ジェフ・ポーカロ

ジェフ・ポカーロ Jeff Porcaro
Jeff Porcaro 1988
基本きほん情報じょうほう
出生しゅっしょう名めい	Jeffrey Thomas Porcaro
別名べつめい	Jeff Porcaro
生誕せいたん	1954年ねん4月がつ1日にち アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく コネチカット州しゅう ハートフォード
死没しぼつ	(1992-08-05) 1992年ねん8月がつ5日にち（38歳さい没ぼつ） アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく カリフォルニア州しゅう ロサンゼルス
ジャンル	ロック AOR R&B フュージョン
職業しょくぎょう	ミュージシャン セッション・ミュージシャン ドラマー
担当たんとう楽器がっき	ドラムス パーカッション
活動かつどう期間きかん	1970年代ねんだい – 1992年ねん
共同きょうどう作業さぎょう者しゃ	TOTO ビージーズ ソニー・アンド・シェール ポール・マッカートニー スティーリー・ダン ドナルド・フェイゲン ボニー・レイット ダイアー・ストレイツ マーク・ノップラー デヴィッド・ギルモア ボズ・スキャッグス マイケル・ジャクソン ロジャー・ウォーターズ ポール・アンカ エリック・クラプトン ジョー・ウォルシュ アース・ウィンド・アンド・ファイアー バートン・カミングス ブルース・スプリングスティーン ヴァン・ヘイレン その他た大勢おおぜい

ジェフリー・トーマス・ポカーロ（Jeffrey Thomas Porcaro、1954年ねん4月がつ1日にち - 1992年ねん8月がつ5日にち）は、アメリカのミュージシャン。ロックバンド、TOTOのリーダーであり元もとドラマー。セッション・ミュージシャンとしても数すう多おおくのレコーディングに参加さんかした。同おなじくTOTOのメンバーのマイク・ポーカロとスティーヴ・ポーカロは実弟じってい。

「ローリング・ストーン誌しの選えらぶ歴史れきし上じょう最もっとも偉大いだいな100人にんのドラマー」において37位い。

略歴りゃくれき

コネチカット州しゅうハートフォード出身しゅっしんのイタリア系けいアメリカ人じん。父ちちはジャズ・ドラマー、パーカッション奏者そうしゃとして著名ちょめいなジョー・ポーカロ(1930〜2020)。7歳さいから父ちちの教おしえでドラムを習ならい、10代の頃ころからセッション・ミュージシャンとして活動かつどうを始はじめる。活動かつどう初期しょきにスティーリー・ダンのツアーとレコーディングに参加さんかしたのをきっかけに注目ちゅうもくを浴あび、幅広はばひろい演奏えんそうスタイルでその実力じつりょくを認みとめられ、一躍いちやく売うれっ子こドラマーとなった。数かず多おおくのミュージシャンとのセッション参加さんかしたため、日本人にっぽんじん歌手かしゅの作品さくひんの幾いくつかでも、彼かれの仕事しごとをジャンルを問とわず聴きくことが出来できる。プロとしてのキャリアは20年ねん余あまりにも拘かかわらず参加さんか作品さくひんは200作さくを超こえ、スティーヴ・ルカサー曰いわく「ずっとジェフとやってきたから僕ぼくはメトロノームを使つかって練習れんしゅうする必要ひつようがなかった」と言いわしめるほどの腕うでであった。

1978年ねん、共ともに売うれっ子こセッション・ミュージシャンとして活躍かつやくしていたルカサー、デビッド・ペイチ、弟おとうとのスティーブらとTOTOを結成けっせい。商業しょうぎょう的てきな大だい成功せいこうにより、ポーカロはその名声めいせいを一層いっそう高たかめた。

TOTOの代表だいひょう曲きょく「ロザーナ」における「ハーフタイム・シャッフル」と呼よばれるリズムパターンは、ジェフを語かたる上じょうで1つの代名詞だいめいしとも呼よべる。また、様々さまざまなドラマーを研究けんきゅうして自みずからのプレイに取とり込こむ研究けんきゅう熱心ねっしんさでも知しられている。前述ぜんじゅつの「ロザーナ」のリズムパターンは「スティーリー・ダンのアルバムでプレイしたバーナード・パーディの「安やすらぎの家いえ」「バビロン・シスターズ」、レッド・ツェッペリンの「フール・イン・ザ・レイン」でジョン・ボーナムが叩たたいていたリズムパターンをミックスし、バスドラムのパターンにボ・ディドリーのリズム（いわゆる「ボ・ディドリー・ビート」）を取とり入いれた」と、ジェフ自身じしんが教則きょうそくビデオの中なかで解説かいせつしている。

1983年ねんよりパール社しゃとエンドース契約けいやくしていた。同社どうしゃのラック・システム（ドラムラック）は、彼かれの発案はつあんにより開発かいはつされたものである。

1992年ねん8月がつ5日にち、自宅じたくの庭にわで殺虫さっちゅう剤ざいを散布さんぷ後ごにアレルギーで心臓しんぞう発作ほっさを起おこし急死きゅうし。38歳さい没ぼつ。コカイン中毒ちゅうどくが原因げんいんの動脈どうみゃく硬化こうか症しょうという説せつが流ながれたこともあったが、スティーヴ・ルカサー等とうTOTOのメンバーは「彼かれはドラッグを使用しようしたことは無ない」と、コカインの使用しようについて否定ひていしている。

セッション履歴りれき

• ボズ・スキャッグス

日本人にっぽんじんアーティストとのセッション

• 飯島いいじま真理まり
• 大村おおむら憲司けんじ
• 尾崎おざき亜美あみ
• 小田おだ和正かずまさ
• オフコース
• 葛城かつらぎユキ
• 河合かわい奈保子なほこ
• 河内かわうち淳一じゅんいち
• SING LIKE TALKING
• 高中たかなか正義まさよし
• 竹内たけうちまりや
• Char
• 浜田はまだ麻里まり
• 矢沢やざわ永吉えいきち
• 山本やまもと達彦たつひこ
• 渡辺わたなべ貞夫さだお
• 渡辺わたなべ美里みさと
• NSP
• 中島なかじま文明ふみあき

他た多数たすう。

日本人にっぽんじんアーティスト参加さんかアルバム

1975年ねん

• 『2年ねん目めの扉とびら』 （NSP）

1978年ねん

• 『BRASILIAN SKIES』 （高中たかなか正義まさよし）
• 『KENJI-SHOCK』 （大村おおむら憲司けんじ）

1980年ねん

• 『Miss M』 （竹内たけうちまりや）
• 『Makin' Rock』 （奥本おくもと亮あきら）

1981年ねん

• 『U.S.J』 （Char）
• 『HOT BABY』 （尾崎おざき亜美あみ）
• 『Time No Longer』 （松居まつい和かず）

1982年ねん

• 『L.A.Spirits』 （葛城かつらぎユキ）
• 『P.M.9』 （矢沢やざわ永吉えいきち）
• 『I’m Fine』 （水越みずこし恵子けいこ）

1983年ねん

• 『I am a Model』 （矢沢やざわ永吉えいきち）

1984年ねん

• 『Daydream Coast』（河合かわい奈保子なほこ）

1986年ねん

• 『K.ODA』 （小田おだ和正かずまさ）

1987年ねん

• 『as close as possible』 （オフコース）
• 『IN THE PRECIOUS AGE』 （浜田はまだ麻里まり）

1988年ねん

• 『PURISSIMA』 （大貫おおぬき妙子たえこ）
• 『ACROSS THE UNIVERSE』 （中村なかむら雅俊まさとし）

1989年ねん

• 『CIRCUIT of RAINBOW』 （杏里あんり）
• 『My Heart in Red』 （飯島いいじま真理まり）
• 『Charade』 （上田うえだ正樹まさき）
• 『Flower bed』 （渡辺わたなべ美里みさと）
• 『FRONT SEAT』 （渡辺わたなべ貞夫さだお）

1990年ねん

• 『NANNO SONGLESS』（NANNO L.A.PROJECT）※南野みなみの陽子ようこの楽曲がっきょくのインストゥルメンタル集しゅう
• 『NEXT』 （山本やまもと達彦たつひこ）

1991年ねん

• 『HELLO』 （白鳥しらとり英美子えみこ）

1992年ねん

• 『Juice』 （河内かわうち淳一じゅんいち）
• 『Girl Like You』 （中島なかじまフミアキ）
• 『HELLO LOVERS』 （渡辺わたなべ美里みさと）
• 『REUNION』 （SING LIKE TALKING）

参考さんこう文献ぶんけん

• 「ジェフ・ポーカロの（ほぼ）全ぜん仕事しごと」 著者ちょしゃ：小原おはら由夫よしお　発行はっこう元もと：DU BOOKS　発売はつばい元もと：ディスクユニオン (2015年ねん2月がつ27日にち) ISBN 978-4907583149
• 「スティーヴ・ルカサー自伝じでん 福音ふくいん書しょ(ゴスペル)――TOTOと時代じだいの「音おと」を作つくった男おとこたち」 著者ちょしゃ：スティーヴ・ルカサー　訳者やくしゃ：川村かわむらまゆみ　発行はっこう元もと：DU BOOKS　発売はつばい元もと：ディスクユニオン (2018年ねん11月23日にち) ISBN 978-4866470443
• 「ジェフ・ポーカロ イッツ・アバウト・タイム――伝説でんせつのセッション・ワークをめぐる真実しんじつのストーリー」 著者ちょしゃ：ロビン・フランズ　訳者やくしゃ：島田しまだ陽子ようこ　発行はっこう元もと：DU BOOKS　発売はつばい元もと：ディスクユニオン (2022年ねん3月11日にち) ISBN 978-4-86647158-7

外部がいぶリンク

• Official Toto website (Flash intro) - includes a section dedicated to Jeffrey: memories of Jeff, discography, drum patterns, equipment