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ビフェニル

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ビフェニル
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識別しきべつ情報じょうほう
CAS登録とうろく番号ばんごう 92-52-4 チェック
ChemSpider 6828 チェック
E番号ばんごう E230 (防腐ぼうふざい)
KEGG C06588 チェック
ChEMBL CHEMBL14092 チェック
特性とくせい
化学かがくしき C12H10
モル質量しつりょう 154.21 g mol−1
外観がいかん 無色むしょく葉状ようじょう結晶けっしょう
密度みつど 1.04 g/cm3 (固体こたい)
融点ゆうてん

68.93 °C, 342 K, 156 °F

沸点ふってん

256 °C, 529 K, 493 °F

みずへの溶解ようかい 不溶ふよう
危険きけんせい
EU分類ぶんるい Irritant (Xi)
Dangerous for
the environment (N)
EU Index 601-042-00-8
NFPA 704
1
1
0
Rフレーズ R36/37/38 R50/53
Sフレーズ S2 S23 S60 S61
引火いんかてん 113 °C, 386 K
発火はっかてん 540 °C, 813 K
特記とっきなき場合ばあい、データは常温じょうおん (25 °C)・つねあつ (100 kPa) におけるものである。

ビフェニル(biphenyl)とは、分子ぶんししき C12H10構造こうぞうしき C6H5-C6H5ポリフェニルけい炭化たんか水素すいそで、2つのフェニルもとたん結合けつごう共有きょうゆう結合けつごうした構造こうぞう芳香ほうこうぞく炭化たんか水素すいそである。Ph2 とも表記ひょうきされる。

コールタールなか存在そんざいし、ベンゼン赤熱しゃくねつしたたまきつうじると生成せいせいする。

常温じょうおんつねあつでは白色はくしょく結晶けっしょう固体こたいである。固体こたいのビフェニルは2つのベンゼンたまきどういち平面へいめんじょうにあるが、溶液ようえきまたはしょうではやく45°ねじれていることがられている。

1937ねんころからイスラエル使用しようされ,ぼうばい効果こうかみとめられて欧米おうべいでも使用しようされるようになったのをけて、日本にっぽんでも柑橘類かんきつるいぼうかびざい食品しょくひん添加てんかぶつあつかい)としてもちいられているが、最近さいきんではたいせいきんられるようになり、あまり使用しようされていない。

作用さようじょ[編集へんしゅう]

ビフェニルは脂質ししつ酸化さんか抑制よくせい殺菌さっきんころせカビざいで、Fungicide Resistance Action Committee(FRAC) コード14に該当がいとうする。きんにおけるまく合成ごうせい作用さようする脂質ししつ酸化さんか阻害そがいすると提案ていあんされている。エトリジアゾールなどのこのクラスの構成こうせい要素ようそはまた、呼吸こきゅうおよびメラニンなま合成ごうせいなどのほか生物せいぶつがくてきプロセスにも作用さようる。

誘導体ゆうどうたい関連かんれん物質ぶっしつ[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]