ室しつでのみ許可きょかされている[要よう出典しゅってん]。

エボラウイルス属ぞくの遺伝子いでんし変化へんかの速度そくどはインフルエンザウイルスの100倍ばい以上いじょう遅おそい。これはB型がた肝炎かんえんウイルスと同どう程度ていどである。マールブルクウイルス属ぞくとの分化ぶんかは数すう千せん年ねん前まえ程度ていどと考かんがえられている[18]。初はじめはマールブルクウイルス属ぞくと誤解ごかいされたものの、実際じっさいには遺伝子いでんしレベルで50%ほどマールブルクウイルス属ぞくと異ことなる。また抗原こうげん交差こうさ反応はんのう性せいもほとんど示しめさない[1]。自然しぜん界かいでの正確せいかくな分布ぶんぷは不明ふめいだが、アフリカ大陸たいりくで最初さいしょの感染かんせんが報告ほうこくされた事こと、5種しゅのうち4種しゅが人ひと獣じゅう共通きょうつう感染かんせん症しょうであることから、アフリカの野生やせい生物せいぶつがホストであると考かんがえられている。フィリピンでのカニクイザルに感染かんせんしていたレストンエボラウイルスは自然しぜん界かいでのホストと考かんがえられており、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくとイタリアに輸出ゆしゅつされているが、それらの国くにや周辺しゅうへんにおいて自然しぜん界かいにおいては発見はっけんされていない[5]。

扱あつかい

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エボラウイルス属ぞくのウイルスは、症状しょうじょうが確認かくにんされていないレストンエボラウイルスを除のぞいてヒトに対たいする感染かんせん力りょくが強つよく、致死ちし率りつも高たかく、有効ゆうこうな治療ちりょう法ほうが存在そんざいしない事ことから、エボラウイルス属ぞくはバイオセーフティーレベルで最高さいこうレベルの4に指定していされ、扱あつかわれる施設しせつは限かぎられている[19]。2018年ねんからの流行りゅうこうでは臨床りんしょう試験しけん段階だんかいの一部いちぶのウイルス株かぶに対たいし有効ゆうこうな[20]ワクチン[21]が試験しけん的てきに使用しようされた[20]。

日本にっぽんにおいては、エボラ出血熱えぼらしゅっけつねつは感染かんせん症しょうの予防よぼう及および感染かんせん症しょうの患者かんじゃに対たいする医療いりょうに関かんする法律ほうりつの1類るい感染かんせん症しょうに指定していされており、病原びょうげん体たいとしてはエボラウイルス属ぞくの種たね全すべてが一種いっしゅ病原びょうげん体たい（特定とくてい病原びょうげん体たい）に指定していされている。感染かんせん例れいの全ぜん件けんが直ただちに届出とどけでを必要ひつようとする。これは病原びょうげん体たいであるエボラウイルス属ぞくの検出けんしゅつがない場合ばあいでも、症状しょうじょうや所見しょけんから感染かんせんが疑うたがわれる場合ばあいも含ふくまれる事ことがある[15]。初期しょき症状しょうじょうは他たの感染かんせん症しょうでも頻繁ひんぱんに見みられ、最初さいしょの数日すうじつで患者かんじゃがエボラウイルス属ぞくに感染かんせんしているのを見極みきわめるのは困難こんなんである。なお、出血しゅっけつ熱ねつの名なの由来ゆらいである外部がいぶへの出血しゅっけつは一部いちぶの患者かんじゃにしか見みられない[5]。

エボラウイルスは世界せかい保健ほけん機関きかん（WHO）のリスクグループ4の病原びょうげん体たいに指定していされており、実験じっけん室しつ・研究けんきゅう施設しせつで取とり扱あつかう際さいのバイオセーフティーレベルは最高さいこう度どの4が要求ようきゅうされる。

米国べいこくCDCでは生物せいぶつ兵器へいきとして利用りようされる可能かのう性せいが高たかい病原びょうげん体たいとして、エボラウイルスを最もっとも危険きけん度ど、優先ゆうせん度どの高たかいカテゴリーAに分類ぶんるいしている。なお、カテゴリーAにはエボラウイルスの他ほか、マールブルグウイルス、アレナウイルス、天然痘てんねんとうウイルス、ペスト菌きん、炭疽たんそ菌きん、ボツリヌス菌きん、野兎やと病菌びょうきんも指定していされている。

ただし、毒性どくせいや致死ちし率りつがあまりにも高たかく、遠出とおでする機会きかいを得える前まえに患者かんじゃが死亡しぼうしてしまうことが多おおいことから世界せかい的てき大だい流行りゅうこうには至いたりにくいとされる（これが致死ちし率りつが比較的ひかくてき低ひくいため軽症けいしょうの患者かんじゃが遠出とおでしやすく世界せかい的てき大だい流行りゅうこうを引ひき起おこした新型しんがたインフルエンザや2019新型しんがたコロナウイルス感染かんせん症しょうとの違ちがいである）[要よう出典しゅってん]。

感染かんせん事例じれい

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エボラウイルス属ぞくの感染かんせんに関かんする年表ねんぴょう[8][22]
年とし 国くに 種たね 感染かんせん者しゃ 死者ししゃ 致死ちし率りつ 備考びこう
1976年ねん  コンゴ民主みんしゅ共和きょうわ国こく ザイール 318 280 80% ザイールエボラウイルスの発見はっけん。
1976年ねん スーダンの旗 スーダン スーダン 284 151 53% 初はじめてのエボラウイルス属ぞくの発見はっけん。
1976年ねん イギリスの旗 イギリス ザイール 1 0 0% 実験じっけん室しつ内ないで汚染おせんされた針はりに誤あやまって触ぶれたことによる感染かんせん。
1977年ねん  コンゴ民主みんしゅ共和きょうわ国こく ザイール 1 1 100%
1979年ねん スーダンの旗 スーダン スーダン 34 22 65% 1976年ねんと同おなじ場所ばしょでの再さい流行りゅうこう
1989年ねん アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく レストン 0 0 0% フィリピンから輸入ゆにゅうされたサルから発見はっけん。レストンエボラウイルスの発見はっけん。ヒトへの感染かんせんはなかった。
1989年ねん - 1990年ねん フィリピンの旗 フィリピン レストン 3 0 0% カニクイザルの間あいだで流行りゅうこうし多数たすうの死亡しぼうが確認かくにんされているが、感染かんせんしたヒトの4人にんには抗体こうたいが発見はっけんされたが症状しょうじょうはなかった。
1990年ねん アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく レストン 4 0 0% 1989年ねんの再さい導入どうにゅう。感染かんせんした4人にんには抗体こうたいが発見はっけんされたが症状しょうじょうはなかった。
1992年ねん イタリアの旗 イタリア レストン 0 0 0% 1989年ねんのアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくと同おなじフィリピンの施設しせつから輸出ゆしゅつされたサルから発見はっけんされており、関連かんれんが疑うたがわれている。ヒトへの感染かんせんはなかった。
1994年ねん ガボンの旗 ガボン ザイール 52 31 60% 熱帯ねったい雨林うりんの金かね鉱山こうざんキャンプで流行りゅうこうした。黄熱病おうねつびょうと疑うたがわれ、確定かくていしたのは1995年ねん。
1994年ねん コートジボワールの旗 コートジボワール タイフォレスト 1 0 0% タイフォレストと呼よばれる地域ちいきで野生やせいのチンパンジーの解剖かいぼう後ご、1人ひとりが感染かんせんした。スイスで治療ちりょうされている。
1995年ねん  コンゴ民主みんしゅ共和きょうわ国こく ザイール 315 250 81%
1996年ねん1月がつ - 4月がつ ガボンの旗 ガボン ザイール 37 21 57% 森もりの中なかでチンパンジーを狩かり、屠殺とさつし食たべた19人にんが感染かんせんした後のち、家族かぞくに広ひろがった。
1996年ねん7月がつ - 1997年ねん1月がつ ガボンの旗 ガボン ザイール 60 45 74% 森もりの中なかで見みつかったチンパンジーが感染かんせん源げんであると断定だんていされている。
1996年ねん 南アフリカ共和国の旗 南みなみアフリカ共和きょうわ国こく ザイール 2 1 50% ガボンでエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつを治療ちりょうした医者いしゃが南みなみアフリカ共和きょうわ国こくに移動いどうした後のち発症はっしょう、世話せわをした看護かんご士しにも感染かんせん。その看護かんご士しが死亡しぼうした。
1996年ねん アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく レストン 0 0 0% フィリピンから輸入ゆにゅうされたサルに感染かんせんしていた。ヒトへの感染かんせんは確認かくにんされていない。
1996年ねん フィリピンの旗 フィリピン レストン 0 0 0% ヒトへの感染かんせんは確認かくにんされていない。
2000年ねん - 2001年ねん ウガンダの旗 ウガンダ スーダン 425 224 53%
2001年ねん10月1日にち - 5月2日にち ガボンの旗 ガボン ザイール 65 53 82% ガボンとコンゴ共和きょうわ国こく間あいだで国境こっきょうを越こえて感染かんせんした。
コンゴ共和国の旗 コンゴ共和きょうわ国こく 57 43 75%
2002年ねん12月2日にち - 2003年ねん4月がつ3日にち コンゴ共和国の旗 コンゴ共和きょうわ国こく ザイール 143 128 89%
2003年ねん11月 - 12月 コンゴ共和国の旗 コンゴ共和きょうわ国こく ザイール 35 29 83%
2004年ねん スーダンの旗 スーダン スーダン 17 7 41%
2007年ねん  コンゴ民主みんしゅ共和きょうわ国こく ザイール 264 187 71%
2007年ねん12月 - 2008年ねん1月がつ ウガンダの旗 ウガンダ ブンディブギョ 131 42 37% ブンディブギョエボラウイルスの発見はっけん。
2008年ねん11月 フィリピンの旗 フィリピン レストン 6 0 0% 感染かんせんした6人にんには抗体こうたいが発見はっけんされたが症状しょうじょうはなかった。
2008年ねん12月 - 2009年ねん2月がつ  コンゴ民主みんしゅ共和きょうわ国こく ザイール 32 15 47%
2011年ねん5月 ウガンダの旗 ウガンダ スーダン 1 1 100%
2012年ねん7月がつ - ウガンダの旗 ウガンダ スーダン 24 16 67%
2012年ねん8月がつ -  コンゴ民主みんしゅ共和きょうわ国こく ブンディブギョ 36 13 36%
2012年ねん11月 - ウガンダの旗 ウガンダ スーダン 6 3 50%
2014年ねん2月がつ - 2016年ねん6月がつ ギニアの旗 ギニアリベリアの旗 リベリアシエラレオネの旗 シエラレオネ ザイール 28610 11308 39% 2014年ねんの西にしアフリカエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつ流行りゅうこう。西にしアフリカで初はじめての流行りゅうこう（1995年ねんのコート・ジボアールの1人ひとりを除のぞく。）。ナイジェリア、マリなどの周辺しゅうへん国こく、ヨーロッパ、アメリカに拡大かくだい。
2014年ねん6月がつ - 10月 ナイジェリアの旗 ナイジェリア ザイール 20 8 40%
2014年ねん - 2015年ねん1月がつ マリ共和国の旗 マリ ザイール 8 6 75%
2014年ねん - 2014年ねん12月 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく ザイール 4 1 25%
2014年ねん8月がつ - 11月  コンゴ民主みんしゅ共和きょうわ国こく ザイール 69 49 71% 大だい流行りゅうこうした2014年ねんの西にしアフリカエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつ流行りゅうこうのウイルス種しゅとは無関係むかんけい。
2017年ねん5月がつ - 7月がつ  コンゴ民主みんしゅ共和きょうわ国こく ザイール 8 4 50%
2018年ねん5月がつ -  コンゴ民主みんしゅ共和きょうわ国こく ザイール % 2018年ねん5月がつ現在げんざい流行りゅうこう継続けいぞく中ちゅう。

出典しゅってん

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[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]
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    今井いまい正樹まさき, 渡辺わたなべ登喜子ときこ, 河岡かわおか義裕よしひろ「エボラ出血熱えぼらしゅっけつねつに対たいするワクチン開発かいはつの進展しんてん」『医学いがくのあゆみ』第だい264巻かん第だい5号ごう、医歯薬出版いしやくしゅっぱん株式会社かぶしきがいしゃ、2018年ねん、419-422頁ぺーじ。  (Paid subscription required要よう購読こうどく契約けいやく)
  22. ^ Years of Ebola Virus Disease Outbreaks

関連かんれん項目こうもく

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