フェラーリ・250

フェラーリ・250 SWB, LWB, ヨーロッパ GT
フェラーリ・250 GT SWB 1966
概要がいよう
販売はんばい期間きかん	1952年ねん - 1964年ねん
ボディ
ボディタイプ	2ドアクーペ
駆動くどう方式ほうしき	FR
パワートレイン
エンジン	3.0L V型がた12気筒きとう
車両しゃりょう寸法すんぽう
車両しゃりょう重量じゅうりょう	1,100 kg
系譜けいふ
後継こうけい	フェラーリ・275

フェラーリ・250は、イタリアの自動車じどうしゃメーカー、フェラーリが1953年ねんから1964年ねんにかけて生産せいさんした自動車じどうしゃである。

概要がいよう

ノックオフハブ付つきセンターロック式しき ボラーニワイヤーホイール

初期しょきのフェラーリでレーシング、GT モデル(ロードカー)共ともに大おおきな成功せいこうを収おさめたモデルで、GTモデルは2,400mmのショートホイールベース(Passo Corto/SWB)と2,600mmのロングホイールベース(Passo Lungo/LWB)があり、ほとんどのコンバーチブルモデルはSWBであった。 エンジンはほとんど全すべてのモデルに共通きょうつうで、コロンボ ティーポ (Tipo) 125 V型がた12気筒きとう2,963ccが搭載とうさいされた。

レーシングモデル

• 250 S

250最初さいしょのモデルは、1952年ねんのミッレミリアに参戦さんせんした「250S ベルリネッタ・プロトタイプ」 で、Giovanni BraccoとAlfonso Rolfoに委ゆだねられ、ライバルであったRudolf Caracciola、Hermann Lang、Karl Klingらが駆かるメルセデス・ベンツ・300SLレーシングに長ながい直線ちょくせんなどでは遅おくれを取とったが、上のぼり坂ざかやコーナー・セクションで好こう走そうし、最終さいしゅう的てきに優勝ゆうしょうを勝かち取とった。この車くるまは後のちにル・マン24時じ間あいだレースとカレラ・パナメリカーナ・メヒコにも参戦さんせんした。

この250Sは、"Tuboscocca"という名なの格子こうし型がたチューブラー・フレームを持もち、ホイールベースは2250mmで、フロントはダブルウィッシュボーン式しきサスペンション、リアはライブアクスルでダブルの縦たて置おきリーフスプリングが組くみ合あわされていた。ブレーキは総そう輪わドラム式しきで、ステアリングはウォームアンドセクタ型がたが標準ひょうじゅんであった。エンジンは、ドライサンプでウェーバー36DCFキャブレターが組くみ合あわせられ230PSを発揮はっきした。トランスミッションは5速そくMT。

• 250MM
• 250モンツァ
• 250TR
• 250GTO
• 250P
• 250LM

250エクスポート/ヨーロッパ

• 250エクスポート
• 250ヨーロッパ

グランツーリスモ

1963年ねん、250GTルッソ

レーシングカーとして成功せいこうをしていた250シリーズだが、後のちに下記かきのような数々かずかずのGTモデル(公道こうどう仕様しよう)も作つくられこちらも成功せいこうを収おさめた。

• 250ヨーロッパGT
• 250GTボアノ/エレナ
• 250GTベルリネッタ ツール・ド・フランス
• 250GTカブリオレピニンファリーナ シリーズI
• 250GTスパイダーカリフォルニアLWB
• 250GTクーペピニンファリーナ
• 250GTカブリオレピニンファリーナシリーズII
• 250GベルリネッタSWB
• 250GTスパイダーカリフォルニアSWB
• 250GTE
• 250GTルッソ
• 330アメリカ

参考さんこう文献ぶんけん

• 二玄社にげんしゃ 自動車じどうしゃアーカイヴ Vol.2 60年代ねんだいのイタリア/フランス車しゃ篇へん