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クリームコロッケ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
クリームコロッケ
クリームコロッケ

クリームコロッケは、ベシャメルソース(ホワイトソース)を使つかったコロッケである。ざいにはカニエビ鶏肉とりにくなどが使つかわれる[1]

歴史れきし

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コロッケのルーツはフランス料理りょうりクロケットかんがえられている[2]。クロケットがはじめて文献ぶんけんあらわれたのは1872ねんであった[3]。このクロケットが、現在げんざいのクリームコロッケにたる[3]

1887ねん日本にっぽんにクロケットが伝来でんらいした[3]日本にっぽんには乳製品にゅうせいひん加工かこう技術ぎじゅつ普及ふきゅうしていなかったため、クロケットを改良かいりょうし、ジャガイモ使つかったコロッケが発明はつめいされた[3]明治めいじ初期しょきにはジャガイモを使つかったコロッケが文献ぶんけんあらわれるようになる[2]

一方いっぽう、ジャガイモのコロッケとはべつにクロケットを日本にっぽんふうにしたクリームコロッケが明治めいじ中期ちゅうきごろから文献ぶんけん登場とうじょうするようになった。一説いっせつには1889ねん創業そうぎょう老舗しにせ洋食ようしょくてん東洋とうようのき出身しゅっしん資生堂しせいどうパーラー料理りょうりちょうつとめた高石たかいし鍈之すけ考案こうあんした[4]1895ねんには、クロケットをいだクリームコロッケと、ジャガイモを使つかった通常つうじょうのコロッケ(ポテトコロッケ)がべつのメニューとしてレシピが公開こうかいされるようになった[3]

宮内庁くないちょう料理人りょうりにんだった秋山あきやま徳蔵とくぞう執筆しっぴつし、1923ねん出版しゅっぱんされた『仏蘭西ふらんす料理りょうり全書ぜんしょ[5]には、クリームコロッケに甲殻こうかくるい使つかえることが明記めいきされた[2]。やがてベシャメルソースと相性あいしょうのいいカニを使つかったカニクリームコロッケが定着ていちゃくした[2]

脚注きゃくちゅう出典しゅってん

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  1. ^ クリームコロッケ」『世界せかい料理りょうりがわかる辞典じてんhttps://kotobank.jp/word/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%B1コトバンクより2021ねん5がつ18にち閲覧えつらん 
  2. ^ a b c d 洋食ようしょくなかもっともエレガントな「東京とうきょうかいだて」のカニクリームコロッケレシピ”. 和樂わらく. 小学しょうがくかん (2017ねん7がつ6にち). 2021ねん5がつ18にち閲覧えつらん
  3. ^ a b c d e コロッケの歴史れきし”. 日本にっぽんコロッケ協会きょうかい. 2021ねん5がつ18にち閲覧えつらん
  4. ^ 東洋とうようのき歴史れきし”. 東洋とうようのき. 2021ねん5がつ18にち閲覧えつらん
  5. ^ 秋山あきやま徳蔵とくぞう仏蘭西ふらんす料理りょうり全書ぜんしょ』1923ねんdoi:10.11501/970458